きんもくせいの香り

最近、家の外に出ると きんもくせいの甘い香りが、プーンとする。

表の車庫の隣の家に、でかい[ きんもくせい ]の木があって、一面にオレンジの花を

咲かせている。　　車庫に向かうと、甘い香りが強くなり、ちょっとしつこい感じ、

風になびいて来る程度なら、フワ～って、いい香りなんだろうけどね



こないだウチの玄関に、きんもくせいの枝が花瓶の中に３本ほど活けてあった。

てっきり 隣の家から いただいたものかと思ったら銭婆が、「 なに言ってん

ウチの裏の庭に咲いてんのに分からなかったん 」　ドヒャー

木があるのは解るけど、それが、きんもくせいの木だとは知らなかった。

裏庭の木の場合、夏になると木と木の間が込んでいるために、色々な葉っぱが

混ざって、プチジャングル状態　だからオイラは、どれがどの木なのか

全然解らないし、　興味もない　きんもくせいがウチにあったなんて

知らなくて当然だ。　3年前にここを中古住宅で買ったから、家の趣味は前の人の

趣味のままだ。　ただ、表の庭は、オイラが毎日手入れしてキレイにしてある

でも、　褒められるのは銭婆ばかり！


誰かオイラを、褒めてくれよぅ(=_=)！


朝起きて、玄関を開けて、プーンとかほるきんもくせいの匂いは、

ウチからも香っていたのね


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社員旅行前・・・

次の土曜日と日曜日に、社員旅行がある、

今までに一回しか行った事がない、金はかかるし 大切な休日がもったいない

しかし、今年と来年は親睦会の役員なのでイヤでも行かなければならない

「 今年は山形の銀山温泉らってさ 」銭婆に言っても、

説明するオイラに気がないから銭婆にも伝わらない　　

「 ドラマの　おしんの撮影場所らってさ 」　　「 そうなん 」

テレビを観ながら気のない会話、　で、銭婆が突然「 そう言えば旅行の小遣い

3000円でいいろっか？」・・「えっ？」　一泊の旅行するのに大の大人が3000円？

一瞬、オイラの時間が止まる。　「 オメー　子供じゃないんだからさぁ

普通の金額にしてくんねえ 」　「 なにね～　じゃぁ4000円らかね 」

普通、３と来たら５に変わるだろうよ　5000円でもドキドキものだ

頭に来たから、会社のオバチャン達に話した。するとやっぱり「 オメさん可哀想

らねぇ」　とか言った答えが多数返ってきた。　あったりまえだＹＯ

そんな話を知らないオバチャンが　「 おみやげね 」 と、催促する。

「 こんな貧乏人に、おみやげを催促するってか 」

「 おみやげ頼んだよ 」

「 金が無いから買って来るなんてムリら 」

「 待ってるっけね 」

オイラが折れなきゃ一生、この会話が続いたであろう

もう　　旅行なんて嫌いだ―――――

ホントに3000円だったらどうしよう(-_-メ)


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