おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

他国の事情

2022-11-06 12:52:52 | 日記
 読書の秋ということで、毎朝暗い時間はファンヒーターの前でコーヒーを飲みながら読書をしている。今読んでいるのは井沢元彦さんの「逆説の日本史 韓国併合と大逆事件の謎」だ。シリーズ27巻目で、第1巻から読んでいるが、1年に一冊くらい出ているから少なくとも20年以上は読み続けていることになる。古代史から始まった日本史も、ついに明治の終わりまで来た。

 韓国の歴史を知るというのは、なぜここまで韓国が日本を嫌うのかということを理解するのには大切だ。歴史を知らず仲良くしましょう、なんて言っても、結局は自国の理屈を他国に押し付けることになる。他国から文化を守るというのは、一見すると当然のことのように思えるが、たとえば「私の国では他の部族に勝ったら首を刈るのが文化です」なんてことを言い出したら、そんな国は付き合うことができない文明から取り残された国だと思うだろう。

 が、自国の文化というのは当たり前すぎて、どこがおかしいのかわからない。韓国では料理に犬の肉を出すのが当たり前で、それは昔からある文化の一つだった。そのことをもって野蛮だとは言えない。日本だって鯨を食べることを外国からとやかく言われるが、日本人は日本特有の文化だと主張する。文化を守ることと、世界の国々と仲良くすることはなかなか相容れないことなのである。

 朝鮮半島というのは、長い間中国の支配下にあった。独立した国として存在したことはなく、中国の皇帝から統治することを許された国王が治めるという形を取ってきた。日本も聖徳太子が「日出る国の天子から日没する国の天子へ」という、中国にとっては侮辱的な手紙を送るまでは、せっせと中国の皇帝に許可を得る使節を送っていた。それが聖徳太子によって、独立した国へとなっていくのだが、中国と地続きだった朝鮮半島は、そんな大胆な真似はできなかったのである。

 日清戦争により、日本が中国に勝ったことで、朝鮮半島は中国の支配から外れた。日本としては朝鮮半島に近代国家ができることで、中国やロシアからの防波堤になってほしいと期待し、せっせとインフラの整備や教育に力を入れたが、朝鮮半島の人たちにとってはそれは面白くなかった。中にはロシアの援助を得て、日本にゲリラ戦を行って抵抗するグループもいた。それが将軍様率いる北朝鮮である。

 そんなこともあって、第二次大戦で日本が負けると、北朝鮮はロシアの後ろ盾を得て、共産国家を建設した。ところが、アメリカやイギリスの後ろ盾を得て民主国家を造った韓国の方は、自力で勝ち取った独立ではなく、棚からぼたもち式の民主国家だっただけに、そのことにコンプレックスがあった。そこで時の政府は、日本から独立を勝ち取ったという歴史を新たに作り上げる必要があったのである。それが後の反日教育へと繋がっていくことになるのだが、その辺の事情は、反日教育を受けた若者たちには知らされていないので、事態はますます混乱していくだけなのである。
コメント (1)
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