おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

食べ物

2018-02-08 11:56:18 | 福島

 野菜が高騰しているとニュースになったりするが、我が家は家庭菜園をやっているせいか、野菜の値段が高くて困ったというところまではいかない。高い野菜は買わなければいいからだ。ジャガイモなんかは二人で食べるには食べきれないほど収穫できたので、痛みさえしなければ一年くらいはジャガイモは買わずに済む。ネギも年中あるし、季節季節に作る野菜も、収穫時期になるとそればかり食わなければならないくらいになる。おまけに、我が家の収穫時期は、他の家の家庭菜園の収穫時期と重なるから、食っても食っても減っていかない無限地獄へと突入する。

 北陸が大雪のために物流が滞り、食料がないとニュースになっている。取り上げられる話題は、雪の多さばかりだが、北陸の冬も変わったなあと感じてしまう。もともと世界でも類を見ない豪雪地帯であるはずの北陸は、それぞれの家が冬を越すために十分な食料を確保していたんじゃないかと思う。ほんの1週間物流が途絶えるだけで、食べるものがないとニュースになるというのは、いかにスーパーやコンビニに頼る生活になっているかという証拠なのだろう。近頃は料理もしなくなり、冷蔵庫だって必要なくなりつつあるんじゃないだろうか。

 食べたいものを食べたい時に買いに行くという便利な生活が、僕らに何をもたらすか、自然災害が起こるたびに思い出させてくれるが、だからと言って反省する期間はほんの短い間だけだ。

 そうした便利な生活のせいだかどうだか、廃棄食品の問題は昔から取り上げられる。スーパーに行けば、棚の上にはいつも盛り上がるほど品揃えは豊富だ。魚でも肉でも、ショーケースがガラガラになっているのをほとんど見ることはない。

 賞味期限が短い食品ならば、完売が当たり前にならなければ、食品ロスは必ず起こる。が、ガラガラの生鮮食品売り場というのは、心理的になんとなく売れ残り感を感じるために古そうに感じる。まったく僕ら消費者という存在は、困ったものだ。

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