1992.10.9(Fri) Vladivostok
シベリア鉄道踏切 Google Map
しばらく行くとシベリア鉄道の踏切がある。市中の丘の部分では、鉄道はトンネルで丘の下をくぐって駅につながっており、道路とは立体交差になっている。しかし丘の西側では鉄道がグリッド状の道路網を横切っている。世界的に有名なシベリア鉄道だが、街中の踏切でさえ、遮断機や警報器はない。だから人は左右を見てのんびりと渡っていく。またここの踏切では自動車は通行できない。そのため袋小路状になった両側の道端には沢山の車が路上駐車している。
シベリア鉄道
しばらく待っていると長い貨車列を引いた2連のディーゼル機関車がやってきた。線路は複線で、自動車同様、右側通行。線路脇で見ていると、広軌なので日本のよりも車輌が一回り大きい。また社会主義だからか何かは知らないが、ごっつくて重量感があり迫力がある。後年知ったことだが、ロシアでは中国とは異なりあまり蒸気機関車は走ってないようだ。写真の貨物列車は電気機関車ではなかったが、シベリア鉄道はウラジオなど大都市近郊区間では電化されており、通勤電車も走っているそうだ。
帰国してから撮った写真をよくよく見ると、機関車のフロントガラスには花柄のカーテンが日除けのためにつけられていることが判った。どうでも良いことだが、なんだか奇妙な取り合わせで可愛い。
1992年10月 ロシア日記・記事一覧
#鉄道
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