Snapeの英語指南

英語長文対策、英語速読法、英語学習法、高校生、中学生、社会人の英語学習に役立つヒントを紹介。

英語教科書のCD、買ったか?

2010-04-24 07:59:23 | 英語音声教材の活用法

新学期である。教科書も新しくなり、新しい英語の教科書で授業も進んでいることだろう。さて、英語の教科書準拠CD、買ったかな?

作る側の都合:   英語の教科書、特にリーダー、リーディング、オーラルなどは教科書準拠のCDが付いてくるのが普通になってきた。最近では副読本の文法書にも付いてくるものが多い。出版社としては、CDを付けたほうが付加価値が上がるので、できれば付けたいのだろう。

 買わせる側の都合:   教師の立場からすれば、教材は多いに越したことはない。特にCDは、発音のお手本であるから、これによって教師は少し負担が減るように思ったりする。生徒に、自宅でCDを活用してちゃんと発音も聞き取りもできるようにしておくように、と言えばよい。

 持たされる側の都合:  CDが無料で付いてくるのなら、歓迎である。ただ、自分で聴いて練習しておくようにと言われても、なかなかその気にならず、封を切らずに1年過ぎてしまう生徒もけっこういる。

 しかし、なぜ英語だけにCDがあるのか?

音声教材というのなら、音楽はどうだ?音楽の教科書にCDが付いてくるか?ノーである。もちろん数学や理科にも音声教材としてのCDは付いてこない。それでは国語はどうか?現代文にしても、古文にしても正しく朗読できることは大事なことではなかろうか?なぜかノーである。そうか、英語は特別なのだ。英語だけにCDが付いてきて、他の教科にはどれ一つとして、音楽にすらも付いてこないのだ。

 英語の話したり、聴いたりという音声面が重視されてきているために、CDが付いてくるようになったというのが答えであるが、それにしても英語は特別な教科であり、言い換えれば、重要な教科であることを端的に物語っている事例である。

 さて、そのCDであるが、これが生徒たちの自宅でどれだけ活用されているかを考えると、その多くがあまり利用も活用もされずに終わっているのが実態である。その責任は教師にもある。英語の音声CDを与えていながら、それの使い方、活用法を教えるところまで手が回らないというか、頭が回らないのが現実である。音声CDの価値がわかっていて活用しているのは、もともと英語の成績のよい一部の生徒である。

 音声CDを1年間使い続けた生徒と、封も切らずに一度も使わないで終わった生徒とでは大きな差が出ることになる。別の言い方をすると、音声CDは使い方によってはネイティブスピーカーの家庭教師が1年間つくくらいのスゴイ効果を生む潜在力を持っている。ただ、そうした効果を生むためにはいくつかの条件がある。

以下 "活用法" に続く (右のカテゴリーの中の”英語音声教材の活用法”を開ける)


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