OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

こわれる後先

2020-03-31 20:31:45 | 歌謡曲

こわれる / 小川範子 (トーラス)

まさか、年度の最終日が、こんな世相で終わるとは予想もしていませんでした。

それは決してサイケおやじだけの気分では無いはずで最悪、社会が壊れる寸前かもしれず、漠然とした不安以上の現実が迫っているのでしょうか……。

何も……、そこまで自らを追い込む必要もありませんが、為政者達や学者、あるいは反対勢力と思われかねない連中の最近の言動からして、それを伝えているマスコミも含めて、広く国民に圧し掛かってきている「不安」は、蔓延している疫病よりも恐ろしいものかもしれません。

う~ん、このままでは……、後は言わずもがなということで取り出してしまったのが本日の掲載盤で、もちろん収録A面の「こわれる」が、そのターゲットです。

歌っている小川範子は、どうやら子役からアイドル、そして本格的な女優へと芸能界で活躍していたらしく、このシングル盤を出した昭和63(1988)年夏頃は、まさにバリバリのアイドルだった様ですが、サイケおやじは後に述べる事情により、そのあたりの状況を知りません。

しかし、作詞:川村真澄&作曲:中崎英也が提供した「こわれる」という楽曲そのものは基本、8ビートのモダンな歌謡ロックで、当然ながらサウンドの作りはリアルタイムで流行のスタイルですから、ギターも派手だし、リズムアレンジもビート感が強過ぎるほどに利いているのは米光亮の編曲の所為ばかりじゃ~なくて、それがアイドル歌謡の当たり前だったからでしょう。

もちろん、サイケおやじの好みとは申しませんが、小川範子の幾分不安定な歌唱力が良い方向に作用しているとすれば、妙に惹かれるものがあります。

そして、もうひとつ、このレコードがサイケおやじの心に残っているのは、仕事で某国へ島流し状態になっていた当時、実家から送られてくる差し入れみたいな荷物の中に幾枚も入っていたリアルタイムの流行歌のレコードの1枚だったからです。

う~ん、今の日本じゃ~、こ~ゆ~歌が人気なのかっ!?

なぁ~んていう感傷とも懐かしさとも言い難い心地好さを覚えていたものです。

その中にあって、この「こわれる」を歌っている小川範子は、ジャケ写ポートレートの面立ちにパワーが漲っていて、歌の中にも影響力が感じられたんですねぇ~~♪

本日、久々に針を落としてみて、そのあたりの気持ちが蘇ってきましたですよ。

それがまた、心地好いというわけです。

ということで、冒頭述べた様に、国民の間に蔓延している「不安」を払拭する事が政治家の大切な勤めですから、偏った施策や発言は禁物だと思うんですが、それが例えばキャバレーやバーに行くのは自粛せよっ!

それじゃ~~、パチンコ屋とかゲームセンターにおける濃厚接触を野放しにしているのは、なんだっ!

と思わず熱くなってしまうんですが、とりあえず「肉」や「魚」の配給チケットは再考に近いそうで結局、国民の「不安」を鎮めるには信頼に値する何かを与える他は無いとすれば、貨幣経済に立脚した社会に暮らす我々には「お金」が特に有効でしょう。

確かに「宗教」も有効かもしれませんが、しかし「宗教」は人間の不可知の領域を担当(?)するものですから、それは最後の手段でしょう。

つまり、この世が「こわれる」時にこそ求められるじゃ~ないでしょうか?

そんなになる前に、救いは必ずあるっ!

サイケおやじは信じております。

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追悼:志村けん

2020-03-30 20:01:21 | 追悼

ヒゲのテーマ / たかしまあきひこ&エレクトリック・シェーバーズ (SMS)

志村けんの訃報に接しました。

それもっ!

