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夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E プリズムのフィルターについてⅡ&電解コンデンサー交換の続き

2019-10-10 14:58:40 | Weblog
Bchのトリミングフィルターを"強力カビハイター"に漬け込んだのは失敗でした!
スペアの2枚の1枚は取り出したら表面の何かがベロベロになっていました。残っていたバルサムなのか不明ですがとりあえず水洗いしてきれいにしました。
完全じゃないけどこんな状態です。


もう一枚は表面が侵されたみたいで細かい凸凹になっちゃいました。水洗いしてもレンズクリーニング液で拭いてもダメ。

これはあきらめました。きれいになった方も剥がれたのがバルサムじゃなかったらアウト。
先にクリーニングしておいたのを使うしかないです。

貼り付け用の冶具は考え方を変えて作り直しました。UV硬化レジンがはみ出した場合に備えるためです。
お釈迦になったフィルターの片側に養生テープを貼ってセットしてみました。養生テープはレジンが多すぎて裏に回った場合に備えるという浅はかな案です。


これでうまく貼れるか心配。早いとこやっちゃいたいのと失敗したらどうしようと決断がつきません。


それじゃあHL-79Dの電解コンデンサー交換の続きをやろうかな。PROCE-1Aです。


C9 1μF 50Vから。無極性です。


交換しました。


交換後のモニター画面です。症状は変わりませんでした。


次はC20 これも1μF 50V。交換後です。


ひとつやふたつ交換してもまだ当たりは出ないだろうとC17を交換。2.2μF 25Vですが50Vで代用。

まだ当たりは出ません。

C16 10μF 25Vですが使うのは50Vです。

そろそろ不安になってきました。

C6 33F 6.3Vを25Vで代用。

ますます不安。的外れな事をやってるのかも。

最後のC7 10μFは6.3Vですが25V。もう不安じゃなく不調の原因は違うところにあると確信。

症状は全く変わりませんでした。

これが交換した無極性電解コンデンサーです。


がっくりしながらPROCE-1Aを眺めて溜息。でも致命的な現象が出なかったという事は交換作業自体は成功でした。
次に疑うべきはPRE AMPでしょうか。それとも撮像管のソケット?
次のステップを考えて確かめた事がありますがそれは明日にします。

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HL-79Dの修理に使う無極性電解コンデンサーが届く前に

2019-10-09 19:21:12 | Weblog
昨日、秋月電子通商に電解コンデンサー6本を発注したので多分今日の午前中に届くだろうとその間に別件、カメラとは何の関係も無い溶接作業です。
先日来工房の椅子のがガタついて具合が悪いので調べたら前に溶接して直した箇所が取れていました。改めて溶接です。


溶接機は作業小屋に常備しているわけじゃないのでセットが大変です。溶接する物が何点か出た時点でまとめて片付けます。
次は二階のベランダに取り付ける雨避けのポリカーボの波板を取り付けるステーの溶接です。


そんな事をしていたら宅急便のトラックが来ました。「来た来た」

封筒で間に合うのに丁寧な梱包です。

間違いなく無極性電解コンデンサーです。


1,000円でお釣りが来ました。


今日は秋晴れでこんな日はじっとしていられません。部屋にこもって基板いじりなんてやる気になりません。
そうそう、夕べペンシルテスターを使ってスイッチの切り忘れで電池が終わっちゃいました。SR(LR)44をふたつ買ってこなきゃ。


椅子は直しました。工房には色違いがもう一脚ありますが昔リサイクルショップで\300で買った物です。ちなみにコクヨ製。


午後一休みして買い物です。セリアでテスターの電池とHL-79EのMPUに使おうとしているCR1632です。ついでに安いウイスキーも。

79Eに使うのはCR1620を予定していましたが外径が同じなら1632の方が容量が若干大きい上値段は同じなので変更しました。

テスターは電池を入れ替えるだけ。昔はボタン電池は接触不良になるから素手で触るなと言われていましたね。今も同じ?


