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Jリーグに歴史的強豪誕生(3)  文科系

2019年02月28日 12時50分26秒 | スポーツ
改めて、18年度JリーグMVP家長昭博

 川崎で18年度J1リーグMVPを取った家長昭博については、特別に嬉しい褒め言葉、内容がある。
「川崎という君の能力が出せるチームがあって、そこに来られてこれだけ評価されて、本当に良かったね」
「もう一度、君が伸びられる、貴重な時代が来たんだよ!」

 さて、この言葉、内容について、以下サッカー雑誌などからの抜粋などを試みたい。僕のその問題意識はこういうものだ。ガンバ大阪の育成始まって以来の天才宇佐美はまだ燻り続けているのに、その前のガンバの天才・家長は何故これほどの復活ができたか。そこには、世界と日本の近年サッカーの激変が関与していると、僕は理解している。

 そもそも今の川崎で、家長が、仲間からこれだけの高評価を得られたのは何故か。彼が川崎に溶け込める走力を持っていたことに加えて、彼の能力が「今のサッカーのゴール前で凄まじく生きる」ように時代が変わってきたからだと考えた。宇佐美ならこうはいかない。ゴール前能力でも家長ほどの当たられ強さはない上に、走力が不足するはずだ。そして、この走力、内循環機能は主として中学時代に育つものであって、20歳過ぎて大きく育むことの出来るものではないという運動生理学上の理屈も付け加わってくる。ただし、スタートダッシュ力はこの例外で、プロになってからでもかなり育つものだ。これは、清水時代の岡崎から知ったことである。岡崎は、元オリンピック短距離選手、杉本龍男氏に師事して走り出しの体の使い方などを身につけるとともに、あっという間に代表レギュラーFW、南アW杯の予選段階世界得点王に成り上がった。なお、この杉本龍男氏が今は堂安律の専属トレーニング・コーチをやっていると、先日のテレビで知った。

 ともあれ、川崎における家長の評価は、かつての所属チームよりも遙かに高いはずだ。それは、彼がボールを持てる力が、川崎の得点戦術ゲーゲンプレスのゴール前で限りなく生きるからだろう。ドリブル名手だし、相手を抜くことも上手い。ゴール前混戦で敵をハンドオフする力も、倒されない体幹も限りなく強いし、混戦でのパス力もある。このような力は、ゲーゲンプレス時代のゴール前では、繋ぎサッカー全盛時代とは比較にならぬほど大きな宝物になったのだ。加えて、家長は走れるから、出場時間も大変長い。
 川崎でやっていける以上を通り越して大活躍できたのには家長自身の予想も遙かに超えていたと思うのだが、逆に同時に、「この程度なら、俺にはそんなに難しいことでもなかったな」とも思ったはずだ。だから語っているのだろう。「このチームでなら、まだまだ俺は伸びるぞ!」。

 さて、こういう全てが選手育成にとって何が大切かを、新たに示してくれたと思う。何よりも、プロの対人スキルと、広く身方組織を見る目・視野は基本小学生まで。次いで、走力は、基本的に中学までしか身につかない。身体の強さは高校からでも遅くはないとは、ガンバ・ジュニアで家長に負けていた本田圭佑の今の体力や、高校までひ弱だったと思われる憲剛や俊輔が示してきた通りだと思う。

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Jリーグに歴史的強豪誕生(2)    文科系

2019年02月27日 00時29分08秒 | 文芸作品
  Jリーグに歴史的強豪誕生(2)川崎の強さについての一考察


 川崎フロンターレがJリーグ二連覇を果たした。のみならず、この三年続きでリーグMVP選手を出している。その原動力の一つがゲーゲンプレス戦術の取り入れだと僕は観ていたが、それを解説してくれる中村憲剛のインタビューを読むことが出来た。「Jリーグ サッカーキング」2月号、J1、2、3各リーグ優勝チーム特集号である。

 なお、ゲーゲンプレスというのは、二〇一〇年頃から世界を席巻している「攻勢的守備即得点」というある戦術であるが、初めに、その定義をしておく。この得点戦術の元祖ドイツはドルトムント時代のユルゲン・クロップ監督の解説を要約すればこういうものである。なお、このクロップはその後イングランド・プレミア古豪リバプールに行って、今年はついに、世界有数の名監督ジョゼップ・グァルディオラ率いるマンチェスターシティーと優勝争いを演じている真っ最中である。

①相手陣地に押し込んだ時、相手が自ボールを奪って攻めに出た瞬間こそ、そのボールを奪えればゲーム中最大の得点チャンスができる。急に前掛かりになった相手こそ、守備体制としては最も乱れている時だというのが、この得点戦術そのものの着眼点である。

②そこから、敵陣に攻め入った時にあらかじめ①を意識しつつ攻めることになる。例えば、DFラインを押し上げて縦に陣地を詰め、そこに身方を密集させる「コンパクト」布陣もこのための準備だ。また、身方後方にフリーな相手を作らないようにしつつ攻める。奪われた時にボールの受け手になる人間を作らないようあらかじめ準備をしておくということだ。

③その上で、ボールを奪われた瞬間に敵ボールに近い数人が猛然とプレスに行き、他はパスの出先を塞ぐ。この「攻から守への切替」をいかに速く激しくしてボールを奪い切るかが、ゲーゲンプレスの要だ。言い換えれば、そうできる準備を、敵陣に攻め入った時いかに周到にしておくか、そういう組織的訓練がゲーゲンプレスの練習になる。


 さて、憲剛の優勝総括文章を読んでみよう。
『例えば、鬼木(監督)体制になってからの変化として、守備の楽しさを覚えたと話している。……ボールを失った瞬間に、素早く切り替えてボールを取りに行くこと。そして球際の局面で力強さを出すことである。……それこそが鬼木監督が掲げているサッカースタイルなのだ。……もちろん、守備に楽しさややりがいを見出したと言っても、それが目的というわけではない。守備が目的ではなく、目的はあくまでもゴールである。「攻撃のための守備」というのが鬼木体制における合言葉だ。……「相手がボールを取った瞬間に、取り返しに行く。息をつかせない。今は、それがチームの戦術にもなっているし、周りの身方も早く反応してくれる」……そんな守備のスイッチ役としてプレッシャーを掛ける仕事には、時に嬉しい見返りもある。相手のボールを狩りに行き、そのままゴールに繋がる形がそれだ。……』

