OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

いつか見た青い空へのタイムスリップ

2023-09-30 16:56:49 | 歌謡曲

いつか見た青い空 / ジ・アイビー・トワインズ (東芝)

今日はネタの仕入れで街を徘徊していたら、某所でのイベントに出演していた、おそらくは高校生らしい女の子のグループが、本日掲載のシングル盤A面曲「いつか見た青い空」を歌っていたのには驚くやら、嬉しくなるやら (^^)

なにしろ、この歌は作詞:都築新一&作曲:青山靖介が書いた、ミディアムテンポの典型的なカレッジフォーク歌謡であり、それを演じているのが湯沢裕子(ジャケ写ポートレート・左)、国東美智子(同・中央)、そして高世のり子(同・右)のトリオで編成されていたジ・アイビー・トワインズだったんですが、このシングル盤が世に出たのは昭和43(1968)年9月ということは、既にして半世紀以上前の楽曲をレコードバージョンと同じく、控えめなアコースティックギターの伴奏と爽やかなハーモニーコーラスを入れて再現していたんですから、不肖サイケおやじは一瞬、タイムスリップ感覚に (^^)

本日、それを演じていた彼女達が何処で、ど~ゆ~経緯から、この「いつか見た青い空」という歌を知ったのかは推測不能なれど、オリジネーターのジ・アイビー・トワインズは昭和42(1967)年前後からニッポン放送の深夜番組「フォーク・ビレッジ」で度々歌声が流されており、その頃のサイケおやじは、それほど興味は持てなかったんですが、翌年になって発売された掲載盤A面曲「いつか見た青い空」だけは、妙に気に入っていましたですねぇ~~♪

もちろん、レコードは後追いの中古ゲットではありましたが、唯一見た彼女達の実演にしても、そんなこんなのフォークシンガーやグループが大挙出演していたイベントの芸能ニュースみたいな番組でしたからねぇ~~、幻のグループという感じだったんですよ、サイケおやじにとっては (^^;

ですから、皆様には本日のタイプスリップ感覚をご理解いただけるかは微妙なところでありましょう (^^;

ということで、最後になりましたが、このレコードを制作していた頃の彼女達は女子大生だったと云われており、おそらくは……、これっきりしか公式音源は残してくれなかったかもしれませんが、前述「フォーク・ビレッジ」等々、探せば貴重なレコーディングが発見出来るんじゃ~ないでしょうか?

GS等々の音源や映像は今日でも様々に珍しい復刻作業が行われていますが、所謂カレッジフォークという学生主体の音楽活動の掘り下げた探求も、これからのお楽しみかもしれません。

なんだか……、期待してしまいます (^^)

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おもかげ列車は走り続ける

2023-09-29 17:16:15 | 歌謡曲

おもかげ列車 / あいあい (日本コロムビア)

掲載したのはツインズ姉妹の歌謡デュオ・あいあいが昭和53(1978)年8月に出した、おそらくは 2nd シングルと思われる裏人気作(?)なんですが、とにかくジャケ写ポートレートからして、デビュー当時よりもグッと「あかぬけた」イメージに相応しいのが、ここに収録のA面曲「おもかげ列車」でありました。

なにしろ、それは作詞:有馬三恵子&作曲:三木たかしが提供の基本はポップス演歌ではありますが、ミディアムアップの編曲を施した萩田光雄が仕込んだ風味がカントリーロックなんですから、たまりません ♪♪~♪

実際、イントロを奏でるギターのフレーズと音色、そしてドラムスとベースのノリが全く恣意的と申しましょうか、オーケストラのアレンジも含めて、ここだけ聴いていると、2~3年前の南沙織の諸作かと思ってしまうのはサイケおやじだけでしょうか (^^)

しかし楽曲主旋律の最初の部分が北島三郎の「函館の女」とクリソツというところから、後は歌謡曲保守本流の展開となり、それでいてバックのカラオケパートには既に述べたとおりのカントリーロック風味が滲みまくっているもんですから、池田早苗&由美が前向きにユニゾン&コーラスを聴かせてくれるのは、なかなか心地良いわけですよ ♪♪~♪

