最近、何枚かの写真を繋げるパノラマ写真をよく撮る。以前からパノラマ写真は好きで、フィルムの時代から、プリントをカッターで切ってつないだりしていた。
パノラマ写真合成用のフリーソフトとしては、「Hugin」がある。読み方がいまだによく分からないが、これはまあ良い。
Photoshopなどでもちろんつなぐことはできるが、接続部分の露出の違いや、歪みをきれいに補正してつなぐことが簡単にはできず、残念に思っていた。
ちょっと前までは「DoubleTake」という簡易合成ソフト(シェアウェア)を使っていた。複数の写真を半自動で配置してブレンドするソフトで、明暗差を適当につないでくれる。これは操作が簡単で重宝していた。ただ、画像の歪みはあまり上手く補正できない。
Huginも昔からあったパノラマ合成用フリーソフトだが、昔は合成境界がギザギザになって格好が悪く、また操作がやや複雑だった。ところが、いつのまにかアップデートされ、かなり合成の精度が上がって仕上がりがきれいになり、かつ使い勝手も良くなっていた。
Huginは合成の仕方を何種類か選べる。パノラマ効果を自然な感じにするもよし、わざと超広角っぽく見せるもよし。
操作にはややコツがあるようで、完全自動ではない。だがそれゆえ、試行錯誤して自分なりに満足できる画像を創ることができるのが面白い。使い方の概要は以下の記事にもあるのでそちらをどうぞ。
Hugin Tutorials(日本語版有り)
SourceForge.JP Magazine
> 簡単な操作で複数の画像をパノラマ写真に合成する「Hugin」
こういうツールがあると、撮影時についそういうモードになる。機会があればパノラマ画像を作れるように撮っておこうと思う。交差点などでむやみに何枚も重ね撮りしたりもする。
最近はカメラ内に合成機能を備えたものも多い。もちろんそれでも充分なのかもしれないが、Huginの面白いところは、昔、フィルムで撮った写真でも、デジタル化すれば、このソフトでつなぐことができる点だ。昔の写真が、改めてきれいに合成できたりすると、結構満足感が得られる。
厳島神社回廊 (画像Clickで別ウィンドウで開きます。)
所在地:広島県廿日市市宮島町
Photo 1999.9.18
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