OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

縛られて

2016-02-29 17:27:45 | Weblog

ど~にも身動きがとれません……。

またまた本日の1枚の休載、そして皆様へのお返事の遅れ、どうかご容赦下さい(__)

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日吉ミミはシングル盤で

2016-02-28 18:23:46 | 歌謡曲

想い出ばなし c/w GIジョーの街 / 日吉ミミ (日本ビクター)

個性派が多い芸能界の中でも、昭和歌謡曲では飛び抜けたそのひとりが日吉ミミでした。

それはご存じ、昭和45(1970)年のウルトラメガヒット「男の女のお話」で一躍強い印象を残した、雌猫が唸るようなアニメ声とでも申しましょうか、まさに唯一無二の歌いっぷりこそが、日吉ミミそのものであったわけですが、それゆえに以降、さらに飛び抜けたヒット曲を出せなかったのは、厳しい現実……。

しかし、同時にそこには、平成23(2011)年に早世するまでの間、所謂「隠れ名曲」「裏名唱」とファンやマニアから愛され続けた歌の宝箱が残っている事も、また事実でしょう。

昭和50(1975)年に発売された本日掲載のシングル盤も、サイケおやじが大好きな1枚で、まずはA面「想い出ばなし」は作詞:橋本淳&作曲:杉本真人が提供したモロな歌謡フォークでありながら、まさに日吉ミミならではの声質と節回しがあればこそ、せつない人生を過ごす哀しい女の儚い希望が、ジワジワシンミリと伝わってくるんですねえ~♪

このあたりは、あまり上手い例えではありませんが、なんとなく浅川マキと似て非なる魅力かもしれません。

ちなみに、ここでのアコースティックギターのイントロ&伴奏には、コピー意欲を刺激されたりしますよ♪♪~♪

一方、B面「GIジョーの街」は同じ職業作家コンビの提供ながら、こちらはエレピやリズム隊の存在も印象的なグルーヴィなAOR歌謡で、上田力のニューソウルなアレンジにも負けない日吉ミミのボーカルが最高ですよっ!

残念ながら、両面ともヒットしたとは言い難いレコードですが、こ~ゆ~素敵な歌が彼女にはどっさりあるという、その好例だと思っています。

また、これは贔屓の引き倒しになるわけですが、その個性ゆえに日吉ミミの歌はLP片面でさえも、通して聴くと疲れてしまうほどのエネルギー量があって、だからこそシングル盤で楽しむのが最良かもしれないという、些か苦しい真実もあるように思いますが、いかがなものでしょう。

う~ん、強烈な個性派の宿命と言えば、それはサイケおやじの大いなる勘違い!?

お叱りは覚悟しつつ、それでもこのレコードを愛でる気持ちに心変わりはありません。

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東へ、西へ

2016-02-27 19:48:44 | Weblog

急用で移動中です。

本日の1枚は休載させていただきますので、よろしくご理解下さいませ(__)

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森山加代子の早口&コテコテ

2016-02-26 14:55:29 | 歌謡曲

花喰う蟲のサンバ / 森山加代子 (Denon / 日本コロムビア)

いやはや、昨日は仕事とはいえ、激しいオバチャンに捕まって、辟易せられました。

とにかく矢鱈と早口で、しかも南米の日系人なんで、日本語喋っているのに、どこかしら言葉のイントネーションがサンバっぽいというか、そのあたりは上手く伝えられないもどかしさですよ。

で、発作的に思い出したのが森山加代子が昭和45(1970)年末に出した本日掲載のシングル盤A面曲「花喰う蟲のサンバ」と言えば、皆様既にご推察のとおり、あの大ヒット「白い蝶のサンバ」の路線を受け継ぐ、早口歌謡の決定版♪♪~♪

もちろん、短いセンテンスの繰り返しを多用する阿久悠の作詞に附された井上かつお作曲によるメロディは、浮かれた調子のスラスラ節なんですが、これの何処が「サンバ」なの?

なぁ~んていう野暮はいけませんよ。

それは川口真のアレンジが如何にも歌謡ソウルなノリを狙い、当時の我が国トップのスタジオセッションミュージシャン達が作り出す、そのグルーヴに素直にノセられてこそ、森山加代子の早口唱法が尚更に心地良いわけです♪♪~♪

ということで、今日は朝っぱらから「花喰う蟲のサンバ 」を鳴らしての景気づけ!

