昨夜、5センチほどの積雪があったので、朝から雪かきをする。どこへも行く予定がないので、朝食後はレンタルビデオ屋から借りてきたDVDを観ることにする。年末に借りたDVDは見終わったので、昨日新たに3本借りてきた。どうしても観たいと思うほどのものがなかったので、たまには文芸作品の映画でもと思い、「レ・ミゼラブル」も借りた。小学校の頃には、推薦図書として「ああ、無情」（当時はこちらの方がメジャーなタイトルだった）が必ずと言っていいほど挙げられていたが、本の分厚さに負けて読む機会がなかった。
大きくなり、世界的な作家・ヴィクトル・ユゴーの本なので読まなきゃなとは思いながら、「レ・ミゼラブル」と言えばミュージカルというような印象もあったので、これまた何となく敬遠していた。僕はどうもミュージカルとかオペラとか、芝居の途中でいきなり歌い出すようなものは、嘘っぽくて好きになれないのだ。
ビデオ屋で「レ・ミゼラブル」を見つけたので、この際どんな話なのか、面白くなくても押さえておこうと思い借りたのだが、DVDをスタートさせるといきなり登場人物たちが歌い始めてびっくりした。普通に文芸作品の映画化だと思っていたのに、ミュージカルの映画化だったのだ。
というわけで、せっかく借りたのだからと、苦手なミュージカルを最後まで鑑賞した。おそらくミュージカルを観たのは、中学校の修学旅行で無理やり宝塚歌劇を観せられたとき以来だろう。
お昼にはほとんど溶けていた雪も、午後には再び猛烈な吹雪となって、1時間もするとどこを雪かきしたのかわからないくらいの銀世界になった。天気が良ければ雪景色でも撮るつもりで散歩しようと思っていたが、窓の外はいつまでたっても遭難しそうなくらい降っている。
このぶんだと、明日の雪かきは大変なことになりそうだ。