CR1623は先日ABS樹脂のケースから切り出した作りかけのアダプタに収まるはずです。


ぴったりです。

外径はφ20なので元々入っていたリチウム電池と同じでMPU基板の本来の位置に収まります。
端子をどうするかは色々考えています。なにはともあれ底板と上蓋を作ってみます。毎度の楽しい工作です。

買い物の合間にいつものハードオフにも寄りました。
そこでJrがフジカシングル8 P300を見つけて「これって、」。いやはや懐かしいカメラです。Jrは一瞬考えてレジに向かいました。税込み\550。
49年前に私の弟がバイトの金で買ったのがP300だったんです。私も8ミリには興味があったんですが弟の方が一歩先を行ってました。弟は当時高校生で、時は70年安保闘争の時代。安保反対の運動は地方の高校にも波及、弟の学校は休校、長野駅でも大規模な集会がありました。彼は当時の長野駅前における集会の様子をP300で撮ったんです。
遅ればせながら私も彼のカメラを借りてモトクロスの草レースを撮りました。それが私が映像に本気で取り組むきっかけです。

これがハードオフのジャンクのトレーに入っていたP300。


フィルム収納部はきれいです。


レンズには誇らしげに"FUJINON"


駆動用の単3電池は入っていません。とかくこの手のカメラは電池が入れっぱなしで腐食してひどい状態ですが無事でした。


水銀電池は

入れっぱなしでした。でも原型をとどめていました。もちろん完全放電です。

電池を入れてシャッターボタンを押したら、、、動きました!
Jrがこのカメラを回すことはないかも知れませんが、私は使ってみたいですね。幸いレトロ通販でオリジナルのフィルムは手に入ります。
今日はこれが最高の出来事じゃ。
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HL-79D 極性表示の無い電解コンデンサー

2019-10-08 15:49:33 | Weblog
昨日PROCE-1A基板の電解コンデンサーの交換を始めて気が付いた極性の表示の無い物ですが、様々なサイトで無極性電解コンデンサーについて調べました。
基板の無極性と思われる物をひとつルーペで拡大して観察しました。C9 50V1μFです。

これがマイナス表示の無い物のひとつです。

反対側を見ると

"BP"の文字がありました。BPとはバイポーラ、無極性なんだそうです。

ということで、秋月で買うとしたらいくら掛かるか調べてみようっと。秋月はサイトからかごに入れると合計金額が自動計算されます。

メーカーは定評のあるニチコンですね。

電圧は同じのが無くても高い分には問題なしです。必要最小限だと
 6.3V10μF→10μF25V @15x2=\30
 6.3V33μF→25V33μF @20x1=\20
 25V2.2μF→50V2.2μF @15x1=\15
 50V 1μF→@15x2=\30
計\95ですが送料、代引き込みだと\895です。
じゃあ3ch全部交換だとそれぞれ3倍。計\1,085也。
単価は安い物ですが少量だと高くつきます。考えちゃいますね。無極性電解コンデンサーのどれかが確実に悪いなら話は簡単で予防保全ということで全部交換しちゃえばいいんですが電子回路の専門家じゃないので不安があります。
ここは必要最小限、Rchをやって結果を見るのが正解かな。という結論で6本発注しました。

コンデンサーは早ければ明日にも届くと思いますがその間にテスト中気になった箇所を調べました。
AUXユニットのモニター出力切り替えスイッチです。

このスイッチの中で"R"が接触不良気味です。

なんとかしようと抜き出しました。


調べてみましたが端子の構成がさっぱりわかりません。

単体のスナップスイッチやスライドスイッチとは勝手が違うようです。光学系のフィルターディスクと同系の構成なんでしょうか。
配線が極細なのでいじっているうちに切れたらまた仕事が増えちゃうのでそっと元に戻しました。隙間から接点復活材を微量吹き込んでもいいけどいつでも出来ます。

AUX基板を見ていたらまた変なのを見つけちゃいました。IC9です。何があったのかケースが錆びています。錆びてるだけで壊れていなきゃいいけど。

型番はかろうじて判読出来ます。F/UA760HC/KOREA/8223 これって、入手可能? webで調べたら今でも市場で流通しています。

先日来取り組んでいるHL-79Eのプリズム系ですが、トリミングフィルターがイマイチきれいにならないので昨日"強力カビハイター"に一枚を漬けておきました。先程水洗いして拭き取ったら少しは増しになった気がします。
モノは試しとコンデジのレンズの前に当てて空の写真を撮ってみました。

