OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

トニー・マコウレイはハッピーミュージックの名匠

2013-01-01 15:20:26 | Pops

恋するベイビー c/w 星のベイビー / Foundations (Pye / 日本コロムビア)

謹賀新年。

例えどんな世相であろうとも、新年元日はおめでたく、ハッピーであらねばならない!

近年は特にそう思っているサイケおやじですから、本日の1枚は典型的なバブルガム♪♪~♪ ソウルフルなロッキンビートの名作ポップスを出してきました。

まず、掲載の日本盤スリーヴデザインのおめでたさは、これがリアルタイムで流行っていた1968年という、日本では昭和元禄、欧米ではサイケデリック文化が若者の思想信条を越えた社会現象になっていた頃の感覚が、ズバリ!

そして中身は既に述べたとおり、闇雲にウキウキさせられる強いビートとグッと惹きつけられる美味しいメロディーが濃縮された、まさに45回転7吋シングルならではの両面ヒット徳用カップリング盤なんですから、たまりません♪♪~♪

実は結論から言うと、これはイギリスの天才作曲家&名プロデューサーとして、多くのヒットポップスを世に送り出したトニー・マコウレイの初期大成功プロジェクトなんですねぇ~~~♪

もちろん、トニー・マコウレイだって、最初っから全てが上手くやれていたわけではなく、その頃はパイレコードの雇われディレクターとして、なんとかヒットを作り出そうと艱難辛苦していた時代であり、ついには良い楽曲が見つけられないところから、自分で歌を作り始めたそうですし、その最初の成果が、このシングル盤B面に収められている「星のベイビー / Baby, Now That I've Found Yoy」だったと言われています。

また、演じているファウンデイションズはクレム・カーティス(vo)、アラン・ワーナー(g,vo)、トニー・ゴメス(key,vo)、ピーター・マクベス(b,vo)、ティム・ハリス(ds)、パット・バーク(ts)、エリック・アランデール(tb) という人種混合の7人組が定説になっていますが、既に皆様ご推察のとおり、このジャンルの歌と演奏はスタジオレコーディングとライプ巡業とでは、やっているメンツが異なるのが当たり前ですから、黒人ボーカリストのクレム・カーティスの存在以外、特に拘る必要もないと考えます。

というのも、ファウンデイションズの魅力はキャッチーな曲メロとヘヴィなビート感を伴った分厚いバックの演奏、そして黒人ならではのソウルフィーリングを軽いノリで歌い回していくリードボーカルに集約されているからです。

もちろんそれこそが、以降も十八番とするトニー・マコウレイの得意技であり、ここでは曲作りの相方としてジョン・マクレエドがクレジットされていますが、どちらが作詞か作曲という括りではないと思われますし、この頃にはマコウレイ&マクレエドとクレジットされたヒットが同レーベルに相当残されていますので、その力量は互いに認め合っていたのでしょう。

ですから、このシングル盤のA面に収められた「恋するベイビー / Back On My Feet Again」にしても、ツボを押さえたグルーヴィなノリと覚え易いリフにキャッチーな曲メロという、まさにヒット要件が三拍子揃った好見本♪♪~♪

あぁ~、このあたりを聴いてハッピーな気分にならなかったら、地獄に落ちても救われないと思うばかりです。

ということで、最後に告白しておきますが、サイケおやじはリアルタイムの洋楽ラジオ番組で、このジャンルの歌や演奏にはたっぷり親しんできましたが、それを系統的に聴くようになったのは三十路以降の事です。

このシングル盤も、その流れの中で中古ゲットの1枚でありまして、もちろんお目当てはトニー・マコウレイ!

個人的にはエジソン・ライトハウスの「恋のほのお」あたりを起点する趣味の覚醒が、なにかひとつにリンクしたような思い出のレコードでもあります。

さて、本年も独善的に書き綴りました拙ブログ、基本は「私の好きなもの」という姿勢は継続させていただきますが、その中において皆様がど~しても許し難い暴言や偏向もあろうかと思います。

もちろん意図的に他人を誹謗中傷する気持ちはなく、あくまでもサイケおやじの正直な感情の発露とご理解いただけますよう、お願い申し上げます。

う~ん、今年のテーマは「ハッピ~」にするかなぁ~~♪

コメント (4)
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