ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

水族館に行きました

2016年09月24日 | 日記

水族館に行きました

 必要に迫られて行った水族館。
 我が家からそう遠くないところに横浜 八景島の水族館がある。一度 行ってみたいと思っていた。
 駅に着いたら雨が降ってきた。でも 今日は室内でのイベント。雨だって困らない。

 しかし、行ったものの何も見えないおかあさんは、同行のヘルパーさんの説明を聞いて、想像するほかない。
 まあ 仕方ないわ。それでは ドルフィン ショーを見に行きましょう。
 ショーの行われるプールは5回から建物の壁面に沿って階段があり、プール部分はかなり下にあるらしい。

 まず 前座にペンギンがヨチヨチ登場。役目を終えてさっと引っ込むと 今度はハロウインのコスチュームを着た子供と共にせいうちとあしかが出てきて 全員の手踊りと一緒に 寝転んで手に相当する部分?を同じように動かしている。
 これは2曲の歌を手踊りした。リズムは合わないが、動きがユーモラスで拍手。
が 合間 合間にえさを貰いながらだったようだ。
 次いで 白いるかが2頭出てきてショーのお姉さんを背中に乗せてプールをぐるぐる回った。お姉さんは背中に立つことも出来たようだ。
 最期はベテランいるかと新米いるか9頭が出演して ハロウインのかぼちゃをつついたり、飛びあがってくるくる回ったり 他にも多くの芸をやったようだが おかあさんへの説明が聞こえないほどにぎやか。
 最上部にいたので いるかが水に飛びこぶ時の水音が聞こえなかったのが残念。
 いるかの動作はものすごく速くて、とても ダイナミック。

 あっという間の20分間のショーであった。

 おかあさんは 見えなかったけれど 結構楽しかったのだ。そ
 よく ここまで 調教というのか訓練をしたと思うと、何だか 涙が滲んできた。
盲導犬の訓練もそうだが、海の動物達の訓練はもっともっと難しいのではないかと思う。
 綿地たちを楽しませようと頑張っている館員と海の動物達に更なる拍手。

 水族館の水槽は色んな方向から泳いでいる魚屋海獣を見ることが出来る。そして 彼らがお腹を上に向けて水面に寝転んでいる姿を見かけた。らっこがお腹に貝を乗せて食べると聞いたことがあるが、自分の身体をテーブルの代わりにしているのだ。

 彼らが楽しく長生きできるといいね。
大きさの異なる エイかマンタがいて まるでファミリー。ヘルパーさんは地位さな子が可愛いねとじっと見ていた。
 おかあさんは もう 想像するだけ。でも 帰宅してから彼らのことを俳句でスケッチ。
 じんべえざめは何もしないでプールをぐるぐる泳いでいた。無芸大食なの。

 ジャネットはショーの時の音量でびっくりしたのか、ちょっとおもらしをした。大音量の訓練もしているはずだが。
 明日はコンサートだ。ジャネットさん しっかりしてよね。

 


新規ユーザーと盲導犬のユニットの出発式

2016年09月17日 | 日記

 無事に終わった出発式

 何年か前から盲導犬協会は「出発式」なるものを開催している。
 前年度中に盲導犬として出発した犬とそれを貸与されたユーザーへのはなむけの式典だ。
 今回はおかあさんが昨年11月に代替犬を貸与されたために出席した次第。
  ジャネットは先ごろからのおねしょや失禁のために おかあさんは式典への出席をしたくないと思っていた。
 式典は 全ての訓練士と盲導犬事業を支えてくれている事業所から出席された諸氏の前で行われる。
 そこで ジャネットがおもらしをすることは避けたい。

 しかし、そんな心配は杞憂に終わった。式典中も宿泊したホテルでも カフェでも全く問題なし。
 
 お陰さまで おかあさんは思う存分愉快に過ごすことが出来た。
 昨年度に盲導犬とユーザーとのユニットとして出発したのは 神奈川訓練センターで

23組。新人と大体をしたユーザーが半々、
 そこで 目立ったのが 一頭めのユーザーと二頭目3頭めのユーザーのスキルの違い。
やはり、8年近く盲導犬と接していた期間の長さは 盲導犬の扱い方に出てくる。
 おかあさんも一頭めのニッキーの時は あんな風だったのだなと懐かしく思い返した。

 ユーザーのコメントが多彩で会場を盛り上げたのだが、おかあさんは 何と 歌まで歌ってしまった。
 歌はイタリア歌曲だから誰にも理解が出来ない。
 会場の皆さん 度肝を抜かれてびっくり 。
 ジャネットは立ち上がって逃げ腰であったのはどうしてなの。

 2日目はグループではじめての場所へ何とかしてたどり着くという企画。
 グループの一人が わが町に勤務先があるという男性。
 最近 盲導犬と一書のソノ方のうわさを何度か聞いていたので、実際に色々な話が出来た。
 町に出きるだけ多くの補助犬同伴可ステッカーを貼ってくれるお店を増やしましょうと話し合った。。
 今回、初日に全員が集合した時、盲導犬たちは、他の子に勢い欲向かって行ったり
おしりの臭いを嗅ぎに行ったり落ち着かなかった。
 しかし 二日目には、それをほぼ克服して、たとえ エレベーターに何頭もの盲導犬がひしめいても静かにすることが出来たのだ。
 これはすごい事だと思う。

 ジャネットの持っている幼さが今回のイベントの中でどんどん修正されてきたのは大きな収穫であった。
 人も犬も出かけていって、多くの人や犬と接することで学ぶことがあるのだなあ。
そして、的確なアドヴァイスを頂いて おかあさんも成長出来た。
    このまま 良い状況が続いてくれることを期待しよう。
 