思い付きのいい加減なテストですがこれを見る限り良好、と思いたいじゃないですか。

スタンドの明かりを当ててみると


少なくとも害は無かったようです。じゃあ残りの2枚もカビハイターに漬けちゃいましょう。


プリズムへの貼り付けはUV硬化レジンを使うのでやり直しが効きません。3枚のトリミングフィルターをきれいにしたら一番程度のいいのを使うつもりですが、こういうのは段取りが90%位に考えて掛からないと失敗します。

ライフワークの映像作品作りも続けます。
映像による長編叙事詩「線路端の猫戯子」の見直しと細部の詰めです。


この作品は短編の集合体として構成していますが先日通しでじっくり観たらシーケンスの繋ぎが甘くて余韻が残りません。難しいものです。
これは「駅前の木陰」というシーケンス。ラストに至る数カットをまとめて書き出します。


今日は休肝日の予定でしたが自分的には頭を使って疲れたのでビール(これは別腹)にします。
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Ikegami HL-79D 電解コンデンサーの交換開始

2019-10-07 16:23:29 | Weblog
意を決してPROCE-1A基板の電解コンデンサー交換の始まり始まり~。
作業台の上だけでも整理しなきゃ。

ミニバイスは出番がありませんでした。

開始前に交換する電解コンデンサーに黄色いエナメルでマーキング。頭が混乱しないよう念のためです。


作業しやすいのから。C3とC4です。どちらも10V 220μF、極性は基板に表示があります。


半田吸取り線で半田を吸い取ってコンデンサーの尻をこじって外しました。


これは同じ電圧のが手に入りました。老眼鏡を掛けて慎重に、しかも素早く半田付け。


これで基板をカメラに挿入してテスト。



症状は変わりません。

次はC15です。


今度は半田吸取り器「シュッ太郎」を使ってみましたが半田吸取り線も使わないと半田がなかなかきれいに取れませんね。


交換しました。


これもカメラに挿入してテスト。

全然変わりません。

ではC14を交換しましょう。


裏のパターンが込み入っているので間違えないように半田を取りました。


期待はしませんがテスト。

相変わらずです。

取り外したコンデンサーはどれも液漏れはしていません。容量を測りたいけどデジタルマルチテスターの切り替えスイッチが壊れていて面倒臭いのでやりません。


残りは6本です。が、ここで?。私の知識では電解コンデンサーは極性があって、マイナス側に白いラインがあるものと思っていましたが残りの6本にはそれがありません。無極性電解コンデンサーという物があるのは知識の片隅にあります。これって、無極性(双極性)電解コンデンサーなのかな?基板を良く見ると今回交換した物はどれも片側に小さな+が印刷されています。残りの6本には印刷がありません。
だとしたら改めて無極性電解コンデンサーを手に入れないとこれ以上進みません。
50V 1μFx2,6.3V 10μFx2,25V 2.2μFx1,6.3V 33μFx1 GchとBchも交換するならx3が必要です。秋月でオーディオ用(これでいいのかな?)が買えますが単価は\15~\20。送料の方が高くつきます。ここまで来たらやるしかないなあ。
今日の作業で映像が出なくなったり煙が出る事態にはならなかったのでめでたしめでたしとしておきます。
本日はこれにて散会。―衆議院本会議の中継が予定時刻を過ぎても始まりません。どうしたのかな。
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HL-79D 電解コンデンサーを買ってきたぞ

2019-10-06 16:22:27 | Weblog
HL-79D故障の原因はPROCE-1AのRchと考えて修理のため電解コンデンサーを買ってきました。耐電圧は同じ物が無いのは高い物で代用、容量が合えば問題はありません。

10本買って\374。安いものです。

ところが帰って確認したら33μFと間違えて3.3μFだったのがありました。

調べた時に間違えたようです。

パーツボックスを探したら


ありました。16Vですが構うもんですか。


これでRchの分は揃いました。GchとBchも交換しようと考えていたのですがとりあえずRchだけ。もしかすると私の判断が的外れだったら無駄になるのでRchだけやってみます。

この基板を見るとRchの電解コンデンサーで取り付けが違うのがあります。


Gch,Bchは基板に立っています。


これはもしかすると前に修理したのでしょうか。それとも付け忘れて後で付けた?