う~ん、あらためて聴くと、森山加代子の歌いっぷりって、もちろんリズム感の良さに加えて、ここでは粘っこいコブシが隠し味というか、実は隠しきれない歌謡曲保守本流の節回しがニクイですねぇ~♪

そのキャリアから、洋楽系という先入観もある彼女ですが、ある意味での演歌っぽさがそこにある限り、昭和歌謡曲の王道からは絶対に外れないスタアだと思っています。

大アップのジャケ写ポートレートから伝わってくるコテコテ感も、これまたその証かもしれませんねぇ~~♪

 

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街角男は不滅

2016-02-25 15:00:27 | Pops

街角のプレイガール / Del Shannon  (Big Top / 日本ビクター)

オールディズというよりも、洋楽懐メロのスタアの中で、サイケおやじが殊更好きな歌手がデル・シャノンです。

それはキメのパートで用いる特徴的なファルセットもそうですが、もうひとつ、ソングライターとしての才能がサイケおやじの好みにジャストミートしているんですねぇ~~♪

とにかく歌ってくれるメロディが良い感じ♪♪~♪

1963年にヒットした本日掲載のシングル盤A面曲「街角のプレイガール / Little Town Flirt」にしても、そのメロディラインは所謂黄金律であり、同時進行していた英国のマージービートに与えた影響も少なからずという推測は、後にジェフ・リンが主導していたエレクトリック・ライト・オーケストラ=ELOにカバーされたという状況証拠も出ていますし、パクリという段階においては、例えば我が国では吉田拓郎の自作自演、あるいはモップスのカバーバージョンで大ヒットした「たどりついたらいつも雨降り」とか、大滝詠一の「我が心のピンボール」等々、沢山ありますよねぇ~~♪

ちなみにELOのバージョンは名盤「ディスカバリー」のCDボーナストラックで聴けますが、デル・シャノンのオリジナルバージョンを特徴づけていたリズムパターンを巧みにマージービートに変換させたあたりは、相当に好きなんでしょうねぇ~~。

もちろん、さらに後の1980年代末、ジョージ・ハリスンやボブ・ディランと一緒にジェフ・リンが参加していた覆面プロジェクトのトラヴェリング・ウィルベリーズの構成員だったロイ・オービソンの急逝に伴い、補充メンバーにデル・シャノンを押していたのもジェフ・リンだったという噂も忘れ難いところです。

それと毎度の昔話で恐縮なんですが、サイケおやじが学生時代に入れてもらっていたアマチュアバンドでは、ちょうど洋楽ジャンルでブームになっていたオールディズリバイバルの中、グランド・ファンクがリトル・エヴァの代表曲「ロコモーション / The Loco-Motion」をカバーして大ヒットさせた実績に便乗し、同じ様なアレンジを流用させてもらっては、この「街角のプレイガール / Little Town Flirt」もやっていたんですが、もちろん、その下心はモップスの「たどりついたらいつも雨降り」だったという懺悔の告白をさせていただきます。

あぁ、当時、件のELOのバージョンに接していたらなぁ……。

なぁ~んていう恥ずかしい思いは拭いされないわけですが、それはそれとして、もうひとつ気になるのが、この曲の共作者としてクレジットされているマロン・マッケンジーという人物で、残念ながらサイケおやじは詳しい実績等々、知る由もありません。

しかし、マニアックな世界では有名なのかなぁ~?

と思うばかりです。

最後になりましたが、デル・シャノンと言えば、我が国では「街角男」の異名もあるほど、とにかく発売される楽曲の邦題には「街角」という言葉が用いられているんですが、ど~せならば「街角箱」とかの名称でコンプリートな音源復刻を強く望んでいるのでした。

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転石狂熱のオリンピア

2016-02-24 14:29:04 | Rolling Stones

Olympia Live In The Sixties / The Rolling Stones (Goldplate = bootleg CD)

アーカイヴ商法と云えば、最近はストーンズも熱心ではありますが、出で来るお宝のほとんどが1970年代以降の音源や映像ばかりなんで、残念無念の気持ちを抱くファンも大勢いらっしゃるはずです。

つまり、ストーンズが上り調子に暴れていた1960年代、つまりはブライアン・ジョーンズがリーダーだった時代のあれやこれやが本当に出し惜しみ状態としか思えず、例えばBBC音源にしても、決して堂々と出て来ないのは、これ如何に!?

