OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

羨ましいねぇ~、ユゥ~キガァ~フルゥ~♪

2018-01-03 19:51:55 | Pops
雪が降る / Adamo (Odeon / 東芝)

今朝は久々に来日した某国の友人に会って来ましたが、相変わらずの素っ頓狂ぶりには辟易するほど嬉しくなったという、些かの自己矛盾を感じてしまったですよ。

もちろん件の旧友は真っ当な外国の人間なんですが、中途半端に日本語が堪能なもんですから、何かっていえば所謂おやじギャグでその場をシラケさせたり、日本語の流行歌を独り善がりで披露したり、まあ、それはそれで親密さを演出する当人なりの方策なんでしょうが、やっぱり最初は戸惑ってしまうのが普通の結末でありながら、実は不思議と憎めないという、それこそが人徳?

で、今朝もサイケおやじの車の中で、いきなり歌い出したのが――

 ユゥ~キガァ~フルゥ アナタハァ コナイィ~

という、我々日本人にとっては至極有名なシャンソンの流行歌にして、サルヴァトール・アダモが自作自演した「雪が降る / Tombe La Neige」の日本語バージョンでありました。

そして瞬時にサイケおやじは、コノヤロ~~!

なぁ~んて思ってしまったですよ、なんたって奴は優雅に休日を取得し、わざわざ日本までスキーを楽しみに来たという、とてもとても恵まれた境遇であり、しかも家族同伴、それも一昨年再婚した若~い奥様を同伴しているとあっちゃ~、こっちの気分は空回り……。

というヤッカミはさておき、肝心のアダモが歌った「雪が降る / Tombe La Neige」のオリジナルバージョンは1963年のリリースとされ、忽ち世界各国でヒットした勢いを受けてカバーバージョンも夥しく制作されてきた中にあって、この日本語バージョンは安井かずみの綴った歌詞を附され、1969年に発売されたのが掲載盤というわけですが、私有盤を確認してみたら、なんとっ!

これだけ日本人に刷り込まれた名曲名唱がB面収録になっていたんですねぇ~~~!?!

そ~いえば、思い出しても日本語バージョンの「雪が降る / Tombe La Neige」が本当に流行っていたと記憶しているのは、1971年頃だったという感じなんですから、相当なロングセラーという真実は不滅でしょう。

なにしろ我々は雪が降ったら自然に、ユゥ~キガァ~フルゥ~~、なぁ~んて唸ってしまいますからねぇ~~~♪

ということで、正月休みも今日でお終い、明日からは再び終わりなき日常というか、汲々として仕事をやらなきゃ~ならない事を思えば、せめて今だけでも、気楽にねぇ~~。

そんな気分だけでも、大切にしたいものです。
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平熱と微熱のソフトロック

2017-09-24 20:16:32 | Pops
96.8 c/w 嘘はつかない / Keith (Mercury / 日本ビクター)

秋になると、もうひとつ好きな気持ちが高まってしまうのが、洋楽ソフトロック♪♪~♪

例えば本日ご紹介のシングル盤に収録の両面2曲には、殊更ジャストミート感を強く覚えるサイケおやじであります。

歌っているのは掲載のジャケ写に登場している、キースと名乗る白人ボーカリストなんですが、その声質はハスキーな粘っこさが特徴的で、しかし提供されている楽曲はメロディ&アレンジが共々にソフトポップス路線という、確信犯的なミスマッチが見事に当たったというところでしょうか。

実際、1967年にヒットした「98.6」は思わせぶりなピアノとホーンアンサンブルに導かれ、徐々にテンポアップしてからの歌メロが始まれば、それはこの上もない王道の夢みるポップス天国♪♪~♪

弾んだリズム隊のシャッフルビートも良い感じですし、程好いコーラスや強い印象を残すピアノの響き等々、とにかくウキウキさせられる仕掛の妙は狙って成功したものでしょう。

なんたってプロデュースが、その道の大御所たるジェリー・ロスですからねぇ~~、得意技と云えるソフト&メローにして、ハード&ポップという極北寸前の音作りは、ツボに入れば忽ちシビレさせられるという典型が、このキースが歌う「98.6」です。

ちなみに曲タイトル「98.6」とは、人間の平熱体温の華氏表示だとかっ!?

