流行り

子どもの頃
大人に言われて苦手だった言葉があります。

それは
「若い子たちのあいだで何が流行ってんの？」
です。

このわたしがその人のいう「若い子」のカテゴリーに入っていることに違和感があったし、
そもそも友達がいないわたしになにがどう流行っているかなんて分かるはずがない。
テレビとか雑誌とか見て調べてよ
わたしもあなたと同じ知識しかないよ
って思ってました。

若い子＝流行りに敏感

という恐ろしい勘違い
…いや流行りからはじき飛ばされている人間がいることに気付かない
鈍感を憎んでいたのかもしれません。
でも良く考えたら、自分の好きなものは流行ってるもんだったんだよね。
ダウンタウンに、スチャラダパーに、小劇団。

それはそうと、
同じ職場の同年代（年下）がこのことを言っていて
度肝抜かれました。

考えたらもうアラフォー。
そらそういうこと言う年代になったのです。
でもわたしは言えない。

新しいことを知らなくてもいい。
でも新しいことをいつでもウェルカムな気持ちでいたい。

初期の仮面ライダーやセーラームーンが好きな小学生だっているし、
最新のプリキュアの握手会に並ぶ中年男性だっているのを知ってる。
ユーチューバーだってEXILEだって韓流だって
なんだって良いものはいいはずだし。

ただ
がんばれだの
涙だの
キミだけがどうの…とか薄っぺらなラブソングには異議を唱えてくよ。