10連休も後半を過ぎてUターン現象が起きて来たようである。
家族連れで帰省したり、友達や家族で海外や国内旅行をしていた人も戻りつつあると言うことだが幸せなひとときを過ごせたのもこれが最後になるかも知れないと言う予想もあるようだ。
というもの20年以上の長い年月、日本はデフレで経済が低迷したままというか段々と縮小してきてこのままではじり貧になり経済大国の座をも維持できなくなって世界の檜舞台から下りて行かなければならなくなるということである。
この原因は政府の経済政策の拙さでプライマリーバランス政策を続けているからだと言われている。
即ち収支バランスばかり気にして思い切った手を打ってないからじり貧に落ち入っているという訳である。
つまり今の政治家に、あるいは役人に過去に思い切った手を打って経済を立て直した高橋是清がいないという悲しさである。
本来ならばデフレ脱却には一見乱暴だと思われるかも知れないが政府が赤字国債を出しても思い切った財政出動をしてインフラ整備や今問題の中国の22兆円といわれる軍事費増強に対して日本も対抗し少なくとも今のGDP1%以内という枠を外して倍増させるぐらいのことをしないと、とてもじゃないが中国に圧倒されてしまいかねないのが現実である。
日本の借金がかなり多いと言われているが、日本の借金は幸いなことに国内での借金であり、ギリシャのような外国からの借金じゃないからお札を刷ればいいだけの話である。
需要がないのにただ増刷をするのであれば問題だが、インフラ整備や軍備増強であれば国内に仕事が回り国民の収入増につながるからそれらが消費に廻れば景気も上昇することとなる。
余りにもデフレ状態が長く続いたことにより経営者も利益が上がっても社内留保に回す傾向があって勤労者へ廻らず、ベースアップに繋がっていないし、非正規雇用者を雇う方向に安易に流れてしまい若者の収入が一向にアップしていないから結婚も出来ず、ひいては子供を作れないから人口がドンドン減ることになる。
要は橋本政権の時に収支ばかりを気にして国庫の支出を控えたことから始まって毎年同じことを繰り返して来たからいつまで経っても日本経済が浮かび上がらずデフレ状態が続いている訳である。
平成は終わったので一刻も早く令和の高橋是清を見出し思い切った手を打たないと日本は再び浮かび上がれないということを国民はもっと危機感を持たねばならないのである。
相変わらず国会の状況を見ていると下らないあげ足取りなどのことばかりをやっている。
もっと日本国の将来を考えて行動している議員を選んで国政を立て直す必要があるのだから選挙なんか興味ないなどとバカなことを言ってないで仕事の出来る党の議員を選ぶべきである。
そういった意味では自民党の責任が重要で今のようなミソもクソも一緒にした議員構成では安倍政権が終わった後、またゾロ政権を奪われかねないということになろう。
大阪維新の会が大阪府市で大幅に席を増やしたのは自民党のやり方に飽き足らない面々が増えて来たと言うことを意味するだろう。
国政にもっと進出して貰って日本そのものを本当の意味での維新を成し遂げて貰いたいものである。