 川崎は、ボール繋ぎ指導が得意な前の風間監督時代にはどうしても優勝できず、鬼木時代になったとたんに二連覇。この繋ぎ上手チームの優勝への画竜点睛こそ、ゲーゲンプレスの取り入れ、『「攻撃のための守備」というのが鬼木体制における合言葉』だと分かるのである。川崎の時代は今年も続くはずだ。今年三九歳になる憲剛の後にも今年のMVPで今や怪物と言って良い家長昭博がいるからだ。この怪物が近年燻っていたのは、繋ぎサッカー全盛の日本でボールが持てすぎて繋ぎが遅れると見られた時もあったのではないか。ゲーゲンプレス以降のゴール前では、身体も強靱な家長のこの力は、正真正銘の宝物だ。前掛かり守備で奪ったボールを彼に預けて、敵ゴール前に身方選手を増やす時間を少しでも多く作り出せるということだろう。
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随筆  Jリーグに歴史的強豪誕生(1)    文科系

2019年02月26日 23時29分43秒 | 文芸作品
テレビに、サッカーJリーグ本年度表彰式、今年のMVP受賞者が映っている。二連覇を遂げた川崎フロンターレ・家長昭博三十二歳が、こんな挨拶をする。
『日本を代表するような選手が多いからここに飛び込んできたのですが、多くの刺激をもらえるチームメイトがいて学ぶことがあるクラブに加入して、本当に良かった。皆のおかげで、僕自身も人としても選手としても成長できた。本当に良かったと思えます』

 この家長、十代早くからJリーグ選手育成史屈指の天才と言われながら、芽が出なかったスペインリーグなども含めてここが六チーム目で、それもフロンターレ在籍二年目の選手に過ぎない。こんな彼の言葉に対するに、チームで「長老」と呼ばれている中村憲剛のネット談話もこんな風に報道された。
『加入当初はうちに合わせようという気持ちがありましたが、それよりも自分の間も大事にしてやりたいことをやれ、僕らもそれに合わせる、とやってきて、どんどんアキも良くなっていった。去年の夏以降は苦しい時に突破口を開いたのはアキの左足でしたし、苦しい時に身体を張って時間を作ってくれたのが、アキでした。こんな頼もしい選手はそんなに多くない。数字に直結できるプレーを意識してからすごい怖い選手になった』
チームに来て二年で現代(世界サッカー)の最高、最新のチーム戦術にこれだけ溶け込んで見せ、かつその先頭にも立って、結果を最大限に評価された家長。やはり天才なのだろう。その天才を見せられる場を、三十路を過ぎて初めて得た希有な幸せ!

川崎フロンターレ、歴史に残る強豪が誕生した。その二連覇以上に特筆すべきは、そのゲーム内容である。過去に二連覇チームは四つしか無いが、川崎には、日本史上初の快挙が一つ加わっている。川崎からのMVPが三年連続なのだ。一六年の中村憲剛、一七年の小林悠、そして今年の家長。これが特別に興味深いのは、そのチーム戦術とそのプレーとが群れを抜いて優れているということだ。一一人がぴったり意思一致して高度な組織的動きをしてこそ初めて攻守の成果が上がるサッカーにおいて最高殊勲選手が三年続きで生み出せたのは、そのことを証明している。その傍証として、こんな数字も加えられる。本年のJリーグ優秀選手表彰三〇人に、川崎から実に一〇人が入っているのだ。

 川崎のどこが優れているのか。その最大テーマについて、「長老」の説明を聞こう。
『現代サッカーでは攻撃の選手も積極的に守備をするのが当たり前ですからね。その質をどこまで高められるか。いまや、そういうフェーズ(段階)になっている』
『自分が常にスイッチャー(攻から守への切替役)になること、今年最もやるべきことは、そこだと思っています』
 あるサッカーライターは、このチーム、特に中村の凄みを、こう表現している。
『攻から守への切り替えと球際の厳しさを徹底。そこから敵陣でボールの保持(攻撃)と奪取(守備)を繰り返し、敵を一方的にやり込める最強フロンターレの「核」が形づくられていった』
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ベネズエラで、日本有識者ら緊急声明    文科系

2019年02月26日 08時09分53秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 阿修羅掲示板に、こんな記事が載った。嬉しかったこと! 見ている人は見ているものだということで。イラク戦争前も世界中でこんな動きが強かったが、あーいうことになって、膨大な死者や、兵器の拡散、難民流出が起こった。アメリカ暴力外交がさらに酷くなっている今、ベネズエラ情勢を世界は決して放置してはならない。このニュースの拡散を希望する。


【 ベネズエラ情勢に関する有識者の緊急声明 「ベネズエラのための緊急声明2019」(長周新聞)
投稿者 肝話窮題 日時 2019 年 2 月 25 日

長周新聞 2019年2月25日

 ベネズエラ情勢が緊迫するなかで日本の有識者が「ベネズエラ情勢に関する有識者の緊急声明」を発表し、21日に記者会見をおこなった。「ベネズエラのための緊急声明2019」というホームページを立ち上げ賛同署名を募り、駐日ベネズエラ大使館に届けるという。以下、声明文を紹介する。

◇-----◇-----◇
ベネズエラ情勢に関する有識者の緊急声明
~国際社会に主権と国際規範の尊重を求める~ 2019年2月21日  東京


ベネズエラ情勢が緊迫している。現マドゥーロ政権に反発するグアイドー国会議長が1月23日街頭デモ中に「暫定大統領」に名乗りを上げ、米国とEU諸国がただちにこれを承認するという異常事態が発生した。米国政府は軍事介入も仄めかしてマドゥーロ大統領に退陣を迫っている。世界の主要メディアはこうした事態を、「独裁」に対抗する「野党勢力」、それによる二重権力状況といった構図で伝えている。
 