実は、このシングル盤は例によって某ネットオークションからの獲物だったんですが、ブツそのものは「見本盤」でして、ジャケットスリーブ裏には「第2作」なぁ~んていう書き込みがされていたということから、ほとんど送料だけの価格だったのは久々のラッキーな心持でありました (^^)

ちなみに、サイケおやじのリアルタイムな記憶では、全くヒットしたとは思えない「おもかげ列車」ではありますが、これは今こそ懐メロをやっているバンドで演じて面白い楽曲かもしれませんねぇ~ (^^)

尤も、女性ボーカルが複数必要なところもありますが、ソロシンガーでもイケるんじゃ~ないでしょうか?

うむ、入れてもらっている高齢者バンドの次回練習時、提案してみようかなぁ~~ (^^)

ということで、最近の拙ブログに掲載のジャケ写はスマホで「Cam Scanner」というアプリを用いて撮っているんですが、やはり解像度は本物のスキャナーよりは劣りますねぇ……。

でも、これが簡単でラクチンなんですよ。

ひとつ、個人的に問題を感じているとすれば、被写体となるジャケットスリーブの方向や傾き・ズレが撮影時に上手く調整出来ないところではありますが、このあたりは今後の慣れと修練が必要かと…… (^^;

それにしても、便利な世の中になったものと思うばかりです。

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アカネ隊員は歌う

2023-09-28 17:30:12 | 歌謡曲

マイ・ダーリン 東京 / 城野ゆき (クラウン)

本日の主役たる城野ゆきはサイケおやじと同世代の皆様であれば、おそらくは昭和42(1967)年に放送されていた東映製作による特撮スペースドラマ「キャプテンウルトラ(TBS)」におけるアカネ隊員でありましょう (^^)

これは皆様ご存じのとおり、番組そのものが爆発的な人気を集めた「ウルトラQ」&「ウルトラマン」終了からの放送ということで、前2作品との比較が最初っから避けられず、特に宇宙が舞台ということで、野外ロケが出来なかったところから、スタジオセットのチープ感は子供にも感じられる弱点として、如何にも現実味が希薄……。

というか、もちろんドラマそのものは完全なるSF作品ですから、本来は「現実味」なんてものは邪魔になって然るべきではありますが、やはり「地に足がついていない」という無重力な雰囲気が滲み出ていたんでしょうか、登場人物への感情移入がイマイチ、物語展開へ入り込めない要素だったのかもしれません。

ところが、ここに登場していたアカネ隊員の美しくもスマートな存在感は清純でありながら、思春期の少年を魅了する「何か」を漂わせており、まあ……、それは今になっての考察ではありますが、リアルタイムのサイケおやじは失礼ながら、前述「ウルトラQ」&「ウルトラマン」に出演していた桜井浩子とは決定的に違う、慎みのあるセクシーさ?

―― みたいなものがあったんじゃ~ないか?

そんなふうに思いながら後年、件の「キャプテンウルトラ」を再鑑していた事を告白せねばなりません (^^;

さて、そこで本日掲載したのは、その城野ゆきが昭和43(1968)年7月に出した、これが公式歌手デビュー作と思われるシングル盤でして、つまりは前年に放送されていた「キャプテンウルトラ」の終了後の発売になるわけですが、それにしても作詞:水沢圭吾&作曲:中川博之、そして編曲:高橋五郎が提供のA面曲「マイ・ダーリン 東京」はミディアムテンポのムード歌謡がド真ん中 ♪♪~♪

程好いジャジーなアレンジで、ギターの音色もソフト&ジェントルな雰囲気を盛り上げている中で歌う城野ゆきの正統派でありながら、所々で恣意的なフェロモン節を披露しているあたりが如何にもの仕上りでして、決して子供向けのレコードではありません。

後に知った事ではありますが、彼女は東映での女優活動初期には清純派として売り出され、それなりに映画本篇でも目立つ役柄を演じていたとはいえ、その頃の東映は任侠路線がメインとなり、城野ゆきとしてはテレビに軸足を移していったところで出演したのが「キャプテンウルトラ」だったとすれば、同時期に女優として活動していた小川知子が歌手としてもブレイクした流れから、彼女にもレコードデビューのチャンスが訪れたらしいですよ。

