生後3か月になった初孫のお食い初めを先週の日曜日㋄21日に行った。土曜日のSゼミ同期会、日曜日のお食い初め式と嬉しいイベントが続いた。
平安時代から今もずっと続けられているこの「お食い初め(おくいぞめ)」。「飲む」から「噛む」に代わる節目となり「一生食べ物に困らないように」と言われる行事は皆様ご存知の通りです。呼び方も地方によって「食べ始め」「箸初め(はしぞめ)」「箸揃え」「箸立て」とさまざまあるようです。
自宅や祖父母の家で行う場合とレストランや料理屋等で行う場合があり、今回はいろいろ考えた末、葉山の鐙摺のお店にした。
当日の部屋は離れの部屋であった。妻は、私たちの結納を行った部屋であることを覚えていた。
私の恩師夫妻に媒酌をお願いし、日本酒を相当呑んだことを思い出した。今から40年も前のことだった。
同じ部屋で初孫のお食い初め式を行うことになったのは、何かご縁があったのかと思う。
部屋の脇に庭があり、太陽光で、池の水の動きが部屋の天井にキラキラ反射していて、主役の孫が興味深く見ていた。
式のやり方の資料が部屋に準備されていて、それに沿って滞りなく行うことができた。お食い初め用の食器は母方の実家から贈られる事が一般的とのこと。娘のお食い初め式で使用したものを使った。事前に食器をお店に運び込んでおいた。
赤ちゃんと同性の年長者である妻が初孫に食べさせた。娘のお食い初め式は、妻の祖母にやってもらったのを思い出した。初ひ孫娘のお食い初めで大変喜んでいたことも思い出した。
大人の食事は、上記お品書きの通りで、鯛めしをわざわざ作るのは大変かと思ったが、お食い初め御膳に出された鯛を使い、離れの部屋の建物の中にある小さな厨房で、担当の中居さんが土鍋を使い焚き上げてくれた。おこげもあり、懐かしい味わいだった。食べきれなかった鯛めしをお持ち帰りにしてくれた、何と気使いのあるサービスに感心した。夕食時にまたおいしく食べた。
娘、息子、孫と人生3回目のお食い初めを経験できたのは、喜ばしいことと思った。
以上 tko