ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

雪が気になるジャネット

2018年01月28日 | 日記

このところの寒さは48年ぶりだと聞いたが、それ以前はどうだったのかなあ。雪が凍った坂道をヒールを履いて駅までおっかなびっくり歩いた若い頃を思い出す。
 今ではあの状況下でヒールの靴でお出かけするなんて考えられないが、若い頃って平気で、というよりも スパイクのついている靴なんて知らなかったもの。
 身近にあったのはスキー用の雪靴。でも、あのごっつい雪靴を履いて日本橋まで通勤する気にはならなかった。
 先日 友人が、アマゾンでスパイクのついた靴を買ったと言った。
 私は驚いた。ブラジルのアマゾンにどうしてスパイクを必要とする雪が降るのかしら???
 後で 気が付いた。そうだ、ネットの中に雪の降らないアマゾンがあることを。さて、ジャネットさん、昨日の午後おかあさんが忘れていてトイレの声賭けをシナカッタ。昨日は珍しく午前に2度排泄した。午後気が付いた時は少し、もらしていた。
 おかあさんは、いつも言っている。したい時に歯申告すること。
ジャネットはそれに応えているのかどうかは分らないが
今朝5時半 、ビービー鳴いてワンツーを告げた。
 一昨日は午前4時50分だったから許せる時間だ。。
 おかあさんとしては5時50分に起こしてくれたらと思うが、以前は起こさなかったのだから大進歩。
 日中も教えてね。


 今日は歩いて美容院へ行く。ジャネットは途中で雪の臭いが気になるのか、普段よりカギ癖が出て歩きにくい。
 早く雪よ消えておくれ。


ニッキーの1周忌

2018年01月21日 | 日記

 ニッキーの一週忌

 一年前の今日 ニッキーは天国に旅立った。11歳と1ヶ月の命であった
 今日、はユーザーの会の新年会。多くの参加者が二頭目の代替犬を新たに持ち、中には 天国に行ってしまった仲間がいた。ニッキーの兄弟8頭の内4等がさくねんまでに死んでしまったが、みんな ガンであった。 

 命はいつかは尽きるものだが、愛したわが子同然の元パートナーの死はユーザーの中で永遠に行き続ける。

 今年の新年会にはサポーターの登場となり、こまごまとした仕事をこなしてくれて、大いに助かった。
 会のサポーターの登場は3年前から準備をして、行事の度に行事のサポートをしてくれる人を募集。

 今や サポーターは定着しつつあり、会の運営を助けてくれている。
 今日、新たに33歳の若き友人がサポーターになってくださるとのこと。嬉しい復員だ。

 


ペットと盲導犬のみかけの違いは

2018年01月18日 | 日記

びっくり  びっくり 関内駅

 先日、JRの京浜東北線 関内駅の改札口を通過した時、女性の駅員さんが何か行った。こちらはいつもの通りだから、そのまま通過した。

 すると駅員さんは走って来て行った。
「ペットは特定のケースに入れて運んでください。」

 ここでおかあさんとガイド ヘルパーさんは絶句。
そしてヘルパーさんが言った。「盲導犬ですけれど....。」
 おかあさんはあきれてもう空いた口が塞がらない。でも言った。
「あんた、馬鹿じゃない。」思わずこう言ってしまった
駅員さんは「すみません。すみません。」と言って逃げ去った。

 おかあさんは白杖を持って、ジャネットはハーネスを装着している。
 世の中には うろんなこと があるものだ。
 思い出したが、あるスーパーで同じことがあったっけ。
ニッキーの時もあった。ジャネットもしかりだから、パートナーの毛の色が原因でもない。
考えてみれば日本に960頭しかいない盲導犬。見たことが無い人は多いはずだ。
こんなことがあっても仕方ないのかな。