ですから、ブートの需要が無くならないのも必然であり、2013年に発売された本日ご紹介の2枚組CDも、また然り!

収められているのはストーンズが1965年から1967年に敢行したパリ公演から4回のステージライブの抜粋なんですが、もちろんこれまでにアナログ盤LPやカセットテープ、そしてCD時代になってからも度々様々なブツが供給され続けているという人気音源なんですねえ~♪

ただし、時代が時代ですから、決して現在のように当たり前の高音質ではありません。

しかし、それでも聴かずにいられないのがストーンズの魔力であり、一応ここに纏められたのは基本がモノラルミックスのラジオ放送用音源ということで、それなりに聴けるような音質の改善が日進月歩の成果として、正直不満が無いとは申しませんが、やっぱり熱くさせられてしまいました♪

☆DISC 1
※1965年4月18日録音
 01 Everybody Needs Somebody To Love
 02 Around And Around
 03 Off The Hook
 04 Time Is On My Side
 05 Carol
 06 It's All Over Now
 07 Little Red Rooster
 08 Route 66
 09 Everybody Needs Somebody To Love
 10 The Last Time
 11 I'm Alright
 12 Craw-Dad
 これこそ昔っからの人気音源の決定版で、しかもここでは再放送されたソースを使っているので、尚更に改善された音質は嬉しいところ♪♪~♪
 もちろんストーンズのイケイケな歌と演奏は熱気に満ちていますから、その場の観客の狂熱も当然が必然の歴史的記録ですし、それを現在楽しめる我々にしても、素直に幸せに浸る外はありません。
 なにしろド頭に「Everybody Needs Somebody To Love」が短く演奏され、間髪を入れずに「Around And Around」が始まるだけで、もうツカミはOK! キースの頑張りも凄くて、いゃ~、何度聴いても、このパートには熱くさせられます♪♪~♪
 そしてユルユルグルーヴが心地良い「Off The Hook」、粘っこくロックしている「Time Is On My Side」と続くブルース&ソウルな二連発も魅力満点ですし、再びR&R大会の「Carol」から「It's All Over Now」、さらに下世話な「Little Red Rooste」から、またまたフルスピードの「Route 66」に突入すれば、何れも黒人芸能の焼き直しカバー曲ながら、ここでは立派にストーンズの世界が確立されていると思うばかりなんですねぇ~~♪
 ですから相当に無理してやっている感じの「Everybody Needs Somebody To Love」にしても、決してイヤミにはなっていませんし、逆に若気の至りが良い感じ♪♪~♪
 こうして迎えるいよいよのクライマックスが、あの狂乱を誘発するギターリフも強烈な「The Last Time」で会場は熱気のルツボという状況が、この音源からはビッシビシに伝わってきますし、ストーンズならではのリズムネタ(?)「I'm Alright」~「Craw-Dad」にしても、思わずタイムマシンが欲しくなる瞬間芸が連発されています。
 ちなみに音質は「A」ランクと思いますし、演奏そのものにしても既に述べたとおり、キースの予想以上の大健闘には胸が熱くなるサイケおやじです。 

※1966年3月26日録音 (1st show)
 13 The Last Time
 14 Mercy Mercy
 15 She Said Yeah
 16 Play With Fire
 17 Not Fade Away
 18 That's How Strong My Love Is
 19 I'm Moving On
 20 The Spider And The Fly
 21 Time Is On My Side
 22 19th Nervous Breakdown
 23 Around And Around
 24 Get Off Of My Cloud
 25 I'm Alright
 26 Satisfaction
 しかし、このパートは正直、しんどいです……。
 それは音質が決して良いとは言えず、元ネタテープにヨレたりカットされたりした箇所も多く、チリチリのノイズや無理に音質を改善しようとした詐術(?)が些か裏目という気がするほどです。
 ただし、それでもオーバーダビングが施されていない、ネイキッドなストーンズの姿から熱気&やる気がストレートに感じられるのは、ファンとしての覚悟も含めて、納得されるんじゃ~ないでしょうか。
 ちなみにアナログ盤時代のブートって、大抵はこんな感じのブツが多く、それに鍛えられた耳を持っているサイケおやじと同世代の皆様ならば、充分に楽しめるように思います。

