
日韓、日中の領土騒動で影が薄くなったロシア。韓国・李大統領が真似をしたのではないかと思われる、メドベージェフ首相の二度目の国後島訪問があり、議論が沸騰していたのでした。
野田、プーチン会談の日本側発表に間違いがあったとされた騒動もありましたが、北方領土に関するプーチン大統領の姿勢と、メドベージェフ首相の言動の差も議論となり、両氏が役割分担をしているとの説と、メドベージェフ首相のパフォーマンスとする説がありました。
しかし、二頭体制で新スタートを切ったばかりと言うのに、二人の間では緊張感が高まっているのだそうです。
メドベージェフ首相の態度は、何やら煮え切らず中途半端で、判決を批判する一方では、他国が干渉することには拒絶反応を示し、火消に努めています。
反プーチンの女性バンド釈放を ロシア首相、内政干渉には「吐き気」 - MSN産経ニュース
プーチンスタイルを真似たのは、対抗の為なのでしょうか、恭順を示しているのでしょうか?
革ジャンで拳銃試射 ロシア首相、存在誇示に躍起? プーチン氏のスタイルと酷似 - MSN産経ニュース
世界の多くの主要国で政権トップの更新期の中で、危うい勝利ながらも早々と新体制をスタートさせていたのに、プーチン大統領は、何故メドベージェフ斬りに傾いたのでしょう?
ロンドンオリンピック時の、メドベージェフ氏の発言が、野心ありと受け取られたのでしょうか。
ロシア首相 将来の大統領選再出馬を示唆 - MSN産経ニュース
中国の対日領土共闘の呼びかけに、ホイホイと載って中国の日米韓の分断戦略にはめられた韓国とは違い、慎重姿勢を保つロシア。拒絶はしていませんが、北極海への進出を目指す中国を警戒しているのですのね。
その中国の進出を牽制するためにも、太平洋や東南アジアへ進出するためにも、北方領土の軍事的重要性が増すロシア。
一方では、主要ガス田の枯渇に伴い、極東や北極圏での新規ガス田の開発とその販路開拓が、死活的に必要性を迫られているロシア。
二頭政治はどうなるのか。北方領土問題には、どのような影響があるのか、ないのか。
今後の進展が注目されます。

この花の名前は、カキツバタ 撮影場所; 六甲高山植物園
↓よろしかったら、お願いします。



野田、プーチン会談の日本側発表に間違いがあったとされた騒動もありましたが、北方領土に関するプーチン大統領の姿勢と、メドベージェフ首相の言動の差も議論となり、両氏が役割分担をしているとの説と、メドベージェフ首相のパフォーマンスとする説がありました。
しかし、二頭体制で新スタートを切ったばかりと言うのに、二人の間では緊張感が高まっているのだそうです。
プーチン氏首相との蜜月終幕 前政権政策次々見直し (10/3 読売朝刊)
【モスクワ=緒方賢一】ロシアのプーチン大統領が、メドベージェフ前政権の政策見直しに乗り出した。大統領はメドベージェフ首相率いる現政府を露骨に批判しており、かつて2頭体制といわれた両者の蜜月関係は終わり、首相が早晩、辞任するとの観測も出てきた。
プーチン氏が進める政策転換は、刑法の改正から、冬に時計の針を1時間遅らせる「冬時間」の復活まで多岐にわたる。刑法改正は国家反逆やスパイとして処罰する行為の対象を広げる内容で、「リベラル派」を自任するメドベージェフ氏が大統領時代、下院に審議停止を指示したものだ。冬時間はメドベージェフ政権下で昨年、廃止されたばかりで百八十度の方向転換だ。
このほか大統領は、メドベージェフ内閣がまとめた予算案が、自身の掲げる重点政策の実現につながらないと担当閣僚3人を鋭く批判し、戒告処分にした。
これに対し、メドベージェフ氏は9月中旬、ロシア正教の聖堂でプーチン批判の演奏をした女性バンドに対する禁錮2年の判決について「厳しすぎる」と述べた。大統領の意向を反映したとされる判決を首相が批判した形だ。
しかし、メドベージェフ氏の存在感は急速に薄れている。大統領府は政府の領域に影響力を拡大し、「大統領と首相の支持派の間で緊張が高まっている」(外交筋)という。同氏が大統領時代の4年間に残した実績の「廃止と否定、骨抜き」(独立新聞)が進むが、メドベージェフ氏には対抗手段が限られているのが現状だ。
【モスクワ=緒方賢一】ロシアのプーチン大統領が、メドベージェフ前政権の政策見直しに乗り出した。大統領はメドベージェフ首相率いる現政府を露骨に批判しており、かつて2頭体制といわれた両者の蜜月関係は終わり、首相が早晩、辞任するとの観測も出てきた。
プーチン氏が進める政策転換は、刑法の改正から、冬に時計の針を1時間遅らせる「冬時間」の復活まで多岐にわたる。刑法改正は国家反逆やスパイとして処罰する行為の対象を広げる内容で、「リベラル派」を自任するメドベージェフ氏が大統領時代、下院に審議停止を指示したものだ。冬時間はメドベージェフ政権下で昨年、廃止されたばかりで百八十度の方向転換だ。
このほか大統領は、メドベージェフ内閣がまとめた予算案が、自身の掲げる重点政策の実現につながらないと担当閣僚3人を鋭く批判し、戒告処分にした。
これに対し、メドベージェフ氏は9月中旬、ロシア正教の聖堂でプーチン批判の演奏をした女性バンドに対する禁錮2年の判決について「厳しすぎる」と述べた。大統領の意向を反映したとされる判決を首相が批判した形だ。
しかし、メドベージェフ氏の存在感は急速に薄れている。大統領府は政府の領域に影響力を拡大し、「大統領と首相の支持派の間で緊張が高まっている」(外交筋)という。同氏が大統領時代の4年間に残した実績の「廃止と否定、骨抜き」(独立新聞)が進むが、メドベージェフ氏には対抗手段が限られているのが現状だ。
メドベージェフ首相の態度は、何やら煮え切らず中途半端で、判決を批判する一方では、他国が干渉することには拒絶反応を示し、火消に努めています。
反プーチンの女性バンド釈放を ロシア首相、内政干渉には「吐き気」 - MSN産経ニュース
プーチンスタイルを真似たのは、対抗の為なのでしょうか、恭順を示しているのでしょうか?
革ジャンで拳銃試射 ロシア首相、存在誇示に躍起? プーチン氏のスタイルと酷似 - MSN産経ニュース
世界の多くの主要国で政権トップの更新期の中で、危うい勝利ながらも早々と新体制をスタートさせていたのに、プーチン大統領は、何故メドベージェフ斬りに傾いたのでしょう?
ロンドンオリンピック時の、メドベージェフ氏の発言が、野心ありと受け取られたのでしょうか。
ロシア首相 将来の大統領選再出馬を示唆 - MSN産経ニュース
中国の対日領土共闘の呼びかけに、ホイホイと載って中国の日米韓の分断戦略にはめられた韓国とは違い、慎重姿勢を保つロシア。拒絶はしていませんが、北極海への進出を目指す中国を警戒しているのですのね。
その中国の進出を牽制するためにも、太平洋や東南アジアへ進出するためにも、北方領土の軍事的重要性が増すロシア。
一方では、主要ガス田の枯渇に伴い、極東や北極圏での新規ガス田の開発とその販路開拓が、死活的に必要性を迫られているロシア。
二頭政治はどうなるのか。北方領土問題には、どのような影響があるのか、ないのか。
今後の進展が注目されます。

この花の名前は、カキツバタ 撮影場所; 六甲高山植物園
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