紫紺のやかた

紫紺のやかた

箱根の11月

2020-11-15 12:13:02 | 写真館
箱根の紅葉が気になり、先日小田原に出向いた際、箱根まで足を延ばしてみた。天候があまり良くなかったが、雲間から垣間見える太陽を頼りに青空を見て紅葉の様子をカメラにおさめてみた。先日のように「湿生花園」と「東国 花の寺」で紅葉が始まっていた。(20201107)

  
 箱根[湿生花園]の門前
《東国 花の寺》(本名:長安寺)
国道138号線、仙石バス停より徒歩2分、仙石原方面に折れ曲がる交差点を右折れ山の手に参道が続く。丘陵地に位置し静かな佇まいである。特に、ここの境内は秋の紅葉が有名で四季の風情も楽しめる。
この他「五百羅漢」の石仏が点在し、参拝客を和ませている。箱根の観光スポットの一つにもなっている。本堂裏山裾が「五百羅漢」の設置場所になっていて竹林や紅葉の木の合間に点在している。
「長安寺(曹洞宗)」創建は1356年と古い。福井の永平寺と横浜鶴見の総持寺を両本山とする「曹洞宗」本尊は「釈迦如来」であるそうだ。
《五百羅漢》とは仏道修行して「阿羅漢」という人間として最高位を得た「お釈迦様」の弟子を500人集めた者で、全て喜怒哀楽豊かな表情で実に人間味のある石仏である。静かな山裾の竹林や紅葉の中「五百羅漢」に向けてS60年より建立が始まっていて現在300体の羅漢が設置点在中とのことです。
    
 長安寺の参道           参道脇の庭園(羅漢と紅葉)

   
 山門脇にある「長安寺」のお言葉  : お参りして仏様に手を合わせて下さい
     
五百羅漢の標柱(上に羅漢が鎮座)
  
本堂の裏山に立ち並ぶ羅漢と紅葉 名残りを惜しむかのように咲く「秋明菊」

お帰りは、交差点入口と参道間に「座りや」という十割蕎麦処があり、お味の方も有名である。ここで一休みして帰途に就いた。
                          (ysa)




コロナ禍の中の音楽界の動き(補足編その2)/ 歌芝居 《良き報せ》 のライブ演奏配信のお知らせ

2020-11-12 15:23:11 | 音楽

~ベートーヴェン生誕 250年を記念して
110
TWILIGHT CONCERT が11月19日(木)が無料配信されます。

 歌芝居 《良き報せ》のライブ演奏配信がIIJ社の社会貢献活動の一貫で行われます。同社は毎年行っているようです。コロナ禍で、2020年東京・春・音楽祭中止延期が相次ぎましたが、下記の通り今般演奏の情報を入手しましたので、お知らせいたします。
             -記―
~ベートーヴェン生誕 250年を記念して
110
TWILIGHT CONCERT が11月19日(木)に無料配信されます。

歌芝居 《良き報せ》 のライブ演奏配信がIIJ社の毎年行っている社会貢献活動の一貫で行われます。コロナ禍で、2020年東京・春・音楽祭中止延期が相次ぎましたが、下記の通り、今般演奏の情報を入手しましたので、お知らせいたします。
                        -記―
1:いつ:2020年11月19日(木)18:30~19:30
2.アクセス先:https://pr.iij.ad.jp/live/、  
https://www.iij.ad.jp/news/concert/2020/1119.html
3.演奏家:
ソプラノ 渡邊仁美 東京二期会会員
テノール  鈴木 准 東京二期会会員
バリトン 藪内俊弥 日本声楽アカデミー会員
声楽アンサンブル 二期会合唱団  
 ソプラノ:田貝沙織、松原典子 , アルト:喜田美紀、人見珠代
 テノール:木下 進、園山正孝 , バ ス:杉浦隆大、田中夕也
ピアノ: 三ツ石潤司 
おはなし: 小宮正安 

4.歌芝居 《良き報せ》(トライチュケ作詞)の曲目
  • 序   曲 (フンメル作曲) 
  • 第 1 曲 アリア(ギロヴェッツ作曲) 
  • 第 2 曲 アリア(モーツァルト原曲) 
  • 第 3 曲 三重唱(ヴァイグル作曲) 
  • 第 4 曲 四重唱(フンメル作曲) 
  • 第 5 曲 二重唱(フンメル作曲) 
  • 第 6 曲 アリアと合唱(カンネ作曲) 
  • 第 7 曲 合唱付きの歌(フンメル作曲) 
  • 第 8 曲 最終曲(ベートーヴェン作曲) 
                  以上  tko











