納言のもろこしだより

今回上海が3度目のもろこし滞在。倭国ともろこしの和睦を願いつつ、のほほん過ごす清少納言のつれづれ日記!

ところ違えば

2008年12月29日 | ひとりごと

ひさびさに日本の書店に入ると目に付くのが血液型の本。

多いですよね~。びっくりです。日本人てホント血液型大好きです。初対面の会話とかにも必ずといっていいほど出てきますからね。

そういえば中国で老若男女いろいろな人に出会いましたが、今まで一度も聞かれたことありません。血液型。もしかしたら中国の人って自分の血液型とか知らないのか?それにしても中国ではまったく話題になりません、血液型。

逆に日本で聞かれたことなくて中国で数え切れないほど聞かれたのは「あんたの給料いくら?」。「部屋はいくら?」。あいさつ代わりですよ。

ところ違えば、とはいえ隣の国なのにどうしてこんなに違うんでしょうか。。。?


日本へ戻ってきました

2008年12月26日 | 倭国にて

何年かぶりにお正月を日本で過ごすことになりました。で、今日上海を発ちました。

家に帰るまでに不可解なことが二つあり。

一つ目は上海の入国審査で。二人の審査官、パスポートの写真と私の顔をまじまじと見比べる。どうやら3,4年前に撮ったパスポートの写真と今の私が同一人物に見えないらしい。でもほくろの位置が同じじゃないか・・・などとひそひそ話している。しかし写真を見て「ぴゃおりゃん。」、それが実物と違う、とは失礼な話だぁ。

二つ目は実家で。玄関に入るなり親、「にんにくくさい」と。久々に会った娘に対していきなりそれはないでしょー!だいたい最近そんなに中華食べてないし、昨夜だって上海一夜景がきれいといわれるハイアットホテル、「ハイアット・オンザバンド」でばりばり西洋料理よ!しかも今日だって空港の免税店でいろんな香水シュッシュしたのに・・・。(あ、いろんな香水クンクンするの好きなんです・・。)

にんにくくさい=中国のにおい=スーツケースにしみ込んだにおいなんだと思うけどそれにしても中国のにおいってそんなに「にんにく」なのか・・・。

ということで帰ってきた日は人に会うのは避けようと改めて心に誓う納言でした。


この冬初めて

2008年12月23日 | 上海だより

今朝池に氷が張ってました。この冬初めて!

若い女の子はみんな丈の長いダウンジャケットにふわふわのブーツを履いてます。あのムートンブーツみたいなのって今年の流行なのかな?

最近町のお店もマンションもクリスマスムード一色になってきました。

上海の冬、いよいよこれからが本番です。


最終回といえば

2008年12月18日 | 上海だより

篤姫に続き今週最終回、といえば・・・

TBS金曜ドラマ夜10時からの「流星の絆」!明日が最終回です。

東野圭吾氏の最新刊「流星の絆」は、2008年上半期小説部門売り上げ No.1 の本格的ミステリー。原作の要素を大切に、脚本家・宮藤官九郎が得意とする青春ドラマの要素を加えたこの秋注目の話題作 !!でした。

ストーリー展開もおもしろいし、役者もいい。主人公の嵐の二宮くん。いいですなぁ~。彼は猫背だし細いし小柄だし、いかにもアイドルっって感じではないんだけど、なんか味がある。特に目。真っ直ぐで説得力がある。目だけで全てを伝えられる人っていうか。演技っぽくないというか自然体な感じがまたいい。

ってほめすぎ

とにもかくにも毎回想像もしない展開で楽しませてもらったので最終回も期待!です。

過去の放送見忘れた方、海外の方は中国版ユーチューブで見られますよ~→http://so.youku.com/search_video/q_%E6%B5%81%E6%98%9F%E3%81%AE%E7%B5%86


さよなら篤姫

2008年12月15日 | 上海だより

NHK大河ドラマ「篤姫」が昨日終わってしまった。最終回30%は超えなかったけど初回からずっと20%超えたようですね。

初回からずっと見たのはかなりひさしぶり。女性が主人公で戦闘シーンがほとんどなかったのも珍しいのではないだろうか。宮崎あおいさんの演技が回を追うごとに貫禄が増していくのがすごかったし、何より衣装がきれいで毎回見とれていた。

衣装については個人的には家定がいたころの篤姫の衣装のほか、特に若々しい和宮の衣装とシックな大人の滝川の衣装にホレボレとしてしまった。しかもみんな着物がとても似合っていて素敵だった・・。

男の登場人物では小松帯刀が光ってました!今回のドラマを知るまでは知らない名前だったけどすごい存在感でした。

幕末ってすごい。たった150年前、そんなに遠くはないひいおじいちゃん世代?のころにこんなに日本の将来を思う人がいて、こんなに日本が劇的に変わった時代があったなんてなんだか不思議です。信じられません。

篤姫のおかげでこの時代にぐっと興味が持てたし本当に一年楽しませてもらいました。


ヨーグルトに学ぶ上海ビジネスチャンス

2008年12月10日 | 上海だより

以前から日本人の酪農の専門家に「中国で牛乳を買わないほうがいいですよ」と聞いていたのでうちの冷蔵庫に牛乳はない。

またチーズなどあまり中国人が買わないような乳製品は回転が悪く腐っている(青かびチーズだったのかな?)ことがあるのであまり買わないほうがいいとも聞いた。

乳製品不足で困っていたところ、最近いいものを見つけた。フランス人が近所に配ったヨーグルトが口コミで広がったという「べべマミヨーグルト」。ミルクも菌も全部輸入でできたての物を毎週配達してくれるシステム。いまや上海、蘇州もあわせて5000戸に配達しているらしい。中国の乳製品を敬遠している外国人家庭は多いと思う。中国にいても安心して食べられる乳製品、本物のヨーグルトということで非常にありがたい。

