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起動加速度計算に必要な引張力をデータ化

2011年04月17日 21時59分49秒 | 鉄道運転理論学会
檀上さんとHTML5などを使って、運転曲線をネット上で見せれるようにと言うプロジェクトを昨年から行っている。

当初、ジャバスクリプトなどを用いて、その結果をHTML5の描画機能を用いて画面に出すという形をとる予定だったが、データベースを用いようと言う事になり、あれこれと考えている。
加速度が算出できれば、それをもとに運転曲線計算が出来ていくのだが、その加速度を出すのに必要なのは、電車の車重・乗客の数・平均電流の値などとなってくる。
平均電流というのは、モーターに流す電流のこと、電流が多ければ多いほど、モーターは力強く回る。

運転理論的に言えば、電流を増やせば回転力が大きくなる。。。。ということだ。
で、回転力は良く知った言葉で言うと「トルク」なんだけど、そのトルクは車輪を通じて列車を加速させようとする力である「引張力」に姿を変える。姿を変えると言っても、回転力の値をギア比と車輪の直径などで計算するだけで、回転力が大きければ、ギア比と車輪が同じなら、引張力も大きくなる。

で、運転曲線をかくのに、加速度を計算するわけだが、その計算には速度ごとの引張力というデータが必要になる。この引張力を編成の重量で割ったものが加速力と言って加速度の元になるモノだから、引張力が大きければ大きいほど、その速度でより強く速度を上げようとできるわけだ。
んなことで、引張力のデータがあれば、半分くらい加速度計算は終わったようなものなので、まずそれを格納してるテーブルを作りたいと思う。

ただ、引張力は電流によって変化するので、限流値に応じて適切な引張力を出せるようにしたい。そこで2次元の配列形式をとる方が良いかなと思う。
 引張力(電流,速度)
というわけだ。なんか、これだけ見たら変数と言うより関数だな。
汎用性を持たせるなら、これに形式を加味して
 引張力(形式,電流,速度)
となるかな。

テーブルの密度は、速度が0~110くらいまで。電流が形式によって変わるけど100~700くらいで5か10刻みになるかな。形式は4桁くらい持たせて下3桁は103系ならそのまま103で良いかな。
会社などの情報が1桁分しかないけど、まぁ40社分くらいはこれでいけるだろうし。なんだったら桁数は増やしても全然問題無い。
で、テーブルに入ってるのは「引張力(kg/t)」なので、速度ごとに引張力を取り出してその速度での加速力を計算すると言う処理を繰り返すと、停止状態から時速xxkm/hまでの加速力曲線が引ける。
また、そのうち試してみよう。


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