フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

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メタボ中年清水国道体験記 考察編

2019年10月03日 20時12分22秒 | 旅行&おでかけ
さて、廃道マニアの間では名高い清水国道を、一部ながら体験してきたぬたりである。
ただ、そうは言ってもぬたりが辿った部分は、廃道扱いとなっている清水国道のほんの一部分。物理的に自動車の入れない「名実ともに廃道」と言える部分の距離は、おそらく数十メートル程度しかなかろう。
だから実際の所、清水国道を「体験した」とはとてもおこがましくて言えないのではあるが、とは言え遺構の規模から言えば、ぬたりが見た苔むした石垣が白眉とも言え、歩きでしか入れない部分の清水国道には、それ以上大規模な遺構はほとんど無い。なにしろ明治初期から中期にうち捨てられた道だ。
なので、ガチの廃道マニアではないぬたりとすると、この体験でも十分ではあるし、なんならネット上に情報もあるんだが、さりとて実際に途中までは行けたんだから、ぬたりもなんとか清水国道の踏破ができないものかとは一応考えちゃうものでね。

と言うわけで、登山地図とか買ってきましたよ。今日のネタは、ぬたりにはたして清水国道の踏破が可能かどうか、あれこれと可能性を探ってみることにしますね。

そもそも清水国道を踏破する際のコースタイムは(山歩き経験者が概ねかかるであろう基準のタイム)、登山地図によると通しで歩いて約9時間らしい。
もうこの時点でかなり無理目。
しかも、9時間かけてスタート地点に戻ってくるのではなく、山を越えた先、新潟県魚沼市の清水集落にたどり着くわけだから、ここからスタート地点に戻る手段がまた一騒ぎとなる。もとより歩いてきた道を戻るのは問題外として、乗り物を使おうかと思っても、谷川岳周辺にしても魚沼市の清水集落にしてもお世辞にも公共交通機関の便が良いとは言えない。
このため、一気の歩き通しは未経験者にはちょっと難しい、と言う結論になる。
とは言え、やってやれなくはない。夏ともなれば朝は4時頃から明るいから、この時間にスタートすれば、コースタイムどおりなら午後1時、ぬたりのペースはコースタイムから遅いと思うので、12時間を見たとしても午後4時に清水集落に着く。残念ながら丁度良い時間のバスはないため(1日3本しかない)、タクシーを呼んで最寄りの駅へ。上越線だと厳しいが、新幹線利用なら越後湯沢駅の新幹線は遅くても夜8時台の新幹線で上毛高原駅に戻れるので、ここからタクシー飛ばして車取りに行ける。
ただ、これは机上の空論にも程がある。まず9時間歩き通せる体力があるかが問題なわけで、その上タクシー利用が多いからお金もかなりかかる。やるにしても現状ではおいそれと実行できない。今後数年間、山歩きを趣味として体力つけたあとなら実行してもいいかもしれないが、今は無理。
次の手段として、山中泊と言う手もある。実際、清水峠を歩き通す人では結構多くの人が途中で1泊を挟んでいるみたい。ただ、未経験者にとって山中泊など日帰りで1日歩き通すよりも敷居が高いわな。余計な荷物も増えるから、装備自体をあれこれ買い足さないといけなくなるし。これも現実的じゃない。

ここまで考えれば、一気に清水峠を歩き通すのは現時点のぬたりにはまず無理、という結論しか現時点では見えない。
というわけで、現実的な線とすると、群馬県側は清水峠の手前、蓬峠との分岐近くまでの往復。新潟県側は清水集落から清水峠までの往復、という2ルートが目標となりますね。これだとコースタイムはどちらも7時間強。朝早くスタートすれば何とか帰ってこれる。
取りあえず、当座の目標はこの2ルートとして、来年以降行ってみようと思う次第。思い立ったら即実行、のぬたりにしては先の計画になるが、なにしろ今のトレッキングシューズは小さいことが判明したので、冬のボーナスで買い換えを検討しており、長距離のトレッキングはそれ以降にならざるを得ないのでね。んで、その頃には上越国境は深い雪の中だからね。
ちなみに蓬峠分岐~清水峠の部分は往復で巡るよりは歩き通す方がコースタイムが短く済むので、ぬたりが行けるかどうかはさっぱり分からん。そのくらいまで体力がつけばいいが、体動かすのが嫌いなメタボぬたりだから、多分無理なんじゃないかなあ・・・。
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