☆DISC 2
※1966年3月26日録音 (2nd show)
 01 The Last Time
 02 Mercy Mercy
 03 She Said Yeah
 04 Play With Fire
 05 Not Fade Away
 06 The Spider And The Fly
 07 Time Is On My Side
 08 19th Nervous Breakdown
 09 Hang On Sloopy - Get Off Of My Cloud
 10 I'm Alright
 11 Satisfaction
 「DISC 1」後半に収録された音源と同日ながら、こちらは「2nd show」の演奏ということで、もちろん音質も違っており、結論から言うと、かなり聴き易くなっているのは嬉しいところです。
 まあ、「耳が慣れた」と言われれば、それまでなんですが、プログラムが進むにつれ、熱くなっていくバンドのノリと観客の熱狂からは確かに青春の情熱ってやつが感じられますよ♪♪~♪
 もちろんサイケおやじも、気持ちがその場へとタイムスリップさせられてしまうわけですが、気になる演目では「Hang On Sloopy - Get Off Of My Cloud」が、実はイントロの部分でミックが軽~く一節、マッコイズでお馴染みの「Hang On Sloopy」を歌うだけで、直ぐに本題「Get Off Of My Cloud」へ突入するというだけという仕掛け(?)は、如何にもライブならではのサービスとして、嬉しいです。
 それと音質について、もう少し書いておきますが、最初はザーザーという高音がキツイので、ガッカリさせられるとは思いますし、おそらくはエアチェックされたであろうネタ元のテープが部分的にヨレていたり、CMやアナウンスをカットした所為と推察されるカットとツナギがありますので、確かに万全とは申しませんが、既に述べたとおり、後に行くほど歌と演奏が前へ出てきます。
 そして、ここに楽しめる突進力こそが若き日のストーンズの醍醐味でしょうねぇ~♪

※1967年4月11日録音
 12 Paint It Black
 13 19th Nervous Breakdown
 14 Lady Jane
 15 Get Off Of My Cloud ~ Yesterday's Papers
 16 Under My Thumb
 17 Ruby Tuesday
 18 Let's Spend The Night Together
 19 Goin' Home
 20 Satisfaction
 これも昔っからブートの定番ネタになっていた音源で、とてもカッコイイ~~、最初の全盛期を謳歌していた頃のストーンズが楽しめますよ。
 しかもここに収録のソースは多分再放送からのエアチェックを用いたのでしょう、以前に比べて、かなり音質が向上しているのも嬉しいところ♪♪~♪
 なにしろ初っ端の「Paint It Black」からしてノリは最高潮! キースのギターソロが実にロックしていますし、「Get Off Of My Cloud ~ Yesterday's Papers」のメドレーにしても、キースのヘタレなんかシカトで爆発するチャーリーのイケイケドラミングやビルのもっさり&ずっしりのベースワークがあればこそ、ハズしそうになるミックのボーカルが火傷しそうに熱いですっ!
 それは続く「Under My Thumb」も同様で、放送MCが被って始まるイントロからの熱気は唯一無二でしょうし、本来は幻想的な「Ruby Tuesday」にしても、これがサイケデリックロックの実演見本みたいな雰囲気がたまりません♪♪~♪
 さて、そこでブライアン・ジョーンズの存在感については言うまでもありませんが、随所に地味ながら的確なサポートをやっている事は、決してこのパートだけではありませんが、ギターの他にハーモニカ、縦笛やキーボード等々、とにかく悪いクスリで潰れてしまったのは残念でなりません……。

ということで、繰り返しますが、若き日の勢い満点のストーンズが楽しめるというポイントにおいては、なかなか最高のブツだと思います。

もちろん、現在の高音質ブートに慣れているお若い皆様にとっては厳しい現実かもしれませんし、当然というか、失礼ながら随所で「走って」しまう、あるいはモタレて乱れる演奏はラフ&ワイルドなロックのライブの真髄という論法も成り立つわけで、極言すればストーンズは決して上手いバンドではありません。

ところが、こ~ゆ~修羅場を積み重ねているバンドだけが表現出来る、現場主義のグルーヴやノリは唯一無二の個性であり、殊更ブライアン・ジョーンズがイケイケのリズムギターやリフでメンバーや観客を煽っていた時代の突進力は、それだけでロックが一番に勢いがあった頃の証拠物件に成り得るものかもしれません。

ですから、このあたりのライブ音源をストーンズ自らが、きっちりとした形で公式発売してくれる日を待ち望みつつ、今はブートで楽しんでいるというわけです。

 

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クラッシュ!