まあ、それはそれとして、実はもっと素敵に感じるのがB面に収録された「嘘はつかない / Ain't Gonna Lie」で、アメリカでは既に前年にヒットしていたという、これが本当はキースの出世作ですから、良くて当たり前田のクラッカー!

なぁ~んていう、OLD WAVE 過ぎる常套句を出してしまうのも、このシングル盤に収録の両曲は双子の優れモノというわけです。

ちなみに曲を書いたのは、どちらもジョージ・フィショッフ&トニー・パワーズのコンビであり、このチームは当時のジェリー・ロスが製作したレコードには相当数クレジットされているので要注意かもしれません。

また、コーラスを担当しているのは、「ライオンは寝ている / The Lion Sleeps Tonight」で知られるトーケンズという真相も奥深いところでしょうか。つまりジェリー・ロスはアメリカ東海岸系のポップス職人であり、キース本人もフィラデルフィアの出身という事ですし、しかも主にアレンジを担当していたジョー・レンゼッティが映画等々の劇伴で活躍するという、そんなこんなを鑑みて考察すれば、1970年代に大きなブームを巻き起こしたフィリーソウルとの関連性も興味深いと熱くなるのがサイケおやじの偽りの無い心境です。

長くなるので本日はここまでと致しますが、ジェリー・ロスに関しては、何れじっくりと書きたいと思います。

それと今日では定説になっている、この2曲から影響を受けて山下達郎が自作自演したのが「パレード」という人気曲だとする告白(?)も、確かに頷けるものはありますが、サイケおやじとしては、スパイアル・ステアケースの1969年のヒット曲「More Today Than Yesterday」が元ネタだと思っているんですけどねぇ~、いかがなものでしょう。

ということで、本日は墓参りに行った帰り道、なんとなく立ち寄ったファミレスで某外国人のパスポートを拾い、警察へ届け出たまでは良かったんですが、それがなんだか不穏な空気で……。

何か触法行為に繋がっているとしたら、メンド~はゴメンですぜっ!
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オリーブの首飾りはビンボ~には不釣り合い?

2017-09-22 20:04:14 | Pops
オリーブの首飾り / ポール・モーリア・グランド・オーケストラ (フィリップス)

音楽の素晴らしさのひとつとして、思わずその場の雰囲気を変えてしまう魔法があるとしたら、本日のお題「オリーブの首飾り / El Bimbo」は、なかなか強烈な名曲かと思います。

もちろん、このメロディやベースとなってるアレンジは、その曲名は知らずとも、必ずや日本人には刷り込まれているはずですし、その現象は我が国のみならず、世界中の共通認識(?)じゃ~ないでしょうか♪♪~♪

そして当然ながらカバーバージョンも夥しい中あって、殊更日本において、最初に耳に馴染んでいるのは1975年に発売され、ロングセラーのヒットになっているポール・モーリア・グランド・オーケストラによる本日掲載のシングル盤に収録のバージョンかと思います。

何故ならばテレビCMや番組内BGM、さらには今となって特に親しまれているのがマジックショウやフロアダンスショウでの頻繁な使用でしょうし、歌謡曲の世界でもボーカル入りのバージョンが様々なミュージシャンや歌手によってレコーディングされているという人気ぶりは侮れません。

とにかく一度聴いたら、その快適なリズムとウキウキさせられるメロディラインの融合は素晴らしいかぎりで、しかも覚え易いもんですから、何かのハズミに脳内で再生される旋律の魅力は絶大♪♪~♪

ほとんどパブロフの犬みたいな効果さえあるとすれば、ハリウッドで1975年に作られ、大ヒットした傑作コメディ映画「ポリス・アカデミー」の劇中で、例のゲイバー「ブルー・オイスター」の場面も決して消え去る事の無い衝撃的和みの瞬間でしょうねぇ~~~♪

そして、もうひとつのネタというか、実はこの人気曲にはオリジナルバージョンが確固としておりまして、それが我が国ではポール・モーリアのヒットに当て込んで件の本家本元も発売され、なんとっ!

