九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

随筆紹介 「重い家族」   文科系

2018年06月30日 09時47分26秒 | 文芸作品
 重い家族   S・Yさんの作品です
                                         

 圭子の二階の部屋の窓からは隣家の庭がよく見える。
 隣家の奥さんの良美さんは圭子と同じ六十代である。彼女がたくさんの洗濯物や布団を干したり庭の草取りをしたりと、くるくるとよく働いているのを圭子は何十年もみてきた。
 車が数台あるが良美さんは運転ができないらしく、買い出しはいつも自転車だ。ご夫婦一緒に車で出かけるのは見たことがない。隣家は下町のこの辺りでは土地持ちの資産家でもある。夫と九十代のその両親、三十代後半の息子が三人、身体障害のある夫の弟を含めた八人の大家族の世話を良美さんは一手に引き受けてきた。

 隣家の九十代の爺婆はイケズな老人たちで圭子は嫌いだった。
 十数年前のことだが、圭子が回覧板を隣家に持っていった折、ちょうど通りがかった見知らぬ老人が隣家のまん前で転んだまま動けなくなった。圭子と良美さんは慌てて、頭からの出血にタオルをあてたり「大丈夫ですか」と声掛けをしたりしていたが、隣家の爺婆は玄関で突っ立って見ているだけ。圭子は急ぎ家へ引き返して救急車の手配をした。救急車が来るまで倒れた人に付き添おうと近付くと良美さんが爺婆に何か言われている。「タオルなんか持っていくな、余計なことをするな、関わるな」と聞こえた。圭子は耳を疑った。ほんとにこんな身勝手な人たちっているんだ。そういえば以前にも老いた迷い猫が隣家でうずくまっていたら、婆が「うちで死なれたらかなわん」といって新聞紙を被せて車の往来のある道路へ放り出したことがあった。偶然、見ていた圭子は車に轢かれる直前に猫を保護して病院へ運んだことがある。

 良美さんの夫も町内の行事にはいっさい参加をしない、挨拶もしない、迷惑をかけても知らん顔(実際圭子はなんどか迷惑を被っている)の厚かましい禿げ男だ。 
 圭子はときおり良美さんと顔を合わせると立ち話をする。先日も良美さんが相続のことでこの禿げ男に「お前は他人だから何もやるつもりはない。それを承知でこの家に嫁したはずだ」と言われたのだとか。良美さんの生い立ちはあまり恵まれてはいなかったようだが、それにしても四十数年連れ添った妻に言う言葉かと、圭子まで腹立たしくなる。
 最近、夫の障害のある弟が亡くなった。前後して息子の一人が自立して家を出た。だが、良美さんには深い悩みがある。残った二人の息子が二十年来の引きこもりなのだ。加えて九十過ぎのわがまま爺婆の世話も大変そう。圭子だったらとっとと逃げ出していただろう。
 四十歳近い引きこもりの息子二人を放り出せない、巷でよくあるような犯罪でも起こしたりしたらと不安が先に立つ。だから面倒を見続けるのだと良美さんは言う。

 毎日、大人六人の朝昼晩の食事のために、自転車の前後に食料品を山積みして走っている良美さんの日々の楽しみはなんだろう。自分の時間などないに等しい良美さんの日常。この状況からいつかは抜けだせるのだろうか。
 彼女にとって家族ってなんなのだろう。もしも、良美さんが倒れたら、隣家の一族は路頭に迷うぞ。

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ニシノジャパン(25)「負けの選択」に内外批判続出  文科系 

2018年06月29日 12時54分33秒 | スポーツ
 第24回目に書いたことの延長、傍証に当たるものを改めてあげてみたい。難しい問題なのだが、僕と同じ批判を持つ人々が世界には当然、日本でも続出しているようだ。前者が、プロスポーツ主義のメッカ、アメリカのマスコミ。後者は、長友佑都のSNSへの投稿とあった。

『ゲーム終盤に見せた日本の消極的な自陣でのパス回しに対し、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は、「日本がイエローカードでつかんだ勝利は、酸っぱい後味だけを残した」と見出しを打って特集。「フェアプレーの正当だとは思えない規定で、日本は恥を捨てた。ばかばかしく、不愉快で、異常な光景だった」と、痛烈な批判を繰り広げていた。
数字上では、日本がセネガルよりもフェアであったことは事実だ。だがベストを尽くし、相手をリスペクトし、全てをぶつける。そのようなフットボールの最もピュアな精神に対し、あまりに目に余る軽視だった」』