米寿と喜寿の姉弟散歩(赤い実を求めて)

2020-11-01 17:18:12 | 樹木観察散歩
 認知症の米寿を迎えた姉と喜寿の自分との足の衰え進行抑制のために姉弟散歩をしています。犬を連れた散歩の人に会うと犬は必ず姉に寄ってくる。長年犬を飼っていたことが判るのだと思う。私は犬の名前を殆ど知らないし聞いてもカタカナが多く直ぐ忘れてしまう。
 長年樹木に関心があったので樹木の名前は相当知っているし、近隣であれば11月~12月赤い実をつける木が何処にあるかも頭にある。したがって散歩コースはまずベンチか、座らなくて立ったまま両手を付いて背中を反らして腰を伸ばせる場所があることと私の趣味の樹木観察が出来るコースとなる。
 
 家の庭には美男葛(びなんかずら)が色を濃くしているが、万両はまだで、千両、藪柑子(やぶこうじ)は赤い実を付けている。百両も以前あったが今は無い。海桐(とべら)、柾(まさき)、黄覆輪柾は割れて赤い実が見えるまではまだ先。莢蒾(がまずみ)は狂って今再度花をつけているので赤い実は見られないと思う。

 市役所駐車場入り口から裏手にはピラカンサ(常盤山査子・ときわさんざし)が真っ赤だが、この実は周りに実が無くなって最後に鳥が食べるので美味しくないのだと思う。延命寺裏手で田越川添いの道に面した家の冬青(そよご)は既に沢山の赤い実を付けていた。仲町橋脇の教会前の支那柊(しなひいらぎ・チャイニーズホーリー)の実は真っ赤で左の大きい木の紅千鳥はこれから。逗子図書館前の花水木の実は終わって、青木が赤くなっている。延命寺前にホルトの木があるが、葉は赤くなっても実はオリーブと同じで黒紫色で赤にはならない。逗子小学校西門側奥の旧家の生垣に珊瑚樹と犬槙が使われているが、珊瑚樹は鳥が食べ残したのか僅かに赤い実が残っていて、犬槙の方は団子状の実の下側が赤く色付いていた。黒川葬儀社の前のマンション左には真弓が赤い実をつけ、この路地を少し下った左手の家には苺の木(ストロベリーツリー)の花が咲いていたので2~3週後には赤い実が見られると思う。

 逗子駅周辺の街路樹の黒鉄もち(くろがねもち)は雌雄があり1本置きに沢山の赤い実を付けているが、我が家の黒鉄もちは雄なのか実を見たことが無い。鳥のフン公害がないので良しとしている。駅前トイレ脇の山帽子は僅かに赤い実が残っていた。八幡通りの海岸への十字路近くの家には毎年柘榴と山桃が赤い実を付ける。亀ヶ岡八幡宮には社務所脇に柘榴(ざくろ)、お稲荷様の後ろに白だもの木があるが実は見ない年の方が多い。

 逗子の山に入れば白だも、真弓(まゆみ)・莢蒾・秋茱萸(あきぐみ)、七竈(ななかまど)等の赤い実にお目にかかれるが米寿の姉の散歩場所ではないので、町中の家の庭を覗いて山椒(さんしょう)、山茱萸(さんしゅゆ)、梅擬(うめもどき)などの赤い実が見られればと思う。

 そもそも春の木の葉の新芽が赤くなるのは紫外線害の予防で葉に鉄分を送るためだが、秋の木の実が赤くなるのは目立って鳥に食べてもらうためと思う。昆虫は赤を赤と認識できないため赤い花は少ないが、鳥は赤と認識できるようなので赤い実が多い。

 7年程前、私が主宰していた樹木の観察会で葉山町長柄の長運寺には寄って多羅葉(たらよう)の花を見たが、11月になれば一風変わった赤い実を付けていると思う。花言葉が“伝える”なので、この“紫紺のやかた”ブログも出来て6ケ月目に入るので駿台朋友へ「伝える」目的から、長柄に住まわれている方が長運寺に行かれて多羅葉の赤い実の写真を投稿していただければとも思ってる。(yoo)