ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

お年寄りの女性か それとも高齢の女性がふさわしいか

2018年05月29日 | 日記

お年寄りの女性か高齢の女性がふさわしいか
曇りなので過ごしやすいこのごろ。その上 風の中に冷たいものがあるため、まるで イギリスの南海岸を訪れた時のあの快適な日々を思い出す。
5月三日から風邪ひきで横になることが多かったおかあさん。 
 先週の金曜日の3週間ぶりの社交ダンスのレッスンで味わった挫折感。寝たきりでいたわけでもないのに ただ 運動らしいことをしなかっただけなのに、25日は股関節がぎくしゃくして足の運びも本当に悪かった。
 そこで、もう反省をしたおかあさんは、朝のラジオ体操から始めて しこを踏み 
膝揚げ運動をして、買ったばかりのナイスディという筋トレ機会を使用して自分の体に運動をしていることを意識させた。。
 4日間それだけはまじめにやった。
 そして 今日のレッスンでおかあさんは9割がた回復というか復活。
普段は余計なことは何も言わない先生が、前回は重かったねと言われたのだから、重荷になっていたのだ。

 でも 今日は 以前より意識しているが、まあまあだと思った。

 イエス キリストは3日目に復活した。おかあさんは4日目に復活したかな。
 こんな極楽トンボだから視覚障害があっても ジャネットと一緒に楽しく生きてゆけるんだわ。
 ダンスの後、筋肉トレーニングのカーブスにも行って いつもと変わらず運動が
できた。
このことはおかあさんを大いに力づけた。
 一人の人間が健康に毎日を送れることは素晴らしい。
 歩くだけでは筋肉は付かないことを認識した今回の風邪ひきだった。日々の運動 、意識して運動することの大切さを教わった今回の挫折。
 二年前にはこんなことは起こらなかったことを思うと年齢を感じてくやしい。 
 
 子供を持たず、したがって  孫もいないという生活を長年送っていると、自分自身の年のほどが掴めないように思う。突然 誰かに おばあちゃん なんて呼ばれても その瞬間 自分のことだとは思わない。
 先日ニュースでこう言った。お年寄りの女性が交通事故にあった。
 年を取るとは言うが、同じく年が寄るとも言うのだろうか。でもお歳取の女生徒は言わないのだから
 なんて変なことを考えていたら頭がこんがらがってきた。ニュース原稿なら高齢の女性などが耳になじむ言葉ではなかろうかと思うこのごろだ。
老いても美しくありたいものだ。 


素敵な日除け対策完了

2018年05月27日 | 日記

きれいになったベランダの日除け対策

 ここ数年の懸案であったベランダの日除け対策が漸く終わった。
 小淵沢の友人を通じて知り合ったSさんに都合3回来ていただいた。
小淵沢に住んでいる方だ。
 今度はベランダに窓が付きそこに日除けとしてカーテンが付いた。今まではすだれを下ろしていた部分にカーテンと同様に横に向かってカーテンを引く。一方は開けてあるから 勿論部屋ではない。風を入れる対策もしてある。窓枠は濃い目の緑。カーテンは薄い緑だから 見た目にもすずしげな楽しいベランダになった。
 Sさんの仕事には必ずどこかに遊びがある。今回は窓枠を左右に引くときに優しい取っ手がついている。
 本格的な夏の到来が楽しみだが、年々暑くなる夏の厳しい日差し。どこまで 防いでくれるか一抹の不安がなきにしもあらず。
 今日は南からの風が吹き込んでそれが冷たくて 気持ちの良い日曜日となった
 カーテンを引いてみたり 窓を開けたり閉めたり 丸で子供の用にわくわくしながら時間を過ごした

 最近の若い人は 手軽に住宅を手に入れて 自分流に回収して住むのが流行りだと聞いた。
 今日 友人が最終の住処として老人ホームを選択すると聞いた。
 おかあさんは 例え高齢になっても この家でのんびりと過ごしたいと思うが
 そのためには病気をせずに頭もしっかりしていかなければと努力をするつもりだ。
 
 そのための家の回収も大分できたかなと思う。 
それにしても 木工やさんとは大工さんのことだろうが、木で何でも作ってしまうその技は貴重だ。

 わざわざ遠くまで来ていただいて感謝で一杯です。


運動をしなかったツケ

2018年05月26日 | 日記

運動をしなかったつけ

 5月三日に喉が痛くなって、あれ 風邪かなと思っていたら 翌日から本格的に喉に幕が張った感じになった。
 それからは熱が出たり下がったり。氷枕を使ったりしながら 一昨日迄咳はこんこん、熱は平熱に戻らないわが続いた。
 そこで さぼったのは 麻野ラジオ体操やその前の準備運動 シコ踏みやひざを高く上げる運動は自分に言い訳をしてお休み。
 社交ダンスも休み 筋トレのカーブスも然りであった。
 これを3週間しなかったつけが昨日のダンスのレッスンではっきり出た。

 4分半の振り付けされたワルツを全く問題なく踊っていたのに、何と股関節の動きが変だ。
 足が上がらない。振り付けも所々忘れていた。

今まで膝が悪くて一か月近く休んだこともあったが、その後のつけは無かった。

 ああ これが年齢???? 。
 さて どのくらいの期間で元に戻れるのか 先のことは分からない 。
日々の訓練、本当に大事なんだね。

 


