kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

これぞ医療の救世主

2024-07-02 19:19:33 | 日記
SNSの記事で「これはすごいし大切なことだ」と思ったのが

奈良県立医科大学が開発した

人工血液(人工赤血球製剤)

これは保存期限が切れた献血からヘモグロビンを取り出し

脂質の膜で包みカプセル状にすることで血管に流せる人工血液になるのだそう

そう、献血は期限があって

全血と赤血球製剤が21日(冷凍した場合は10年、それを解凍した後は12時間)

血小板製剤が採血後4日間

血漿製剤が採血後1年間

だからこの期限を過ぎると廃棄せざるを得ず

せっかくの献血が廃棄処分になることもあるそう

そこでこの廃棄処分になる血液を使ってできる人工血液は無駄がないし

しかも保存期間が室温だと2年、冷凍だと5年もつため

備蓄もできるという

これで助かるのは離島など、血液製剤がすぐに手に入りづらい地域

今までは島民に協力を依頼し、生血輸血をしているそうだけど

こういうのは島民の負担が大きいし

急いでる時の血液の検査は間違いも起こりやすい

だからきちんと検査された血液がいつも手元にあるっていうのは本当に大事

そしてもうひとつ、この人工血液の素晴らしい特徴は

の血液型でも輸血できるという点

ヘモグロビン生成の過程で赤血球膜を除去するため

血液型抗原がなくどの血液型でも投与できるのだそう

これってすごいことじゃないですか?

中には珍しい血液型の方もいて

そういう方は今までは同じ血液型の輸血を確保するのが大変だと思うけど

そういう心配がなく、すぐに投与できれば

輸血以外の治療もスムーズにできる

って

もう医療の救世主ともいうべき人工血液

今後は患者さんへの臨床試験を行って

2030年の承認申請を目指すそう

ネックは高価なため広範な実用化は難しいとのことだけど

必要性が増せばきっと値段は下がってくるはず

近年は献血自体も減っていて、常に血液が足りない状況もあるから

廃棄される血液を有効に利用できるこの人工血液が

今後認可されて広く人の命を救うこととなるよう

願ってやみません



遊びに来てくださって、ありがとうございました

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