ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

ジャネットの教誨デビュー

2015年11月29日 | 日記

ジャネット 協会へデビュー

 ジャネットは家出ペット状態の時、特に 朝一番ではまるでやんちゃな子犬。
 トイレを済ませて、朝ごはんともなると もう もう。そこで おかあさんは わざと、ハウス ゴーをさせるが待ちきれない。
 そこで 作戦を変えて、 カムで来させて、食べる直前に待たせることにした。
 ご飯を目の前にして、待つなんてこれは苛酷な仕打ちだとは文句も言わないけれど まあ 2秒くらいは待てる。
 このがつがつと食べるのがラブラドール レトリバーの特長なのか、それともジャネットの特長なのか分らないが 何しろ 超高速スピードのカメラでもないと、 食事をしている写真も取れないくらいだ。
 どうして あんなに早く食べるのだろうか。ニッキーも速いと思ったけれど ジャネットの勝ち。
ジャネットは水を入れずにフードだけで食べて、それから ぬるま湯を500ccは飲む。これならニッキーみたいに、水とフードを一書に与えてもいいと思うけれど、。
 フードの与え方も、訓練方法も研究されて より 高度化してきているようなので、 新しい方法を試してみる。。
 そのうちに、慣れてくるだろう。。かえって ゆっくりと食べたら、心配になるかもね。

 今朝 しっかりとトイレも済ませてお迎えに来てクレタ車で教誨に出かけた。
 初めてなので、少し心配なおかあさんの心を晴らしてくれる程、教会員の皆さんと溶け合っているではないか。礼拝中も、身じろぎもせずにじっとしていた。
 礼拝が終わってから、皆様に紹介した。
 新しい盲導犬の 黒真珠のジャネットです。どうか よろしくお願い致します。
 ジャネットは 愛くるしい目と可愛い尻尾で早速、皆様の心を掴んだようだ。
 ニッキーとは違う魅力があるとおかあさんは 早速 親馬鹿ぶり。
 

 教誨の帰りに ちょっと小耳に挟んだ話。
 外国の一人のご夫人が具合が悪いのだとのこと。
 外国で病気で辛い思いをするのは不安。少し お手伝いが出来たら戸思い、献金。
 おかあさんも 昔 スペインで助けられたことがあったので その方のつらさは共感できる。
 早く良くなりますように。


ジャネットが盲導犬デビュー

2015年11月27日 | 日記

ジャネットが盲導犬デビュー

皆様、喜んで下さい。
 タイトルどおり、ジャネットが盲導犬としてスタートした。おかあさんとの息も少しずつ合って来た。これで 漸く、自由に行きたいところに行けるようになった。
 訓練中は、近くにある生協にだけ、行っても良いことになっていた。ただし、許可を得ての話。

 自宅に戻ってきて、郵便局へ行かなければとか、クリニックへ行って、薬の処方をお願いするとかしたくても、一人暮らしでは行けなかった。
 しかし、今日、その盲導犬の使用許可証を交付されることになった。
 この許可証とは、運転免許証みたいなものだ。写真つ。ジャネットとおかあさんが仲良く写っている写真だ。
 ジャネットのことをおかあさんは黒真珠と呼んでいるが、愛くるしい目ってどんな感じなのだろうか。
どんな写真なの?
 外出先では、においに敏感なので、電車の中でも、どこでも、濡れた鼻をくっ付けてくんくん。今はヘルパーさんと一緒だからいいが、注意してくれる人が傍にいないとき、おかあさんはそのことが一番の気掛かりだ。

 これから 一頭の盲導犬として、引退まで、心を込めてパートナーとして受け入れることを誓ったおかあさん。
 これから 8年間、いかにして育て上げるか。ニッキーのような すごい 社会性を持つ盲導犬にしたいと思っている。
 ジャネット おめでとう。おかあさんもおめでとう。


足踏みをするジャネットのトイレ スタイル

2015年11月23日 | 日記

足も身してするトイレがジャネット スタイル

 おかあさんは 今まで ニッキーのトイレの方法しか知らなかった。
 それは、犬が人の周りを時計回りにくるくる回転して、したくなったら停まると言う方法だった。
 それは いつの間にか、形は変化して自宅のベランダでは、いき、リードが無くても、自ら回転して、していた。
 
ニッキーのトイレでは さんざん 手こずったので、今回望んだ事は、ワンツウベルトをすればすぐにしてくれる盲導犬を希望した。

 ジャネットは とても繊細で、感受性の強い盲導犬だ。だから、どんなに時間が無くても、早くなどと急かすことは出来ない。
 ベランダでじっとして、動かない状況を見たら、こんな筈は無いと思いたくなる。
 だが、まだ、我が家に来て、2日目。それにしては 決行、頑張ってくれていると思う。
 特に、ツウをする時のやり方が面白い。つい、にこっとしたくなる。

 黒真珠のようなジャネットが静かに4回くらい小さく回転したらシット。それから 前足で床をもみもみすること5回くらい。そこで 漸く、ツウをしてくれるのだ。
 これは どのようにしているかを訓練士さんが実況中継してくれて分かったのだが、静かにして聞いていると、その音が聞こえてくる。
 見える人が見たら、何と可愛いだろうと思うであろう。

