大雑把な日常

日常のあれこれ。

日記分析

2014-01-04 | 日記
近頃なかよくしているお友達と
日記の見せ合いをしました。
お互いに何年も日記を書いているので
日付を言って
何を書いたか見るという。

お友達の日記は
悩んでいることや
将来のこと
昔の恋人のこと
いま感じている全てのこと
本当に心の内側のことばかりを書いていた。
少しだけ気恥かしいその日記を見せてくれたことには
ものすごい嬉しいんだけど
気付いたことはそんなことではない。

わたしの日記だよ。

感情を一切隠していたのだ。
そのことにぞっとした。

食べたモノ
行った場所
買ったモノ
執行した家事のことを
ひたすら記述していた。

わたしは5年日記を書いていたのだ。

その5年は
今になって分かるけれど
感情はぐちゃぐちゃで
真っ暗闇を歩いているような気分だったし
とりあえず目の前の仕事を片づけては
前に進んでいるような気になっていた。
歯を食いしばって仕事をし、
まだまだ赤ちゃんだった子どもの世話をした。

要するにきつかったのに
一切そのことは書いていなかった。
また元夫の訪問の日も
記述はない。夫の「お」の字もない。
毎年ナイーブになるはずの
自分の誕生日
あたかも誕生日がないかのような書きぶりだ。
ふつうに買い物したことが書いてある。
ただ買ったものが少し豪華。
何かを祝うときのメニューだ。

楽しかった
嬉しかった
笑った
の記述もすごく少なく
怒っただの泣いただのも徹底して書かなかった。

わたしは
普通の人間を演じるかのように
日記を書き続け
それが
逆に異常に見える。

つかれたことは
何度も書いてある。

心が疲れていたことは確かだ。

ひさびさに見て
戦慄した。
5年異常日記だ。

1年書かずに過ぎたけど
また5年日記買おうかな
って思っている。
時間差で自分が分かる。


コメント
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