夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

保護したHL-79Eと格闘

2019-08-22 16:41:55 | Weblog
絵が出たと喜んでいる場合じゃありません。まるで梅雨が戻ったようなうっとうしい空模様で動きがとれないので室内作業を続けることにしました。昨日までの作業をオーバーラップして進めていきます。

夕べ、晩酌の前にシンクロスコープのテストコードを長くしました。今までのは短くて何かと不便でしたがMPUバックアップ電池の対策で買ってきたコードが余っていたので1mにしました。高周波を扱うわけじゃないのでこれでいいでしょう。


まずSHADEユニットの再確認です。黒レベルが浮いているのが気になってマニュアルを見直したら昨日のやり方は間違っていました。BLK SETはいじる前の一番絞った状態で良かったみたいです。

続いてPROC-1Aも再確認です。マニュアルはずいぶん痛んできました。書き込みは鉛筆なので後で消します。


延長基板を入れて作業を始めたらシンクロの波形が変です。


この基板は調整が効かなくなっちゃいました。で、手元の予備と入れ替えても同じです。
基板を戻したら何事も無かったように調整できるということは、延長基板のコネクタが接触不良。

接点復活材で処理して解決です。

作業内容はノートに記録。


続いて昨日パスした項目です。


本来これはグレースケールを使いますが面倒臭いので作業台の蛍光灯スタンドで代用。

いくら蛍光灯でもランプを直に撮って撮像管を焼き付けたら元も子もないので傘の内側にレンズを向けました。

フィルターは"C"(5600°) レンズをマニュアルにしてGchが0.4Vp-pになるように調整。


RchをGchと同じレベルに調整。


Bchは、

GAINを目一杯上げてもこんなレベルです。撮像管が弱っているのかPRE AMPの不具合か、まだわかりませんが映像が黄色いのはこれが原因かな?

それはそれとしてPRE AMPも手を付けてみることにしました。マニュアルのフローではPROC-1Aの前に調整するんだった!


CAL LEVAL調整です。PULSEユニットのCALはONでいいのかな。


GchのVR1を調整するまでもなく0.4Vp-pでした。


Rchは低めだったので調整。PROC-1Aと似たような調整ですが、私は内容を理解しているわけではありません。


Bchはまるきり低かったのでこれも調整。RとBは仮調整です。


他にも若干いじりましたが内容は省略します。
途中、変な現象に出くわしました。左後ろのカバーを開くとR,BのCENT調整VRとMON切り替えスイッチがありますが、


このロータリースイッチを"B"にしようとツマミを操作するとモニター画面が変なことになるんです。


症状を記録しました。これがスイッチを"B"にした状態です。


ツマミをこじると


スイッチの接触不良です。ENCに切り替えるとこじっても画面は変化しませんがこのままではレジ調整がまともに出来ません。
スペアはありますが内部は狭くて下手をすると配線を傷める心配があります。スイッチを交換するには落ち着いてやらないとえらいことになります。
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