見かけはそうなっている。だが、すでに干渉によって進められた国内分裂を口実に、一国の政権の転覆が目論まれているということではないのか。米国が主張する「人道支援」は前世紀末のコソボ紛争以来、軍事介入の露払いとなってきた。イラクやその後のシリアへの軍事介入も、結局は中東の広範な地域を無秩序の混迷に陥れ、地域の人びとの生活基盤を根こそぎ奪うことになり、今日の「難民問題」の主要な原因ともなってきた。
 
「民主化」や「人道支援」やの名の下での主権侵害が、ベネズエラの社会的亀裂を助長し増幅している。それは明らかに国際法違反であり国連憲章にも背馳している。ベネズエラへの「支援」は同国の自立を支える方向でなされるべきである。
 
この状況には既視感がある。1973年9月のチリのクーデターである。「裏庭」たる南米に社会主義の浸透を許さないとする米国は、チリの軍部を使嗾してアジェンデ政権を転覆し、その後20年にわたってチリ社会をピノチェト将軍の暗黒支配のもとに置くことになった。米国はその強権下に市場開放論者たちを送り込み、チリ社会を改造して新自由主義経済圏に組み込んだのである。
 
ベネズエラでは1999年に積年の「親米」体制からの自立を目指すチャベス政権が成立した。チャベス大統領は、欧米の石油メジャーの統制下にあった石油資源を国民に役立てるべきものとして、その収益で貧民層の生活改善に着手、無料医療制度を作り、土地を収用して農地改革を進めるなど、民衆基盤の社会改革を推進した。その政策に富裕層や既得権層は反発し、米国は彼らの「自由」が奪われているとして、チャベスを「独裁」だと批判し、2002年には財界人を押し立てた軍のクーデターを演出した。だがこれは、「チャベスを返せ」と呼号して首都の街頭を埋めた大群衆の前に、わずか2日で失敗に終わった。それでもこのとき、欧米メディアは「反政府デモの弾圧」(後で捏造と分かった)を批判したのが思い起こされる。
 
ここ数年の石油価格の下落と、米国や英国が主導する経済封鎖措置や既得権層の妨害活動のため、ベネズエラでは経済社会的困難が深刻化している。マドゥーロ政権はその対策に苦慮し、政府批判や反政府暴力の激化を抑えるため、ときに「強権的」手法に訴えざるを得なくなっている。米国は制裁を重ねてこの状況に追い打ちをかけ、過激な野党勢力に肩入れし「支援」を口実に介入しようとしている。だが、国際社会を巻き込むこの「支援介入」の下に透けて見えるのは、南米に「反米」政権の存在を許さないという、モンロー主義以来の合州国の一貫した勢力圏意志である。
 
対立はベネズエラ国内にあるが、それを根底で規定する対立はベネズエラと米国の間にある。チャベス路線(ボリバル主義)と米国の経済支配との対立である。数々の干渉と軍事介入が焦点化されるのはそのためだ。それを「独裁に抗する市民」といった構図にして国際世論を誘導するのはこの間の米国の常套手段であり、とりわけフェイク・ニュースがまかり通る時代を体現するトランプ米大統領の下、南米でこの手法があからさまに使われている。そのスローガンは「アメリカ・ファースト」ではなかったか。国際社会、とりわけそこで情報提供するメディアは、安易な図式に従うことなく、何が起きているのかを歴史的な事情を踏まえて評価すべきだろう。さもなければ、いま再び世界の一角に不幸と荒廃を招き寄せることになるだろう。
 
わたしたちは、本声明をもって日本の市民と政府、とりわけメディア関係者に以下を呼びかける。
 
▼ベネズエラの事態を注視し、独立国の主権の尊重と内政不干渉という国際規範に則った対応を求める。
▼国際社会は、ベネズエラが対話によって国内分断を克服するための支援をすることを求める。
(メキシコ、ウルグアイ、カリブ海諸国、アフリカ連合等の国々の仲介の姿勢を支持する)
▼ベネズエラの困難と分断を生み出している大国による経済封鎖・制裁の解除を求める。
▼メディア機関が大国の「語り」を検証しつつ事実に基づいた報道をすることを求める。


呼びかけ人
 伊高浩昭(ラテンアメリカ研究)
 市田良彦(社会思想・神戸大学)
 印鑰智哉(食・農アドバイザー)
 岡部廣治(ラテンアメリカ現代史・元津田塾大学教授)
 小倉英敬(ラテンアメリカ現代史・神奈川大学)
*勝俣誠(国際政治経済学・明治学院大学名誉教授)
 清宮美稚子(『世界』前編集長)
 黒沢惟昭(教育学・元東京学芸大学)
 後藤政子(ラテンアメリカ現代史・神奈川大学名誉教授)
*桜井均(元NHKプロデューサー)
*新藤通弘(ラテンアメリカ研究)
 高原孝生(国際政治学・明治学院大学教授)
 田中靖宏(AALA:日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会代表理事)
 中山智香子(経済思想、東京外国語大学)
 中野真紀子(デモクラシー・ナウ・ジャパン)
*西谷修(思想史、立教大学)
 乗松聡子(ピース・フィロゾフィーセンター)
 松村真澄(ピースボート国際部・ラテンアメリカ担当)
 武者小路公秀(元国連大学副学長)
 臺 宏士(元毎日新聞・ジャーナリスト)
 森広泰平(アジア記者クラブ代表委員)
 八木啓代(ラテン歌手、作家、ジャーナリスト)
 山田厚史(デモクラシー・タイムズ)
 吉岡達也(ピースボート共同代表)
 吉原功(社会学・明治学院大学名誉教授)
 六本木栄二(在南米ジャーナリスト・メディアコーディネーター) 

26名 *印は世話人

※以下で賛同署名を募っています。駐日ベネズエラ大使館に届けます。】
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アメリカは「金持ち支配国」と、米元高官   文科系

