蛇口屋、大回転

札幌は今日、猛吹雪でした。
朝、目が覚めると同時に。聞こえて来た音は、風のうなり声でしたから、ベッドの中で『あちゃ～！』って感じでした。
目を開く前に、だいたいの天候が分かってしまうのも悲しい物です。

布団の中で考えることは、「ああ、会社でまずは雪掻きだな・・・やれやれ」と軽くあきらめモードです。
蛇口屋は朝６時くらいに眼を覚まします。
窓の外を見ると、まだ薄暗い空に真横に吹き付ける雪雪雪！
ブリザード！！！！って感じですよ。
隣の建物が雪が空中に舞う密度の濃さの前に見えませんモン。
雪の降らない地方の人が見たら、この光景、天災の一種だって絶対思います。
蛇口屋にとっては、もう見慣れた風景ですが、良くこんな所を開拓したよなあ・・・と朝っぱらから先人苦労に一入です。
北海道へ開拓しに来た人たちはそりゃあもう苦労の連続だった事でしょう。
多分、初めて冬が訪れ、真冬のこの光景を見て、「うあ！　失敗した！」って思った人はきっと何人もいるのでしょうね。蛇口屋にはわかります。でも来ちゃったんだからがんばったんですよね。
おかげで北海道は立派になりましたよ。

その立派にしていただいた道路で、本日、蛇口屋、真冬の大回転をかまして来ました。

トリノの話じゃありませんよ。
蛇口屋の運転していた車が回転下という話です。

ええ、走行中に大回転をしてしまったんです。

たまたま乗り慣れない軽トラックを運転中に、急に風向きが変わって、視界が閉ざされ、ただでさえ見難い視界の中、路面の雪と氷のギャップにハンドルを取られて気がついたら、クルンクルンっと道路で大回転してました。
遊園地のコーヒーカップにのっているような感じでしたね。『わー！』とか『きゃー』とか『ぐえええ！』とか叫んでましたね蛇口屋。
不幸中の幸いが対向車もなく、何にも衝突することも、落ちたりもしないで、道路に対して垂直になって止まってくれたことぐらいでしたね。

精神的には、『怖かった～』と口にしてしまうほど、本当に肝を冷やしました。

安全運転を心がける蛇口屋でしたが、さらに、さらにゆっくりと走りたいと、心の底からそう願いました。

蛇口屋の後ろを走る人のは気の毒ですが、ゆっくり行きますんで、覚悟してくださいね。





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