結果的に、この「マイ・ダーリン 東京」はヒットしたとは言い難く、以降も数枚のシングル盤を出していながら、やはり城野ゆきは女優であり、件のレコード諸作は、あの「アカネ隊員」が歌っているというコレクターズアイテムになっているわけです。

もちろん、サイケおやじにしても、そ~ゆ~趣向からゲットした1枚ではありますが、彼女が演じたアカネ隊員こそは、最も初期に「大人の女性」を感じさせてくれた特撮ヒロインじゃ~ないでしょうか (^^)

ですから、こ~ゆ~疑似フェロモン歌謡を演じていたって、全く自然の流れで聴けてしまう気がするんですよ、サイケおやじには (^^)

ちなみに件の「キャプテンウルトラ」終了後に同じ番組枠でスタートしたのが「ウルトラセブン」である事は説明不要、そこに出演していたアンヌ隊員=菱見百合子=ひし美ゆり子の脅威的(?)人気は現在も継続しているほどではありますが、サイケおやじは最初、「アンヌ」は「アカネ」からの流れでと思い込んでいたという、もうひとつの告白をせねばなりません (^^;

う~ん、そんなこんなの思い込みの強さは、この頃のサイケおやじには既に形成されていたということで、本日は失礼させていただきます <(_ _)>

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懐かしさと難しさのジルバ

2023-09-27 17:28:22 | 歌謡曲

涙のジルバ / 高田みづえ (ユニオン / テイチク)

昭和56(1981)年7月に発売された高田みづえのヒット曲「涙のジルバ」は、前年にサザンオールスターズの持ちネタをカバーしての大ヒット「私はピアノ」の路線を狙ったと思われる、これがミディアムテンポでオールディズ風味が滲む、なかなか人懐っこい歌謡曲♪♪~♪

実際、そのメロディラインの懐メロ感覚、しかし歌詞の世界の遊び心と時代へのアクセス仕様は、例えば――

―― 悲しき街角 バイビィ~~♪

なぁ~んて歌った後の間奏で、予想どおりと申しましょうか、きっちりデル・シャノンが畢生の大名曲「悲しき街角 / Runaway」のメロディが奏されるという仕掛けがあったりしますし、「バイビィ~」っていう言葉の言い回しは、リアルタイムでの女の子の普通語(?)だったりしましたからねぇ~~~ (^^)

このあたりは作詞作曲:松宮恭子&編曲:松井忠重が流石のプロの手際でありましょうか、他にも曲展開には様々なキメが施されておりまして、告白すれば、サイケおやじが入れてもらってる高齢者バンドで、この「涙のジルバ」を練習しているんですが、イントロはギターがギンギンの歌謡ロックでありながら、楽曲本篇はキーボード主体のサウンドで、しかも弾んだベースとビシッしたドラムスが中盤のテンポチェンジにも動じない姿勢を求められるという難しさ!?!

そしてボーカルパートにしても、高田みづえはリラックスして歌っているふうにしか聴こえませんが、現実的には注意深い節回しが必要なのは言わずもがな、それでいて軽いタッチの印象は必須と思われますが、いかがなものでしょう。

う~ん、歌謡曲って、本気で難しいですねぇ~~、カラオケ歌うのは易しくとも (^^;

一般的にアイドルシンガーは歌唱力が稚拙だと思われがちですが、歌の上手いアイドルだって大勢登場していたことは歴史になっておりますし、レコーディングの現場よりはステージライブやテレビ出演時の度胸と根性には、やっぱり敬服するしかありませんですよ (^^;

年寄りのなんとやら……、とはいえ、負けてらんないですねっ!

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演歌ロックが好きなんだぁ~~!