2019年02月25日 14時57分18秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
これも、昨日と同じ「マスコミに載らない海外記事」サイトからの転載。書いたお方も昨日と同じ元アメリカ財務次官補のポール・クレイグ・ロバーツ。

【 誰も、アメリカ人さえも、アメリカ政府を信頼していない。
2019年2月23日
Paul Craig Roberts

 アトランティック・ブリッジ(Atlantic Bridge)は、ドイツ人をワシントンに仕えるよう洗脳するため、ワシントンが設立したフロント組織だが、その仕事に失敗している。このフロント団体が行った最近の調査では、ドイツ人の85%がアメリカを疎遠に感じていることを示している。このフロント組織の会長は「アメリカに対する信頼が大きく損なわれている」と認めた。2対1の差で、ドイツ人は、ドイツにとって、中国の方がアメリカより信頼できるパートナーだと見ている。

 アメリカ人もドイツ人同様、アメリカ政府について同じ結論に達した。最近のギャラップ世論調査で、アメリカ人はアメリカ最大の問題はアメリカ政府だと考えていることを明らかになっている。二倍の回答者が、移民より、アメリカ政府が一番の問題で、アメリカ人は、医療問題より、ワシントンの方が六倍問題だと見ている。

 多くの人々が結論しているように、アメリカは民主主義国家ではない。金持ち特権階級の権益集団に支配される寡頭政治だ。

 明らかに、アメリカで革命がおきたのだ。上流階級が民衆を打倒したのだ。民主主義は死んでいる。我々は反民衆寡頭支配者連合国で暮らしているのだ。

 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。】
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米ギャング行為を、誰も止めない?  文科系

2019年02月24日 22時22分05秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 これも、「マスコミに載らない海外記事」のサイトから取ったもの。投稿者は、以下の文中にもあるように、元アメリカ財務次官補、高官である。日本で言えば、孫崎享や古賀重明よりも、政府内でずっと高位のお人。

【 アメリカのギャング行為を誰も止めないのだろうか?
2019年2月23日
Paul Craig Roberts


 今日、コロンビアとベネズエラの国境で、アメリカが画策した出来事の的確な描写がThe Sakerウェブサイトに、3日前に投稿されていた。http://thesaker.is/alert-this-would-be-the-plan-for-next-february-23-2019/

 世界の大半は、これを「アメリカによるギャング行為」と見ている。だがそれに対し誰も何もしない。

 ジョン・ワイトが問うている。「ドナルド・トランプやマイク・ポンペオやジョン・ボルトンやエリオット・エイブラムスが、ベネズエラ国民の幸福をいささかでも気にかけると誰が本気で思うだろう? 連中は考え方が、トーマス・ジェファーソンよりも、アル・カポネに遥かに近い、高級仕立てスーツを着た凶悪犯だ。」https://www.rt.com/news/452274-venezuela-us-intervention-gangsterism/

 ベネズエラでの帝国の表看板としてワシントンに選ばれた操り人形フアン・グアイドをマドゥロ大統領が逮捕しそこねたのがベネズエラ民主主義に終止符を打つことになるのかもしれない。マドゥロがグアイドを逮捕し、反逆者を裁き、処刑するだけすむのに、なぜ自分たちが危険な状態におかれるのかとベネズエラ軍はいぶかしく思っているだろう。

 ベネズエラ民主政治の敵であるエリート連中に対するチャベスの決定的行動の欠如が、今マドゥロによって繰り返されている。これは自信の欠如という合図を送っているが、アメリカによるクーデターを産み出したのはこの自信の欠如なのだ。

 マドゥロは、彼を攻撃する宣伝映画を制作するアメリカとイギリスのマスコミが、画策された「人道支援」国境検問所の現場に居合わせるのを許すという失敗までした。

 次はボリビアだろう。


 Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。】
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「嘘つき、嘘作りの選挙だけ」シンゾウ   文科系

2019年02月23日 09時28分09秒 | 国内政治・経済・社会問題
 モリカケやりとりでの嘘の典型が「私たち夫婦が関係していたら総理を辞めます」。これに対して、アキエ名誉園長が分かった後には「関係していたらとは、お金のことです」。総理夫人が名誉園長の方が遙かに威力があるはずだが・・・。そしてもう一つ。加計学園では、ここに安倍が関係した時期を遅らせる偽造工作とか、選挙前に開くべき国会を開かずに逃げ回ったこと。
 
 他方、GDP600兆嵩上げ工作や勤労統計偽造工作は、アベノミクス「成果」の嵩上げという嘘のため。失われた20年や、延びるばかりの「2%達成」では、選挙も戦えないということだ。

 行政現場からは「首相周辺が現場への圧力」という話がどんどん出てきて、そのたびに必ず起こるのが、「覚えていない」。この首相の秘書官など周辺では、こう応える防波堤が何人必要なのだろう! 自己弁護のための嘘と、自己宣伝のために作らせた偽造宣伝とによって、政治をいかにねじ曲げてきたかの証明になろう。

 かくして、国会討論で「選挙に5回勝っている!」と言えることとなった。これは、厳しい質問に首相が飛ばしたヤジなのだ。
 

 こうして5回勝ったのも、嘘や成果偽造を全て部下のせいにして、これをマスコミに流させてきたから。
 空約束がばれると実績を偽造し、やった悪事はないことにする。そんな化け化粧で選挙に勝てるとは、なんとおかしな国なのか。
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ベネズエラ潰し米策動のある報告  文科系

2019年02月23日 07時57分01秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 アメリカがベネズエラ反政府派へ送ろうとして来た援助物資に武器が隠されていることは既に有名だ。加えて、米軍事会社が直接に武器を空輸して逮捕・没収された例も、以下のように報告されている。合わせて以下の「マスコミに載らない海外記事」サイトの文章では、歴史的にアメリカが中南米に行ってきたチリを例とする政府転覆、反(親米)政府派鎮圧援助などの解説もしている。この文章は長い一文の冒頭と、末尾部分とである。


