
8月の貿易赤字が、過去最高となったのだそうです。黒字大国日本の貿易収支で赤字という声はかつては聞くことはない話でしたが、今後は定着する可能性があるというのです。
大震災後、回復が見え始めた輸出への超円高によるブレーキと、原発に代わる発電エネルギーとしてのLNGが8月は前年同月比55.7%増、原粗油も同39.9%増となり、今後も円高にも関わらず輸入増が継続・定着が見込まれることによるものです。
世界に類を見ない財政赤字額を抱える上に、貿易収支の赤字が定着すれば、国の運命がどうなるかは、申し上げるまでもないことです。
貿易収支は3カ月ぶりの赤字、LNG輸入急増-輸出は半年ぶり増(2) - Bloomberg.co.jp
「脱原発」は誰もが出来ることならそうしたいと考えることですし、何時かはそうありたいことです。しかも、現状の定期点検停止が続けば、好むと好まざるとにかかわらず、準備が出来ているかいないかにかかわらず自動的に「脱原発」が実現されるのです。
数少ない脱原発宣言国の代表で出てくるドイツでも、2020年を目標としていますし、フランスなどからの購入が可能という即効性のある代替えを持っているのです。つまり、日本とは比較にならない環境で、しかも時間の余裕をみた計画なのです。
「脱原発」と一口に言っても、その過程については多岐に分かれます。「脱原発」によって生じることへの対策も確立せねばなりません。
また、何時も言っていることですが、福島第一は言語に絶する災害を生じましたが、第二では直ぐ隣で震災・津波にあいながらも耐えています。女川に至っては、福島より震源に近いにも関わらず、逆に近隣の被災者の避難所の役目を果たしています。福島第一の事故をもって、原発を即時全否定するのには、福島第一と女川や第二との違いを検証することも欠かせないと考えます。
それはさておきここでは、原発停止に伴い発生する事象であげられる、国力の低下の内のひとつで、代替えエネルギーのLNG等の輸入増が、輸出が回復して伸びてきていて、円高であるにも関わらず効果がなく貿易収支を赤字にしたという事実があることの考察をしています。
問題は、これが単月または一時的な現象ではなく、継続的に構造として定着すると考えられることです。
そして、円高による輸出減、電力の量と価格、法人税増、など6重苦での企業の国外脱出によるGDPや雇用減、超円高が持ち直した場合の円高メリットの減などによる貿易収支の悪化はさらに進むと考えられるということが加味されるのです。
子どもや孫の代への遺産破壊として、最近までこぞって提唱していた「脱CO2」に逆行もしていて、改善されているとは言え、CO2排出が増え地球環境の破壊を進めることには違いはありません。
来春に「脱原発」が無為無策で自動的に成立する見込みですが、その時に備えたあらゆる想定をし、シミュレーションをし、対策を立案・実行することが急務です。そして、無為無策に座して国の滅亡を待つのではなく、実体験を持った日本国民が、世界に解決の範を示すことが必要なのです。
ノーベル賞作家の肩書ながらも亡国の扇動者や、売国マスコミとその御用コメンテータに煽られ流されてはいけませんね。

