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みんながhappyでsmilyな世界になりますように。

ワーキングプア

2007-12-20 01:49:49 | 公衆衛生

NHKスペシャル ワーキングプア 第3弾 ~解決への道~
 http://www.nhk.or.jp/special/onair/071216.html


昨日の夜、12時15分くらいから、再放送やってました!
すっげー内容が良かった。録画したから、見たい人は、声かけてくださいね☆

これは、去年の6月第1弾~働いても働いても豊かになれない~
 http://www.nhk.or.jp/special/onair/060723.html 

去年の12月第2弾~努力すれば抜け出せますか~ 
 http://www.nhk.or.jp/special/onair/061210.html


と反響がとても大きかったと聞いています。
実は、私も見損ねていたんですが、格差社会・ワーキングプアなど気になりだして調べていたころに、以下のHPを見つけて読んで、見たかった!!って思っていました。

※突然無許可で紹介してすみません、、内容の詳細が載っているのでー^^;
第1弾、第2弾の感想、内容 
 http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/workingpoor.html


上記のHPに第3弾のも、載ってますが、私も見たので、感想を少し!
昨日たまたまTVつけたら、第3弾をやっていて、「あ、これだ!見たかったやつの続きだー!」ってビックリしながら見ました。

ワーキングプア、派遣社員、最低賃金、、、最近ニュースでも耳にすることが多くなったと思うんですけど、日本だけの問題じゃあないんです。

まずは、日本よりも派遣社員の割合が多い国、韓国。
仕事を失うと、同時に健康保険まで失う国、アメリカ。
その国々が今こんな社会問題を抱えているんだってびっくり。

韓国→パートの人を全員2年経ったら正社員に、という法律を作った。
これは生活の保障になる!とみんなが喜んだのに、大手企業は「そんなキャパはないよ!」とパートを全員解雇。
解雇され、間違っている!と企業相手に闘っていたシングルマザーが、「生活していくためには、信念をも曲げなきゃいけない」「ほんと生活が苦しい」と言っていた。


アメリカ→グローバル化で仕事は労働力の安い国(インドとか)へ流出。
失業すると医療保険もないから、保険がなくても行ける安い病院には患者が常に長蛇の列。10時間待ち。(みんなお金がないから、ひたすら待つ。)
映画「シッコ」の一部かのように、みんなメキシコ行って医療受けるしかないと、言っていた。
アメリカンドリームの国。夢も叶う。けれど、敗者は奈落のそこだ。


なんか、おかしい。
働くって、生きるってことだと思う。
人生の大半を、働くことに費やす。夢ややりがいも、仕事そのものであったり、仕事によって叶えられたり、仕事があって、自己実現が出来たりする。

前は、みんながHAPPYでSMILYに過ごせる世界ってどんなんだ?って考えたとき、
『愛する家族がいて、友達がいて、住む場所があって、明日の食糧の心配をせず、命の危険におびえることなく夜眠れることが出来て、夢をもって毎日生きられること』かなぁ、なんて思っていたけど、
その根幹は、『毎日の生活の保障』であったり、『基本的人権の保障』であるはずだ。ってつくづく思った。


今回この番組の良さは、後半の改善策の提案、だった。

イギリス→フリーター(仕事がない)の若者に街で声をかけ、職業訓練学校を手配し、就職への糸口を提供する。赤ちゃんにはお金(口座)を支給。ただしこのお金は18歳まではおろせず、利子で増えて、(家庭の収入・貧困度によるが)18歳のとき100万弱のお金をもらえる。社会的企業を国全土に増やしている。


アメリカ、ノースカロライナ州→バイオ企業を誘致。(グローバル化の影響受けにくいため。)その会社で働けるような人材育成をできる短大を設置、ワーキングプアの人たちは低額で授業を受けられる(働きながら)。


北海道→自立支援員がワーキングプアの自立の階段をサポート。最初はボランティア、次にパート、次に…、とその人に寄り添いながら支援していく。今すぐ全てを解決できなくとも、出来る限り前進できるように、する。

 

色んなやり方がある。
CSR(企業の社会的責任)とかよく聞くようになったけど、
これはもう「国家の責任だ」と、強くNHKスペシャルは訴えかけていた。
もはや家庭に任せていても、『貧困の連鎖』は断つことが出来ない。

ワーキングプアの子どもは、教育もちゃんと受けれない、就職のチャンスも減る。またワーキングプアになる…


貧困の終焉 
http://www.amazon.co.jp/%E8%B2%A7%E5%9B%B0%E3%81%AE%E7%B5%82%E7%84%89%E2%80%952025%E5%B9%B4%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AB%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/dp/4152087234
という本の中で、貧困の梯子、って言う言葉を読んだ。
この本は、国家レベルでの貧困の格差について書かれているけど、ひとの貧困にも当てはまると思う。


貧困の梯子の1段目に足を掛ける事ができれば、ちょっとずつ上に登れる。
だけど、1段目にさえ足を掛ける事が出来ないと、永遠に一番下の段だ。
取り残されたまま。


国家の責任、ってこうゆうことなんじゃないかって思う。
最初の1歩がほしい。こんな状況から抜け出すための、1段を登りたい。
そうゆう人たちの、弱者への、働きかけをしないと、資本主義・市場原理主義の追求は、この格差社会の二極化が永遠に悪化していくだけだ><


人と人のつながり。地方自治体と企業とのつながり。
未来への投資、教育。
ベストはすぐに達成できなくても、よりベターな判断を。


1年前の、ホームレスボランティアを思い出す。
あれから、色々週末は忙しくて行ってない。
だけど、そこには、この寒い夜に、一人でダンボールで寝ている人がいる。
具合が悪くなっても、病院に行くと断られてしまったりする人がいる。
日のあたらないところで、必死に努力して努力して、それでも報われない思いをしている人がいる。

もどかしい。日のあたらない状況、負の連鎖、どうにかできないものか、とホント思う。私はただ暖房のある部屋で、ベットで寝るだけなのか。


そう思って、眠れない。
何がその人にとって幸せで、「生きていて良かった」なのか。


私は、きっと、このままじゃいられない。そんな気がする。苦笑