原曲タイトル「El Bimbo」をモジった邦題「嘆きのビンボー」ってのまでが出てしまったのですから、たまりませんねぇ~~!?!
 

演じているのはビンボー・ジェットと名乗るフランスのグループなんですが、曲中には「びんぼぅ!」なぁ~んていう掛け声も楽しく入るんですから、お馴染のメロディラインもますます冴えて広がっていくんですねぇ~~♪

ちなみに「Bimbo」というのはスペイン語、あるいはイタリア語(?)で尻軽女という意味らしいとかっ!?!

しかし、それはそれとして、「オリーブの首飾り」≒「嘆きのビンボー」は、常に楽しい雰囲気を撒き散らす魅惑の名曲でしょう。

うむ、最近はこ~ゆ~のがありませんねぇ~~。

だから、サイケおやじは OLD WAVE というわけです。
 
あっ!
 
そ~いえば、大瀧詠一にも「びんぼう」っていう名曲名演がありましたですねえ~~。
 
まあ、当時は「貧困」もブッ飛ばす勢いが世の中にあったんでしょう、懐かしいぃ~~~♪
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お気楽な哀愁の口笛

2017-09-13 19:37:11 | Pops
口笛天国 / 口笛ジャック (Deram / キングレコード)

曲名は知らずとも、何時しか刷り込まれているメロディが多い中にあって、本日掲載のシングル盤A面曲「口笛天国 / I Was Kaiser Bill's Batman」は文化放送の人気深夜番組「走れ!歌謡曲」のテーマソングとして、殊更多くの日本人には聞き覚えがあろうかと思います。

それは附された邦題どおり、口笛をメインにした、妙に人懐こいインスト曲なんですが、演じている「口笛ジャック / Whistling Jack Smith」は実在の人物ではなく、当時の業界の定番企画であった実態の無いタレントを標榜した製作レコードのひとつだった事が今日では明らかになっています。

それはイギリスのデラムレコードのプロデューサーだったノエル・ウォーカーがロジャー・クック&ロジャー・グリーナウェイという優れたヒットメーカーコンビと共に作り上げたもので、口笛を担当したのはトランペットが本職のスタジオセッションプレイヤーだったジョン・オニールと云われています。

そして首尾良く、イギリスでは1967年に大ヒットしていますが、原題が「I Was Kaiser Bill's Batman」、訳せばここでの「バットマン」はアメリカンコミックのヒーローじゃ~なくて、付き人ですから、「私はヴィルヘルム皇帝陛下の侍従だった」という事からでしょうか、ドイツでもウケていたらしく、また冒頭に述べたとおり、軽快でそこはかとない哀愁が滲み出るメロディ故に、我が国ではラジオの深夜放送のテーマ曲としてジャストミートしたのでしょう。

で、その「走れ!歌謡曲」なんですが、確か昭和43(1968)年晩秋頃から放送が始まり、内容はそのまんま歌謡曲メインの番組でしたから、平日深夜~早朝の3~5時に殊更仕事に勤しむ日本人にとっては親しみ深くなるのもムベなるかな、サイケおやじ場合は母が営んでいた洋裁店がその頃、つまり昭和40年代が忙しさの極みだった事から、母は連日その時間帯から早起きして仕事をやり始め、しかし不肖の息子だったサイケおやじは、ようやく深夜放送を聴き終え、勉強に身も入らぬままに朝の7時まで寝るという生活だったもんですから、タイミング的には件の「走れ!歌謡曲」のテーマ曲「口笛天国」が自然に刷り込まれてしまうのも、自然の摂理でしょうか。

今となっては母の頑張りには頭が下がりますし、穿って気になるのは、その頃は若かった両親の夫婦生活は、ど~なっていたのか? なぁ~んていう余計なお世話まで不遜にも考えてしまうわけですが、それはそれとして、この「口笛天国」こそは高度成長期の日本を象徴する名曲名演のひとつかもしれまれんねぇ~~~♪

また、その親しみ故のことでしょう、なんとっ!

