蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

お風呂に入れません…、ではなくて、入りません

2006-02-28 22:03:24 | Weblog
お風呂の工事も二日目、完全に、浴室はもぬけの空なって、外壁の内側が見える状態になっています。

排水管も電気も、土台もなんとか目処が付いている本日だったんですが、一つだけ問題が発生しました。

この問題以外は、全てクリヤーしているんで、こいつさえ何とか出来れば、工事は滞り無く終了するんです。

で、その問題というのは、浴槽がお客さんの家には入らないと言う、まあ、言ってしまえば根本的というか、基本的な問題で、解体した浴室には何ら問題がなく、浴槽のユニットが、浴室までたどり着けないと言う問題でした。

玄関から、狭くて、居間を抜けられなくて、例え居間に入ったとしても、今度はユーティリティーに抜けられないと言う、まさに致命的です。

ちなみに、今回の工事はA山が物を選んだ物件で、「大丈夫だよ、楽勝楽勝!」と、血を吐いて倒れる前に、そんなBIG MOUTHを叩いてました。

蛇口屋も、完全に油断していました。
浴室の内寸は当たった物の、各部屋の開口部まで見てはいなかったのです。
それにいつもの浴槽なら見た目にクリヤーと思っていましたが、今回は浴槽を変えたらしいのです。
それに、TOTOだと言われ、予定表にもそう書いてあったのにもかかわらず、この現場を訪れたのは、タカラスタンダードの方でした。

あ~あ、排水の位置と換気扇のダクト、給水の掻き込み、全部TOTOで合わせちゃった、最初からやり直しだ…。

入院中でも恐るべし、A山!
この時点でも
やはり、何一つ信用してはいけないのです。

その事実を指摘したお風呂屋さん、蛇口屋にこう言いました。
「今回、お客さんの意向でわざわざ大きな浴槽を入れたから、キチンと開口部の大きさを拾ってねって、言っておいたんだけどなぁ…、今日は来ないんですか、A山さん?」

申し訳ありません、A山、ちょっと前に死にかけて、現在安静の身です。

多分、この事実を知ったら、手術で縫合した傷が開くと思います。

良心的な蛇口屋は、A山の傷口を開くのでは無くて、浴室の外壁を開こうと思います。

思わぬところで広がる傷に、お客さんはご理解いただいた物の、快諾…、と言うわけには行きません。
でもまあ、ひとまず、蛇口屋がお客さんの怒りと憤りを受け止めないとなぁ…。

A山と同じ会社なので怒られてしまった蛇口屋でした。

本来の怒りの矛先を向ける対象の回復を、心より待つ蛇口屋でした。




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