ダイソーに寄ったのでミニバイスを買ってきました。前に持っていたのがネジがバカになって捨てたので代わりです。これが無いと何かと不便です。

口金は取りました。MPU基板を挟んだらバックアップ電池の回路が短絡しちゃいますから。

電解コンデンサーの交換は日を改めて慎重にやります。
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Ikegamiのカメラに作業灯を取り付けるアダプタ作り

2019-10-05 15:08:41 | Weblog
Ikegamiの業務用、放送用カメラの調整用に昨日買ってきた作業灯はこれから大いに役立ちそうですがカメラの横に置いたんじゃ邪魔ですしうっかり作業台から落としたら大変。
アクセサリシューに取り付ければ万々歳です。前にそれに近い物を作った覚えがありますが見当たりません。じゃあ作ろうと趣味の工作を始めました。

6mmx30mmのアルミ材があったのでこれで作ります。高速カッターで切断。水を掛けながら切らないとアルミは粘っこいのでひどいバリが出ます。


高速カッターで正確に切るのは至難の業ですが今回はうまくいきました。予定の19mmピッタリ。


これを加工します。


別に作った冶具に材料をセット。


金鋸の刃を新しいのに替えて幅方向と厚み方向に切り込みを入れます。凸型にするわけです。

バイスが錆錆なのは見なかったことにしてね。

平ヤスリで仕上げ。冶具があるので削り過ぎる心配はありません。


目論見通りに削れました。反対側も同様に加工。


粗仕上げ完了。ネジ穴は定番の1/4"。


HL-79Eのアクセサリシューに入るようにヤスリで仕上げ。いい感触で入りました。(スケベ)


あの端材からこんなのが出来ました。


では、ITC-735Aにこのアダプタを介して作業灯を取り付けてみましょう。


OK。一仕事終わって一服。


フライス盤があれば何分も掛からずに作れますがこんな方法もあります。無い物ねだりより有る物探し。前にも言ったかな。
なお、ITC-735AとHL-79Eはアクセサリシューの開口部の幅が違うので狭い方の79Eで合わせて共用出来るようにしました。
79Dは元々アクセサリシューが無いのでプレートを作ってガラクタの79Eのを取り付けてあります。
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放送用/業務用カメラ調整用に投光器入手

2019-10-04 16:27:52 | Weblog
3管カメラの調整には各種チャートを撮像する必要がありますが、今まではシネライトや白熱電球のスタンドを使っていました。でもシネライトは長時間の使用は考慮されていないので不便ですしスタンドは使い勝手がイマイチで色温度も低いので不都合があります。
またまた気まぐれにハードオフに寄ったら前から置いてあるハロゲンランプの投光器が棚の上で寂しそうに佇んでいました。手にとって見ると使い込んで汚いけど値札に「点灯しました」。\550ならいいやと買ってきました。


ハロゲン球は150W。明るさはちょうど良さそうです。


ひと通りきれいにしました。ガラス板の前のガードは影が投影されるので取り外しました。上の取っ手も不要なので撤去。


ちゃんと点灯しました。


ではテストです。レジ調整に使うチャートを撮ります。距離は2m位取りたかったけど足元がちらかっているので1.5m程度です。もう少しは離せばF開放になって被写界深度が浅くなり調整に理想的。


投光器はカメラの横に置きましたがステーを作ってアクセサリーシューに取り付けた方が邪魔にならなくていいかな。


これでIRISは2.8程度です。もうちょっと距離を取るか窓に暗幕を下げれば開放近くになりそう。


ついでにちょっとだけレジを調整。


これは便利です。カメラの色温度はプリセットが3000Kですがこのランプはそれに近いと思われます。(HL-57又は59でWBを取ればVFに色温度の値が出ますが未確認)同じハロゲンランプでも映写機の場合は確か3400Kですが50h仕様で短命です。シネライトはもうちょっと低くて3200Kだった気がします。
これは作業用の投光器ですから長時間の使用は問題ありません。それと広い範囲を照らすので光のムラも気になりません。
いい買い物でした。