2023-09-26 17:19:39 | 歌謡曲

■サチコ / ニック・ニューサ (RCA)

掲載したのは昭和56(1981)年に発売されるや、今日までロングセラーの大ヒットになっている「サチコ」をA面に入れたシングル盤で、演じているのはジャケ写からも年季の入ったメンバー構成のニック・ニューサと名乗るバンドでありました。

なにしろ、これがミディアムテンポの歌謡ロックであり、男の一途な恋情が綴られた歌詞は、九州博多地区の所謂「ご当地ソング」でもあり、せつない曲メロを彩る「泣きのギター」もツボなんですが、やはりクールで熱いボーカルの説得力があればこそ、リアルタイムのヒットは当然が必然!

そして今では、カラオケの定番曲としても、愛唱されているわけです (^^)

それでもサイケおやじは、最初に「サチコ」という曲名を知った時、これって……、もしかしたら、ばんばひろふみが昭和54(1979)年末にヒットさせた「SACHIKO」との関連と被りを痛切に想起させられたりしたんですねぇ~~ (^^;

しかし、実際は……、ばんばひろふみの「SACHIKO」が作詞:小泉長一郎&作曲:馬場章幸、そして編曲:大村雅朗が提供した歌謡フォークだったのに対し、作詞作曲:田中収&編曲:ニック・ニューサの「サチコ」は既に述べたとおり、歌謡ロックの大名曲 ♪♪~♪

前者は、まあ……、ど~でもよかったサイケおやじにしても、こっちの「サチコ」には瞬時にシビレさせられましたですよ (^^♪

ちになみニック・ニューサというバンド名の意味は知る由もありませんが、メンバーは田中収(vo)、福田彰一(g)、黒木俊彦(g)、都留敏彦(key)、松本力(b)、今林弘幸(ds) というのが当時の顔ぶれだったんですが、良く知られているとおり、リーダーの田中収は以前に三枝伸とデイ&ナイツで活動しており、また本職はドラム奏者として、博多周辺のキャバレーやナイトクラブで仕事をやっていたと云われていますから、ニック・ニューサも当地で結成されたのでしょうか?

実はサイケおやじは、この「サチコ」が大ヒットしてから数年後、九州地区の某イベントに「田中収とニック・ニューサ」と名乗るバンドが出演していたところを目撃した記憶があるんですが、ちょいと曖昧な…… (^^;

しかし、それはそれとして、この「サチコ」は我が国のイノセントなロックファンからは「演歌ロック」なぁ~んて、軽んじられていた現実もあり、サイケおやじは正直 ――

―― それが、ど~したの?

そんな気分に満たされていましたですよ。

好きなものは、好きで、いいじゃ~ないかっ!

告白すれば、現在入れてもらっている高齢者バンドで、この「サチコ」を練習しているんですよ (^^)

ですから、もちろん、サイケおやじは嬉々として、リードギターのフレーズコピーに勤しんでいるというわけです (^^)

う~ん、やっぱり、これはイイ曲ですねっ!

ということで、個人的にはモヤモヤした気分が連日続いておりますが、ちょっとの時間でも自分の好きな事をやれる幸せに感謝です。

無理は承知と自覚しつつも、バチアタリの無い生き方をしたいものです。

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順番間違い、じゃ~ないからねっ!

2023-09-25 18:05:42 | 歌謡曲

恋のザバイバル 2 c/w 恋のザバイバル 1 / 麻生よう子 (ポリドール)

何事も順番を重んじる気性の人にとっては、麻生よう子が昭和54(1979)年にヒットさせた本日掲載のシングル盤A面曲「恋のザバイバル 2」に違和感を覚えても、それは納得される事柄でありましょう。

何故ならば、件のシングルヒットが入れらたシングル盤のB面収録曲が、なんとっ!

―― 「恋のザバイバル 1」だったんですから、この順番間違いは、これ如何にっ!?!