カーナビーツが漣健二の訳詩を用いて日本語バージョンをレコーディングしておりまして、それはデビューシングル「好きさ好きさ好きさ」のB面に収録されているんですが、当時も今も、あまりにもホノボノフィーリングが前面に出過ぎた感があって、サイケおやじとしては、あまりカーナビーツらしくないなぁ~~、と思うばかり……。

でも、そ~したアイドル的要素(?)も、GSスタアには求められていた証と思えば、ねっ♪♪~♪

ということで、話は変わりますが、週末には台風が襲来しそうな気配なんで、またまた予定が狂いそうです。

でも、それも時の運?
 
このメロディ、口笛吹いて、気楽に行こうかぁ~~~♪
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漢といえばトム・ジョーンズ

2017-08-25 17:57:54 | Pops
よくあることサ / Tome Jones (Decca / キングレコード)

最近……、公私ともにゴタゴタが重なって、ちょいと凹んでいたんですが、そんな時こそスカッとする歌でも聴きたいなぁ~~、という気分にジャストミートするのが、曲タイトルもそのものズバリっ!

イギリスの実力派シンガーとして今も人気が衰えないトム・ジョーンズが1965年に放った大ヒット「よくあることサ / It's Not Unusual」です。

もちろん、ここで「今も人気が云々」と書いたのは、トム・ジョーンズのソウルフルな声質と節回し、パワフルな声量を自在にコントロールする歌心、さらには如何にも「漢」というイメージゆえの評価が定まっているという意味でして、現実的には1970年代後半からは大きなヒットも放てず、些か逼塞していたのですが、この名曲名唱「よくあることサ / It's Not Unusual」だけはエバーグリーン!?

欧米のテレビやラジオでは様々な場面で頻繁にオンエアされていたようですし、我が国の歌謡曲には確信犯的パクリネタとして流用されてきた事は、トム・ジョーンズのオリジナルヒットバージョンの素晴らしさに所以するものと思います。

それはゴードン・ミルズとレス・リードという、英国では有名なソングライターコンビによって書かれ、サウンドの作りはモロにモータウン系の黒人ポップス路線というキャッチーさがニクイばかりなんですが、実はトム・ジョーンズがこれを吹き込んだのは、デモ音源であったとかっ!?

この経緯には些か伝説めいた逸話が重なっているようですが、サイケおやじが知り得たところでは、当時は無名だったトム・ジョーンズがゴードン・ミルズの下で作られていたデモテープで歌うのは、それこそ「よくあることサ」だったようでして、とにかくそれを某有名シンガーに持ち込んだところ、トム・ジョーンズのボーカルがあまりにもジャストミートしていた事に気後れし、結局はトム・ジョーンズが新規レコーディングしての発売になったと言われています。

また、これが突発的な大ヒットになってしまった所為で、レコーディングセッションのメンバーに関しては、これまた伝説が多く、中でも無名時代のエルトン・ジョン(p,vo)、セッションプレイヤー時代のジミー・ペイジ(g)、後にイエスに参加するアラン・ホワイト(ds) 等々の名前が取り沙汰れていたのは懐かしい与太話でしょう。

現在では、そのほとんどが否定されているそうですが、それはそれとして、やっぱりトム・ジョーンズの歌いっぷりの良さは最高ですよねぇ~~~!

当然ながら、世界中で幾多のカバーバージョンが吹き込まれており、サイケおやじもその一部だけは聴いたことがありますが、何人もトム・ジョーンズより素晴らしくは歌えていないと確信する次第です。

ちなみにサイケおやじがトム・ジョーンズの凄さを一番に感じるのは、独特の「前ノリ唱方」というか、既に述べたとおり、トム・ジョーンズは一時期、表舞台から遠ざかってからのカムバック以降、つまり相当にベテランの域に達していた1990年代においても、それが衰えていなかったという事実です。

つまりボーカリストは齢を重ねるにつれ、前ノリで歌うことが苦しくなるが常だと思うんですが、トム・ジョーンズには、そ~した衰え(?)が感じられなかったんですねぇ~~!?