『ネット上では選手のSNSに直接批判を書き込む事態も起こっており、稀に炎上して話題になっている長友佑都選手のツイッターにも、「あの試合はサッカーというスポーツじゃなかった。大会というただのゲームだね」「サッカー選手って『子どもに夢を与える』ってよく言うけどどの口が言ってたんだ?」「“サムライブルー”なんて言葉二度と使わないでほしい」といった不満の声も多く書き込まれ、プチ炎上する事態となっている』

 これらすべてが、前回の拙文と同じ感じ方、思考ということだろう。我が意を強くしたものであった。日本(スポーツ)マスコミとか「専門馬鹿」とは違って、多分こちらが正しいのだ。
 なお、監督批判はできない選手たちからも当然、複雑な心境が語られている。原口は「ここで敗退するよりはまし」という言い方だったし、このことへの感想を問われた柴崎はどうも口ごもっていたらしい。こういうやり口を憎むというのは、そして「勝ち残りたい」という気持ちと葛藤を演じるというのは、純粋なスポーツ選手なら当然の感じ方、心のはずだと信じたい。
 
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ニシノジャパン(24) 「敗北狙い」は誤り?  文科系

2018年06月29日 10時12分54秒 | スポーツ
 昨夜のポーランド戦、日本のゲームの終え方について世界から批判が巻き起こっている。終盤に交代で入った長谷部を通して監督命令がフィールドに伝えられて「0対1のままゲームを終えよ」となったようだが、この問題を結構大きいことだという問題提起をしてみたい。

 最初に僕の結論を言っておけば、こういうものだ。
「予選勝ち抜きという勝ち負け目標が全てならあれもありと言えようが、人間のスポーツとしてはそれよりも大事な要素、視点が存在して、それを切り捨ててしまった」
 ではスポーツの何を切り捨てたか。正々堂々と戦うスポーツマン精神を切り捨て、併せてゲームそのものを見たい日本以外の世界の観客(当然、テレビ観客も含む)ほとんどを切り捨てた。そのことによってまた、ワールドカップそのものを汚したという側面も存在する。しかも、日本が同勝ち点のセネガルに勝てた理由となったのが、イエローカード数の少なさという「フェアプレー判定」によってなのだから、そこには大きな矛盾が含まれている。その意味でもこの大会を汚してしまった、と。

 さて、こういう問題は大げさではなく、スポーツ文化に関わる大きくて、深い問題を含んでいると愚考してきた。それも、世界を二分して、かつその両者に大きな隔たりがあるような文化問題だと。
 近代スポーツが起こった欧州では、スポーツは紳士の身体文化という扱いを受けてきたと思う。英仏独などにはそういう伝統が根強く残っていて、オリンピックやラグビー、テニスなどには、今でもそういうシキタリ、心が生きているはずだ。他方、米大陸などのスポーツは、ちょっと異なっている。「勝ち負けが重要なゲーム」になった。野球や南米サッカーは、オリンピックやラグビーの世界とはちょっと違うということでもある。こういう断絶には、米大陸などでスポーツが始まり、庶民に広まったころからの「スポーツ=プロスポーツ」という影響も大きかったのではないか。この隔たりにはこうして、スポーツを巡るアマチュア精神とプロスポーツによるその変身というスポーツ文化問題も含まれているわけだ。

 以上の愚考を踏まえて、昨夜の日本戦である。次へ進むためにこのゲーム後半を投げ捨てたやり方について、特に欧州を中心に大きな批判が上がっている。厳しい評論家はこう語っていた。
『スポーツマン精神を放棄したチームが、フェアプレー勝ち抜け? ものの分かった観客がぞろぞろ帰って行ったのは当たり前。次戦日本は、ボコボコにされればよい』

 ちなみに、こういう近代スポーツの歴史に対して、日本という国のスポーツ世界は、さらに複雑かつ特殊な立場に位置して来たと思う。戦前にはスポーツはなくて、「体育」、「運動」があった。代わりに伝統スポーツらしいものにはほとんど「道」という語がついている。柔道、剣道、弓道に、相撲や空手なども、道がついたような側面を持っていると言えよう。本心はともかく、表面では「この精神こそ重要」と振る舞ってきたわけである。こうして日本のスポーツには、「体育」と「道」に加えて、戦後の野球や五輪スポーツの広がりが加わってきたわけだ。こんな中で、昨夜の「勝ち抜け至上主義」は果たして、「以降をもう見たくないもの、チーム」にしてしまったのかどうか? 「体育」、「道」、「野球派」、「五輪派」、そして僕のような「スポーツ派」・・それぞれの言い分が、多分異なってくるはずだ・・等々と考えてみるのも一興。と、僕は考えてきたのだが・・・。
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ベルギー戦プレビュー 1970

2018年06月29日 08時05分21秒 | Weblog
10回やったら1勝2分け7敗位の相手w
スキルの高い選手がこれでもかと揃っている。特に、ルカク、アザール、デブライネの攻撃は圧巻。予選リーグでも3勝。昨日のイングランド戦は主力を全員休ませて万全の体勢。

