夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Ikegami HL-95 整備その10 調整編

2019-01-08 09:10:09 | Weblog
昨日Rchの修理が出来たので今日は落ち着いて調整にかかりました。夕べお祝いの晩酌を済ませてから気が向いたので酔った勢いで撮像管の位置調整は済ませました。
撮像管は暖めないと映像が安定しないのでスイッチを入れてSTBY/CAM/VTR スイッチをCAMにして1時間以上待ちました。レンズはフィルターを回してクローズ。
レンズに向かって左のカバーを開くとこんなに調整VRが並んでいます。通常は右下のカバーを開いてここで調整するようです。


カバーの裏に調整箇所の配置図が貼ってあります。HL-79Eと比べると調整は楽そうです。


では、レンズをPPにしてここにモニターをつないで


Rchの映像を確認。どうですか、修理の結果きれいな映像が出ています。思わず鼻歌が出そう♪


次にGchに切り替えて


映像を確認。これは元々完璧な映像です。おっと、パターンが右にずれていますね。これは調整できますがRとBもそれに合わせる作業が面倒でこのまま。


Bchも同様。


これは管の一部が焼けています。管が焼けた場合、時間が経過すれば回復することもあるのですがこれはどうかな。某放送機材の中古店Tで「白焼き(白い被写体を長時間撮影)すればいい」と聞いたことがありますが、池上のY氏はお勧めできないと言ってました。いつか程度のいい撮像管が手に入れば交換します。


ここからが調整の本番です。切り替えスイッチをR-Gにします。


要は基準のGchにRchの映像がピッタリ重なるようにRchの映像の位置を調整するということ。これは先ほど調整した結果です。Rchの映像の位置を調整してGchと重なり合うようにします。RとGが重なると差し引きゼロでこうなります。現場調整部のCENTでは目一杯右に回さないとセンター位置が合わないので基板のH.CENTを回して真ん中あたりで合うように調整。私の技術ではいくら追い込んでも完璧にはできませんがこんなものでしょう。ずれている場合はどうなるかは調整のときにわざと大きくずらせばわかり易かったと後で気がつきましたがもう一度やるってのは手間が惜しいのでお見せできません。


最後にスイッチをB-Gに切り替えて、


GchにBchの映像を合わせます。基板上のROTAとWIDTH,SKEWを調整してここまで追い込みました。映像がほとんどピッタリ重なっています。


以上、一部問題は残るものの超貴重な放送用3管カメラがとりあえず蘇りました。とりあえずというのは、今回直調整した方法が全くの自己流で正規の測定器を使っていないからです。ベクトルスコープ/波形モニター、オシロスコープは持っていますがINSTRUCTION MANUALが手に入らないと正しい調整は不可能です。PROC-R基板の各VR調整はかなり適当ですがまあ実用にはなるだろうと妥協。
せっかく絵が出るようになったのでこれとBVV-5を組んでベーカム収録に挑戦してみましょう。そのうち。

車のワックスを持ってきて磨き上げようかな。
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