現在流行の新型コロナウイルスによる肺炎というのですから、絶句です。

故人の功績については、あらためて述べるまでもありませんが、シニカルでありながら、分かり易いギャグに徹した、その笑いの本質を我々に提供し続けてくれた事は、決して忘れられるものではなく、本日突然の悲報にも、所謂「使い果たした」感が無きにしもあらず……。

それほどの燃焼エネルギーには、志村けんという稀代のコメディアンが我々に与えてくれた和みや安らぎが凝縮されていたはずで、矢鱈に自分達だけが笑っている今の芸人連中とは向き合う視点が違っていたと思うばかりです。

しかし、そんな志村けんの弱点のひとつとして、楽器が出来なかったという現実があり、もちろんドリフターズという音楽グループに下積みとして入った頃から、様々に練習は積んでいた事は周知の事実ながら、表向きはギター担当とされながらも、プロのレベルでは無かったと云われています。

ところが、音楽そのものは大好きだった事も知られるほどのマニア性があり、殊更黒人音楽好きという本性を如実に表したのが、ドリフターズの看板番組「全員集合」の中で昭和54(1979)年頃から演じられた加藤茶と共に繰り広げる曲芸コント「ヒゲダンス」の大ウケでありました。

なにしろそこで使った演奏はグルーヴィでファンキーなベースとシャープなギターカッティングが実にキャッチーなインストで、その場の観客も、またテレビの前の我々も、思わず腰が浮くほどカッコイィ~~んですよねぇ~~♪ そして元ネタがテディ・ペンターグラスの1979年のアルバム「テディ」に収録されていた「Do Me」のベースラインであった事から、志村けんがソウルミュージック大好き人間であるという真相が明かされたのですから、コント芸の素晴らしさ共々に「笑わせる&楽しませる」という、そのコメディアンとしての基本的天才は流石の一言でありました。

本日掲載したのは、その大人気故に発売されたシングル盤で、収録A面の「ヒゲのテーマ」は実際のコントの場面で使われていた音源と同じトラックではないかもしれませんが、しかし違和感は無い仕上がりになっているもんですから、当時の宴会芸にも、このレコードの活躍の場は多かったはずで、告白すれば掲載の私有盤も、サイケおやじがその頃、そんな目的でゲットしたものです。

ということで、故・志村けんについては、書きたい事柄が多すぎて、しかし自分の気持ちが纏まらないほどに悲しい思いが心の中に広がっているのは、我ながら不思議なほどです。

個人的には、「変なおじさん」のコントが一番好きですが、それだって「ハイサイおじさん」を使っていたあたりは、流石と思う他はありません。

思えば、新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなられた方で実名を公表したのは、日本では志村けんが最初でしょうか?

だとすれば、これからは、もっともっと、この伝染病の怖さを我々は自覚し、感染が拡大しないように努力を重ねていくことが、故・志村けんから与えられたメッセージじゃ~ないかと思います。

ありがとう、志村けん!

サイケおやじは、笑いと安らぎを忘れません。

合掌。

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外出自粛で雪が降る

2020-03-29 19:33:28 | Weblog

とはいえ、今日は朝から自宅車庫のシャッターが壊れて、上昇せず……。

必然的に車は出せないので、修理する他はなく、幸いにもシャッター屋が近所に住む小学校時代の同級生だった事から、無理にお願いして、先ほど修復完了しました。

しかし、この間に、今度は母が転倒して足を痛め、救急車騒ぎ!

軽い亀裂骨折ということで、入院は免れましたが、しばらくは不自由な生活になるのは必至ですから、来るべきものが来たと、覚悟を決めている次第です。

ということで、これにて本日は失礼させていただきますが、雑多に収納していたレコードやCDを、それなりに整理整頓出来たのは結果オーライでした。

よしっ、明日からのネタに活用するべく、策を練っているのでした。

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例えば夕暮れ物語

2020-03-28 20:17:39 | 歌謡曲

夕暮れ物語 / 伊藤つかさ (徳間ジャパン)

伊藤つかさもロリマニアのみならず、広く美少女を愛するファンが多い存在だと思いますが、彼女がブレイクした昭和55(1988)年から歌手デビューが求められていたとすれば、翌年秋に発売の1stシングル「少女人形」が如何にもの制作方針であった事も納得されるはずです。

そして、いよいよ待たれる次回作として出たのが、本日掲載のシングル盤というわけで、当然ながら決して彼女のファン層を裏切らない仕上がりは、作詞:安井かずみ&作曲:加藤和彦、そして編曲:清水信之のプロの仕事と言う他はありません。

告白すれば、これまでにも度々書いているとおり、サイケおやじには所謂ロリ趣味が無いので、伊藤つかさの様なアイドルは全く守備範囲でありませんし、前述したデビュー作「少女人形」にも、それほどの関心は無かったんですが、ど~ゆ~わけか、周囲の同世代には彼女のファンが多く、また後に知った事ではありますが、業界にも殊更中年者に「信者」が大勢だったというのですから、もはや自分の世界の人では無いと思っていたところに出たのが、ここに収録のA面曲「夕暮れ物語」なんですよ。

