巴川が順流している。
こんな言い方あるのか、初めて使ったけど、言葉の節約みたいなものだ。
ここで、同じような思考の回路を、あるものが流れ、だから、川からのエネルギーはいいよね。
と来るんだな。
こんなこと、100年やっていたら、仮に、逆流の川を眺めると、精神に異常を来す。
なんて仕組みが、わが脳内での活動を伴う、自然としてのカラダ、なんてのかもな。
夕べは、いつもの和食処での夕食、カマスを出していただいた。
というだけで、親近感が湧くわけだ。
この間も書いたけれど、河岸の市での、カマスを間においての会話、今日はこれ、おすすめ!というのね。
僕はそれを塩焼きにして、美味しくいただいたのだけれど、夕べは。
握りだ、お寿司だね。
それ、ありなんだ、ということで、早速、お店の方にお聞きし。
つまり、こうだ。
三枚におろし、塩ふり。
塩焼きの時より、少し多めがいい、中骨は取らない、身が崩れ、穴が開くから。
1時間と言ったかな。
その後、酢に5分くらい漬ける。
シメカマスの誕生。
皮は少し固いので、バーナーで炙る。
チャンちゃん、ってわけです。
週末にはやってみることにするか。
果たして、かの市では、カマス(魳、梭子魚、梭魚、魣)はあるでしょうか、とね。
この市ね、安倍の市が有名なんだよね、わが駿河の地では。
そこへは、各処から産物が届けられ、それを買い求める人々も蝟集し、なんて時代があったんだろうね。
万葉集に出ていたかな、いや、違ったか、いずれにしても、古い古い時代。
後年、いわゆる、蝦夷と呼ばれる方々が、まだ、普通に定住していた時代なのかもな。
だって、安倍、という名前を持った川、駿河の中心を流れているからね。
この、アベというのは、安倍比羅夫なんて御仁、いなかったかな、とにかく、ちょっとした謎の苗字、地名。
なんて事まで話は流れていってるんだよね。
というわけで、少しこやみになった雨の巴川を眺めつつ、次なる展開に流れていきます。