2016-02-23 17:04:11 | Weblog

午前中、いきなりスマホ壊して、大慌てしました。

なんとっ! 某所のエスカレーターで手を滑らせてしまい、そのまんま隙間から下まで墜落ですよ。

幸いにも人間や器物には当たらなかったんですが、エスカレーターを止めてもらう等々、すっかり周囲に迷惑かけて、平身低頭でした。

もちろんスマホは昇天しましたので、新しいのを買ったのは当然ながら、以前のデータが直ぐには移行が難しいらしく、あぁ……、自業自得とは、この事でしょうねぇ……。

皆様も、ご注意下さいませ。

トホホ……。

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きっと春は近いはず

2016-02-22 14:58:53 | Weblog

久々に病院で定期健診を受けています。

連日の不条理(?)な仕打ちから肉体はボロボロになっていると思ったら、特に異常はないとか!?!

もちろん、何かあったら大変なわけで、現状では安心して病気になることも出来無い身の上ですから……。

また、それでも精神状態は決して良くはありません。

ということで、検査&診察がもう少し残っているので、本日はここで失礼させていただきます。

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イエスのライブの裸の神業

2016-02-21 15:00:49 | Rock Jazz

Progeny : Highlights From Seventy-Two / Yes (Atrantic / Rhino)

すっかり定着した大物ミュージシャンのアーカイヴ商法は、それに賛否両論があろうとも、やはり自分の好きなバンドや歌手の音源であれば、思わず手を出してしまうのがサイケおやじの本性です。

ただし、「賛否両論」と書いたのは、時としてそれがあまりにも長大な内容、つまり結果的に高額な商品になっている現状を目の当たりにすれば、闇雲な賛同推奨は出来ない事も確かな真実だと思います。

それは最近入手した中でも、例えばグレイトフル・デッドのCD80組から成るライブ名演集とか、ボブ・ディランのレコーディングセッション記録集とか、果たして入手はしたものの、自分の生涯に全てを聴き終えることが可能なのか?

というようなブツがありますからねぇ~~。もう、それは明らかに高齢者への冥途の土産としか思えないわけですよ……。

ところが流石に制作側も良心(?)が働くのか、人気の高いミュージシャンの対象物件には、ちゃ~んとダイジェスト&ハイライト盤が出されていまして、本日ご紹介のイエスの2枚組CDは、1972年秋のアメリカ巡業から7カ所の公演を14枚のCDに収めた箱物「プロジェニー」から、出来の良いテイクを抜粋し、ひとつのコンサートライブを楽しめるように作られた編集アルバムになっています。

☆DISC 1
 01 Opening (Excerpt From Firebird Suite) ~ Siberian Khatru (1972年11月20日録音)
 02 I've Seen All Good People (1972年11月15日録音)
 03 Heart Of The Sunrise / 燃える朝やけ (1972年11月15日録音?)
 04 Clap ~ Mood For A Day (1972年11月12日録音)
 05 And You And I / 同志 (1972年11月11日録音)
☆DISC 2
 01 Close To The Edge / 危機 (1972年11月11日録音)
 02 Excerpts From "The Six Wives Of Henry VIII" / ヘンリー八世の6人の妻 (1972年11月12日録音)
 03 Roundabout (1972年10月31日録音)
 04 Yours Is No Disgrace (1972年11月12日録音)

で、収録の演目は上記のとおりで、説明不要かもしれませんが、この発掘音源は1973年に出されたLP3枚組の超絶ライブアルバム「イエス・ソングス」の主要な根幹という真相があり、とすれば前述の14枚CDに収録された何れの公演も完璧な名演ばかり!

と思いきや、実際にサイケおやじが件の箱物をゲットして、ほぼ連日同じプログラムを繰り返していたイエスの実相、つまりはその時々の好不調の波に接した事で、あぁ……、彼等にしても一発勝負のライブの現場は思いどおりにはならないんだなぁ~~~!?