【 ベネズエラに武器を密輸したアメリカ航空貨物企業はCIA「秘密軍事施設」移送に関連

 アメリカの「人道支援」を受け入れるのをマドゥロが拒絶していることに関して、アメリカ主流メディアと著名政治家が発言している最近の「暴挙」なるものによれば、コントラスキャンダルと今のベネズエラとの類似点は顕著だ。

Whitney WEBB
2019年2月13日

 ノーロキャロライナ、グリーンズボロ

 先週ベネズエラに武器を密輸入して捕まったアメリカ航空機をチャーターした企業の幹部二人が、テロリストとされた人々を尋問するための「秘密軍事施設」センター移送でCIAに協力している航空貨物会社とつながっていた。アメリカが支援する反政府派を武装させるための武器を含んでいる可能性がある懸念から、ニコラス・マドゥロ大統領がアメリカの「人道援助」車列を拒否している中、この厄介な出来事は発覚した。・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
 帰ってきたコントラ?

 兵器をベネズエラに密輸入して捕まった飛行機を運用する企業が過去に物議をかもしたCIAプログラムと関係があるという意外な事実は、中南米や東南アジアや世界中の他の紛争地域で、アメリカに支援される反体制戦士に兵器を注ぎ込む数十年にわたるCIAの歴史を考えれば、多くの観察者を驚かせることは、ありそうにない。

 アメリカに後援される準軍事集団に武器を密輸する最も良く知られた定期航空便を使ったCIAの例の一つは、レーガン政権が左翼サンディニスタ運動を打倒するため、コントラ(親米反政府民兵)に武器を送ったイラン・コントラ疑惑として知られるようになった1980年代に起きたものだ。それらの武器の多くがニカラグアへの「人道支援」と主張する貨物便に隠されていた。

 アメリカの「人道支援」物資のベネズエラ送付に対するマドゥロの拒絶について、アメリカ主流マスコミや著名政治家が発言している最近の「激怒」によれば、コントラ・スキャンダルの様相と今のベネズエラ状況の類似点は顕著だ。彼が支援を拒否しているのは、一部には、支援が、2011年、シリアのCIAに武装させられた「反政府派」部隊のような、戦いに備える反対勢力を作るのを狙う兵器や備品を含む可能性があるという懸念から生じているとマドゥロは説明していた。

 マスコミはマドゥロの懸念を根拠がないと切り捨てているが、トランプ政権が最近任命したベネズエラ政策に責任を持つ特使エリオット・エイブラムスが「人道支援」物資送付へのそうした武器隠蔽を含め、ニカラグア・コントラへの武器送付で活躍した事実を考えれば、決してそうとは言えない。スキャンダルが1980年代に発覚した後の議会証言で、まさにこの方法で反政府派に武器を注ぎ込んだのをエイブラムス自身が認めている。

 今前に機密活動でCIAと共に働いた企業に関連していた、アメリカからベネズエラまでの最近カバーがかけられていない不正な武器出荷で「人道援助」論争に対するマドゥロの対応益々正当だ。彼にとって不幸なことに、アメリカに支援される「暫定大統領」フアン・グアイドは、彼の平行政府がベネズエラで初めて「外部」からの「人道援助」物資を受け取ったが、発送元、内容を発表せず、ベネズエラに入った方法も同様だと月曜に発表した。
  

(この文章のライター・)Whitney Webbは MintPress Newsのスタッフライターで、複数の自立、代替メディアに寄稿している。彼女の報道は、Global ResearchやRon Paul Instituteや21st Century Wireなどに掲載されている。彼女はラジオやテレビにも出演して、政治問題を論じている。現在、家族と南チリに在住。】


 アメリカがアフガン、イラク、シリア、リビア、イラン、古くはチリ政府などにやってきたことを見れば、今ベネズエラに何をやっているかは十分に想像が付くのである。対するに日本のマスコミは、アメリカ政府サイド「ベネズエラ」情報を流すだけだ。嘘の理由をでっち上げてイラク開戦に漕ぎ着けたアメリカを「正しい判断だった」といまだに安倍が受け入れ、支持しているように。
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お笑い “偽造景気が見えてきた”    文科系

2019年02月22日 09時15分42秒 | 国内政治・経済・社会問題
 阿修羅開示版の「ポスト米英時代」さんの投稿は、いつもとても面白い。そもそも、このペンネーム自身が世界諸国民の諸不幸の本質を突いた世界金融支配政治批判なのでもあるし、学識のある、しかも文才にも長けたお方とお見受けしてきた。

【 佐川柳瀬方式で逃げきりたいのであろうが、数字泥棒は補助金泥棒とは訳が違い、ノンキャリのせいにしてひょっとこにのらりくらりさせて誤魔化すのと同じ事を中江や根本にさせようとしても無理である。
さんざん自慢してきた統計の数字がいじられたものだった、百歩譲って誤りで悪い数字だった訳で、言い逃れにきゅうきゅうとしている場合ではなく、恥知らずなのは分かっているが、その恥知らずであっても本当は悪かった数字を元に自慢していた事を訂正し、アベノミクス詐欺が失敗だった事を認めるのが先決で、その上で誤った数字であったのは故意だった過失だったどうだこうだと講釈を垂れるべきで、言い逃れをするにしても失敗か犯罪のどちらかを認めなければお話にならないが、どちらも認めないようでは、自分が主犯であると認めているようなものである。
中江も早速、柳瀬してますかみたいな感じで、言ったかもしれないが説明は絶対に受けてないとか東大話法にもならない、成蹊裏口話法で失笑を買っているが、ダマスゴミを黙らせるのも限界じゃねという感じである。】  
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ベネズエラの米中戦争   文科系

2019年02月22日 08時04分36秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
「マスコミに載らない海外記事」のサイトに昨日掲載の「ベネズエラ石油戦争について語られていないこと」に、表記の内容が載っている。正確に言えば「ベネズエラを巡り、この国において、アメリカが中ロに戦争を仕掛けている」ということになる。出典はこうあったもの、「F. William Engdahl New Eastern Outlook」。さわり部分を紹介、要約してみよう。

