CLUB103 (103系電車好きの独り言)

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スキャンの為に裁断機購入

2007年10月26日 11時18分21秒 | 撮影・調査・研究
かねてから、研究者のための資料共有を目的として、趣味誌や専門誌のスキャンをしてきたのだが、非常に手間のかかる作業であるため、今後の工数を勘案して、大型の裁断機を購入し、雑誌を解体してからADFを用いて自動スキャンする方法に変更することにした。
これについては、職人気質な勤め人の憂鬱ブログの檀上さんも同じ悩みをかかえていて、あれこれ情報交換しているうちにヤフオク上で安い裁断機が売られていたので、それをお互い購入しました。

現在、120頁程度の雑誌で、カラー頁が数枚のものをスキャンするには、約7分~10分かかります。
見開きでスキャンしていますので、おおよそ60回スキャンすることになります。
1年分の本をスキャンすることを想定して、裁断機を使った場合と現状を比較するとこうなります。
現状は、1冊8分として8×12冊=96分・・・1時間半の工数です。
実際にはずっと同じ動作を60回×12冊=720回繰り返すことはまず人間の能力上難しいモノがあります。
ですので、どこかで休憩を挟む必要があるので、それを12分と見越して108分。
1時間48分が工数と言えます。……イメージ的にはもう少しかかってる感じがするなぁ。
次に裁断機を使った場合、最初に12冊の裁断をおこないますが、1冊15秒程度でできるとして、3分で12冊を裁断できます。
ただ、最初の1冊を裁断した段階でADFによるスキャンを開始できますので、裁断を開始して30秒後にスキャンを開始したとしましょう。
裁断は3分で終わりますが、スキャンの開始は0分30秒からで、120頁の両面スキャンに要する時間は約4分30秒(実測値です)なので、最初の1冊目は裁断開始から5分で終わります。裁断は3分で終わってますから、3分-5分の間は手待ちになります。(要は休憩できるわけです)5分で1冊目が終わってから2冊目にかかるまで30秒の余裕時間を見ると、12冊のスキャン終了は、裁断を開始してからちょうど60分後です。
上記の96分と比べると約4割時間が短縮できることになります。
これは12冊のスキャンが完了するまでの時間比較ですが、実際人間が動く時間単位での比較をすると、現状の場合は適度に休憩を挟むので108分となりますが、裁断を先にして、後は4分30秒ごとに30秒のADFへのセット時間のみですから、3分+30秒×11回=8分30秒。
実に12分の1に短縮できます。
つまり、30秒ごとに書類の入れ替えをする必要があるけど、それ以外の時間は自由に使えるわけです。
ネットでブログも書ければ、103系の時間速度曲線なども書けるわけです。

これを労務コスト比較すると、時間4000円で計算しても、12冊のスキャンが今まで7200円かかっていたのに、570円で済むということです。
やっぱり機械が勝手にやるっていうのは楽です(笑)

裁断機が15480円だったので、雑誌2年4ヶ月分(28冊)のスキャンをすれば元が取れる計算でしょうか(笑)
なによりも、やりたいことが多くて要求過剰に対して処理が全く追いついていなかった現状がありますので、労務コストよりも処理に要する実時間が減ることの方がうれしいです。

複合機によるADFスキャンの他に、富士通のscan snapも活用しようと思ってる。
2台同時にスキャンを開始するというもので、複合機の両面スキャンは用紙を一度反転させて読むので時間がかかるんだけど、scan snapは一度紙を通すだけで両面読むので処理が早い。
実測値が無いけど、1冊スキャンするのに4分~5分でいけるんじゃないかなぁ。。。
平行してスキャンできれば、もっと効率的にできるかもしれないなぁ。

いやぁ、ちょっと楽しみです。
本はバラバラになるけどね。
年末にかけて24.1インチワイドディスプレイを購入予定で、1920×1200ドット表示で見開くので、B5見開きだと普通に最初の画面で文字が読めると思ってます。(試してないけど)
A4見開きの場合(レイルマガジンなど)はおおまかに字は読めるけどきっちり読むには1つ拡大する必要があるかもしれないなとは思ってますが。
いずれにしても、私が将来的にこうなるだろうと考えてる姿の1つである「本を読むとは本を開いて目を通すのではなく、ディスプレイ中にある誌面を見る」というのに近づいてきたなぁと感じています。
数年後には27インチ~30インチの超薄型液晶が10万以下になってると予想していて、解像度も2880×1800程度にはなっていると思ってます。
そうなると、A4見開きでも拡大せずに画面に表示するだけで文字が読めるはずです。
そうなると、本当に本に本棚なんていらなくなってくるなぁ。