結論から述べさせていただければ、全体としての曲調は日本人好みのマイナー歌謡曲をヨーロピアンポップス調に味付けした仕上がりで、歌詞の内容も迷子の子犬に出会った少女の夕暮れの心象風景、それが大人になった時の自分にリンクしそうで、実は迷いが深まるばかり……、みたいなセンチメンタルな乙女心を歌ったと思われる世界です。

しかし、それでは何故にサイケおやじが惹きつけられたのかといえば、そのサウンドの作りとメロディラインの流れと構成にありまして、まずはイントロのピアノの響きが、ほとんどカウシルズの「雨に消えた初恋 / The Rain, The Park & Other Things」であり、メインの曲メロの裏というか、忍ばされているのがビーチボーイズの「Good Vibrations」じゃ~なかろうかっ!?

瞬時に、そんなふうに思い込まされたのは、全くメロディの魔術師とも云える加藤和彦の天才かと思えば、それを活かしきった清水信之のアレンジも流石であり、全てがサイケおやじの妄想の産物であったとしても、自分では納得出来るのですから、このレコードをゲットするのに躊躇は必要ありませんでしたねぇ~~♪

そして、そんな思い込みを皆様に押し付ける気持ちは微塵もありません。

所謂1980年代アイドルは、ソングライターやプロデューサーにとっては素晴らしい実験材料だったという高説に鑑みれば、伊藤つかさも、最高の素材であった、その証拠物件のひとつが、このシングル盤なのかもしれません。

う~ん、良い時代でした♪♪~♪

現在の混乱した世相、たまにはこんな歌もねっ!

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分割画面はキツイ…

2020-03-27 18:02:41 | Weblog

政府ご推奨の所謂テレワークに苦戦しているサイケおやじです。

なにしろモニターに三方を囲まれ、さらにタブレットやスマホ等々の端末、ヘッドセットまで装着させられ、休む間も無いというか、常に監視されている様な状況で、しかもモニターが分割画面化されて、一度に複数の事柄に対処させられるというのは、旧態依然の自分にとっては、ど~しても馴染めない環境なんですねぇ……。

しかも、それが……、まだしも自宅ならば逃げ場もあるんでしょうが、きっちり何時もの仕事場に出向いてのザマですから、情けないです。

とりあえば明日は開放されそうなんですが、もしかしたら、これが自宅での自分の時間にも入り込んできそうな予感がして……。

そんなこんなで、本日の1枚は休載、ご理解ください <(_ _)>

最後になりましたが、政府のお偉方が「肉」とか「魚」とかの商品券配布で議論しているなんてのは、馬鹿丸出し!

ど~せ、様々な業界から圧力があっての話なのはミエミエながら、役人連中が、そんな試算をしている姿なんか、想像するだけで病気になりそうですぜっ!

一番に良いのは現金給付のはずなのに、それがダメだったら、せめてアマゾンのクーポンにして欲しいと願っているのでした。

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八神純子も美脚です ♪♪~♪

2020-03-26 20:10:25 | Pops

恋のマジックトリック / 八神純子 (ディスコメイト)

掲載したのは昭和56(1981)年夏に発売された八神純子のシングル盤なんですが、ど~です、彼女のムチムチした太腿と引き締まった脛のコントラスが素晴らしく美味しそうでしょう~~♪

これもまたジャケ買い趣味の「美脚」ジャンルと勝手に決めつけているのはサイケおやじの嗜好の為せる業(?)かもしれませんが、こ~ゆ~ショーパン姿っても、男好きのするファッションと思いますが、いかがなものでしょう。

しかし、それはそれとして、肝心の収録A面曲「恋のマジックトリック」は如何にも当時の八神純子を特徴づける名作で、それはなんとっ!