まあ無理だろw

少ないチャンスを確実に~とかファールは出来るだけ少なく~とか取って付けたような話をしてもな。
弱点は無いわけじゃない。デブライネはマンチェスターシティのシステムよりも一列後ろだからシティの時ほど怖さは無い。センターバックからのビルドアップも雑。アザールは相変わらず球離れが悪い。
しかし、こうした弱点はベルギーがブラジルやクロアチア、フランス等とやるときにクローズアップされるもので、日本相手では弱点にもならない。

そこで、やはりここは究極のバカ試合に持ち込むしかないw
5対4とか6対5とかね。失点するに決まってるのだからそれ以上の得点を狙う。
柴崎にはいい加減マンマークが付いてもおかしくないから大島と柴崎のセット。長谷部を一列下げてセンターバック。
つまり後ろは昌子、長谷部、吉田。SBは酒井宏と長友or高徳、中は香川、左の前に原口、トップに大迫。交代で乾と本田△。
西野監督の強気が今回大吉になってるから最後の最後に究極のバカ試合やってW杯に大きな爪痕残して帰ってきて欲しい。

ベルギーと撃ち合って負けても誰も文句は言わないよ。

ここまで日本中を掌返しさせる結果を残してるチームなんだから心配ない。
4年前ブラジルで出来なかった俺達のサッカーの集大成の試合をやってくれ。
柴崎は徹底的にスカウティングされて潰されるからそこだけは気を付けるようにw
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西野大勝利wwwwwwww 1970

2018年06月29日 01時56分41秒 | Weblog
最後はロス五輪と同じことになるかと思ったわw
よくやった!!!とにかくおめでとう。

そして、川島よく守った!前々から日本のゴールを守るのは君しかいないと信じていたがホントによく守った!!!(掌返しw)永久守護神だ!!!

それにしても、これだけメンバー入れ替えて0-1は奇跡だな。
西野持ってるわwww
それに今日、6人休ませたのは大きい。途中交代はあるにしろ、あの酷暑で選手を休ませたのも、控え選手に試合経験積ませたのも良かった。
岡崎のケガは残念だけどな。でもよく戦った。

これから開始のベルギーイングランド戦は勝てば日本と負ければコロンビアというわけで、天国と地獄に別れるw死闘だなこりゃw

いやホントにおめでとう。大会前このチームが決勝トーナメント進出するなんて夢にも思わなかった。負けてもいいから爪痕残してくれとは思ったが、コロンビア、セネガルにポゼッションして負けない、そして勝ち上がるなんてことは全く思わなかった。
次の試合、どっちが来ても勝ち目は薄いが悔いのない戦いをやってくれればいいよ。

おめでとう。
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ニシノジャパン(23) 今夜も、ここまでの勝因発動を!   文科系

2018年06月28日 08時54分56秒 | スポーツ
 これほどまでに専門家予想を覆した日本の勝ち上がり原因は、何人かの個人ではなく、誰でも分かるようにほぼ全員。それも、直近の過去からのこんな激変は、もう論理的に「組織が変わった、改善された」としか言いようがない。
敵陣深く入って敵を間延びさせる役割をも担った大迫は、同時に競り合いにも勝ってボールを落とし、得点も決めた。柴崎は持ち前のゴール直結性(これは、いわゆる「パス回し」ではない。いわゆる「パス回し」など問題外の宝物である。ブラジル大会で遠藤や本田が言っていた「しつこいくらい回す俺らのサッカー」と言うパス回しなど、敵の守備網の時々の弱点を直感できる広い視野を持った柴崎には無用のものなのである)の上に中盤守備にも自身かってないような強さを見せた。前後をつないで攻守組織作りを指揮した長谷部はパスも通したし、上下激走を繰り広げた左右のウイング、サイドバックがまた特に攻守に効いていたもの。サイド崩しは、ザックもハリルも強調してきた、カウンターの危険が少ない最先端の攻撃法である。
 それにしてもあれほど強くて速いセネガル相手に負けなかった組織改善とは、いったい何だったのか。セネガルのシセ監督でさえ、こう言っていたのである。
「日本の方が上だった」


① 速さもパワーも凄まじいセネガル相手でさえ、まず何よりもデユエルの数字がほとんど勝勢を示した。なぜこれができたのか。

② ①の原因はこれだ。コンパクトにまとまって、かつコレクティブな陣形を作れたからこそ、相手ボールへの寄せがより速かったこと。よく言われるコレクティブというのは、全員協力的とでも言おうか、陣地全体がコンパクトにまとまってこそ良い距離感で攻守の連携、その速い切り替えができるという意味である。陣地を前後どちらに置こうがそういう組織ができたということだ。