 19日はおかあさんの社交ダンスの発表会だ。これで 漸く落ち着いてダンスに向かうことが出きる。
 今年のドレスは白がベースの生地に髪の毛と同色の紫色のチュールが華やかに飾られたもの。丈は今までよりも少し短い。ほんの少しの丈だが、脚を上げた時に靴のヒールが裾に引っかからないので助かる。

 
 そして、好天を祈ろう。


ジャネットの横っ飛び

2016年09月07日 | 日記

台風ラッシュ 今回は13号で速歩で通り抜けるらしい。
 このところ、暑い日と蒸し暑い人が日替わりでやってきている。
 気象情報によると、海水温度の上昇も原因の一つだ。
 研究では 現在 氷河期に入るところなどという話も聞いたが、何が原因なのか、私達はそれを何とかできるのかどうか知りたいものだ。

 今日は台風がらみの天候。空気がとても重たい。。こんな日は楽しいことを考えて過ごすのが良い。

 おかあさんが 今、気がかりなことがある、自分の身長の変化だ。
多くの人が年齢と共に背が低くなってくる。しかし これを計測する機会はそうは巡ってこない。学校生活では、年度初めに身体計測を含む健康診断を行う。
 だが、大人になって、自宅に引っ込むようになると計測のチャンスは少ない。
 自分で測れないおかあさん。若い頃から履いているスラックスの長さが現在どうなのかを見て判断している。

その結果は さて、そう 悲観的なものではなさそうだ。
 身長について考えていた時、テニスの全米大会に出場した錦織圭さんの相手が216せんちの長身だと聞いた。
 スペインにいた時 イギリス人の友人が193センチあり、顔を見て話をしようと思ったら 会談を2.3だんは上らないと目を見て話せなかったことを思い出す。
 こんなに背の高い人がいる国なんて、まるで ガリバーの世界。

そこで 世界一の背い高のっぽってどれ程なのだろう。て、世界一の人間の身長を調べてみたら、想像以上に高い。
 ギネスブックではアメリカ人のロバート・パーシング・ワドロー
1918年2月22日 - 1940年7月15日) さんで272センチだったそうだ。 27歳で死亡したが、もし、もっと生きていたら、もっと長身になっていただろうとの事だ。
それは病気が原因である。
 脳下垂体腫瘍が原因との事。巨人症というのがあるのかなあ。

現在、世界一身長が高いのはトルコのスルタン・コーセンさん(31)で、2メートル51センチ。。
世界一身長が低いのはネパールのチャンドラ・バハドゥル・ダンギさん(74)で、
54.6センチ。 生まれたばかりの赤ちゃんよりほんの少し大きいくらいだ。
 この二人がギネス ブックの60年記念にロンドンで顔合わせをした。
 並外れて大きいとか、小さいとかは苦労の種。それぞれ、つらい人生を送ってきたが、ギネスで世界一になることで周囲の人が認めてくれるようになった。人の目とは面白いが
自分に責任の無い所で理不尽とも思える待遇を受けたのでは何とも気の毒だ。
 人波であることは感謝すべきことなんだね。

 昨日読んだニュース。
 パラリンピックに出場する選手の個人負担の平均が148万円だそうだ。組織が選んで送り出すのかどうかは分らないが、オリンピックの出場選手は皆さん こんなに自己資金で出場しているのだろうか。
 もし そうなら、ちょっと理不尽なことではないかと思う。
身体障害のある 出場選手のためのカンパをしたいものだが、そんなものは聞いたことがない。
 NHKの番組はEテレでの放送だとか。
 障害を乗り越えて出場する選手をどんどん写して我々に届けて欲しい。
 世界一の選手をもっと見せて欲しい。

 ジャネットの得意技に横っ飛びがある。毎朝、おかあさんが朝食を用意している後ろを横に飛んでいる。早くごはんが食べたいなというパフォーマンスだ。

 一般的に跳躍するスポーツは前に向かってだが、ジャネットはその常識をくつがえして 横に飛ぶ。
 その姿は可愛くて、お見せしたい光景だ。


暑かったけれど出かけてよかった

2016年09月04日 | 日記

暑いけれど出かけて良かったね。ジャネット

「 今年の九月は昨年とは少し違うね 雨が多い夏だから路面の温度が65度にもは達していないから、ジャネットさん お出かけしましょう」とおかあさんは言った。
 ウワーイ、やっとお出かけだ。ジャネットはずっと一人でお留守番だったからとっても寂しかったのよ。
 ジャネットがおもらしや失禁やおねしょをする理由が何だか分らないとおかあさんは呟いているけど、ジャネットは心の病からだと思っているの。
 それに 、この間 先代のニッキーさんが来た時、12時間もおうちにいて、おかあさんは嬉しそうにお世話をしていた。ジャネットにはそれも気に食わなかったのよ。
 そこで 、 心と体のバランスが壊れて、排泄に問題が出てきたのではないの?

 ジャネットがこんな風にはっきりと思ったかどうかは分らないけれど、おかあさんは ジャネットを今まで以上に愛してあげたら、排泄の問題が解消してきたようだ。

 最近「犬の頭がぐんぐん良くなる育て方」 三浦けんた著 を読んで
 おかあさんは少し考え方を変えた。
 犬は素晴らしいリーダーの下で暮すことが最大の幸せだと知ったからだ。
 純粋にぶつかってくるジャネットの素直さをもっともっと感じて共生してゆこう。
 ジャネット 今日は とても暑かったけれど、素晴らしい歩行だったよ。