ふとした出会い

2018年05月11日 | 日記

 5日ぶりに好転に恵まれるとのことでシーツを選択
 糊をつけて少し脱水をしようとするが、何度やっても脱水コースにならず水道水が出てくる。仕方なく、隣の奥様に来ていただいて脱水が出来た。
 いつもと同じことをして脱水をと思ったがどこかがおかしい。
 今日は午後一番で外出するので早く乾したいのに。
 このシーツはアッパー シーツ。日本人はあまり使用しないようだがアッパー シーツを使うと足元がしっかりとくるまれて寝心地が良い。熱がりの人には向かないだろうが、布団も汚れないので便利だ。
 これにはホテルのシーツのようにしっかりと糊を付けてパリッとさせたい。
 それにしてもホテルのシーツはどのホテルでも糊がよく利いていて気持ちが良い。

 
 おかあさんのベッドはダブル サイズで2日に一度はヘルパーさんにお願いしてダニ クリーナーを掛けてもらっている。
 レイコップのお陰で更なる寝心地の良さを満喫できる。この冬は布団乾燥機を新調したので不眠症から脱皮できた。

 最近、このおかあさんの安眠の地をジャネットが荒らすのだ。
 「あれ どこに行ったのだろう?」と思っていると寝室で変な音。
 行ってみるとベッドカバーから布団やシーツまで ぐちゃぐちゃにして惨憺たる有様になっている。
これって ジャネットの不満の捌け口になっているの?
 この突然の吃驚な振舞いに絶句したおかあさん。
 ニッキーもおかあさんのベッドでこっそりと寝るのが好きだったわね。
 留守番をしていておかあさんが返ってくるとベッドからどすんと降りて自分のハウスで寝たふりをしていた。
 でもベッドの上はぐちゃぐちゃになっているのだからやったことはばれていたのです。
 ニッキー
 そこで ニッキーにベッドの一つの角の布団を三角にたたんで羽毛布団の上には乗らないでと教えたら、教えたように三角に折って布団の上には乗らずに寝ていたことを思い出す。
 本当に盲導犬は頭が良い。
 さて ヤネットにこの三角形の畳方を教えてそうするかどうか。

 さて昨日の散歩中のこと 一組の親子に出会った。
 そのママいわく「 2年半前にお話をしたことがあります。この子がまだ乳飲み子でした。
 」
 そう言えばジャネットと歩き始めたころ、道で場所が分からなくなって訪ねた女性がこう言った。
「私は子育てに入って、夫以外の人とはほとんど話をしていないので人に飢えています。だから、こうして話せるのがとても嬉しいんです。」と言った。
 おかあさんは
「良かったらいつでも遊びにおいでください」と我が家の場所を教えた。
 しかし 一度も来られなかったのでおかあさんはすっかり忘れていた。
 昨日 その方 YKさんの子供は2歳半でママは仕事に復帰したとのことで保育園に迎えに行っての帰り道だった。
 おかあさんにこう言った。「あの時は優しくお声をかけていただいて嬉しかったです。。と。」
今度は是非とも遊びにおいでくださいと言って別れた。

 目が見えなくてもお話は出来るのだかから、誰かと話がしたいと思っている方と知り合いになって仲良くなりたいと思っているおかあさん。
 
 ほんのちょっとした出会いを覚えていてくれたことにおかあさんは感動。ジャネットもなんだか嬉しそうだったね。
 遊びに来てくれるといいね。


ジャネットの夏バージョンのハウス

2018年05月05日 | 日記

ジャネット ハウスの衣替え

 昨年の秋からこの方冬バージョンだったジャネットのハウスを夏用に衣替え。
 その状況をじっと見ていたジャネットの目。この衣替えの意味が分かったであろうか。
 毎日のブラッシングで取れる毛の量もなかなかのもの。かと言っても一年中同じような温度の中で生活している盲導犬の抜け毛は日々変わらない。

 さて、今年の3月末の全国の盲導犬の数は昨年より更に10頭減って941頭であった。これは、今まで盲導犬ライフを送っていたユーザーの引退が新規ユーザーよりも多かったことに起因するとのこと。
 全国に11ある盲導犬協会の多くが新規ユーザーが一桁であった。中途で視覚障碍者となっても、社会復帰するための方法として独り歩きが自由に出来る盲導犬との歩行という方法があることを知らない人も多いとのこと。
 このため 新規ユーザーが増えない。
 昔は全盲でないと持てないと聞いていたが、今ではまだ見えるうちに将来に備えて盲導犬をもてるようになっている。

 網膜色素変性症という病気は日本人の4000人に一人くらいで多発している。
 この病気は色変と言われているが昔は夜盲と言われていたようだが、人生の良い所で目が見えなくなるという厄介な病気で難病に指定されている。
 おかあさんの周りに多くのこの病を持ったユーザーがいる。
 行動的な彼らの行動をサポートするのは盲導犬だろう。
 何しろ可愛い盲導犬は社会と自分を結びつける糊の役割も果たす。

 
 既に盲導犬ライフを有意義に活用しているユーザーが見えないで歩行に苦しんでいる見えない仲間に向かって、声をあげ、肩を叩いてあげるようにしなければならない。

 4月11日に講談社が出している吉川英治文化賞の授賞式があった。その賞ににっぽん盲導犬協会が団体として選ばれた。
 この文化賞とは聞きなれない名前だ。これは地道に社会貢献をしている個人や団体を表彰しようというもの。
 授賞式にはユーザー5人が代表して出席したようだが、最前列に座ったユーザーの前に行儀よくダウンしている盲導犬を見て、壇上で挨拶をした全ての人が、まず、盲導犬のすばらしさに感動したというコメントをしたそうだ。
 何しろ、日本に32万人もの視覚障碍者がいるのにたった941頭しか盲導犬がいないなんて...。
 他の補助犬も含めて補助犬の文化が育ってほしいとおかあさんは願う。

 ジャネットも広告塔の一助としてもっと歩かなければいけないね。
 とはいえ、これからの夏の暑さにどう対処するか。
 暑さ対策の衣類や靴の活用。もっと履かせやすくて脱げにくい靴はないかねーーーー。