③ このようにブラジル大会の敗因になった間延びが出なかったのは、前後陣に信頼関係が保てたということだ。前は後ろの押し上げを信じて敵の好パスを塞ぎに行く。後ろは前のパス制限を信じて、どんどん押し上げる。そういう、選手間の心の好循環が、コンパクト組織を可能にしたわけである。

④ そうして取ったボールは、こう運ばれていた。敵陣を横に広げている左右ウイングや攻め上がったサイドバックに入れて、あるいはそこに香川、柴崎も加わって、横から崩していく。あるいは、柴崎を通じてゴール直結のスルーパスが前へ、あるいはゴールに近いサイド崩しへと。強力なサイド崩しは、逆方向に得点チャンスを生みだしていくという定石である。なお、コンパクトかつコレクティブなボール奪取を信頼できてこそ、柴崎がゴール目指した大胆なパスも入れられるというもの。攻守の好循環である。

 このようにして、組織的なヨーロッパ強豪国相手に好ゲームを演じることたびたびという歴史を持つ代表が、そういう最先端組織を本番で作ることに成功したのだった。それも、苦手な南米勢にはほとんど初めて、および、アフリカ勢としては組織的にも強力なセネガル相手に。


 本日ポーランド戦も、この組織戦で勝勢になるのが目に見えるようだ。ここまでレパンドフスキーにボールが回らないポーランドは、この組で最もコンパクト守備組織が弱いことを示しているからである。ただし、ドイツを負かした韓国の恐るべき意地のようなものをポーランドに体現されることだけはないように。今夜も前2ゲームのように前後を緊密につないで、攻守の切り替えの指揮を執って来た長谷部の力量に期待する。彼と柴崎の代わりだけは居ないはずである。
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はい、ドイツが沈没しました 1970

2018年06月28日 01時09分03秒 | Weblog
韓国大金星w
そりゃ日本がここまで活躍してれば尻に火がつくもんな。
それに加えてドイツは2年前迄の強さは消えている。

ゲーゲンプレスゲーゲンプレスとありがたがってるような中盤じゃない。結局、ドイツは今年入って勝ったのはサウジとスウェーデンだけだぞ。
今日もクロースとエジルで攻撃的に出たがこの2人だと途端に守備が怪しくなる。別に韓国がそこを突いたわけじゃないが、カウンターのいい形は何度も作られた。

テストマッチの失点の多さ、その原因は分かってた筈なんだけどな。全く修正してこなかった。
何だ、ブラジルに蜂の巣にされる前に負けちゃったじゃないか。面白くないw

代表監督の任期も難しいな。8年もやれば硬直する。まして前回優勝したとなると周りも中々意見しにくい空気にもなるだろう。メヒコと韓国に負けて予選リーグ沈没は言い訳の効かない大失態になったな。

というわけで今Twitter見たら前回決勝で負けたアルゼンチンのブエノスアイレスではドイツ敗戦でみんな車のクラクション鳴らして大喜びしてますwww
自分のとこも相当ひどいチームだけどなwwwwwwww

韓国大勝利おめでとう!
とにかくキーパーのあんちゃん貸して!
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掌編小説  「縁が切れていく」   文科系

2018年06月27日 15時02分16秒 | 文芸作品
思いもよらず連れ合いが急死して数ヶ月というある春の日、七十歳の俺一人、夕食卓の後ほろ酔い加減でテレビを観ていた時のことだ。久しぶりに俺の部屋の戸を開けて入ってきた娘が、改まった体で選ぶようにしてこんな言葉を紡ぎ出してきた。家族四人で俺の家に同居しているのである。
「父さん、どう言ったら良いのかいろいろ考えてきたんだけど、これからお風呂は彼の後に入ってくれる?」
〈「きれいに入ってね」とはたびたび注文されていたこと。背景は夫さんか?! それにしても、ここは俺の家。同居させていただいているのは、お前らだろうに……〉
 第一印象はこんなところだったが、ちょっと間を置いてさりげなく応えてみた。このごろは、連れ合いがいかに二世帯の間を取り持ってくれていたかを痛感することも多くて、戸惑うことばかり続くのである。
「綺麗に入っていた積もりだけど、あれでもいかんのか? 毎日風呂に入る人と、二~三日に一度もありで来た人との感覚、習慣の違いって、そんなに凄いもんなのかなー」
「それはお父さんの感覚。彼や子供らの感覚はたいへん違いますから」
「今日のところはまー暫定的了解としておこう。正式の返事はまたにする」