『ベネズエラでは、中国石油天然気集団公司と中国政府に指揮された中国石油企業がチャベス時代から重要な役割を果たしてきた。実際、その役割は、ベネズエラ政府が中国に約610億ドル借りるほどになっている。マドゥロ政権の財政問題のため、中国は石油の形で債務返済を受けてきた。2010年から、ロシア国営石油会社ロスネフチが、主にオリノコ/チャベス・ベルトで、ベネズエラ国営PDVSAとの合同プロジェクトに関係してきた。数年前、ロスネフチが、同じく石油で返済される、約60億ドルのベネズエラへの融資を行った。ロスネフチの最近の声明では、今年の終わりまでに、23億ドル支払わなければならない。ロスネフチは、5つの石油プロジェクトに参加し、ガス・プロジェクトでは、100パーセントを保有している』

本当の掘り出し物は、石油産業において最も堅く守られた秘密の一つ、ベネズエラ、ガイアナとブラジルにまたがる係争地域の巨大な石油埋蔵に対する究極の支配だ。地域はグアヤナ・エセキバと呼ばれている。・・・・2015年にガイアナは、元アメリカ国務長官レックス・ティラーソンが、かつてトップだった企業エクソンモービルに石油探査権を与えた。間もなくエクソンは、来年生産が始まれば、ごく小さいガイアナ経済を変えるのに十分な、50億バレルと見積もれる油田を発見した』

 つまり、原油埋蔵量世界一のベネズエラにここまで食い込んできた中ロ石油権益・資本に加えて、そのガイアナ国境で新たに発見された巨大にして良質な油田地帯権益も関わって、アメリカが戦争さえ辞さないと宣言して、侵食を仕掛けているという構図を語っているわけだ。


 本日の中日新聞社説「ベネズエラ危機」は、その末尾をこう締めくくっている。
『ベネズエラの将来は国民が決めるべきものだ。外部の干渉は厳に慎まねばならない。軍事介入をにおわせるトランプ米大統領の恫喝など論外である。』
 
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全国賃金一斉カットよりも悪辣な「勤労統計」    文科系

2019年02月21日 06時53分13秒 | 国内政治・経済・社会問題
 勤労統計やGDP「600兆円」の上振れ偽造は、未来に続く賃金切り下げよりもさらにその上を行った悪辣過ぎる手口だと愚考して、批判したい。

①賃金上振れを偽造したり、アベノミクス「成果」数字を偽造したりというのは、実際よりもこれらを高く見せて来たということ。それも、首相周辺が直接圧力をかけてやらせたと、次第に分かってきた。

②これは、下がったものを「上がった」と見せて、政治の無策、無能をおおい隠し、さらには、自分ら政権を美化するやり口と言える。

③下がったものを上がったと未来に向けても見せていこうというのはさらに下げることにつながらざるを得ず、「さらなる下げ、その政治は美化」という未来をもたらすものだ。国民には「これが長く続いた現実(の統計数字)だ」と示して、未来を諦めさせる手口とも言える

 さて、ただでさえ、日本のGDPは、先進国世界で唯一「失われた20年」。国民1人当たりGDPが、この20年ほどで世界3位から30位にまで落ちた我が国である。それを、まるで「GDPは実はこれだけ上がったんです!」とか、「実施賃金をもっと下げれば、もっと働くようになるだろう」とでも導いていく積もりなのだろう。それも、自分の政治を美化しつつそうするというのだから、酷いやり口である。この悪辣さを美化しようという分、単なる「虎よりも猛々しい」苛政よりも、もっと悪質である。
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首相の子どもじみた「反論法」  文科系

2019年02月21日 06時23分43秒 | 国内政治・経済・社会問題
 今の国会で、安倍の表記のことが見られ続けている。一つは、これ。

 自分は長々と論点をそらす答弁を展開しておいて、痛い質問には「時間だぞ!」と時計を掲げて、野次り上げる。

 こんなのもある。
「選挙に5回勝っている!」
 これは、実質賃金問題の誤魔化し、焦点そらしを追及した大串議員の質問に対して、首相が飛ばした、これまたヤジのことば。

 この実質賃金問題で小川議員の追及に対して、長々と答えた以下の総雇用所得答弁は完全に争点そらしだが、この首相にはそのことさえも分かっているのかどうか。
『雇用を増やしたことをですね、いわば悲観的に見るというのは、驚くべき経済的な姿勢だと思いますよ』
『雇用を増やすということに全く熱心じゃないということについては、私は驚きと言わざるを得ない』
『これを評価しないんであれば、ほとんど議論がかみ合わないんだろうと』


 質問は、安倍が答えたようなことを聞いているのではない。実質賃金が減ったことを問題にしている。それを「名目総所得を大切にしない」と安倍の頭で勝手に言い換えて答弁していることになる。質問に合わないという意味で全く見当違いな官僚回答を読み上げることしかできないお人だと示しているだけのことだろう。ここで一つの問題は、すり替えたことを分かっているのかどうか。そして、もし分かってやっているのなら、名目総所得の評価を相手が無視しているとすり替えて攻撃に出ているわけだ。その場だけを繕う、言いっぱなしのすり替え攻撃で、かつ代弁である。国会を愚弄した言動である。

 だから、こんな面白い批判も出てくる。以下は、「阿修羅掲示板」で大人気の投稿者『ポスト米英時代』氏の投稿。

【 立憲小川・嘘の数字や良い数字を自画自賛ではなく、悪い数字を良くしようとするのが筋じゃね。馬鹿の二段上を行く正論である。
投稿者 ポスト米英時代 日時 2019 年 2 月 19 日 09:38:37