この問題に関しては、まず……、この「恋のザバイバル」という楽曲そのものは作詞:ディノ・フェカリス&作曲:フレディ・ペレンが書き上げ、それを北米をメインに活躍する黒人歌手のグロリア・ゲイナーが歌って、1978年に大ヒットさせた「I Will Survive」を元ネタに日本語歌詞を附したという、所謂カバーバージョンであり、これは皆様ご存じのとおり、布施明が昭和59(1979)年5月に本人自らが訳詞、そして林哲司がアレンジを施してのシングルバージョンを発売し、それが忽ち我が国でもヒットしていた流れから、同時期に麻生よう子が競作バージョンを出しても、全く不思議ではありませんからねぇ~~、それゆえに「2」というタイトルが附されたと思いきやっ!

―― 既に述べたとおり、麻生よう子のシングル盤には、もうひとつ、同曲の「1」が収められているという、いやはやなんともの次第…… (^^;

それも基本的には布施明も麻生よう子も、本家グロリア・ゲイナーのバージョンを踏襲したディスコサウンドのソウル歌謡に仕上げているわけですが、麻生よう子のバージョンは編曲が木森敏之、そして訳詞が藤公之介とされておりながら、問題の「2」と「1」では歌詞が異なっているという、なかなかに罪作り(?)な仕掛けになっているんですねぇ~~!?!

その違いについては、皆様各々の鑑賞にお任せしたく思いますが、サイケおやじとしては、やはりA面扱いになった「2」の方に如何にも「歌謡曲らしい」下世話さを感じております (^^)

ということで、最後になりましたが、この当時の麻生よう子はレコード会社を移籍し、それまでのCBSソニー時代の十八番だった湿っぽいノベルティ系の歌謡バラードから一転、その第一弾「B1パブ」では歌謡ロック、そして続く「恋のザバイバル 2」では、堂々のディスコ歌謡を歌ってのスマッシュヒット ♪♪~♪

もちろん、そんなこんなの流れには十人十色の好き嫌いが当然あろうかと思いますが、サイケおやじは決して嫌いではありません。

ちなみに、この時期の麻生よう子でサイケおやじが最高に好きなのは前述シングル曲「B1パブ」のB面に収められていた「涙のかわくまで」でして、これは説明不要、西田佐知子のヒット曲をカバーしたものですが、それを麻生よう子は実にカッコイイ歌謡ロックとして歌っているんですよっ!

それについては追々ご紹介させていただく所存ですが、気になる皆様には、一聴をオススメです (^^)

あぁ~~、麻生よう子、やっぱり好きです (^^♪

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今生の別れは突然に…

2023-09-24 17:02:47 | サイケおやじの日常

今朝方、メッセージメールしてきた友人が、なんと……。

本日昼過ぎに急逝したという連絡には、茫然自失でした……。

実は全く知らなかったのですが、故人は昨年末から病の床に伏しており、だとすれば、件のメールは「今わの際」の伝言だったのでしょうか……。

なんとなく普通の挨拶という文章に何かの意味があるのか……?

何度読み返しても、その含むところが読み切れていません……。

先ほど、病院から亡骸が自宅に帰って来たというので、これから顔を出してきます。

本日は、これにて…… <(_ _)>

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秋はオールディズ歌謡で胸キュン

2023-09-23 17:25:03 | Singer Song Writer

Bobby / とみたゆう子 (PANAM / クラウン)

秋という季節にジャストミートする音楽ジャンルと云えば、センチメンタルな失恋ソングも定番になりましょうか、個人的には、そこにオールディズ風味が入ったミディアムテンポの胸キュンフィーリングを求めてしまうもんですから、とみたゆう子が昭和57(1982)年に出した本日掲載のシングル盤A面曲「Bobby」は、その曲タイトルからして、そんな雰囲気がモロに嬉しい予感でありました。

そして実際、とみたゆう子が持ち前の程好いアニメ声と申しましょうか、ロリ未満の愛くるしい声質で節回すのは、もちろん彼女が自作の甘酸っぱいカレッジソングなんですが、既に述べたとおり、芳野藤丸のアレンジはオールディズがド真ん中ですし、さらにニクイのは町支寛二が施したというコーラスアレンジがフォー・シーズンズビーチボーイズからの影響を真っ向から受け入れたスタイルなんですから、たまりません (^^♪