上海は外国の都市としては日本人が世界一多くすむ町。日本に住む日本人とは別のニーズが生まれてくる。オーガニック系はもちろん、水がよくないので浄水器の需要もあるし、時間をもてあましている奥様をターゲット?にした習い事系も繁盛している。カラー講座だってウエイティング状態なんですよ。

ほかにお医者さま。日本人の医者というだけで安心してしまう。特に歯医者さんとか産婦人科とかはやっぱり日本人がいいという人が多いです。

個人的にあったらいいなあと思うものはスーツケース空港お届けサービス。日本はあんなに普及してるけど上海はなくて。日本人が多く住む虹橋エリアから国際空港である浦東空港はタクシーで高速道路を飛ばして1時間。ものすごく飛ばすのでホントこわいんです。逆に朝、晩など渋滞もひどい。地下鉄、リニアモーターカーを利用したほうが早いし時間が読めるし何より安全。けど、地下鉄うまくできてなくて階段多くてスーツケースがあったら無理なんです。荷物が届くことが条件だけどもうすこし宅急便が普及したらなあ・・。

あと本関係。紀伊国屋とかあったらいいな。こっちでも本は売ってるけど少なすぎる。まただいたい定価の倍くらいの値段で売っている。もうすこし日本の定価に近ければ購買意欲倍増します!。本は(週刊誌以外)食べ物ほど鮮度が必要ではないのでコストの低い輸送手段でなんとかできないものでしょうか・・。日本にいないからこそ日本の雑誌とか本って貴重なんです。

べべマミヨーグルトからいろいろなことを考えた昼下がりでした。


金曜日はおしゃれする日

2008年12月05日 | 上海だより

合コンが・・・あるわけはなく。

毎週金曜日はカラー講座の日!

持っている服(ブルー系多い)と自分に合う色(イエローベース)が全然違っていた私。毎日とは言わなくても、せめて金曜日は自分に合うと言われている色を着ていくようにしている。

ブルー系は青色、という単純なわけ方ではなくて、同じブルーでもたとえばターコイズカラーはイエローベースの色。同じ黄色でもレモン色はブルーベースの色、と奥が深い。各色それぞれに黄色がベースになっている色、青色がベースになっている色があるのです。

ブルーベースかイエローベースか判断するときにわかりやすいのはグレイとブラウン。イエローベースの人がグレイを着ると顔色が悪く見えてしまい、ブルーベースの人がブラウンを着るとなんだか野暮ったくなってしまう。でも反対に、肌に合う色を着るとなじんで顔色がよく見え、目も輝いて見えます。

同じピンクでもパステルピンクローズショッキングピンクはブルーベースの色。サーモンピンクコーラルピンクはイエローベースの色。確かに私、ローズピンクの口紅つけると顔色青ざめて見えるのです。また口紅の色とチークの色は合わせたほうがいいそうです。自分はコーラルピンクらしいのでこれからは口紅、チークはこれでそろえます!

今日は体型に合う服のラインを勉強しました!顔の形から似合うアクセサリーや時計の形、肩のラインから袖の形、ウエストとヒップの差から似合うスカートの形などがわかりましたよ。

こういうこともっと早く知ってたらよかった・・・


お正月に咲くそうです

2008年12月03日 | 上海だより

2週間前に水仙の球根を買いました。


陶器の器と台も全部セットで100元(約1500円)。



大きくなるようにと毎日陽の当たるところに置いたら


2週間で


こんなに大きくなりました!



お正月のころに花が咲くそう。


でもそのころ、たぶん日本にいるような・・・。


10年前を振り返る

2008年12月01日 | 上海だより

早いもので今日から12月。

今年はのんびりしすぎたようで。師走はもうすこしスピードあげていかないと。

さて、先週復旦大学(北京大学と並んで中国では有名な大学です)に単身留学している友人に会いに行った。現地生活にどっぷり漬かりながら目標を持ってがんばってる彼女がすごくまぶしく感じ、帰り道いろいろなことを考えた。

彼女に会い、10年前桂林でどっぷり現地生活に漬かっていたあの時の自分をひさびさに思い出した。1万人近くの中国人コミュニティの中でたった一人の日本人(倭国青年使節として大学で日本語教えてた)として日々異文化生活。バスタブなかったし、世の中で一番嫌いなゴ○○リもねずみもたくさんいたし水も電気もよく停まった。中国人のいいところもその逆も骨の芯まで染み付いた。けど、あんなに人に頼り頼られ日々得るものが多かったことはないと今でも思う。あんなに不便で物がない生活だったのに「私は世界で一番幸せだ~」って毎日感謝してましたもん。いや、濃かったなあ、あの生活。

今は中国にいながら中国にいない。上海にいるのに周りはほとんど日本人。野菜を買うのも日本人向けショップ。習い事は楽しいけどまあ気楽な趣味の一環にすぎず。贅沢な悩みかもしれないが、あれほどの感動は体験できない。

中国慣れすぎ?今特に目標がないから?ただ単に年取ったせい・・・?

とにもかくにも、同じ上海でがんばる彼女を応援したいと思う納言であった・・。