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フリーダム・ライターズ

2008-01-05 22:31:42 | BOOKS&MOVIES

今日読みきった本はこれ、『フリーダムライターズ』。

7月に映画も公開されましたね、ヒラリースワンク主演で☆
http://www.fw-movie.jp/


大分からつくばに帰ってくる最中、飛行機の中でも、高速バスの中でも、ぐいぐい読んでしまいました。ほんとに、感動的な、実話です。
想像以上に、めちゃくちゃ、いい本です!!
本が苦手な人は、映画でも、是非みてくださいっっ

これは1990年代の、アメリカ、ロス郊外の、ロングビーチ(=スラム街)のお話。

当時、白人警察の黒人に対する暴行が無罪になった「ロドニーキング事件」をきっかけに、ロサンゼルス市外で黒人市民による暴動が起こる。
ギャング化したアフリカ系、ラテン系、アジア系…、人種で分かれたコミュニティー間の対立が激化していた。「Drive by shooting」(車から通りすがりに関係の無い人を撃ち殺す)がはやっていたそうだ。
ここのスラムに住む子供は、10歳までに、誰かが銃で撃たれなくなるところを見るという、そんなあれまくった土地だ。
本当に、10数年前のアメリカって、そんな場所があったんだ、と驚いた。


そんな中、ロングビーチのウィルソン高校に新任の英語教師エリン・グリューウェルがやって来る。担当する生徒たちの成績はすべてD以下。「保護観察中」「少年院」などの文字が並んでいる。もちろん、英語が母国語ではない生徒も多く、基本的なボキャブラリーや筆記のスキルもほとんど無い。子供たちの間にも人種間の対立が激化しているから、みんな日々の生活に恐れと空しさを感じていて、生きていくのが精一杯。


新米教師のエリンは、子ども達の悲惨な状況、心の傷に気づき、「寛容の授業」を始める。「アンネフランクの日記」、「ズラータの日記」をはじめ、人権問題、人種問題を取り扱った数々の本を読ませ、子ども達にも、日記を書くということを教える。


子ども達の状況は、ナチス化のアンネ、ボスニア紛争下のスーラダにそっくり。
毎日、命からがら。理不尽な抑圧と制限の中で、身を隠し、自分の身を守るので必死。
途中で、ある子が言う。
「これは、宣戦布告なき戦争なんだ」と。


日記形式で書かれたこの本は、本当に、彼ら、彼女らの言葉。毎日の生活。
兄弟や友達の銃殺、性的虐待、DV、レイプ、服役中の親、ドラッグ中毒、アル中、白人の思い、アフリカ系の思い、ヒスパニック、アジア、移民の思い…。


彼らが、少しずつ「変化」を知る。
その、立ち上がっていく姿が素晴らしい。


なんといっても、行動力のある、夢を持たせる、ミズG(エリン先生)の力がすごい。
アンネをかくまったミス・ミープ、ズラータを実際に高校に招く。
子ども達をワシントンDCに連れて行き、ライリー教育長官に実際に会ってもらう。
150人の高校生全員(高校を卒業出来るとも思われてなかったような不良少年少女たち、家族で大学に行った人なんてひとりもいない、そんな子たち)に、「大学進学」を支援する。

すっげー、先生。こんな夢のような話が、アメリカにもあったんだ…。


自分自身が、変化すること。連鎖を断ち切る。
間違っていることを、間違っていると声を挙げること。
多文化、多様性を尊重する。
寛容を知る。

私自身、なんか色々学ぶことが沢山あった気がする。

間違ったことに対して声を上げ、自分自身が「変化」になること、
これは、私の夢のひとつ!!


さっそくDVDを借りてきたので、映画の方も、見ようと思います^^


あ、現在は、本に出てきた高校生達の多くが大学進学し、教育方面に進んでいる人も多いそうです。
ミスGとフリーダムライターズ(この名前にも、きちんと意味があります。先生の教え子たちがつけました。)は、「寛容の精神」が実現する社会を目指し、教育支援プロジェクトの基金を設立しました。
それが、これです。 
→Freedom Writers Foundation
http://www.freedomwritersfoundation.org/site/c.kqIXL2PFJtH/b.2259975/k.BF19/Home.htm


お金の使い方

2008-01-05 22:01:35 | BOOKS&MOVIES

読んだ本を、もう一冊。これも、面白かった!!