正直、歌詞の世界には、それほどの共感は覚えませんが、この楽曲にして、このアレンジと演奏、その雰囲気にグッと惹き込まれてしまいますねぇ~~ (^^♪

もちろん、可愛らしいジャケ写のイメージもイイ感じ ♪♪~♪

告白すれば、とみたゆう子のレコードは、これが二度目のゲット盤なんですが、ここまで自分の趣味性に合っていたなんて、前述したとおり、嬉しい予感が大当たりでありました (^^)

ということで、予定されていた新車の納入が最短、来月の3日以降いう連絡を受けて、ストレスがブリブリに溜まっている感じなんで、明日は中古屋&ブートを急襲(?)、さらに久々にバイクで疾走したい誘惑に (^^;

でも、今は秋の交通安全週間で取り締まりが厳しいので、それも、まあ…… (^^;

う~ん、何をやろうか、そんな悩みは幸せの証と信じたいところです <(_ _)>

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曖昧な魅力の誘惑

2023-09-22 17:16:40 | 歌謡曲

■哀愁Dream / 横田早苗 (CBSソニー)

成り行きで参加した本日の会合というか、新規プロジェクトのプレゼンという趣向は理解していたんですが、聞かされた話は曖昧模糊……。

何となく魅力的なところは感じられるもののイマイチ、説得力が足りないのは、それだけ成功の可能性が低いんでしょう。

ということで、思い出したのが横田早苗が昭和58(1983)年10月に出した本日掲載のシングル盤A面曲「哀愁Dream」でして、なかなか曲タイトルのイメージとリンクしたジャケ写がイイ感じでしょう (^^)

しかし、作詞:伊藤アキラ&作曲:小杉保夫が提供の楽曲そのもの、特にAメロが難しいほどに曖昧な展開で、せっかく解放感のあるサビに繋げていくには横田早苗の歌唱力が追いつかないという、実に勿体無い仕上がりなんですねぇ~~、サイケおやじの感性には (^^;

そのあたりは鷺巣詩郎の容赦ない(?)流行最先端のアップテンポのアレンジにも一因があるんでしょうか、失礼ながら、彼女には荷が重い楽曲だったんじゃ~ないでしょうか (^^;

逆に言えば、デビュー時からのシングル曲は、それなりに秀逸な作品が提供され、だからこそ横田早苗というアイドルシンガーの王道的にターヘな歌唱は個性的な狙いがあった様に思いますし、それならば殊更難しい楽曲「哀愁Dream」を与えての結果次第では、トンデモ系のブレイクが期待されていた??!?

そんな失礼千万な妄想までも、サイケおやじは抱いてしまったですよ…… (^^;

そこで冒頭の話に戻れば、世の中には曖昧な魅力ってものが確かにあり、しかし、それは博奕にも似た射幸心と無縁ではない気がしています。

あらためて述べるまでもなく、殊更アイドル業界は「当りハズレ」の大きい場所であり、それを反面教師的に活かせれば、市井における諸々には柔軟に対応出来るのかもしれませんねぇ……。

本日は実に曖昧なオチで、失礼させていただきます <(_ _)>

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島かおりのせつない節回し

2023-09-21 17:34:30 | 歌謡曲

道 / 島かおり with こおろぎ '73 (日本コロムビア)

掲載したのは、昭和30年代中頃から現在に至るまで、夥しい映画やテレビドラマで活躍し続けている美人女優・島かおりが、公式には現在まで僅か3曲だけ残してくれた歌唱レコーディングの最後となる「道」をA面に入れたシングル盤なんですが、これはもちろん、ジャケ写からも一目瞭然、昭和50年代に爆発的な人気を集めたテレビドラマ「Gメン '75(TBS)」のエンディングテーマ曲でありました。

巷間知られているとおり、件の「Gメン '75(TBS)」のエンディングテーマ曲と云えば、放送開始当初から、しまざき由理が歌った「面影」、それに続く「追想」が、其々強い印象を残す名曲・名唱となって大ヒットしていたわけですが、その中で例外的に昭和52(1977)年放送の第94話がヒロインを演じた范文雀の歌う「蜉蝣(かげろう)」にチェンジされていた以外、つまり第1話から第144話まで前述したとおり、しまざき由理の「面影」「追想」が流れていたところへ突如(?)、昭和53(1978)年3月4日放送の第145話「北極回りSK980便」から島かおりの「道」がエンディングテーマにっ!