 俺が最近の世間を知らないのか、それとも娘ら夫婦がちょっとおかしいのか……。この翌日すぐに、同年代,同環境らしい親しい友人を選んで電話をかけ、後日返事があった一人はこんな実情報告をくれた。
「直線距離三百メートルほどに家族四人で住んでいる娘は、驚いたという以上に、呆れていたぞ。俺はしょっちゅうその家に行って、孫と一番風呂に入ってくるがね。『綺麗に使ってよ』とは、確かに注意される。それも、娘からではなく、直接お婿さんから何度もな。お前の娘さん、ちょっとおかしくないか?」
対して俺は、こう応えるしかなかったものだ。
「娘は、子持ちバツ一の再婚だから、立場が弱いのかなー」
 すぐに返してきた友人の言葉は、
「おいおい、それじゃ東京の五歳児虐待死とおんなじじゃないか? この三月にあった事件だけど、体重十二キロになるまで、つまり同年齢児平均の六〇%に痩せ細るまで食を節約されたかした末に病院に担ぎ込まれ、その日に肺炎による敗血死とされた、あの船戸ユアちゃん。実父じゃない再婚相手がやったことらしいが、二五歳の実母の方はこう応えたらしい。『自分の立場が弱くなるのを恐れて、夫に従い、見ぬふりをした』と」

 さて、この電話の後は問題がいっそう深刻に感じられてきた。娘夫婦の発言権がこんなに違っては二人の孫にも良いわけがないなど、どんどん貯まっていた例がどっと思い出されたからである。「息子夫婦に口出しなどしても結局自分が損するだけ(だから、口出しは止めた)」と吐き捨てたのは、年の離れた俺の姉。だけど、今のままじゃ娘のあの家、孫らもどうなることやら。友人との電話の翌日、決心した俺は娘にこう告げたものだ。
「俺の家を出てくれ。また、隣の区にある彼の実家に入るという話も出ていたが、それにはもっと強く反対する。これをもし敢行したらお前の立場がさらに弱くなるのが目に見えていて、それは俺には我慢ができんことだから。それ以上に、このままなら孫たちの成長がゆがむこと請け合いだ。俺に対等以上の口をきいていた母さんが今のお前を見たら、どれだけ泣くことか! そんなお前の姿も、孫たちの行く末も、俺にはもう見ていられない。これは、俺の一種のストライキだ」
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ポーランド戦プレビュー 1970

2018年06月26日 17時56分18秒 | Weblog
勝てばいい試合。

しかし、昨日のモロッコを見れば分かるがポーランドも最後の意地がある。簡単な試合はひとつも無い。

元々この試合は日本が一番戦い易い試合だった。オーソドックスなサッカー、戦術レバンドフスキのポーランドは対策も対応も難しくない。しかも今のポーランドはレバンドフスキにボールが入らない。セネガルもコロンビアもラインコントロールの甘いDFとテクニックに難のあるMFに突け込みしてるからした。
日本のやることも同じ。ポーランドの中を崩し外からボールを入れる。サイドチェンジで裏を取る。香川が真ん中で崩す。

今の日本は攻撃に最も必要な勇気を持っているから特に問題は無い。

先発は変わらないと思うが、出来れば原口の替わりに岡崎を起用して欲しい。今の原口はサイドバックと変わらないから。攻撃面で期待は出来ない。寧ろ、岡崎を先発させて、原口は乾との交代要員にした方がいいと思うけど。

キーパーは川島でいくしかないだろう。一番プレッシャーの掛かる試合で初出場はキツいわ。
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日本代表史上最高にスペクタクルなゲーム 1970

2018年06月25日 05時25分05秒 | Weblog
こんな試合が見たかった。
ハリルの代表ならば決して出来ない試合を西野JAPANは見せてくれた。
本田△。誰だ置物扱いしてた奴は?www

開始早々西野JAPANお笑い担当川島が新たな技を見せセネガルが先制。それにしてもあの高さのボールをパンチング、しかもフィールドの中に向かってやる馬鹿がいるんだよなwww
もうとっとと船乗せて帰国させろ。

しかし、そこからの日本はセネガル相手に香川、乾、大迫、原口が間と幅を遣ったショートパスでポゼッションで押した。タクトは柴崎。
今のところ、柴崎はモドリッチ、ラキティッチ、クロースと並ぶIHだわ。いやマジで。
少し前までリーガーで燻ってた柴崎は居ない。バルサでもレアルでもいける。それほど今大会の柴崎は素晴らしい。リーガーで世界のボール回しを覚えたのが何より大きい。
長谷部も柴崎のカバーに徹して良かった。

結局、ハリルの時と何が変わったって、パスの距離間が全然違うのよ。
だから、ラインの距離を開けているセネガル相手に間と幅で勝負出来た。ハリルのシステムでは世界相手にこういう戦いは絶対に不可能だった。