という、本当に不遜な思いが湧きあがって……。

結論から言うと、完璧だった「イエス・ソングス」の収録各トラックには、それなりにパートの差し替えや編集が施されていたという、当たり前ながらも、本音では信じたくない現実があったのです。

逆に言えば、14枚組の「プロジェニー」には、ネイキッドなイエスが記録されたという事なのでしょう。

実際、そこには声が苦しくなっているボーカル&コーラスパート、リズムコンビネーションが破綻寸前の演奏パート等々に加えて、個人技のミスやPAあるいは録音機材の不調といったトラブルまでもが如実に出てしまっているところさえあるんですから、今となっては神話の崩壊とまでは申しませんが、イエスも人間集団であったという証拠物件(?)でありましょうか。

しかし、このハイライト盤「プロジェニー」は既に述べたとおり、選び抜かれたトラックで編まれた、所謂「アナザー・イエス・ソングス」であり、CD2枚でコ当時のコンサートライブを追体験出来る、とても嬉しいプレゼントにちがいありません。

ちなみにここでのイエスはジョン・アンダーソン(vo,per)、スティーヴ・ハウ(g,vo)、リック・ウェィクマン(key)、クリス・スクワイア(b,vo)、アラン・ホワイト(ds,per) という、所謂黄金期の顔ぶれ♪♪~♪

そして初っ端、開演を待つ観客のざわめきの中、ストラヴィンスキーの組曲「火の鳥」からの抜粋がテープによって流され、そこに登場したメンバーがチューニングやマイクのテスト等々を行うという段取りの部分が非常にリアルで、これから始まるライブショウの幕開けには必須のワクワク感♪♪~♪ それに浸る間もなく始まる「Siberian Khatru」の豪快な演奏だけで、あまりの凄さに我を忘れてしまいますよ♪♪~♪ なにしろ本来がリズム重視のイケイケな曲という側面があるにしろ、非常にシバリの多い構成展開はプレイヤー各々に神業級のテクニックが求められるわけですからねぇ~~。それがここではヘヴィ&シンプルに暴れるアラン・ホワイトのドラミングは言わずもがな、殊更終盤で圧巻のソロを披露するスティーヴ・ハウ、執拗に様式美を守ろうと奮闘するリック・ウェィクマン、投げやりな感じが逆に素晴らしいクリス・スクワイア、そしてジョン・アンダーソンが主導するボーカル&コーラスの痛快さ! こんなアンサンブルをやってしまうイエスは、やっぱり好き♪♪~♪

と、サイケおやじは本気で愛の告白です。

それは続く「I've Seen All Good People」においても同様で、ボーカル&コーラス主体の前半では些かジョン・アンダーソンの声に不調が感じられるものの、後半のハードロックなパートに突入するや、ドカドカ煩いアラン・ホワイトのドラミングに煽られたかのようにノリノリのスティーヴ・ハウは、このハイライト盤に収録のテイク以外の他日の演奏では羽目を外しすぎて、アンサンブルが乱れる元凶になっているほど!?

いゃ~~、熱いなぁ~~~♪

また、如何にもキング・クリムゾンっぼい「Heart Of The Sunrise / 燃える朝やけ」にしても、これだけ複雑な転調と変拍子の嵐という曲展開が決してアドリブだけじゃ~ない、そのきっちりと最初っから組み立てられた様式美に沿っているという「鉄の規律」は、イエスだからこそ実演可能という証明が、このライブバージョンの恐ろしさかもしれません。

ただし、前記した収録演目に注釈として加えた録音年月日がジャケットに記載されたまんまとは言え、しかもこの「プロジェニー」がネイキッドをウリにしていながら、本家本元の14枚組の同日テイクとは、このハイライト盤に収録のテイクは異なっている印象であり、もしかしたら、やっぱり編集が!?

このあたりは、さらに聴き込みが必要なところでしょうが、それはそれとして、ファンにとっては一番(?)に気になりましょうスティーヴ・ハウの独演会「Clap / Mood For A Day」が、全く期待を裏切らないんですから、たまりません♪♪~♪ 何故ならば「Clap」は初出となった「サード・アルバム」からしてライブバージョンであった所為か、肝心の「イエス・ソングス」には未収録でしたからねぇ~~~。 ここではさらにワイルドなフィーリングが付加され、続く「Mood For A Day」の分かり易さ共々に和みの時間は大切でしょう。