流石に近年は……、という推察は易いわけですが、全盛期からの「ザーメン濃そう」な雰囲気なればこその「漢歌」には敬意を表するばかりです。

ということで、トム・ジョーンズというとロックやソウルのイノセントでディープなファンからは軽視される存在なんでしょうが、例えラスベガスのステージで歌っていたって、エグ味のあるソウルフルな歌唱には些かの変化もないはずで、それはエルビス・プレスリーだって同じ事でしょう。

もうちょっとは日本でも真っ当に評価していただきたいと願っております。
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変ることは難しく、しかし必要不可欠

2017-08-15 20:03:58 | Pops
時代は変る / ピーター・ポール&マリー (Warner Bros. / 東芝)

本日は終戦記念日……、というか現実的には「敗戦の日」なわけですが、それはそれとして、戦争という最高に愚かしい行為を止め、新しい出発を期した日という意味では、殉難された先人達を追悼する慰霊の気持で国民が前を向いていく、それを忘れてはならないと思います。

しかし、世界は……、殊更最近は我が国周辺が異常に緊迫した状況で、それもこれも北朝鮮の常軌を逸した軍事的挑発行動によるものですから、例え何と言われようとも、火の粉を払う必要は不可欠なんですが、それにしても穏やかに出来ないものか……?

これはサイケおやじだけの気持では無いはずで、とにかく北朝鮮という国は所謂家族経営でありながら、指導者の思考は完全に意思の疎通を欠いた時代遅れであり、邪魔になれば兄も叔父も殺害し、自分を助けてくれた側近を排除し、逆らう民は処刑するというんじゃ~、中世の封建君主と何らの変りもないでしょう。

しかも対外的に孤立化の道を邁進している現状に鑑みて、その解決策が核武装しか無いと決め込んでいるあたりは、まさにキチガイに刃物!

そりゃ~確かに、他国が原水爆を保有しているのに何故、自分達は持つ事を非難されるのか?

という疑問に不条理性はあるでしょう。

核保有国が大きな態度で世界を動かしている現実も認めざるを得ないところで、先日も国連で核兵器禁止の決議が出されながら、それに反対はせずとも、参加しないという国の多くが、既に核武装しているという茶番があるのは否定出来ません。

しかし、それでも核兵器を脅しの道具にして、相手を屈服させんとする露骨な行為を表立ってはやらないのが現在の世界情勢であり、何処だって北朝鮮を意図的に潰すなんていう目論見は結局、大した利益にもならないと分かっている現実を認めて欲しいものです。

あくまでも個人的な思いではありますが、孤立化して世界に敵対するよりは、分断されている民族をひとつに纏める方向にエネルギーを使うのが得策じゃ~ないんでしょうかねぇ~~~。

さて、そこで本日は、そんなバカ大将に聞いて欲しいという願いを込めて、ボブ・ディランが1963年に書いたメッセージソングの有名曲「時代は変る / The Times They Are a-Changin'」をピーター・ポール&マリー=PPMのバージョンです。

皆様ご存じのとおり、この「時代は変る / The Times They Are a-Changin'」は、古い考えなんて、若い世代には通用しないという、些か若気の至りみたいな歌詞かもしれませんが、ボブ・ディランには、もうちょっと多角的な思惑があったんでしょうか、一説にはケネディ大統領の就任演説にインスパイアされたと云われてはいるものの、とにかく夥しい歌手やグループにカバーされ、膾炙しているのは周知の事実!

掲載のシングル盤に収録されたPPMのバージョンにしても、初出は1964年ですから、ボブ・ディランのオリジナルバージョンと同時期に世界中でウケていたと思うのは、生硬実直で鋭い感じが強いボブ・ディランに対し、PPMはシンプルな中にも持ち前のハーモニーを駆使しながら、それでも意思の強さを分かり易く伝えようとするあたりに好感が持てる仕上がりなんですねぇ~~。

 さあ、皆集まれ
 何処をふらついていたって
 君達の周りには水嵩が増している それを認めよう
 もう直ぐ 骨までびしょ濡れになるだろう
 今に生きるならば
 救われるために
 泳ぎ始めるんだ
 石のように沈まないように
 時代は変るのさ

というのはサイケおやじの勘違い的ヒアリングなんでしょうが、そんなこんなが積み重なったボブ・ディランからのメッセージに一貫しているのは、煮詰まった考えじゃ~、時代の流れに取り残されるんだよぉ~~等々、しかし……、それじや~~、サイケおやじはどぉ~なんだっ!?