先日からの課題、HL-79Eのプリズムに貼ってあったトリミングフィルターですが、思いつきで1枚メタノールに漬けました。

これで幾日か放っておいて時々様子をみます。
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尺取虫の移動を動画撮影、成功したぞ

2019-10-03 11:23:34 | Weblog
昨日の夕方、庭で全く別の作業をしていてふと見ると木の角材の上に小さな緑色の何かが立っていました。
尺取虫です。
さっそくDVカメラを持ってきました。が、奴は角材の上で動きません。選定した木の枝に乗せましたが元気がありません。日向に出しても日影に入れてもほとんど動こうとしません。
庭を見回したら勝手に生えたタチアオイがあったので葉の上に置いてみました。これが功を奏して奴は動き出しました。そう、尺を取るあの独特の歩き方。こんなのが何匹もいたら気持ち悪いけど一匹だと健気で実に可愛いもんです。
動画から静止画を書き出しました。












葉っぱの縁まで進んで休憩。


尺取虫が歩く姿は前から動画で撮りたかったんです。どこにでも居そうで探しても見つからない虫、それがなんと自宅で撮れるとは、奇跡です!
なんでこんなのを撮りたかったかというと、ライフワークで今も追加撮影と編集を進めている自主映像作品「線路端の猫戯子(せんろばたのねこじゃらし)」の中で使うためです。映像作品は通常様々な要素、言い換えればシーケンスをテーマに沿って並べて構成します。私の作品の中の中に「早く早く早く」という、現代文明を茶化したシーケンスがあって、そこに尺取虫の歩く姿は必要不可欠。


尺取虫君のおかげでこのシーケンスは完成。さっそくエンコードしてYouTubeにアップしました。
動画はこちら

参考までにアップまでの手順を紹介します。
Premiere6.5で編集→プロジェクトから無圧縮AVIで書き出し→フリーのAny Video ConverterでMP4にエンコード
エンコード設定:Costomized MP4,動画サイズ:640x480,画質:高品質,動画エンコーダ:X264,動画ビットレート:6000,フレームレート:29.97,アスペクト比:AUTO,音声コーデック:aac,音声ビットレート16,音声チャンネル:2
エンコードソフトはいくつも試しましたがこれが一番簡単です。ドライブレコーダーの動画はAVIUtlが便利です。

追加撮影の最後、クランクアップは北陸新幹線からの車窓風景、長野―飯山間です。ついでに撮りたい箇所もあるので自宅から最寄りの駅を出発、しなの鉄道、新幹線、JR飯山線、長野電鉄、しなの鉄道で戻るコースを考えています。運賃は計2,950也。

HL-79Eのプリズムの件ですが、Bchのトリミングフィルターの奥側は継続して中性洗剤に漬け置きしていましたが、


この方法ではこれ以上きれいになりそうもありません。

違う方法を考えますが、これって、UV硬化レジンで埋まって透明になるんじゃないかなんて。都合が良すぎますかね。
試してみたいところですがここは冷静に対処した方がいいかな。
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ちょっと浮気して業務用カメラIkegami ITC-735A

2019-10-02 18:52:59 | Weblog
放送用カメラHL-79D,Eの方がなかなか進まないので同じ3管のITC-735Aの調子を見たらこちらは大丈夫だったのでひと通り動作確認をしました。
ITC-735Aはサチコン3管の業務用で主にブライダルで使われたカメラです。実は私が初めて手に入れたプロ用カメラは姉妹機のITC-735Pで、撮像管はプランビコンです。壊して捨てちゃいましたがもったいない事をしたものです。

当時の業務用カメラはいわゆる2ピースで、カメラとVTRをケーブルで結んで使うのが主流でした。
私の手元にITC-735AとVTRを繋ぐケーブルがあります。

カメラ側はIkegami独自の30pin、VTR側は一般的な14pinです。放送用のHL-79系はカメラ側が19pinです。

他にサンドレックオリジナルの30pin/Sケーブルも持っています。

このケーブルはもう一台所有している業務用カメラITC-870とminiDVのGV-D900を繋いで使っていた物です。その件は書き出すと長くなるので省略。

確認中にマイクコードが見当たらなくて先日79D用に作ったコードをリメイクしました。

79D(E)はカメラ側のマイクコネクタがオスですが735Aはメス。マイク側は通常オスなのでコードはメス/オスコネクタにしました。
79D(E)のメス/メスコードは昔作ったのが出てきました。ややこしいですね。