おカネで世界を変える
30の方法
 
田中優+A SEED JAPANエコ貯金プロジェクト


面白かった!勉強になった!!の一言に尽きる本でした。

今まで経済的な観点は、正直「よくわからない」印象を持っていて、苦手分野でした。でも、この本は本当にわかりやすいし、目からウロコな新しい知識・情報も盛りだくさんでお勧めです。

自分が何気なく郵貯に預けているお金や銀行が、クラスター爆弾製造企業に融資されています。オール家電はガスによる
CO2排出を減らす以上に、原子力発電に依存しその工程でより多くのCO2を発生させます。…などなど、知らなかった!事が沢山ありました。



社会のためになる企業にだけ融資する銀行、フェアトレード、
goods減税・bads課税、地域通貨などなど、新しい方法は色々あります。

良いことはもっともっと勉強して、実践していきたいですねっ^^

著者の田中優さんってのは、こんな人。
→ http://www.eco-online.org/contents/people/11tanaka.html

 

この方がやっている、未来バンク。
→ http://homepage3.nifty.com/miraibank/


これ、面白い!!
とりあえず、お金に関することなので、もっとよく勉強して、こうゆう新しい経済の仕組みを実践して行けたらって、思います。
http://homepage3.nifty.com/miraibank/pdf/form01.pdf


そうだ、葉っぱを売ろう!

2008-01-05 21:54:45 | BOOKS&MOVIES

年末年始、時間があったんで、いくつか読んだ本を紹介します~^▽^

そうだ、葉っぱを売ろう!  
 ~過疎の町、どん底からの再生~ 横石知二


徳島県上勝町、株式会社いろどり、という地名や会社名を聞いたことがある人もいるかもしれません。
私も以前テレビで見たことがあった気がします。
ここは高齢化と過疎の町、上勝町。65歳以上の人口が48%を占めるほど。とにかく農業も産業もぱっとしない町で、60代70代の男どもは朝から酒をあおり、女どもは噂話ばかり。
そんな寂れた町での一番の産業は、おばあちゃん達による「葉っぱ」産業、なんと現在年間2億6000万円もの売り上げを誇る。
その秘密は何なんだ?!


グローバライゼーション、自由貿易、海外の安い農産物に押され、過疎と後継者不足と主要産業の無さに悩む地域は、日本のあちらこちらにあるはず。

高齢者、とくに女性に働き口を与える。
一人ひとりにFAXを送り、競争意識を芽生えさせる。
のちに、コンピューターを一人ひとりに支給。
おじちゃん、おばあちゃん達が、パソコンを使いこなしている!!すごい!
いかに『ヒマ』が人を駄目にし、いかに自信、生きがいを持つことが人に「生きるハリ」を持たせるか、そして「地域を元気にする」ことが、「どんなに魅力的で、人をひきつけるか」、って言う、その真髄を読ませてもらったように思います。


とくに田舎はむかしならではの思いがあり、新しい変化には抵抗が大きく、自然相手の職業である農家はとても慎重。だけど、横石さんのように情熱を持って、「人と人とをつなぐ」労力を惜しまなかったからこその、成果なんだと思います。

一度、元気なこのおじいちゃんおばあちゃん達のいる上勝町に行ってみたいです。
今年一度は、行くぞー!

これが、この本の主役、株式会社いろどり です。
おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔が、ほんと、すてきです^^
http://www.irodori.co.jp/


これが、上勝町です。↓↓
http://www.kamikatsu.jp/

ゴミ0宣言、ゼロ・ウェイストっていう取り組みもやっているんですよ。
日本で一番多い、なんと、34分別。

あ、役場のHP見たら、おじいちゃん、おばあちゃん方を対象に、「不都合の真実」の上映会もやってるんですね。スゴイ!!!