全盲の文化人類学者 広瀬浩二郎氏

2018年01月16日 | 日記

広瀬浩二郎さんのこと
全盲の文化人類学者の広瀬浩二郎氏は13歳の時眼底出血となり、1週間で失明。京都大学に進み日本史を選考し、今や博物館や美術館を駆け巡って、大活躍をしている。
 見えない世界ってこんなに面白いんだよと言っているらしい。
 おかあさんはこの言葉に大いに賛同。
 いつも、広瀬氏のワークショップを注目している。

 そんな広瀬さんが50歳を記念して本を書いた。
「目に見えない世界を歩く
う。(平凡社新書・820円)

 (ひろせ・こうじろう)1967年東京都生まれ。国立民族学博物館准教授。専門
は日本宗教史、触文化論など。著書に『障害者の宗教民俗学』『さわる文化への招

 一昨年の秋、ある大学が広瀬氏を講師に招いてワークショップを行った。そこで、おかあさんは40万年前のやじりを手にした。普通なら、ガラスの箱に収まっているも物の説明を受けるだけだが、実際に手にして、握ってその存在を確かめた時、「ああ この感触は忘れないぞ」と思えた。地球の歴史を体感した瞬間であった。
 と言っても 何でも触らせろと言うのではないが、たった一度の経験が、こんなにもわくわくさせる力を持っていること、広瀬氏は、多分 こんな興奮をいつも感じて仕事をしているのだろうなとうらやましくなる。

 この本はまだおかあさんは読んでいないが、広瀬ワールドを是非とも覗いてみて、何かに触れるなら、又 どこかのワークショップに行ってみたいなと思う。
 皆様も機会があったら読んでみて欲しい本。
 


日本人の無神経な面

2018年01月15日 | 日記

無神経な人

 昨年、友人がニューヨークへ旅行をした。
 中国人の有名な画家と友人関係にあり、その画家がニューヨークの豪邸に住むようになったとの事で招待された。

 私の友人のOさんはいつもの旅行仲間を誘っての男二人旅となった。
 
 1週間くらいの滞在で画家の家族をあげて歓待されて、アメリカの大きさを感じて快適に楽しんでいた。

 ところが、誘ったたび仲間のAさんは大の好奇心の塊で、旅の最後の思い出にと家中のあれこれを写真に収めて回った。ソノ屋の若きお嬢さんはあれこれと目を配って親切にしてくれた女の子だが、その彼女の寝姿まで写真に撮ったのだそうだ。

 彼女がどのようにしてそれを知ったのかは不明だが、そのことを不愉快に思い母親に相談。
 母親もいたく腹を立てて、最後の二日間は顔も見せず、、それまでの親切な態度から一変して姿を見せなくなってしまったとか。
 私の友人のOさんは、何だかおかしいと思っていたが、画家から無断盗撮の話を聞いてもうびっくり、だが、画家はAさんには直接何も言わなかった。
 友人のOさんは、画家に深く謝罪。
 翌日も画家の他には誰も挨拶に出ず、さようならも言えずにソノ屋をあとにしたそうだ。
 空港まで画家の奥様が送っていくことになっていたのだが、最後の2日間は顔も見せずにお別れと鳴った。
 空港までのタクシーの中でOさんはAさんに今度のことを話した。が、どこまで、自分のやったことを反省しているか、そこまで書いていなかったのでわからないが、その写真を消去することには同意したそうだ。

 私は、この話を聞いて日本人の中にある無神経さを思った。
 日中関係や日韓関係がうまくいかない理由の一つにこの無神経な面が絡んでいるのではなかろうかと。
 この無神経がどこからくるのか。それは相手を本当の意味で人としてあつかっていないのではなかろうかと思えて仕方ない。

 
 


寒い日のエスカレーターでの出来事

2018年01月09日 | 日記

雨上がり 風の強くて冷たかった1日のエスカレーター  
 ダンスのレッスンの帰りの関内駅での出来事。
 階段58段分のエスカレーターを昇っていたとき、後ろから「通してください」と聞えた。
 おかあさんは左手にジャネットのハーネスを持っているので、いつもエスカレーターは右側に乗る。早く上に昇りたい人にとっては目の上のタンコブだ。
 