言い訳を繕う事も出来ないほど、OLDWAVE な体質にどっぷり、保守的なところは子供の頃から変わっていません。

ただ……、趣味の世界はともかくも、社会生活においては、自分なりに筋をとおすべく頑張って、嫌な時でも頭を下げる事に卑屈な態度は極力見せないようにはしているわけで、それを節操がないと批判されるのは何時もの事ではありますが、なんとかなっているのは周囲の理解があればこそと、感謝するばかりです。

ど~か、緊張極まる世界情勢の中、指導者各々は柔軟な思考で問題に対処していただきたいものです。

平和を強く祈念しております。
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ポルナレフの夏の歌とその本質は…

2017-08-02 19:57:22 | Pops
渚の想い出 / Michel Polnareff  (Disc'AZ / エピックソニー)

やっぱり季節を考慮すれば、本日は夏の歌のご紹介ということで、掲載したのは1972年に我が国で発売されたミッシェル・ポルナレフのせつないヒット曲「渚の想い出 / Tous Les Bateaux,Tous Les Oiseaux」をA面に入れたシングル盤です。

しかし、この「渚の想い出 / Tous Les Bateaux,Tous Les Oiseaux」は決してリアルタイムでミッシェル・ポルナレフが吹き込んだ歌じゃ~なくて、しかも作詞:ジャン・ルー・ダバディ&作曲:ポール・ドゥ・センヌヴィルというクレジットを確認すれば、本人の自作曲でもないという真相は、つまりは当時の日本におけるミッシェル・ポルナレフの爆発的人気を逆説的に証明するものでしょう。

ご存じのとおり、ミッシェル・ポルナレフは前年の「シェリーに口づけ / Tout, Tout Pour Ma Cherie」のメガヒットから一躍我が国で大ブレイク!

如何にもフランスという、日本人にとってはロマンチックでオシャレなイメージのお国柄を相当に濃~いはキャラで歌って演じた才能は、局地的に顰蹙や笑いのネタにされていた事も否定は出来ないながらも、とにかく発売するレコードは次々にヒットしていたわけで、それが前述「シェリーに口づけ / Tout, Tout Pour Ma Cherie」以下、「愛の願い」「哀しみの終わるとき」「愛のコレクション」と続いたところで、いよいよ「渚の想い出 / Tous Les Bateaux,Tous Les Oiseaux」となったんですが、実は本国フランスでは既に1969年にヒットしていたという、つまりは蔵出しというか、とにかくミッシェル・ポルナレフが歌っている、とにかく「らしい」がシングル曲をっ!?!

というレコード会社側の思惑が見事に的中したというのが、これだったというわけです。

しかも、もう一丁凄いのは、ジャケットスリーブに記載された「来日期待盤」という、トンテモ系寸前の煽りコピー!?!

そうです、ありがちな「来日記念盤」じゃ~ないところにも、当時のミッシェル・ポルナレフの破格とも云える人気ぶりが証明されているんですねぇ~~~!?!

そして願いは叶い、いよいよ1972年晩秋には興奮度絶頂の初来日公演が敢行されたのは今や歴史となり、しかもその前段として、この「渚の想い出」に続き、「愛の休日」がウルトラ級のメガヒットになっていたのですから、このあたりがミッシェル・ポルナレフの全盛期だったような気がします。

で、今回気がついたんですが、ミッシェル・ポルナレフは決して純粋な(?)シンガーソングライターではなく、この「渚の想い出 / Tous Les Bateaux,Tous Les Oiseaux」は既に述べたように他の作者からの提供曲ですし、件の「愛の休日」にしても、同じく作詞はジャン・ルー・ダバディだったんですねぇ~~~。

つまり、ミッシェル・ポルナレフはその派手な部分が既にしてポップスタアの素養であり、だからこそシンガーソングライターという、ある意味では内省的なイメージを覆す存在だったとすれば、例のケツ出し騒動も含めて、同時期にスタアの座を射止め、ついにはド派手なポップスタアに成り上がったエルトン・ジョンにも影響を与えたと勘繰るのは、サイケおやじだけでしょうか。