 要は民の竈という意味で、竈に煙が立っているように誤魔化すのが仕事じゃねーだろー、バレたら下のせいにするとか最低だが、キャリアのせいにするとかノンキャリのせいにするとかじゃなくて、数字を良くしようとするのがお前の仕事じゃねーのー、補助金誤魔化してバレたら下のせいにして逃げ切ろうとした件と同じ逃げ口上使ってる場合じゃねーだろー、お前がそこにいる意味ねーじゃんてな訳で、尚も数字を誤魔化そうと足掻き、バレた部分は下のせいにしようとする志の低さをたしなめたという訳だが、卑屈で卑劣で愚かな安倍サックスの逃げ道を塞いだ形である。
私の親類にも馬鹿の癖にコネで進学校に入り、当然落ちこぼれてアホ大学にコネで入ってコネで就職したのがいるが、親に頭が上がらず、実力でアホ学校卒業した方がよっぽど幸せだったんじゃねという感じのがいるが、コネで首相をやって退陣に追い込まれて、万全の八百長体勢でリベンジして、不正支持率や不正集計のみならず統計までいじって馬鹿を隠そうとか、自分で自分が嫌にならないかねと思うが、枝豆には小六のガキより酷いと呆れられ、プーチンには無敵の馬鹿と言われ、金孫には哀れで愚かと言われ、トランプにはいじられまくり、国民はおろか世界中から馬鹿にされる中で、正論で批判してくれる議員がいるうちに退陣した方が自分の為じゃね、そしてダマスゴミとムサックスにも言いたいが、そんな馬鹿が驚異の支持率五割キープとか四連勝とかバレバレ過ぎる援護射撃は空しいんじゃね、馬鹿頭越しに飼い主サックスに、もう少し馬鹿の程度がましな傀儡に代えてくれと頼んでもいいんじゃねという感じである。】

 ちなみに、上の文中「サックス」「安倍サックス」というのは、こういう意味である。アメリカ支配の象徴を金融最大手ゴールドマンサックスと見て、安倍・日本の対米従属を皮肉ったもの。
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「トランプのポチ」の証明、ノーベル賞推薦   文科系

2019年02月20日 18時49分55秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 阿修羅掲示板に、リテラの記事紹介として、以下の転載が載った。内容は表記のものである。日本国国会において、アメリカにおいてさえ過半数の人々から疑問符が付いてとかく言われているトランプに「敬意を払うべき」と全国会議員に向かってお説教する安倍って、一体どんな人格なのだろう。ごくごく卑近な実利だけ、日本国への他国の通常評価を著しく下げてしまうということも一切考えられない思考の持ち主、ということだろう。文中末尾にあるように、たしかに人間として”カス”なのかも知れぬ。 


【 ■国会質問に「政権を奪取するつもりなら、米国大統領に敬意を払え」

 18日の衆院予算委では、元民主党で無所属(立憲会派)の小川淳也議員が、中距離核戦略全廃条約からの離脱の打ち出しやパリ協定からの離脱、移民排斥の壁の建設など具体的にトランプの暴挙をあげたうえで、「ノーベル平和賞に推薦するなんてことはありえないし、日本国として恥ずかしいことだと思いますが、総理はどう思われますか」と質問。すると、安倍首相はいつもの苛立ったときの調子で、こんな答弁を展開したのだ。

「いま、同盟国の大統領に対して口を極めて批判をされたわけでございますが、米国は日本にとって唯一の同盟国であり、その国の大統領に対しては一定の敬意を払うべきだろうと、私はそのように思うわけであります」

 この後に及んでまだトランプに媚びを売るのかと呆れるが、さらに安倍首相はこう続けた。

「まあ、御党も政権を奪取しようと考えているんであれば、ですね」

 ようするに安倍首相は“日本国の政治をやりたいなら米国大統領の言うことは何でも聞くのが当たり前”と、国会で宣言しているのである。まさに対米ポチ、いや、トランプの奴隷だろう。

 本サイトでもなんども批判してきたように、安倍首相は対日貿易で利益を得たいトランプに要請され、戦闘機やイージス・アショアなどの兵器を大量購入するなど、完全に言いなりになってきた。そして、次はノーベル平和賞である。ジャイアンとスネ夫でもここまで酷い関係ではない。しかも、安倍首相も政府幹部も「トランプ大統領は推薦を秘密にしてくれるはず」との腹づもりだったのだろうが、見事に裏切られたかたちだ。

 これは舐められているというだけではないだろう。商売人のトランプは安倍首相の“ポチ犬根性”を試したのだ。そして、安倍首相はやっぱり、国会で「トランプ大統領に敬意を表せ」といきり立ったように、そのとおりの忠誠心を示した。いやはや救い難い。

 もう一度言おう。こんな人種差別の扇動者でエゴイズムむき出しの人間に頼まれ、「日本の首相」として、あろうことかノーベル平和賞を受賞させるため手紙まで書いて送るその神経。しかもトランプ曰く「日本を代表して推薦した」のだ。保守派は「日本の名誉を傷つける」と見なした者や行為を「反日」と呼ぶ。だったら、目の前にいるこの宰相こそが最大の「反日」として怒るべきではないのか。疑いなく“カス”である。

(編集部)】
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書評『「日米基軸」幻想』  文科系

2019年02月20日 06時31分37秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 詩想社新書から出ているこの本は、進藤榮一、白井聡お二人の対談本である。折しも、安倍首相による「トランプ氏をノーベル賞に推薦」が世界の笑い物になっているような現在である。この本の「終章 破綻した政権と国民 白井聡」を抜粋紹介してみれば、この推薦状が持つ意味というものも日本国民の骨身にしみてよーく分かるというもの。ということをもって、この本の書評に替えたい。

