夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

また増えた8ミリカメラのコレクション

2021-11-02 15:16:47 | Weblog
昨日のハードオフで見たあれが気になってもう一度。

買っちゃいました。
Sankyo 8-E という古いカメラです。


3本ターレットが魅力。


おっと、いじる前にひと通り清掃。
こんなときは毎度ガラスマジックリンを使いますが、ウェスと歯ブラシがこんなに汚れました。


レンズキャップはアルミです!


空のオリジナルスプールがちゃんと入っています。

レギュラー8フィルムは16ミリ幅で、反転させて往復撮影するんですが、それを知らずに片側を撮影して終わりだと思って現像に出した例があるようですが、このカメラの持ち主はしっかり往復撮影していたようです。

面白いのがこれ、絞りの目安が図で表示されています。

ずいぶん大雑把ですがフィルムはこんなもので撮れちゃいます。
上の丸窓はフィルムカウンターで、フィルム室を開くとリセットされるはずですが不調なので要調整。

3本ターレットなのでレンズが3本装着されていると思ったら違いました。
レンズは標準の13mmと望遠の38mmだけです。


ターレットが一部回らないので変だと思ったら1本は露出測定の PHOTO METER(センサーは太陽電池?)でした。


後玉の部分に電極のピンが出ていて、


ターレットの奥にある受け側と習動するようになっています。


ほら、レンズじゃないんです。


絞りリングを回してファインダーの針を合わせるとレンズが歯車で連動する仕掛けです。
残念ながら針は動きませんがテスターで当たると太陽電池は生きているのでメーターのコイルが切れているのかも。

レンズを脱着した場合は歯車の噛み合わせに注意。

ファインダーは内部が汚れていますが恐らく50年以上昔のカメラですからこんなもんでしょう。


このカメラは置いたときにレンズが重くておじぎしちゃうので台を準備しました。

こうすると飾ることができます。

ゼンマイを巻いてシャッターを押すと軽快な音で駆動しました。


丸いのがシャッターボタンで、下に押すと連続駆動、上に押すとコマ撮りです。


レフレックスファインダーではないのでレンズを切り換えたらここで焦点距離を合わせます。

標準の13mmは赤表示。

コマ撮りはレリーズが使えます。


このカメラは恐らく昭和30年代の物でしょう。
やはりこの時代の工業製品は現代とは作りが全然違いますね。飾る価値があります。
ファインダーを清掃して可能なら PHOTO METER を直して飾っておきます。
コメント
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