そ~ゆ~思い込みもあるもんですから、サイケおやじはミッシェル・ポルナレフのあれやこれやを捨てきれないのかもしれません。

なにか決定的なアンソロジーとか、出ていたら聴いてみたいものです。
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潮風のマリーの思い出

2017-07-15 20:43:40 | Pops
潮風のマリー / Raymond Lefevre et son Grand Orchestre (Barclay / キングレコード)

今日も朝っから暑苦しいので、何か爽やかなレコードはないかいな……?

という気分で自室の棚を漁って取り出したのが、本日掲載のシングル盤なんですが、まあ、中身よりもジャケットのデザインイメージが、その決め手だった事は皆様ご推察のとおりです。

しかもA面曲タイトルが「潮風のマリー」と表記されていちゃ~、たまりませんよねぇ~~♪

ところが、これは決して爽やかな夏向きイージーリスニングじゃ~なくて、1975年にダリダがディスコアレンジでリバイバルヒットさせた1930年代のシャンソンの人気曲「待ちましょう(潮風のマリー) / J'ATTENDRAI」にして、その本家本元はカンツォーネだったらしいのですが、サイケおやじは後者のオリジナルバージョンは聴いた事がありません。

しかし、ダリダのディスコバージョンは我が国でもそれなりにラジオ等から流れていましたから、さらにフュージョン風味を強めて演奏された、このレーモン・ルフェーヴル・グランド・オーケストラのインストバージョンが、すんなりと耳に入って来た事も自然の摂理!?

というか、実は告白すれば、そのリアルタイムの昭和51(1976)年、船橋市の某ストリップ劇場にて出演していたダンサーが、このレーモン・ルフェーヴルのオーケストラバージョンを踊りで使っていたのを、ちょうどその場に居合わせたサイケおやじが気に入って、思わずこのシングル盤をゲットしてしまったのが真相でして、それゆえにこのインストバージョンを聴く度に、あの夜のステージで踊っていたストリッパーを思い出してしまうという、いやはやなんともの……。

ということで、猛暑は続くし、政治の世界は茶番ばっかりだし、鬱陶しい事が絶え間ない毎日ではありますが、とにかく前を向いていきましょうよっ!

それには楽しい事を作っていくのが人生だと思っている不肖サイケおやじも、自己矛盾はしていないはずと、言い聞かせております。
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本気で聴きたいイーディ・ゴーメ

2017-05-23 20:34:37 | Pops
恋はボサノバ c/w デサフィナード /  Eydie Gorme (Columbia / 日本コロムビア)

掲載したのはアメリカのポピュラー歌手として我が国でも人気が高かったイーディ・ゴーメの代表曲「恋はボサノバ / Blame It on the Bossa Nova」をA面に入れた日本プレスのシングル盤なんですが、実はこれ、先日急逝した叔父の遺品のひとつとして残されていたものでして、それがど~ゆ~経緯からか、かなり厳重に封をされた厚手の紙袋の中から発見されたとあっては、サイケおやじも胸騒ぎを覚えるわけでして、そのまんま遺族の了解を得て、形見分けという事で自宅に持ち帰ったという顛末も、不思議な宿業なのでしょうか。

しかし、まあ、それはそれとして、このイーディ・ゴーメが歌う「恋はボサノバ / Blame It on the Bossa Nova」は、1963年にアメリカで大ヒットしたボサノバというよりはラテンロック、あるいはアメリアッチ調の楽しい歌ですから、当時の日本でもラジオからは流れる事も多く、また金井克子や他の大勢の歌手にカバーされた舶来ポップス歌謡として、これからの季節にはジャストミートの定番洋楽♪♪~♪

ただし、それゆえにジャズ者からは本気にされないという位置づけが彼女にはあるようで、殊更我が国ではウケがイマイチというのは、これ如何に!?