『対談を終えてこのまとめの文章を書いているいまも国際情勢は激変を続けており、何を書けば「これは確実」と言えるのか、きわめて厳しい状況にあります。・・・・2016年9月、安倍晋三首相は訪米の機会をとらえてクリントン候補のもとを訪れ・・・・そして、まさかのトランプ大統領誕生。ある報道によれば安倍晋三氏は「話が違うじゃないか!」と腹立ちまぎれに外務官僚を怒鳴りつけたそうです。そこで安倍氏は、金のゴルフクラブを携えて、すぐにトランプ氏のもとへ跳んで行き、ニューヨークのトランプタワーで会談します。・・・・そしてその後、北朝鮮による核兵器と弾道ミサイル開発の問題が一気に緊迫の度を加えます。米朝指導者間の罵倒合戦に続いて、9月19日の国連での演説にて、トランプ大統領は「北朝鮮の完全な破壊」の可能性を口にして、世界をどよめかせます。・・・・そして年が明け、(2018年)二月に韓国平昌にてオリンピックが始まる前後から、緊迫していた朝鮮半島情勢が一挙に変化し始めます。南北対話が始まるなかで、トランプ政権は早期の米朝直接対話を決断します。・・・・アメリカの圧力強化、強硬路線を宣布する役割を進んで担ってきた日本政府には一切の相談なしにこの決定は下されました。
 このように朝鮮半島を巡る情勢が激変する最中に、トランプ大統領は、貿易赤字削減を目指し、鉄鋼とアルムニウムの輸入に対して、25%の追加関税をかけることを発表しました。しかも、韓国、EU、メキシコ、カナダ、オーストラリア等がこの決定の適用除外に指定される一方、この決定を発表する際には、「安倍晋三首相と話をすると、ほほ笑んでいる。『こんなに長い間、米国を出し抜くことができたとは信じられない』という笑みだ」と延べ、世界で唯一、安倍晋三氏を名指ししたのでした。・・・・ここまでの安倍氏の振る舞いは、まさに「インテグリティ」を欠いたものであり、矢部宏治氏いわく、「インテグリティを欠いていること」は、アメリカ人にとって人間として最も低劣なことにほかならないからです。
 日本の主流派が奉じる「日米同盟基軸」の将来がどのようなものとなるのか、ここからも明らかではないでしょうか。それは伏在していたものが表に出るということにすぎないのでもありますが、「友情と敬意」のオブラートの下に岩盤のように横たわる軽蔑の感情が、今後ますます目につくようになるでしょう。』

 モリカケに顕れた官僚「忖度」文書偽造。日本の基幹統計をさえ改竄してアベノミクスの「成果」を上方に書き替えさせた「問題意識」圧力。内政の追及から逃げ出すためにやっているような「金ばらまき」外交。そういう政治の内実をこんなに大きく、鮮やかに描き出した本は珍しい。それは世界の過去現在を30年単位以上で見る目、学識がさせる技なのだと思ったことだった。「この程度の国民40%に似合った政治」という白井のこんな文言も、いろんな本を読んできた中でも初めて見た気がする。

『この無能かつ腐敗した政権を、国民は相対的に支持しているのです。政権と同程度に国民総体が劣化していると言わざるを得ません。要するに、安倍政権とは、いまの国民の水準に見合った政権であるのでしょう。・・・・安倍政権が倒れたからといって、即座にそのような合理的な転換ができるとは、私には到底思えません。なぜなら、安倍政権が去っても、そこにはそれを長らく支持してきた、安倍政権と同様に、無能かつ不正で腐敗した国民が残るからです』
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喜寿ランナーの手記(251)老人ラン・トレの一助に⑥ 文科系

2019年02月19日 01時15分46秒 | スポーツ
喜寿ランナーの手記(251)老人ラン・トレの一助に ⑥ランナーと不整脈、心房細動

 今回は、不整脈が起こるランナーについて書く。僕自身がランナー入門して今日まで、こんな経過、体験を経てきたからである。ランナー入門して1年で不整脈が現れてからも走り続け、それがやがて突発性の心房細動になってもランナーを継続した。これが、約10年で慢性心房細動に進んで、即カテーテル手術。今は全く元気に走り続けている。そういう経過をたどった僕の場合の体験談が以下である。

① 不整脈自身は怖くない。走行中に心拍計を確認しながら走れた。数年すると、走行中に速度を上げた時だけに突発性心房細動が出るようになったが、走るのを止めて歩き出すとすぐに納まるのが分かったので走っていた。10キロ・レースにも3~4年は出続けていたはずだ。最後には、10キロレースでそんなことが3回も起こったことがあるが、それでも54分台だったのが手術の3年前、66歳の時のことだ。ただ、こういう間中ずっと、ワーファリン等を飲んでいた。こういう経過などは全部かかりつけ医に報告しながら、相談しつつランナーを続けていた。

② 症状即手術なら、心房細動カテーテル手術は、完治確率が非常に高いものである。僕はそのことをあらかじめ知っていたので、①を続けられたわけだ。つまり、この手術の準備をしながら、走っていた。そして、事実完治して現在何の不安もなく走れている。この手術後2年で走り始めて、初めの半年以降は、不整脈さえない。

③ こういうこと全てを通じて思うのはこれ。ランナーは血流が強いので弁の側などでも血栓が起こりにくいのではないか。ちなみに、僕の手術をした心臓内科の先生はこう語ってくれた。ちなみにこの先生は名古屋市内でも最もこの手術例が多い大病院の専門医である。
「ランナーには心房細動発症が多いんです」
「だからこの手術を受けるランナーも多いのですが、術後は皆けろっとして走ってますよ」

 僕もそのけろっの一人である。78歳の現在まで。手術をしたのは、69歳の年だった。

④ なお、以上全ての経過についてこのブログには全経過が報告してあるから、バックナンバーとしてどなたでもお読みいただける。この「喜寿ランナー」が13年5月4日から250回も続いて来たのはこの「手術とその後の経過記録のため」と言っても良いほどだ。そして、このシリーズの前にはずばり「不整脈ランナーの手記」連載もある。09年11月2日から11年11月27日まで26回連載で。
 旧稿への入り方はこうだ。右欄外の今月分カレンダーの下にある「バックナンバー」と書いた年月欄で、例えば09年11月をクリックする。すると、上の今月分カレンダーがその月のものに替わるから、その2日をクリックする。すると、エントリー欄そのものが09年11月2日当日のエントリーだけに替わるから、「不整脈ランナーの手記」第1回目をお読み願えるというわけだ。
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