ITC-735Aにマイクとコードを装着。

コードは長かったので後で短くしました。大勢に影響は無いけどコードをループさせるのは良くないぞ。

カメラに電源を繋ぎ、30pin/Sケーブルも入れて


ワークステーションのボードに映像信号を入れます。S出力はしっかり出ていました。

前にいじった時はS出力が不調だった覚えがありますがあれはこれ以前に持っていて壊した735A(いったい今まで何台買った!)だったようです。あのカメラは温まらないと絵が寝惚けていたりうっかりスイッチOFFで太陽に向けて管が焼きついたりで手を焼きました。

まずカラーバー。


次にレジチャートを撮ってフランジバック調整。

レジずれがあったのでそこそこまで調整しました。このカメラはオートセンタリングという機能があってワンタッチで合わせることが出来るんですが経験上マニュアルで調整した方が決まります。

ついでにベクトルスコープも確認。田の字にぴったりとはいきませんがまあいいや。


毎度の狐面です。これは調整前。なんとなく黒が浮いている感じです。


ペデスタルを調整して黒を締めました。この写真では良くわかりませんが。


このカメラにはDTL(ディテール)切り替えスイッチがあります。NORMからHIに切り替えると、写真ではわかりませんがカラーモニターでは明らかに違います。

輪郭がはっきりしますがグラデーションの質感が損なわれるようで、好きではありません。
DTL強調は解像度が上がるわけではありません。アナログVTRは輪郭が甘くなるのを誤魔化す手段です。

VTRとの連動は全く問題なし。マイクの音も入るしVTRスタートでタリーも点きます。問題と言えばIRISのサーボが敏感過ぎてサチり気味な事ですが調整箇所がわかるまでこのままにしておきます。
それにしても放送用の79D(E)はプリズムのバルサムが劣化するのに業務用はまだしっかりしているのは何ででしょう。業務用はバルサムから紫外線硬化接着剤に変えたのでしょうか。
ひととおり確認した後で元々きれいなカメラに更に車用のワックスを掛けて磨きながら「そういえば8ミリの簡易テレシネはこのカメラを使ったっけ」
元気なうちに(カメラですよ)どんどん使わないともったいないですね。

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HL-79E 疑問がひとつ解けたぞ

2019-10-01 01:10:30 | Weblog
HL-79Eをいじっていて前から「これは何?」と思っていた箇所があります。
プリズムが入っているブロック脇のコネクタです。


これはどの79Eもこの状態でどこにも繋がっていません。


分解してあるブロックです。コネクタは小さな基板に付いています。


正面にはこんなのが。よく見ると受光素子らしき物が四つ行儀良く整列しています。ということは手前側は発光ダイオード?


ブロックに本来取り付けてあるフィルターディスクと関係があるようです。
ディスクは2枚構成で1,2,3はNDフィルターとキャップ A,B,Cは色温度変換フィルターです。
A 1 は3000°100%


フィルターディスクを取り付けてみました。レンズからの光が通過するのは下の部分です。ディスクの上の小さな穴に注目。
A 1 ビデオカメラの色温度は通常この設定が基準なのでフィルターは2枚共素抜けです。


A 2 3000°25%


A 3 3000°CAP 変でしょ。


このディスクは特別仕様でCAPではなくクロスフィルター。標準仕様は黒いアルミ板です。


B 1 4200°100%


B 2 4200°25%


B 3 4200°CAP


C 1 5600°100%


C 2 5600°25%


C 3 5600°CAP


これはフィルターディスクの構成検出センサーです。ホールの透過光で判断するようになっています。しばし感心。ディスクの位置受光素子らしき部品の抵抗値をテスターで当たると光の強弱で抵抗値が変化します。
謎は解けましたがなぜ使っていないのかはわかりません。もしかするとオプションが設定されていてそれを使う場合は生かすのかな?
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