ちなみにイーディ・ゴーメはユダヤ系ではありますが、イタリアやトルコあたりの民族の血筋も濃いそうですから、妙にエキゾチックなムードを滲ませた節回しも納得されるところかもしれません。

個人的には、あんまりジャズっぽくないところが好きなボーカリストのひとりです。

そして、その意味で聴かず嫌いになっているジャズ愛好者の皆々様にお楽しみいただきたいのが、B面に収録された「デサフィナード / Ddsafinado」で、これこそ説明不要という真正ボサノバの聖典曲をソフトロック風味で歌ったという裏傑作♪♪~♪

いゃ~、この柔らかな声質と穏やかな節回しのバランスの良さは絶品ですねぇ~~♪

そこはかとないアンニュイなセクシーボイスが、実にたまりません♪♪~♪

ということで、楽曲そのものは既に私有LPで馴染んでいたとはいえ、シングル盤であらためて聴くと、やっぱり素敵な歌手だなぁ~~、というのがサイケおやじのイーディ・ゴーメへの思いです。

ご存じのとおり、彼女は夫君のスティーブ・ローレンスとのデュエット作品が有名過ぎるわけですが、ソロシンガーとしての魅力だって、本当に素晴らしいと再認識させられた今、ちょいと本気で彼女のレコードを集めたい欲望が沸々と!?!

うむ、これも故人の遺志として、素直に従う道なのかもしれません。

合掌。
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好ましき二番煎じ

2016-11-27 17:50:37 | Pops
Soul And Inspiration / The Righteous Brothers (Verve / 日本グラモフォン)
 
「二番煎じ」はこの世の常、殊更芸能というジャンルでは欠かせない手法であり、例えばライチャス・ブラザースが1966年に大ヒットさせた本日掲載のシングル盤A面曲「Soul And Inspiration」は、そのものスバリ! この白人ソウルデュオが大ブレイクした前年のチャートトップ曲「フラレた気持ち / You've Lost That Lovi'n Feelin'」の焼き直しという現実は否定出来ないと思いますが、いかがなものでしょう。
 
もちろん両曲は、共に作者がバリー・マン&シンシア・ウェイルのコンビが書いたものであり、仕上がったレコードに収められたサウンドの趣にしても、これが見事なフィル・スペクター流儀の「音の壁」なんですから、念が入っています。
 
と書いたのも、皆様ご存じのとおり、前述した「フラレた気持ち / You've Lost That Lovi'n Feelin'」は、御大フィル・スペクターが小さなヒット曲を頼りに地味な活動をしていたライチャス・ブラザースを気に入り、当時所属していたレコード会社から残っていた契約も含めて自らが運営するフィレスに引っこ抜いての仕事だったんですが、やはり売れてしまうと様々なゴタゴタもあったようで、結局は莫大な契約金を提示した大手のMGMに移籍契約!?!
 
そして早速作られたのが、この「Soul And Inspiration」という事ですから、その「音の壁」の再現を筆頭にする「二番煎じ」にも周到な準備と実践があったはずで、これが売れなければヒットチャートの神様からは天誅必至だったでしょう。
 
しかし、後に知ったところでは、これを書いたバリー・マン&シンシア・ウェイルにとってはボツ扱いのネタだったそうですから、二番煎じは両刃の剣!?
 
なにしろ以降のライチャス・ブラザースは、これに味を占めたかのようにフィレス時代に残していた音源と似て非なるが如きレコードを作ったり、ほとんどツキを使い果たしたかのような低迷期に入り、結局は1968年頃に活動停止……。
 
ビル・メドレーはソロに転向、ボビー・ハットフィールドは新メンバーを起用してのニュー・ライチャス・ブラザースを結成しますが、鳴かず飛ばずの後に両者は再結成を果たすものの、ど~しても「Soul And Inspiration」を越えられなかったのですから、現実は厳しいと思うばかりです。
 
ということで、しかしサイケおやじは決して「二番煎じ」が嫌いではありません。
 
実際、映画でもスターシステムに基づくプログラムピクチャーが好きですし、所謂「2」物にも大いに気を惹かれますからっ!
 
うむ、そんなこんなの「二番煎じ」な楽曲だけを集めた私的コンピレーションでも作ろうかなぁ~~、と思っているのでした。
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