自作自演が当然と思われていた彼女が、堂々と洋楽カバーの日本語バージョンに挑んだのが、その真相であり、元ネタはアメリカで活躍するAOR系のシンガーソングライターとして我が国でも人気が高かったイギリス人のルパート・ホルムズが同時期に発売したシングル曲「素敵なパートナー / Loved By The One You Love」のB面曲としてカップリングされていた「Magic Trick」です。

もちろん、それはルパート・ホルムズの作詞作曲による自演オリジナルなんですが、アメリカでは当時、シングルオンリーの扱いであり、そして日本盤シングルのジャケ写には「八神純子にプレゼント」云々というキャプションがある以上、日本語の歌詞は彼女の作詞とされていますが、現実的はに訳詞に近いものと思います。

そして両バージョンのサウンドの作りやアレンジのツボは、なかなか類似点が多いというよりも、八神純子のバージョンは、大村雅朗によるコピーアレンジという感じでしょうか、この名匠らしからぬ無駄な音使いが気にならないとは申せません。

ただし、それでも八神純子バージョンに魅力が失せていないのは、その歌いっぷりの素晴らしさで、持ち前の歌唱力を再認識させられてしまいますねぇ~~♪

ちなみに、この直前の彼女は例の「パープルタウン」の盗作騒動とか、活動の拠点を米国西海岸へ移しつつあった頃ですから、ど~せなら堂々のカバーバージョンを出せる環境(?)は整っていたんじゃ~ないでしょうか。

問題は、それが我が国で受け入れられたとは必ずしも言い難く、所謂洋楽路線はセールスの不振に繋がったという……。

そして彼女は本格的に渡米したというか、イギリス人プロデューサーと結婚し、当地に移住してしまったのは、皆様ご存知のとおりです。

ということで、聊か話はそれまくってしまいましたが、とにかく「美脚」ジャンルもジャケ買い趣味の王道!

それが本日の結論というわけです。

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今こそ、東京五輪音頭で盛り上がれっ!

2020-03-25 19:43:14 | 歌謡曲

東京五輪音頭 / 三波春夫 (テイチク)

ついにというか、やっぱりと申しましょうか、新型コロナウイルスの世界的蔓延により、今年の東京オリンピックが1年ほどの延期が決定という現実には正直、聊か残念という気持ちもありますが、しかし、ここまで辿り着く間に様々なケチが付いた感も強いのですから、仕切り直しには絶好のチャンスと思います。

で、それに相応しいのが、絶対に「東京五輪音頭」でしょう!!!

もちろん、今大会にも「2020版」という、加山雄三や石川さゆり等々が歌ったバージョンが作られていたんですが、それがちっとも巷に流れていなかった事は不思議というよりも、何かしら当然の様な気がしたのは、サイケおやじだけじゃ~ないと思うんですが、いかがなものでしょう。

だって、前回の昭和39(1964)年に作詞:宮田隆&作曲:古賀政男が渾身の提供だった「東京五輪音頭」の華やかで景気良い三波春夫のバージョンが刷り込まれている日本人からすれば、今回の新バージョンは明らかに物足りないはずです。

そこで苦渋の決断となった延期に事寄せて、もう一度、「東京五輪音頭」を新規製作して欲しいと願ってしまうんですよ、サイケおやじはっ!

そして当然ながら、それは前回同様、多くの歌手やグループによる競作が望ましく、例えば細川たかし、福田こうへい等々による「民謡バージョン」、氷川きよしによる「正統派バージョン」の他にも噴飯物かもしれませんが、「AKBバージョン」や「ラップバージョン」、「ロックバージョン」や「ソウル歌謡バージョン」、沖縄あたりのモードを用いた「琉球バージョン」、八代亜紀や秋元順子を起用した「化け猫バージョン」、千昌夫や新沼謙治の「故郷バージョン」、加山雄三&寺内タケシによる「エレキバージョン」等々、速攻でもこれだけ思い付くんですから、後はひたすらに盛り上がるアレンジとプロデュースをお願いするばかりですよ。

ちなみに前述した三波春夫の大ヒットバージョンのアレンジは福島正二、バックコーラスや合いの手はテイチク合唱団とクレジットされていますから、そのカラオケを使い回して、とにかくコロナウイルスなんかぶっ飛ばす勢いの新録版が多数作られる事を希望しております。

ということで、冒頭に述べたとおり、今年開催予定だった東京オリンピックは最初っから多くの因縁が絡みつき、前の東京都知事だった猪瀬直樹の「おもてなし」どころか「裏があった」スキャンダル、ロゴマークや建造物のデザイン盗用疑惑、マラソンコースの変更、チケット申し込みのゴタゴタ等々、積み重なったところに現在の見通せない状況……。