これは既に皆様ご推察のとおり、この第145話「北極回りSK980便」から「マドリッド闘牛場の殺し屋」「パリ行スペイン特急」「ヨーロッパ特急大爆破」と続くヨーロッパロケによる長篇4部作で哀切のヒロインを演じていたのが島かおり!

―― という経緯があっての流れだったんですが、なんとっ!?!

それ以降も、島かおりの「道」が第174話までエンディングテーマとして用いられていくのですから、サイケおやじとしては当初、軽いショックを受けましたですねぇ~~(^^;

だって、失礼ながら、島かおりは決して歌が上手いとは言い難く…… (^^;

前任のしまざき由理の抜群の歌唱力に比べれば、それは…… (^^;

しかし、しまざき由理が歌っていたそれまでの「面影」「追想」と同じく、作詞:佐藤純弥& 作編曲:菊池俊輔が書き上げた「道」は、如何にも歌謡曲らしい、湿っぽい情熱を表出していた前2曲とは大きく趣の異なる歌謡フォーク調の胸キュンソングでして、そのミディアムテンポの曲調をバックアップするのが、「コオロギ '73」 と名乗るグループのコーラスであれば、島かおりの「か細い」声質と幾分曖昧な節回しで歌われる主旋律は、毎週なかなか陰惨なドラマ展開を見せていた「Gメン '75(TBS)」には、なんとも言えぬ、一抹の希望みたいなものを提供してくれるんですから、サイケおやじは聴くほどにウルっとさせられたりしましたですねぇ~~、恥ずかしながら (^^;

大体、島かおりという女優さんはスレンダーな容姿、そこはかとない憂いを滲ませた面立ちで演じるのは、宿業や不条理な運命に翻弄されるヒロインが当たり役でしたから、所謂昼メロやサスペンスドラマに登場すれば、それだけで劇中本篇の色合いを濃くするほどの存在感があり、だからこそ、この「Gメン '75(TBS)」には別の役柄での数度の出演に加え、後にはセミレギュラー役として演じた「片桐ちぐさ」を今も忘れれていないファンは大勢いらっしゃるんじゃ~ないでしょうか (^^)

もちろん、彼女は正に「悲劇のヒロイン」を演じきっているわけですが、だからこそ、彼女が歌ってくれた「道」が尚更に心に残っているというのは、サイケおやじだけでは決して無いっ!

―― そんなふうに信じております (^^)

また、コーラスを担当した「コオロギ '73」 は確か、NHKで放送されていた若者向けの音楽番組「ステージ101」に登場していたグループだったと記憶しているんですが、そのメンバーは流動的だったんでしょうか、サイケおやじが知っている限りでは岸龍也、津島隆文、まきのりゆき、さとまさのり等々が参集去来していたと思うんですが、「コオロギ '73」の活動は決して前述「ステージ101」だけではなく、昭和47(1972)年から凡そ20年近く、様々なCMソングやアニメソング等々を歌い続けた実績は、もっと評価されるべきじゃ~ないでしょうか (^^)

閑話休題。

最後になりましたが、肝心の「Gメン '75(TBS)」のエンディング曲は、昭和53(1978)年4月に発売された本日のお題「道」以降、第175話から再び、しまざき由理が歌う「面影」が使用され、加えて様々な変遷が続いていくのですが、それは別の機会に述べさせていただく所存でございます。

ちなみに現在、「ディアゴスティーニ」から鋭意復刻中のDVD付き隔週刊行「Gメン '75」には、そんなこんなの諸々が解説され、前述した范文雀の歌う「蜉蝣(かげろう)」についての情報も、それに準拠させていただきました。

いゃ~~、こ~ゆ~テレビドラマのエンディング曲って、その味わいが何時までも心に残りますねぇ~~ (^^)

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