あぁ~、こ~ゆ~アコギが弾けたらねぇ~~~~♪ 

等々と思いつつ、いよいよ前半の区切りに置かれた「And You And I / 同志」が始まれば、その大仰な威圧感に満ちたイントロと思わせぶりなメロディ展開は、瞬時にサイケおやじをイエスの世界そのものへとワープさせてくれるんですねぇ~~♪ 美意識に彩られたアンサンブルの中において、ライブの現場では意外と地味な印象だったクリス・スクワイアのベースワークが小技にも細かい留意点がある事は目からウロコでもあります。

その意味でスティーヴ・ハウが12弦&スティールギターまでも駆使する八面六臂の大活躍ならば、もうひとりの看板であるリック・ウェィクマンは落ち着いたプレイで好印象♪♪~♪

こうして2枚目のディスクへと聴き進めれば、当時の最新アルバムだった「危機」からのタイトル曲が、見事に四分割されたパートを組み立てるという、まさに組曲形式の極みがロックでもやれるっ! その実証作業が凄いですよっ!

もちろんフルスピードからタメを効かせた粘りのプレイまで全開のスティーヴ・ハウ、どんな場面でもビートの芯を外さないアラン・ホワイト、しぶとさも感じさせるジョン・アンダーソンも大健闘ですし、部分的にアンサンブルが破綻寸前のところも上手くフォローするクリス・スクワイアの存在も侮れません。

ただし、どうにもストレスを発散させたい願望が滲むように聴こえる瞬間もあるリック・ウェィクマンのプレイは、個人的に???

ですから、まさに本人が独壇場となる「Excerpts From "The Six Wives Of Henry VIII" / ヘンリー八世の6人の妻」が、このハイライト盤で試行錯誤と破天荒の危ういバランスで成り立っている感があるのは、賛否両論と言うよりは、ライブステージならではのスリルと思ったほうが気は楽じゃ~ないでしょうか。

そして最後の瞬間から、そのまんま、すうぅぅぅ~と「Roundabout」の印象的なイントロに繋がっていく心地良さは絶品! 当然ながら収録日の異なる両テイクの実相からすれば、まさに上手い編集の結果はオ~ライ♪♪~♪

いゃ~、やっぱりこの「Roundabout」は好きだなぁ~~♪ 複雑なバンドアンサンブルも楽々と演じてしまうイエスでなければ、ライブでやって恥を売ってしまいそうな曲だと思えばこそ、ひたすら荒野を目指すが如きバンドの勢いは最高潮としか思えませんし、「静」と「動」の対比が重要なアクセントとなっているキメのパートからリック・ウェィクマン対スティーヴ・ハウのソロの応酬、さらには眩暈のリフの連なりも含めて、これがウケなきゃ~、プログレの神様は慈悲もない存在でしょうねぇ~~~。

そしていよいよの大団円が、おそらくはアンコールという事になるのでしょうか、イントロからリック・ウェィクマンのリラックスしたロックピアノが楽しさを導き出す「Yours Is No Disgrace」こそが、まさにリアルタイムの人気バンドならではの余裕と貫録と言ってしまえばミもフタもなんとやら!? 何時しか突入している、あのお馴染の血沸き肉躍るリフの高揚感には実にシビレますよ♪♪~♪

ということで、なかなか楽しめるアルバムではありますが、イエスというプログレを代表する人気バンドをもっと深く愛するためには、ミスもトラブルも隠しようが無かった前述の14枚組を聴くのが本当のところでしょう。

しかし、それで全てのファンの「愛が冷めない」という保証は、どこにもありません。

その点、本日ご紹介のハイライト盤は、程好い荒っぽさがロックの本質に迫っている瞬間も多々あり、時として「頭でっかち」と揶揄される事さえあるプログレというジャンルの宿業を見事に大衆音楽の王道へと変換させた裏傑作かもしれません。

ちなみにサイケおやじは、件の14枚組ボックスも、このハイライト盤も、国内盤に比べれば、ずう~っと安い輸入盤でゲットしましたから、特に解説書の和訳等々を必要としなければ、それでも満足度は高いはずと思います。

最後になりましたが、やっぱりスティーヴ・ハウって、物凄いギタリスト!

それを再認識させられた事を付け加えさせていただきます。

あぁ、絶句……。

コメント (2)
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これが生還だといいなぁ~

2016-02-20 16:02:40 | Weblog

あと、ちょっとで自宅へ辿り着く道すがらです。

難問懸案も、ど~にか片付いたと思える今、明日からは楽になれる!?

そう、信じるようにしています。

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