最終戦に予選リーグ突破は掛かるが、これから先もこのサッカーを磨かけば大丈夫。

俺たちのサッカーの大勝利だwww
2年間時間を無駄にしたが、やっとマトモなサッカーに戻って良かったぞ。
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「炎と怒り」から ⑥総集編   文科系

2018年06月25日 02時05分57秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 トランプの理不尽が、世界を騒がせている。唯一関心を示している朝鮮対策でさえ、「ノーベル賞狙い」と、僕は観てきたほどだ。そういう彼流のポピュリズム選挙対策ということなのだが、とにかくこれだけは言える。彼の動向が見えていなければ、日本の政治経済の目の前の先行きさえ分からないと。
 アメリカでベストセラーになった最初のトランプ本「炎と怒り」をこの4月、6月にここで内容紹介した。4月8~16日の間になど6回連載で。 その最終回分を、ここに改めて再掲したい。

【 トランプという人間(12)「炎と怒り」の総集編⑥  文科系  2018年04月18日 | 書評・番組・映画・演劇・美術展・講演など

 今回を、この本の内容紹介最終回とする。以下は、この書評第4回目「この本の輪郭」とも重複する部分もあるが、要するに粗筋、概要、結論ということだ。

①大統領としてのトランプは、こんな事をやった。
・地球温暖化対策の枠組みから抜けた。
・エルサレムを首都と認定し、シリアを爆撃し(この4月で2回目である)、サウジの皇太子交代(宮廷革命?)にも関わってきたようだ。
・メキシコとの国境に壁を築き、移民に対して厳しい施策を採るようになった。
・ロシア疑惑によって、コミーFBI長官を解任し、モラー特別検察官とも厳しい関係になっている。
・続々と閣僚、政権幹部が辞めていった。

②これらを推し進めたトランプは、こういう人物である。
・知識、思考力がないことについて、いろんな発言が漏れ出ている。「能なしだ」(ティラーソン国務長官)。「間抜けである」(財務長官と首席補佐官)。「はっきりいって馬鹿」(経済担当補佐官)。「うすのろ」(国家安全保障担当補佐官)。
・その代わりに目立ちたがりで、「他人から愛されたい」ということ第1の人柄である。マスコミの威力を信じ、これが大好き人間でもある。
・対人手法は、お世辞か恫喝。格上とか商売相手には前者で、言うことを聞かない者には後者で対する。大金持ちの父親の事業を継いだ後、そういう手法だけで世を渡って来られたということだろう。
・反エスタブリッシュメントという看板は嘘で、マスコミと高位の軍人、有名会社CEOが大好きである。よって、閣僚にもそういう人々がどんどん入ってきた。

③本人に思考らしい思考も、判断力もないわけだから、政権を支えていたのは次の3者である。スティーブ・バノン他ボストンティーパーティーなど超右翼のネット人間。共和党中央のごく一部。そして娘イヴァンカ夫妻(夫の名前と併せて、ジャーバンカと作者は呼んでいる)である。トランプへの影響力という意味でのこの3者の力関係は、30代と若いジャーバンカにどんどん傾いて行き、前2者の顔、バノンもプリーバス首席補佐官も1年も経たないうちに辞めていった。つまり、トランプ政権とは、「アットホーム」政権、家族第一政権と言える。なお、二人の息子もロシア疑惑に関わる場面があり、アメリカではこれも話題になっている。

④よって、期せずして棚から落ちてきて、何の準備もないままに発足した政権の今までは、言わば支離滅裂。選挙中から「アメリカファースト、外には手を広げない」という右翼ナショナリズムが戦略枠組みだったのだが、エルサレム首都宣言によってアラブの蜂の巣をつつくし、発足3か月でシリア爆撃も敢行した。ロシア疑惑でコミーFBI長官を解任して、大変な顰蹙も買っている。閣僚幹部はどんどん辞めていく。「馬鹿をさせないために側にいる」位置が嫌になるという書き方である。

⑤こうして、この政権の今後は4年持つまいというもの。ロシア疑惑が大統領弾劾につながるか、「職務能力喪失大統領」として憲法修正25条によって排除されるか、やっとこさ4年任期満了かの3分の1ずつの可能性ありと、バノンは観ている。

 なお、何度も言うようにこの本の執筆視点は、バノンの視点と言える。全22章の内4つの題名に彼の名がある上に、プロローグとエピローグとがそれぞれ「エイルズとバノン」、「バノンとトランプ」となっているし、そもそも内容的に「バノンの視点」である。ちなみにこのバノンは今、次期の大統領選挙に共和党から出馬しようという意向とも書いてあった。


