遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

国難の今「平時の国会」を許す余裕はない

2020-03-05 01:23:57 | 日本を護ろう
 武漢肺炎とも称される新型コロナウイルスの感染が国内で広まるなか、「桜」や「IR疑惑」に明け暮れていたいた平和ボケ野党によるピント外れの国会。
 ここへきてようやく野党も予算委員会での質問で取り上げる様になりましたが、内容は相変わらずの、重箱の隅つつきと、失言誘導の政局ネタばかりで、肝心の国難への対応政策提言による論争はなし。
 与党も野党に過剰な配慮をして、閣僚が委員会出席に縛られる悪弊を周到。
 「平和ぼけ」を国会が露呈したと、産経論説副委員長の榊原氏。
 
【風を読む】国難に「平時の国会」はいらぬ 論説副委員長・榊原智 - 産経ニュース 2020.3.3

 新型コロナウイルスの国内感染拡大は、安倍晋三首相と政府の真価を問う事態となっているが、それは国会も同様だ。国民の役に立つ存在であるかが試されていることを、全ての国会議員と政党は銘記すべきである。

 
首相は2月29日の記者会見で、新型ウイルスへの対応を「戦い」と表現した。今は平時ではないということである。「国難だ」と発信すれば一層わかりやすかったと思う。

 安倍政権の従来の対応は後手に回った感が否めないが、今は挽回のときである。
首相や政府をきちんと働かせるには、国会の対応も重要となる。

 首相や菅義偉官房長官、加藤勝信厚生労働相ら閣僚と
政府関係者に、事態に対処する「時間」を与えなければならない。参院で令和2年度予算案の審議が始まった。通例なら首相ら閣僚は朝から夕方まで国会に縛り付けられるが、それを何日も続けていいのか。

 
衆院審議の前半、新型ウイルスがほとんど論じられなかった。その後も、河野太郎防衛相による、国会運営へのもっともな嘆きが退けられた。

 河野氏は2月26日、衆院予算委について「なぜか防衛大臣は質問通告がなくとも座っていなければならない『張り付き』とされ、4時間ずっと座っていたが、質問は1問もなし。昨日の夜の時点で、既に質問通告が1問もないのが判ったのだが、4時間黙って座ってろ、と。仕事したい」とツイッターへ投稿した。

 出席は与党が決めたことで、野党の抗議を受け河野氏は訂正表明させられた。
与党が野党に過剰な配慮をする慣行を当然視した「平和ぼけ」を国会が露呈したことになる。


 参院は、予算審議の短縮や首相を含む閣僚出席の思い切った削減、副大臣による答弁を工夫したらどうか。漫然と前例踏襲の運営をしてはなるまい。

 
新型インフルエンザ等対策特別措置法今回発動しないのは解せないが、同法の改正措置をとるなら、与野党は最大限協力すべきである。

 安倍政権の一連の対応への追及をしたければ、事態が一段落してからすればいい。
今は敵意丸出しの質問よりも、迅速な立法と提案型の質疑を心がけるべきであろう。国難に際して「平時の国会」を許す余裕はない。

 国難には与野党が一致して対応審議をする米国議会。だから野党への支持者もあり、二大政党での国会が成り立っている(最近の米・民主党は劣化している様に見えますが)のですが、日本の野党は週刊誌や偏向オールドメディアから提供してもらう、その筋からのリーク情報での下請け政府批判活動が大半の惨状。

 立憲民主党などの野党共同会派と共産党は衆院予算委の締めくくり質疑後に、予算案の組み替え動議を提出したのですが、これでは本腰は入っていないアリバイづくりの形式的なもの。
 2020年度予算案が衆院通過 年度内成立が確定  :日本経済新聞

 「新型インフルエンザ等対策特別措置法」は、民主党政権の唯一の功績の法律と言われているのだそうですが、安倍首相は新型コロナウイルス感染拡大防止を急ぐための改正案提起を野党トップと個別協議をしました。
 
 野党協調に温度差 国民、前のめり 共産・社民は問題視 - 産経ニュース

 現行法のまま適用すればよいとする立憲民主党・枝野代表や、国民民主党の玉木代表の反応のようですが、事は急ぎます。
 与野党が前向きに協議し、国難の緊急時に素早い行動で対処できる普通の国の効果的体制が至急整えられることを願います。



 # 冒頭の画像は、諸外国の日本からの渡航者制限について答弁する茂木外相
  外務省というより、厚労省や専門家委員会の提案を丸呑みした政府全体の責任ですが
  【新型肺炎】日本からの渡航者、18カ国・地域が入国制限 - 産経ニュース


 

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