あらすじ
傲慢な夫や息子たちに軽んじられながら、家庭をささえてきた主婦・朋美は46歳の誕生日、
ついに反旗をひるがえす。衝動にかられ夫自慢の愛車で家出、
「初恋の男が長崎にいるらしい」という理由で、長崎に向かって高速道を走り始めるのだった。
奪われた愛車と女の連絡先の入ったゴルフバックばかり心配する夫を尻目に、
朋美は自由を謳歌するが―― 冒険の果てに、主婦・朋美が下した「決断」とは?
感想
超有名な作家さんだとは知らずに購入しました。そのおかげか先入観もなく3時間ぐらいで
読めてしまった。
文体も読みやすく、60を超えている作者だけあって言葉に説得力がある。
物語は思っていたほど重くないが、一般的な家族の問題を浮き彫りにしていてどきりとさせられた。
私の母親も専業主婦なのでストレスをときおり爆発させるが息子からしたらうっとうしいんですよね。
だから登場する息子たちには共感出来た。
よく会社を基準に話す夫が出てきたが少し前の私も同じ考えだったが、家庭と会社では次元の違う
フィールドで比べていた事にこの作品で改めて認識させられた。会社はしょせん会社ですが
家族は一生、家族なわけなのでお互いの歩み寄りが大切なのだと感じました。
荒野を沃野へ変える。ラストも心地良い締めでした。
傲慢な夫や息子たちに軽んじられながら、家庭をささえてきた主婦・朋美は46歳の誕生日、
ついに反旗をひるがえす。衝動にかられ夫自慢の愛車で家出、
「初恋の男が長崎にいるらしい」という理由で、長崎に向かって高速道を走り始めるのだった。
奪われた愛車と女の連絡先の入ったゴルフバックばかり心配する夫を尻目に、
朋美は自由を謳歌するが―― 冒険の果てに、主婦・朋美が下した「決断」とは?
感想
超有名な作家さんだとは知らずに購入しました。そのおかげか先入観もなく3時間ぐらいで
読めてしまった。
文体も読みやすく、60を超えている作者だけあって言葉に説得力がある。
物語は思っていたほど重くないが、一般的な家族の問題を浮き彫りにしていてどきりとさせられた。
私の母親も専業主婦なのでストレスをときおり爆発させるが息子からしたらうっとうしいんですよね。
だから登場する息子たちには共感出来た。
よく会社を基準に話す夫が出てきたが少し前の私も同じ考えだったが、家庭と会社では次元の違う
フィールドで比べていた事にこの作品で改めて認識させられた。会社はしょせん会社ですが
家族は一生、家族なわけなのでお互いの歩み寄りが大切なのだと感じました。
荒野を沃野へ変える。ラストも心地良い締めでした。