Zapf 2004-2011

2000年代の暮らし。自転車・ゴルフ・Yセツ・城・リコーダー....
今に続くいろんなことが芽吹いた季節

のだめカンタービレ(14)(zm)

2006年01月17日 | book

講談社がファン向けに商売っけ出しまくり。
6万部しかない「限定版」は予約の段階から入手困難で、すでに中古価格は定価を上回っているようです。やれやれだ。まあ、買うほうも嬉々として買っているようなのでどうこう言うこともないんですけど。

14巻は比較的淡々としてましたね。
千秋もまだ新しいオケを改革する手段が見つからないままだし、のだめのピアノも相変わらず高度なテクニックと表現力と個性の折り合いがつかないまま。チョイ役と思われた指揮の松田さんが再び現れたのはどういう理由か。
全巻あたりから物語が求心力を失いつつある気がします。まあ、商業的には大成功の真っ最中なのでいいんですけど。

ファゴットとバスーンとバソン。
同じものを国によって違う呼び方をしているのかと思っていましたが、14巻の中ではファゴットとバソンを異なる別の楽器として扱っていました。調べて見ました。
ファゴットとバスーンは同じドイツ式(ヘッケル式)の楽器のことで、英語圏ではバスーン、フランスやイタリアではファゴットと(主に)読んでいるよう。
バソンは使用する材も運指もドイツ式とは異なるフランス式(ビュッフェ式)の楽器。

ただし、フランス国内も含めてオーケストラの奏者でフランス式(バソン)を使用している人は少数派、もしくはほとんどいないという実情のようです。やはりオーケストラの中で、バソンの音では不利なんでしょうかね。どうなの部長。