↓よろしかったら、お願いします。



大震災後、回復が見え始めた輸出への超円高によるブレーキと、原発に代わる発電エネルギーとしてのLNGが8月は前年同月比55.7%増、原粗油も同39.9%増となり、今後も円高にも関わらず輸入増が継続・定着が見込まれることによるものです。
世界に類を見ない財政赤字額を抱える上に、貿易収支の赤字が定着すれば、国の運命がどうなるかは、申し上げるまでもないことです。
原発停止、もう一つの影 3カ月ぶり貿易赤字 燃料輸入増→輸出回復を帳消し (9/22 産経)
8月の貿易収支が3カ月ぶりに再び赤字に転落した。自動車や電機メーカーが東日本大震災から急ピッチで復旧、輸出は6カ月ぶりに前年を上回ったが原子力発電所の停止に伴う代替火力発電用の燃料調達のため、輸入が大幅に増え、差し引きで赤字になった。本来なら円高で安く輸入できるはずだが、そのメリットも吹き飛んだ。“国富”の流出を意味する貿易赤字が続けば日本の国力の低下は避けられない。
財務省が21日発表した8月の貿易統計速報(通関ベース)は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支額が7753億円の赤字だった。赤字額は8月として過去最大。輸出額は前年同月比2・8%増の5兆3575億円と、震災後初めてプラスに浮上。自動車が5・3%増と伸び、牽引(けんいん)した。
これに対し、輸入額は19・2%増の6兆1328億円と、20カ月連続で前年を上回った。原発事故の影響で全国54基のうち43基の原発が停止。全国的な電力不足に陥り、火力発電をフル稼働させた結果、主力燃料の液化天然ガス(LNG)の輸入額が55・7%も急増し、金額、数量とも単月で過去最高を記録した。
8月の平均為替レートは1ドル=77円88銭で、前年同月より9・8%の円高となり、その分、円ベースの輸入価格も割安となるはずだが、輸入量の急増を補えなかった。
貿易収支は震災後4、5月に赤字となったが、自動車の大減産による輸出の一時的な減少が原因だった。輸出が回復する中での赤字の衝撃は大きい。バークレイズ・キャピタル証券の森田京平チーフエコノミストは「貿易赤字は『輸出減少型』から『輸入増加型』に姿を変え長期化する可能性が高い」と警告する。
ようやくプラスになった頼みの綱の輸出も先行き不安が強い。急激な円高で日本製品の価格競争力が低下し、ライバルの韓国企業などにシェアを奪われている。さらに欧米に加え、牽引役の中国やインドなどの新興国も景気が減速しており、需要自体が落ち込む懸念がある。
実際、8月の貿易統計では世界的なパソコン不振を背景に半導体などの電子部品が16・4%減となり、その兆候が出ている。
クレディ・スイス証券の小笠原悟エコノミストは「年内に貿易黒字に転換するのは難しい」と悲観的だ。赤字定着のリスクが高まっている。
8月の貿易収支が3カ月ぶりに再び赤字に転落した。自動車や電機メーカーが東日本大震災から急ピッチで復旧、輸出は6カ月ぶりに前年を上回ったが原子力発電所の停止に伴う代替火力発電用の燃料調達のため、輸入が大幅に増え、差し引きで赤字になった。本来なら円高で安く輸入できるはずだが、そのメリットも吹き飛んだ。“国富”の流出を意味する貿易赤字が続けば日本の国力の低下は避けられない。
財務省が21日発表した8月の貿易統計速報(通関ベース)は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支額が7753億円の赤字だった。赤字額は8月として過去最大。輸出額は前年同月比2・8%増の5兆3575億円と、震災後初めてプラスに浮上。自動車が5・3%増と伸び、牽引(けんいん)した。
これに対し、輸入額は19・2%増の6兆1328億円と、20カ月連続で前年を上回った。原発事故の影響で全国54基のうち43基の原発が停止。全国的な電力不足に陥り、火力発電をフル稼働させた結果、主力燃料の液化天然ガス(LNG)の輸入額が55・7%も急増し、金額、数量とも単月で過去最高を記録した。
8月の平均為替レートは1ドル=77円88銭で、前年同月より9・8%の円高となり、その分、円ベースの輸入価格も割安となるはずだが、輸入量の急増を補えなかった。
貿易収支は震災後4、5月に赤字となったが、自動車の大減産による輸出の一時的な減少が原因だった。輸出が回復する中での赤字の衝撃は大きい。バークレイズ・キャピタル証券の森田京平チーフエコノミストは「貿易赤字は『輸出減少型』から『輸入増加型』に姿を変え長期化する可能性が高い」と警告する。
ようやくプラスになった頼みの綱の輸出も先行き不安が強い。急激な円高で日本製品の価格競争力が低下し、ライバルの韓国企業などにシェアを奪われている。さらに欧米に加え、牽引役の中国やインドなどの新興国も景気が減速しており、需要自体が落ち込む懸念がある。
実際、8月の貿易統計では世界的なパソコン不振を背景に半導体などの電子部品が16・4%減となり、その兆候が出ている。
クレディ・スイス証券の小笠原悟エコノミストは「年内に貿易黒字に転換するのは難しい」と悲観的だ。赤字定着のリスクが高まっている。
貿易収支は3カ月ぶりの赤字、LNG輸入急増-輸出は半年ぶり増(2) - Bloomberg.co.jp
「脱原発」は誰もが出来ることならそうしたいと考えることですし、何時かはそうありたいことです。しかも、現状の定期点検停止が続けば、好むと好まざるとにかかわらず、準備が出来ているかいないかにかかわらず自動的に「脱原発」が実現されるのです。
数少ない脱原発宣言国の代表で出てくるドイツでも、2020年を目標としていますし、フランスなどからの購入が可能という即効性のある代替えを持っているのです。つまり、日本とは比較にならない環境で、しかも時間の余裕をみた計画なのです。
「脱原発」と一口に言っても、その過程については多岐に分かれます。「脱原発」によって生じることへの対策も確立せねばなりません。
また、何時も言っていることですが、福島第一は言語に絶する災害を生じましたが、第二では直ぐ隣で震災・津波にあいながらも耐えています。女川に至っては、福島より震源に近いにも関わらず、逆に近隣の被災者の避難所の役目を果たしています。福島第一の事故をもって、原発を即時全否定するのには、福島第一と女川や第二との違いを検証することも欠かせないと考えます。
それはさておきここでは、原発停止に伴い発生する事象であげられる、国力の低下の内のひとつで、代替えエネルギーのLNG等の輸入増が、輸出が回復して伸びてきていて、円高であるにも関わらず効果がなく貿易収支を赤字にしたという事実があることの考察をしています。
問題は、これが単月または一時的な現象ではなく、継続的に構造として定着すると考えられることです。
そして、円高による輸出減、電力の量と価格、法人税増、など6重苦での企業の国外脱出によるGDPや雇用減、超円高が持ち直した場合の円高メリットの減などによる貿易収支の悪化はさらに進むと考えられるということが加味されるのです。
子どもや孫の代への遺産破壊として、最近までこぞって提唱していた「脱CO2」に逆行もしていて、改善されているとは言え、CO2排出が増え地球環境の破壊を進めることには違いはありません。
来春に「脱原発」が無為無策で自動的に成立する見込みですが、その時に備えたあらゆる想定をし、シミュレーションをし、対策を立案・実行することが急務です。そして、無為無策に座して国の滅亡を待つのではなく、実体験を持った日本国民が、世界に解決の範を示すことが必要なのです。
ノーベル賞作家の肩書ながらも亡国の扇動者や、売国マスコミとその御用コメンテータに煽られ流されてはいけませんね。

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