ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

備えておきたい防災グッズ

2014年05月09日 | 日記

備えておきたい防災グッズ

 最近 柘植久慶さんという作家を知った。
 作家であり 軍事ジャーナリストであり コイン研究家で 既に 270冊もの本を出版しているというのだが 今まで 一度もおかあさんの目に留まらなかった。

 詳細な履歴を覗いてみると 日本人としては珍しい経歴の持ち主だ。
 大学1年生のとき 欧州旅行の途中で スカウトされて コンゴ動乱や アルジェリア戦争に従軍したとか。他にも米軍の隊員として 東アジア  ラオスで格闘技の指導官として従軍した経験があるそうだ。

 今回 読んだ本は PHP文庫 大災害からの生存術 あらゆる状況から身を守る安全マニュアル 2014年3月初刷り。
 防災に関心を持つおかあさんとしては 見逃せない本であった。。

 本の中でだい10章 備えておくべきグッズの項が興味深かった。
 というのは さすが海外での戦場でのサバイバルの体験をもとにしたグッズの選び方である。
 今 日本の防災を語る人たちの備えるべきグッズは日本製のものが殆どで目新しい物は少ない。

 避難先で泊まらなければならない場合 登山用の寝袋ではかさばりすぎるが 文房具メーカーの3M社のそれは 畳めば A4サイズで厚さは8.5センチ。まだ 手にとって見たことが無いので なんとも言えないが こんなコンパクトな寝袋を紹介している本は初めてだ。

 手袋にしても どんな状況にも耐えられるしっかりした手袋を用意せよと言っている。
 おかあさんは 手袋を用意しているが それこそ 100斤のそれ。
 これでは用途が少ないとの事。
 これも サバイバルな体験があればこそのグッズだ。

 食料品も宇宙食を念頭において 賞味期限が25年の長期保存が利くものを紹介している。
 ヘルメットはオートバイに使用するフルフェイスというのだろうかこれがいいそうだ。
 持っている人は 念頭に入れておきたいもの。
 寝室にスペア シューズ。これだけはおかあさんも用意している。中に靴下も入れてある。
 厚底のものでないと釘とか石ころの道を安心して歩けない。
 おかあさんはこのスニーカーを寝室の押入れにフックを付けて それにひもを引っ掛けている。家が揺れても スニーカーがどこかに紛れ込むことが無い。

 
 まあ こんな風に種々のグッズを紹介しているが 他の防災研究家が紹介するものとは一味違って面白い。
 変ったものは どこで買える蚊まで書いておいてくれたら完璧だったのだが。

 それと 沿岸部に住んでいる方は 津波被害に気をつけるようにと言っている。

 どうすれば 大災害時に逃げおおせるか。
おかあさんは 何か起こるとニッキーの安否が最も気にかかる。
 今 思い出したが 3.11の後の余震の度に鳴るNTTドコモの警報音をニッキーは嫌がった。

そうだわ ケイタイへの充電もこまめにしておかないといけない。
手回し発電機を買っておかなければと思うが 
 あれもこれもで 家の中が荷物だらけになりそう。