荒れる英・米

先日のアメリカ次期大統領選挙で

トランプ氏が選出された後

全米で反対デモが起こっている

投票結果からみても（選挙制度は別として）

得票数はほぼ五分五分で

アメリカを二分したといってもいいくらい

でも普通は

結果が出たら様子見をしそうだし

今回は株価も上昇したのに

デモはさらに広がっている

つまり

それほどリスキーな選択だったってこと

たしかに

暴言が多いし、政治の経験はないし

大国アメリカの大統領としては

どれくらい力を発揮するのか

全く未知数で不安は大きいだろう

でも

それと同じくらい

今までの政治や生活にうんざりしている人が

多いのも事実

全く未知の選択にかけてみるのか

ちょっと不満だけど安全な道を行くのか

世界を引っ張る国であるからこそ

そこは大きな問題


これを見ていて

イギリスのＥＵ離脱選挙後を思い出した

たった半年前だったけど

あのときも残留優勢と思ってたら

結局離脱の審判が下り

大規模なデモが起こっていた

これも大きな決断で

離脱後イギリスがヨーロッパの中でどうなっていくかは

未知数

今はかなり落ち着いて

離脱に向けた手続きをこれからしていくようだけど

うまくいけばいいけれど

失敗したら孤立するかもしれず

難しいところ

でも

ここに至るまでには

ＥＵに加入してメリットよりデメリットの方が多かった人が

たくさんいた、ということがあったのだろう

長い間くすぶり続けていた問題が

このタイミングで公になり

審判が下ったわけだ


今の時代

一人勝ちのような国はほとんどなく

どこでも国も国民も苦労が絶えない

この先国や生活をどうしていくかは

とても重要なことだし

先延ばしにしていいことではない

両国ともことしは大変な年になったけど

将来後悔しないためにも

一人ひとりが力を尽くして

一番いい答えを出してほしい

上手に治療すれば

傷も痛みも

きれいに消えるのだから