そこには付帯的に穿った見方として、国策だったNHK大河ドラマ「いだてん」の大コケもあったりして、なにやらその頃から不吉な予兆があったとすれば、自ずと覚悟は決まっていたのかもしれません。

しかし、昨年の大豪雨により、もしも多摩川の堤防が決壊していたら、東京オリンピックも流されていた可能性だって否定は出来ませんし、この先だって、どのような災害や混乱が待ち受けているかは、誰も予測なんか不可能でしょう。

だからこそ、この先の1年間は遮二無二盛り上がって行かなければ、日本人としての矜持も失せてしまう気がするんですねぇ~~。

そして、それを推し進めるのが「東京五輪音頭」に他ならないと思うばかりです。

また、掲載の私有盤は自宅にあった4曲入りの33回転盤なんですが、おそらくは封入されていたであろう「振付の解説書」は紛失していたみたいで、ちょいと残念でした。でも、これってリアルタイムで我が家で買っていたという記憶が無いんですけどねぇ~~。

それと今になっての推測なんですが、これで東京都知事選挙はガチンコになるのは必定ですねぇ~~。もう小池百合子に花を持たせる必要が無くなりましたからっ!?

同時に、この機会ですから、森喜朗にも退場願いたいですねぇ~~、あの仏面は、もう御免!?

でも、それと盛り上がるイベントは関係無いわけですが、いやはやなんとも、やっぱり因縁はぶっ飛ばすしかありませんねっ!

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シンセポップとバーコード

2020-03-24 19:18:07 | 歌謡曲

雨のプラネタリウム / 原田知世 (CBSソニー)

アイドルが新しい展開を求めてロックに挑戦するという企画の狙いは理解出来ますが、成功したのは例えば本田美奈子とか、極めて少なく、しかし今となってはキワモノも含めて、相当に面白いレコードが残されたのは、ある意味で僥倖かもしれません。

本日掲載した原田知世のシングル盤も、そ~した中の1枚で、特にA面に収録された「雨のプラネタリウム」は作詞:秋元康&作編曲:後藤次利が企図した洋楽最先端の所謂シンセポップであり、サイケおやじにしても、彼女自らが、それまでのロリマニア御用達みたいなイメージから、大人の世界への挑戦を試みている様に感じられましたですねぇ~~♪

実際、アップテンポでマイナーな曲調は、失礼ながら出来の良くないユーミン風でありながら、基本的に歌唱力が優れているとは言い難い原田知世の個性を活かした中音域主体のメロディ展開から、サビでは思いっきり高い音域で力んだ節回しという構成が実に印象的ですし、それが可能だったのはキーボード類を大量投入した中にギターを鮮やかに仕込んだ後藤次利のアレンジの上手さがあるからと思います。

もちろん、こ~ゆ~サウンドは同時期にイギリスや欧州で流行っていた、例えば a-ha (アーハ) あたりからのモロパクリではありますが、それはそれとして、イメチェンした原田知世にはジャストミートしており、当時をご存知ない皆様には、ぜひともテレビ等々で「雨のプラネタリウム」を演じている彼女の映像をご覧くださいませ。

ヘタウマ!?

と言われれば、全くそのとおりなんですが、デビュー当時からの彼女の個性であった「希薄な実在感」とか「程好い透明感」みたいなキャラが存分に活かせたのは、こ~したシンセポップの世界であったんじゃ~ないでしょうか。

告白すれば、サイケおやじは決してシンセポップなんてものは好きではありませんが、この原田知世の「雨のプラネタリウム」は例外のひとつであります。

ということで、しかし、このレコードに大きな弱点があるとすれば、ジャケ写ポートレートの無機質な不気味さでありましょう。

能面の様でもあり、デスマスクの様でもあり、妙に日本人離れした面立ちに写っている原田知世は、別の世界の人でせうか?

