誠実

昨日お酒を飲んだせいで
今日、
しっかり
しんどかった。
別にすごく飲んでないのに。

大人になればなるほど

誠実

って難しいことに気がつく。

たとえば
わたしは
なるべく
都合の良い嘘を子どもにつかないようにする
もしくは
約束した事はたとえそれが無駄なことでも守る
と決めている。

本当に難しい。
傷つけないように
とか
自分が格好よく思われないように
とか
ついつい嘘つきそうになる。
そもそも嘘つきだもの、自分は。

それから
一度、言ってしまったことを
絶対守るのって本当にしんどい。

朝、娘が小学校へ行くのを玄関先からエレベーターまで送り
そこからベランダに移動して
彼女が見えなくなるギリギリまで
見ている
ってのを日課にしているのだけど、
たまに
家の中に忘れ物をして
ベランダに行くころには
子どもは角を曲がってしまっていることがある。

そういうとき
誠実さに欠けるな
と思う。

娘は
角を曲がるとき
ベランダのほうを見る時もあるし
何かを考えているのか
まったく振り返らないときもある。

それでも
見送っていたいし、
たぶん見送ってもらいたいと
娘は思っている（とわたしは信じている）

難しいけど
でも誠実でありたい。

ひとは
誠実でないこと
が当たり前だから、
試す価値はある。

こんなに仲良くなっても
すぐにいなくなったりする

と結構前に知り合いに言われたことがある。
わざわざ誠実でないことをアピールされたその目的はなんなんだろう
と思ったし、
そのひとがいろいろと怖がっているのかもしれない
と感じた。

そんなことは知っている。

とわたしは心で思った。
わたしは
誰のことも期待していない。
誠実でなくてもいいし
いなくなってもいい。
それでもいいのに。

誠実
って難しい。