 以上長い連載を読んで頂いた方、有り難うございました。これで、このトランプシリーズは終わります。なお、外信ニュースによるとコミー元FBI長官がトランプに解任されたいきさつなどを書いた本を最近出したそうです。日本語訳を楽しみに待っている所です。 】
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老後ギター上達法、僕の場合  文科系

2018年06月24日 13時43分26秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 久々に僕のクラシック・ギター人生を振り返ってみたい。振り返る視点は、こういうもの。アマチュア音楽活動において楽しみを増やし、大きくする一つの方法ということである。

①人前で弾ける曲はないという拙い一人習いから、定年退職後の62歳に初めて先生について、15年ほどたった僕は、音だしの基礎習いの後はずっと、好きな曲を選び暗譜主義でやってきた。極端に言えば、1~2小節ごとにくそ暗記して、それをつなげていく。1ページの楽譜を1週間ほどかけた末に全曲暗譜し終えてから、おもむろに弾き込みにかかるというやり方だ。

②その都度とうてい無理な曲にも挑んで通し暗譜・弾き込みをしてきたが、そこで出てくる技術的難点は全部残っているという経過をたどってきた。これは、無理もないのである。習い始めて2年で魔笛やローボスのプレリュード1番を、3年でソルのグランソロなども暗譜群に載せて来たのだから。この暗譜群とはこういうものである。大好きな暗譜維持群目次を作り、それを月に数回りずつ弾いてきたということだ。新たな曲を入れるためにここから落とした曲も多いし、魔笛の変奏曲とか大聖堂、アルハンブラとか、難点が残っていて人前では未だに弾く自信が持てない曲も含まれている、現時点では20数曲である。なお、僕の先生はこの特殊なやり方を全て認めて下さった。

③さて問題は、こういう音楽習得法のどこが良かったか。何よりも先ず、こんなことがある。大好きな曲、弾きたい曲をずっと暗譜し暖めてきた前向きな気持ちから、技術的難点の自覚や克服へのエネルギー、「この曲は、音楽としてこう弾きたい」という改善、気持ちよさの深化などが、もたらされてきた。

④そして今では、こんな喜びも生まれるに至った。人前で弾けなかった暗譜群曲や、暗譜群から落とした曲を復活させて、発表会で弾けるようになること。去年の発表会で弾いたバリオス「郷愁のショーロ」やタレガ「マリーア」がこの復活組に当たり、今年のソルのエチュード作品6の11番(セゴビア編集ソルのエチュード20曲集の第17番)が今までは人前では弾けなかった暗譜群曲に当たる。

⑤さて、こんなやり方だと77歳の僕がまだまだ上達できているのである。その主たる原因は、こう理解してきた。暗譜群のあちこちにある自分の技術的難点などと常に集中的に戦い続けていたという結果になっていること。「どれだけ苦労してもこの悪癖は直そう」としていくつかの基本技術的欠陥修正という結果を出してきたエネルギーもここから生まれたといって良い。たとえば、左手小指が薬指に連動してしまう硬さを苦労して直すことに成功しなかったら、郷愁のショーロもマリーアも、そして17番も、発表会では弾けなかったはずだ。

⑥最後になるが、高齢者のどんな活動でも最後は体力勝負。そして、活動年齢を伸ばしてくれる体力こそ、有酸素運動能力。酸素がよく回る身体は若いのである。ギターやパソコンの3時間ぐらいなんともないというように。ランニングが活動年齢伸ばしにこんなに効力があるとは、骨身にしみて感じてきたことであるが、これは今では世界医学会の常識になっていると言える。その証言がこのブログのいたるところにあるが、一例がこれ。『「よたよたランナー」の手記(222)走る、歩くで活動年齢が伸びる 2018年05月10日』
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ドイツwwwwwwww 1970

2018年06月24日 05時01分53秒 | Weblog
よく最後振り切ったけどw

まあそれにしても中盤のユルユルはどうにもならないな。次の韓国戦はとうとうセンターバック2人共起用出来そうもない。それでも韓国によもや引き分けは無いだろうが決勝トーナメントでどうのなんてチームじゃないな。
ゲーゲンプレスねw

中盤底にギュンドアン、クロースなら何処とやっても守れない。
やはりテストマッチで浮き彫りの穴が塞がらないままだった。

この組の2位はトーナメント1回戦でブラジルとやる公算が高いので、次戦、メキシコはスウェーデンに悪くても引き分けのプランで臨む。
そうなると、ブラジル、ドイツの再戦。しかし、今の4年前から変わり果てたドイツじゃブラジルに盛大なリベンジ喰らう可能性大。
あの守備じゃ厳しいわ。クロアチア辺りとは比較にならない。


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「よたよたランナーの手記」(225) 細く長く走力キープ   文科系

