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「プレス」習得中の遠藤航  文科系

2023年09月06日 00時18分27秒 | スポーツ
 イングランド・プレミアリーグのリバプールに行った遠藤航が、監督クロップの言葉によればこういう教育を受けている真っ最中と報道された。
「我々はカウンタープレスのチームだ。それにしては、君の守備位置は下がりすぎている」

 このカウンタープレスこそ、ドイツの中堅チーム・ドルトムントからプレミア一方の雄リバプールにまで監督クロップがのし上がって行ったその戦術・ゲーゲンプレスの英語読みなのである。クロップは、ドルトムント時代には世界的強豪バイエルンを押しのけて何回も優勝するようになったり、このドルトムントをチャンピオンズリーグ決勝戦まで導いたり、リバプールに移ってから19年度には、チャンピオンズリーグ優勝までを成し遂げたのだった。日本では、このカウンタープレスを普通のカウンター戦術と同一視する解釈もあると僕は知ったのだが、全く違うとここに何度も書いてきた。どう違うか。

 普通のカウンターは、例えば最近までの世界的名監督モウリーニョの得意技。彼のは普通のカウンター戦術で、イタリア・インテル時代には、当時旭日の勢いであったガルディオラ・バルサをこの戦術によって退けている。ただこれは2010年4月の話であって、当時のこのブログにはこの闘いの詳報がいくつもある。ちなみに、クロップ・ゲーゲンプレスの出現以来、このモウリーニョがどんどん勝てなくなって来たのだから、サッカーは面白い。
 
 新たなカウンター得点法、ゲーゲンプレスは、引いて守るリトリート陣によるプレスからのカウンターではなくて、味方陣地を上下に縮めたコンパクトプレスを敵陣近くでも布陣するなど高低に使い分ける。そのいずれにしても「速攻中の敵ボールをできるだけ高い位置で奪い取って、得点に結びつける」という得点戦術・陣形なのだ。
 15年から始まったクロップ・リバプール時代は、この戦術による失点の多さもあったのだが、これが改良されてどんどん減ってきた末に、19年チャンピオンズリーグ優勝が実現したのだった。


 さて、遠藤航のポジションには、最近新たに有望な若手がリクルートされた。それも遠藤の倍ほどの移籍金だったかと覚えている。彼と張り合って30歳の遠藤がレギュラーをとれるかどうか? 日本代表のキャプテンが、ドイツ1と言われたその「強力な1対1能力、デュエル」を生かして、日本人リバプール・レギュラーを続けていくのを見たいものだ。 



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1 コメント

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遠藤は凄い! (文科系)
2024-04-10 10:28:35
 この遠藤航は、今やプレミアリーグ有数の守備的中盤と大評判になっている。そして「こんなに安い買い物はなかった!」と、これが世界中の巷の声だ。過去プレミアに行った日本選手、最高実績と評価しても良い実績を上げつつある。中田、香川、岡崎、三苫、富安・・・・。現在のリバプールはプレミア一位であって、今年優勝して、チャンピオンズリーグ優勝にでも成れば、「遠藤のお陰」と言われることも必定だ。それなのに日本スポーツマスコミは、彼の扱いが小さすぎる。ちなみに、ここの監督ユルゲン・クロップの同チーム最後の年と決まっているのだから、素晴らしいニュース種なのだが、日本のスポーツマスコミの程度の低さが、またしても暴露された感がある。

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