イメチェンも、ここまでやられると親しみも和みも失せてしまうと思ってしまうだけに、入っている楽曲そのものが妙に愛おしくなるということは、狙っていたのかなぁ~~~。

未だ答えは見いだせておりませんが、救いがあるとすれば、ジャケ写スリーブに刷り込まれている、これまた不粋なバーコードに違和感を覚えないってことだけなのでした。

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ロックシンガー豊川誕

2020-03-23 20:34:02 | 日本のロック

愛したら最後 c/w 野良犬 / 豊川誕 (Trio)

ジャニーズ事務所から登場した数多のアイドルの中でも、特に鮮烈な印象を残しているのが豊川誕かもしれません。

と、聊か曖昧な書き出しになってしまったのは、豊川誕は売り出された最初っから「孤児」とか「施設育ち」等々、決して恵まれてはいなかった出自が強調され、しかし、それでいて不思議に自然体な明るさを見せてしまう振る舞い、そして説明不要という、如何にもジャニーズ仕様のルックスが、なんともサイケおやじには奇異な印象だったからです。

まあ、今となっては、それも芸能界のスタンダードな方法論のひとつであり、正にジャニーズ帝国の異端と正統を併せ持ったスタアの証だったと理解も出来るのですが、それにしてデビューした昭和50(1975)年春からの大ブレイクとその後の波乱万丈(?)は、今日までの日本芸能史の裏表を考察するは絶好!?

なにしろ豊川誕には、失礼ながらジャニーズらしからぬ歌唱力がありましたし、ルックスは皆様ご存知のとおり、甘さの中に翳りが滲むという、そのあたりが自らの履歴と完全にリンクしていたんですから、女の子を夢中にさせる魅力があった事はサイケおやじも認めるところです。

ところが、そんなパワーが強烈過ぎたのか、全盛時代だった昭和52(1977)年夏頃だったでしょうか、突如としてジャニーズ事務所から姿を消し、テレビのバラエティ番組等々でも、その行方を捜索する様な企画さえあったと記憶しているんですが、その原因の真相は様々にあろうとも、流石のジャニーズ事務所も焦りが見え隠れしていた事が確かに知れ渡るという事件でありました。

そして皆様ご存知のとおり、独立しての芸能活動を目論んでいた豊川誕に様々な圧力が及んだ事は言うまでもなく、一時的にジャニーズ事務所に復帰するも、再び飛び出した後は昔っからのスキャンダルが表沙汰になったり、悪いクスリ云々、暴走族とのあれやこれや等々が、これでもかとマスコミを騒がせたのは、いやはやなんとも……。

しかし、豊川誕は芸名の使用に制限を受けたものの、ロックバンドを結成したり、新たな方向性を模索し、ついに昭和55(1980)年に出したのが本日掲載のシングル盤でして、それがなんとっ!

収録両面共に歌謡ロックの演歌的展開だったんですから、吃驚仰天させられたのはサイケおやじだけでは無いと思いますねぇ~~。

それは、作詞:なかにし礼&作曲:長沢ローが提供のA面「愛したら最後」で大爆発!? ヘヴィな質感を打ち出している馬飼野俊一のアレンジがあればこそ、豊川誕の歌いっぷりのロック性感度の高さは素晴らしく、同時に演歌本来の泥臭さを滲ませた節回しは、所謂「コブシ」とは似て非なる味わいなんですねぇ~~。

また、B面に収録された「野良犬」は、実はこっちが本命とも言うべきファンクな色彩の歌謡ロックに仕上がっていて、正に我々が知らされていた豊川誕の出自を強く伝える阿里あさみの綴った歌詞も、さらに作曲:長沢ロー&編曲:馬飼野俊一の企図したサウンド作りも素晴らしいですよっ!

グッと「漢」を感じさせるジャケ写にも、女心が惹きつけられるのは必定だったでしょう。

ということで、結果的には大ヒットには結びつかず、豊川城の波乱万丈は続いていくのですが、個人的には本格的に歌謡ロック~ハードロック歌謡の路線を追求して欲しかったなぁ~~、と本気で思っております。

うむ、ロッカーには紆余曲折を良いベクトルに変換する資質が求められるんでしょうかねぇ~~。豊川誕には、それが確かにあったとすれば、本日掲載のシングル盤は傑作!

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無駄な抵抗だったような…

2020-03-22 19:30:14 | Weblog

結局、そ~ゆ~ことなので、新しいPCを買うという選択に迫られています。

形あるものは何時かは壊れるという、諸行無常の真理は、せつないですねぇ、やっぱり……。

今はスマホだけが頼りですから、覚悟を決めて、明日から出直します <(_ _)>

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