2018年06月22日 16時49分44秒 | スポーツ
 5月28日以来の225回目だが、基本走力は維持している。
 ちょっとサボると特に蹴る筋肉が落ちてスピードが上げにくくなるし、ウオームアップの時が大変苦しくなる。また、そのウオームアップ時間もどんどん長くなってきたのは、心肺機能の低下によるものだろう。でも、我が家の階段100往復弱やサイクルツーリングなども含んで、週2~3日ちゃんと運動しているから、時速10キロでも走れるし、11キロ時でも5分は走れるだろう。つまり、無理をすれば1時間10キロ近くは走れそうだが、暑いこともあって1時間9キロ以下にセーブしてきた。階段往復もサイクルツーリングも、ただ走るだけよりも走力アップに役立つようだ。

 5月30日を最後に外走りを止めて、ジムで走っているわけだが、LSDとか、インターバル走法とかを中心にやって、とにかく無理をしないできた。また秋になったら調子を上げればよいと、そんな積もりだ。
 ランニングで最も大事な心肺機能は維持できている。7キロ時で125ほど、8、9キロ時でも各135、140ちょっとで、10キロ時だと流石150ほどになるが、これらはすべてここ4年ほどの好調時と同程度だ。時速9キロで1時間走る分には翌日に疲れも残らなさそうだが、そんなことは秋になってからと決めてきた。

 話は変わるが、ジムでがんばっていた年上が消えていくのが悲しい。一人は、膝を痛めて今は老人施設。今一人は、庭木作業で落下して左腰の骨折・10ヶ月入院から復帰したが、今は見るからに落ちてしまった筋肉と寂しげな顔で、ウオーキングを懸命にやっておられる。79歳のお方だが、あの調子だと再び走れるようになるかもしれない。心からそれを期待したつつ、遠くから見守っている。
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セネガル戦プレビュー2 1970

2018年06月22日 13時01分42秒 | Weblog
いや~クロアチアよかったwww
アルゼンチンに殆ど何もさせなかった。モドリッチ中心にラキティッチ、ブロゾビッチ、クラマリッチ等中盤の役者が違ったな。レビッチは長谷部の同僚だな。そりゃあれだけ強くポジショニングも正確な選手がいれば長谷部はリベロでカバーするだけでいい。
アルゼンチンは最後までクロアチア中央の壁を崩せず終了。

で、セネガル戦。
西野監督はどんな布陣で臨むか不明だが、この前のコロンビア戦で良かった点を挙げてセネガル戦を考える。
前半のPKと相手退場後に日本が見せたプレーは、ハリル時代の悪い処が出た40分だった。ひとり多いにも関わらずボールを無理に縦に入れ、そこをまんまと奪われる。コロンビアのサイドに居たクアルダードなんて殆ど守備しないのだからその辺りでだらだらボール回してればいいものを速く縦に入れ餌食になってからのカウンター。
そして、散々押し込まれてFK、川島のやらかしで同点。前半、日本の中盤でマトモにやったのは柴崎だけ。ガンバの橋本が書いてたが長谷部の攻守に渡るミスを柴崎がひとりで回収してた。

そして後半は、西野が相当言ったのだろう。日本はポゼッションのパスサッカーを貫いた。回して回して、相手ボランチが食い付いた瞬間スイッチ入れて真ん中を突く。ハリルが放棄した相手の中を突く攻撃の繰り返し。そしてそこから外に振る。
中→中→外。
見なかったぞ~この2年www
これが10人のコロンビアからスタミナを奪った。
こういう頭を遣った攻撃をセネガル戦でも見たいのよ。その中心は柴崎で長谷部じゃ無理。仮に柴崎を休ませるなら替わりは大島しかいない。今のサッカーはクロアチアやメキシコのように中盤の底のIHやボランチがゲームを組み立てる形が多い。ボールを奪取してゲームを作る。これが出来ないとあの位置では遣えない。今の日本では柴崎か大島しかいない。特に香川、乾、大迫というスペースでボールを受けるのを得意とする前線だから尚更重要。
長谷部、山口じゃ試合にならない。

セネガル戦で通用するとすれば、この柴崎や大島からの展開だろう。それでもセネガルの守備を崩すのは至難の技だけど。いっそのこと長谷部を一列下げて3バックにして大島と柴崎並べてくれた方がいいと思うけどね。フランクフルトで上手く行ったのは展開出来ない長谷部をリベロにしてカバーに専念させたからだから。カバー役なら長谷部は遣える。ポジショニングもカバー専門なら関係無い。

セネガルはDFラインがナポリのクリバリ中心に堅いから、柴崎と大島の2人でボールを展開していただきたい。柴崎だけだと狙われるぞ。


コメント (4)
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