ゆきさんのブログ

元お祭りオヤジの周辺・・・

二本松市議会議事録を見てみた

2008年03月02日 09時21分50秒 | マイ・ブーム
昨年末の市議会の議事録を読んでみた。
今後の二本松市政10年が策定される重要な議会なのだが・・・。
まぁ、明らかに決められたことについて噛みついている議員さん達の
労力も無駄になっている感じさえする。
二本松市議会議事録

例えば、
駅前拠点交流施設には20億円近くものお金がかけられようとし
ている。この場所にこれだけのお金を投じる必要が本当にあるの
だろうか。降ってわいた大山忠作先生の日本画寄贈で急遽、美術
館もどきを作ることになり、この拠点交流施設の核とするようで
ある。こんなの要らないとは思わないのだろうか?

一応、私は美術の専門家だった。
現役から退いて6年くらいたつけれど、美術界のことは一般の人よ
りも知っているつもりである。
この施設に何を期待するのだろうか。
どんな名作の美術品でも、だいたいの場合、一度見たらお金を払って
見に出かけるということは少ない。
美術館というものは、時々出し物が変るから足を運ぶのである。
ところが、日本全国にある一人の作家だけの展示施設で賑わっている
ところをご存知なら教えて欲しい。
皆無とは言わないが、5箇所はないと思う。
美術館とは、確かに県立美術館のようにエントランスから「これか
ら絵をみるんだ!」という期待感をかきたてるような雰囲気がある
ものだ。しかし、駅前の展示施設にそんなものが出来るわけがない。

さて、この施設の運営は一般人が行うことになるそうだが、誰が
効率的に運営して黒字にできるのか問いたい。
私なら、駅前に隣接した病院とかがあった方がいい。
昔、二本松駅に降り立つ人の多くは、若宮の野路眼科へ行ったそうだ。
名医で診てもらいたいという人が列車でやってきた。
経済効果を考える意味でも、交通手段の限られるご老人たちには、
歩いて病院に行けるのが一番なのだ。
絶対、美術施設よりはいいはずだ。

話は変るけれど、菊人形、歴史資料館、観音遊歩道、ふるさと村、
射撃場、など、どれをとっても市政を圧迫している施設になってい
る。最近では目新しい事例では、グリンピアの市による買収があり
これまた、金食い虫を一つ加えることになった。
そして、また、駅前にそういうモノを付け加えようとしている。

二本松の人たちは人がいいのか?
誰も文句を言わない。
新年度予算が250億円で三月議会にかけられる。
本当にいいのかねぇ・・・。


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