そうそう、裁断機だけど4センチくらいの太さでも切れるらしい。
いままで「うっとうしい」と思っていた時刻表をスキャンできそうで、それもまたうれしい。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ディスプレイもですか (檀上徹)
2007-10-26 20:47:38
こんばんは、檀上です。

私の方は即決で当日発送頂けたので、裁断機が今朝届きました。でも、まだ自宅玄関で開梱待ちです。A3スキャナにA3プリンタに大物ばっかりで置く場所がなくって。

ディスプレイも買い替えですか。ナナオからFlexScan SX3031W-Hと言う29.8インチの2560x1600ってものすごく解像度の高い、価格もお高いモニタが年末に出るみたいですよ。
キャリブレーションは必要でしょうけど、AdobeRGB比97%の色域を謳っていますし、写真のレタッチもされると思いますので勧めの一品かと。

私もA3見開きで表示できる24.1インチ以上のモニタが欲しいのですけど、高価で手がでないんですよね。ま、もっともそのモニタを扱えるPCも必要なんですけどね。

図面や説明書をスキャンして、自分で調査した事実を踏まえて文章や写真に図面なんかを追加して、ちょっとした形式本みたいな、限りなく同人誌レベルになってしまうのですが、出版物を作ってみたい衝動に駆られているのす。
ですので、PCが欲しいし、モニタも欲しいし、A3対応のレーザープリンタも欲しいし、デジタル一眼(D3)も欲しいし、製本機も....
収入は大したこと無いのに、高価なプロ仕様の製品ばかり欲しくってどうしようもないです。
何かを表現するという世界に、写真から入門したせいもあるのかもしれないけど、何か表現したいことが今の機材で出来なかったときの悔しさを知っているのでどうしても、オーバースペックな製品を買い求めてしまいますね。
ホント、子供みたいな大人で、困ったモンです。
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作ってみたいですね (永尾信幸)
2007-10-26 21:11:37
私も明日には届くようですが、普通の日と間違えていて夜間着にしてもらったので、届くのは明日の夜かな?
さっそく5年分くらい裁断して、スキャンしてみようと思っています。
仮にこれが1日で出来たならすごいやって感じです。
年間予定として、240冊(4誌5年分)スキャンができればヨシと思っていただけに、3ヶ月分が1日でできたら、すごい生産性向上ですから。

ディスプレイですが、大きな画面は大きい筐体という現状の進化から、大きな画面でも小さい筐体へと変わっていくのは必至と思っています。
壁に貼り付ける程度のペラペラの液晶で30インチ以上というのが10年後の標準かなと思ってます。
5年後はまだ相応な筐体だと思いますけどね(笑)
机に埋め込まれる可能性だってあるんですよね。

いずれにしても、そのころに自分が表示したいモノを表示できる環境を作っているかどうか、そういうのを常に考えています。

さて、同人誌的でも製本したられっきとした本ですよ。
私は、昔から最終的に103系の細かい点まで書き記そうと思うと、一般の出版社では無理だと感じています。
ですので、頼りになるのは自費出版だけなんですが、その際にどういう手順でそれを実現するか、どの部分を自分でできれば汎用性が高まるかという点で、編集する段階を自分でできればと思っています。
ですので、早くからDTPのソフトを使っていて、今はアドビのインデザインCS2を使っています。
とにかくデータ入稿できるなら、どこに持って行っても印刷してくれますからねぇ。
でも、まぁ、私もそういうのを作ってみたいです。

>何か表現したいことが今の機材で出来なかったときの悔しさ
なるほど、目の前の獲物をみすみす逃がすようなものですものね。
なんとなくわかるような気がします。
私も大きな子供と良く呼ばれてますから(笑)
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指向が似てますね (檀上徹)
2007-10-27 07:38:37
DTPのソフトもお持ちなんですね。
既に個人出版のレベルに到達していますね。凄い!
103系の研究もされているので、ネタも豊富だし、本当に103系本出せそうじゃないですか。
「ホントは凄い103系」とか「103系落ちこぼれと言われ続けて」「103系の真実」みたいな、今までの定説をひっくり返す本、期待してます(笑)

私も今までPhotoshopだけを使っていたのですが、DTPをやってみようと思って、CS2からCS3へのバージョンアップの際にDesign Standard CS3にしました。

最近、InDesignで作成した原稿から印刷してくれる印刷屋も増えてきたみたいだし、インフラもソフトも整いつつありますね。
後は、出版物の内容とデザインセンス次第ってところですねぇ。そこが私の弱いところだったりするのですが(笑)
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