 突然 女性の声が下。しかし、右手にエスカレーターのの右側を持っているので、おかあさんは動けない。
 それにしても、目の前にいる盲導犬が見えないのだろうか。そして、ソノ横に見えない人がいることもお考えではないのだ。

 ジャネットの左側が通れるのではないかと思うが、どうもあきらめたようだ。

 それにしても、最近の都会は、びっくりする程長いエスカレーターが動いている。通勤している盲導犬のユーザーはどうしているのだろうか。
盲導犬を左手に持ち替えて左側に立つのだろうか。
 それでは、何かあったら咄嗟に反応できない。
 安全に駅を使うための譲り合いがあるのか。

 

一度、 長い長いエスカレーターの左側に乗って世の中の人がどのように反応するか見てみたい。

 昇りきったら背中に怨嗟の穴があいていたってことになると困るが。

 近頃はエスカレーターの右側を歩かないようにと指導している。
 


同人誌の新年句会は来年で終了ですって

2018年01月08日 | 日記

初句会は銀座で

 恒例と鳴っている同人誌の新年句会は、いつもと同じ タカマツ で開催された
 成人の日の朝の新橋駅はあまり人の通らない場所と化していた。
 お陰で人にぶつかることも無くスイスイと会場へ。
 
同人誌は99年の歴史を誇る会だが、残念ながら夜年波と新規の若手の入会が殆ど無かったことで、来年の100年を待って閉会することになった。
 一頃は新年句会も50人を越える賑わいだったが、今日は20名。
 ただし、20名位がおかあさんには丁度良いにんずうだが。
 どこの会でも高齢化と会員減にさらされているとのこと。
 会員は住まいの近くで句会を行い又、会が主催する吟行や句会に参加して腕を磨いている。が、その母体がなくなるのだから、皆さん、その後はどうするのだろう。
おかあさんは、どこかの会に入ろうと思うが今はどうして良いか分らないでいる。

 今日のおかあさんの投句は次の3つ

おことばは しんじつにいく はつみそら
御言葉は「真実に生く」初初御空

 天皇陛下の生き方を見ていると頷けるお言葉であった。

一陽来復すくすくパンダ育ちおり
 パンダのシャンシャンをおかあさんは見ることが出来ないのはとても残念。
年女花びら餅のあでやかに

高齢化した会ではそんな気持ちを歌った句が多い。それはそれで、そんなものかと未来を創造させる内容だ。最高齢は94歳。
 幾つになっても一人で銀座まで出向いて初句会を楽しむ人に年齢は関係ない事を思わせる。
 あやかりたいものだ。
 中に、いつ死んでも良いが、呆けるのはごめんだとうたっている句があったが、「ああ 他の人も同じように考えているのだなと共感。
 その人と会話をしなくても、その気持ちに添うことが出着ることは素晴らしい。
 沢山の数を作り出す俳句をずっと並べてみると、その人の本質が見えてくるから面白い。
 俳句を作り続けてよかったなと思うこの頃だ。
 」

 今年、お年賀に頂いた花びら餅は形と言い色合いと言い実にたおやかな和菓子であった。年女のおかあさんは自分の来る一念をそのあでやかさとたおやかさに託した気持ちを句にしてみた。
今年も思うままに俳句を作ってみよう。自分の心のあり方が見える俳句を作ろう。

自分ひとりのたねにしかならないが、いい。 ああ 楽しみ。
 夕方、雨の中を帰ってきた。電車の中で振袖姿の成人がいることを知ったが、あの雨の中で自分をどう処したのだろうか。気になった。
 ジャネットは雨の中を懸命に歩いて帰宅。お疲れ様。
 


新年あけましておめでとう

2018年01月03日 | 日記

 かと行って、姉はいつも明るく楽しそうにしていたのだ。
 姐の長女はもう48歳になるが、知的障害者なので、苦労しなかったはずはない。
 しかし 底抜けに明るかった。今でも明るい。
素敵な姐であったことに今気が付いたおかあさん。ごめんね。