 この遣り方は、ジャネット独自のものか、一般的なのか、明日 聞いてみよう。。

 ジャネットはラブちゃんでにおいに敏感。おかあさんが食事の用意をしていると、足元でウロウロする。
 そこで繋留すると 文句を言い足そう。。
 ニッキーが人のいないのを見澄まして 台所をウロチョロしていたことを考えると、犬種の違いなのかとおかしくなる。
 でも 気をつけてね。時々、庖丁が落下することがあるからね。


訓練センターでの生活は終了

2015年11月21日 | 日記

明日で泊り込みの訓練はおしまい

 今日で2週間の訓練センターでの泊り込みは終了。
 明日は家に戻る。そして来週の金曜日まで自宅周辺の訓練が始まる。
 実は これからが勝負なのだ。今まで学習した基本訓練を、いかに正しく使って危険の無い盲導犬との歩行をするかが大きな課題。
 何しろ 繊細なジャネットがおかあさんとがんがん歩くとは思えないから、いかに消エネで、スマートに歩くかだ。わき見は禁物。注意力を維持してゆくか。

さて、歩行訓練中のことだ。 ジャネットは訓練士が傍から離れて後方に下がったりすると、後ろを見て、あれ どうしてついてこないの?とばかり気にしている。
 これがなくならないと 本当におかあさんとの一対一の勝負が出来ないのだよ。
 ジャネットもしっかりと経験を積んで盲導犬テストに合格したのだから、もっと、地震を持って 頑張れ。

 繊細ではあるが、決行、興奮しやすいし、向こう見ずな所もある子だ。
 

 
 


ジャネットの亀歩き

2015年11月18日 | 日記

 ジャネットの亀歩き

 昨日、1泊で自宅に戻った。ジャネットにとっては始めての経験を沢山した一日。
 最寄り駅まではスムース。やれやれ 電車の乗り降りも終わり、改札を出た。駅前は 広くはないが、ロータリーになっている。前のニッキーとは、ここ2年ほどは 余り問題なく過ごしてきた。しかし
 おかあさんにとっては ここのロータリーを行きたい方向に行くのがとてつもなく難しかったので 今回こそ、うまく やってやろうという欲がある。

 訓練中は訓練士さんの目がルカらいいが、独り立ちをした時のことを考えると何度でも繰り返して練習をしたい箇所である。
 あとは 道の形状が頭に入っているので 心配はしていない。
 それに しっかりと 段差や角 すみきりを教えてくれるので、何とか鳴るだろう。

 あとは どこでトイレをさせるかである。
 ジャネットのトイレの遣り方を見ていると、ニッキーの時よりも ずっと おしとやか。
 今度は 最初から ベランダか洗面所あたりでしてくれるとラッキー。
 こちらでも ユニバーサル トイレで訓練したり、工夫をしている。
 ビニール袋を腰にぶらさげているので どこででも出来る体制にある。
 今田に この方式を利用していない盲導犬の訓練センターがあると聞くが ワンツウに無駄なエネルギーを使うのはもったいないこと。
 させて してくれて、 簡単に処理が出来る。これは理想的な方法。我々にとっては有難いワンツウベルト。

 ジャネットは寝る前のワンをしなかったら 真夜中にしたいという。洗面所でしてくれて大助かり。 その後 ちょっと興奮。
 おかあさんとしては 初日だから特に大事にしたい一日だ。。
ジャネットのベッドの傍に 添い寝をしてあげた。ジャネットは おかあさんの腕に頭を乗せて すやすやと眠りに落ちた。。

 そして 今日、大雨の中を歩いたら 何だかいやだとだだをこねて 駅までの道で 随分濡れてしまった。
 訓練中だから 引っ張る訳にもいかない。でも おかあさんは あまりののろさについ押してしまったり 彼女の前に出てしまったり。これらは してはいけないことだ。
 だけど これでは 駅に着いたら、疲れ切手しまう。
 さて 子の子は どんな歩行をするのだろうか。
 しっかりと 早く 歩ける粉のを知っているおかあさん。
 これから どう 折り合いをつけながら 話し合うか。問題だ。


歌で眠ったジャネット 大喜びのジャネット

2015年11月14日 | 日記

眠ったジャネット 大喜びのジャネット

 今日は訓練の休日。しかし ロボットではない新鮮な ジャネットがいるので、いつもどおりに起床と思った。
が 鹿児島地方でのM7.0の地震とパリのテロのニュースに耳を傾けている内に時間が過ぎて あれ 大変。
ジャネットはウンチはしないし、おかあさんが出かけるのに困ったねえ。
 と言っても 訓練センターにおいて置くのだから 心配は何も無い。

 朝食後、おかあさんは ジャネットに歌を歌ってあげた。すると 足を延ばしたおかあさんの太ももの上にあごを乗せて すやすや。あれれ アベ マリア が良かったかしら。じっと聞いていたのが印象的だった。これなら 声楽のコンサートに行っても大丈夫そうだ。

 午後、おかあさんはてがみ座公園の「地を渡る船。」を見に出かけた。臨席で盲導犬が時々 声を出している。最前列で 役者さんがすぐ前を出入りするので 気が昂ぶったのか。6月にデビューした盲導犬。おかあさんも演劇やコンサートに出かけることを考えると 慣れさせる必要を感じた一こま。

 午後6時にセンターに戻ってきた時のジャネットの反応。
 飛びあがって もう 最高の興奮ぶり。
 6時間の留守は中の寂しさが伝わってきた。
こんなに喜んで歓迎してくれたのはおかあさんにとっても喜び出会った。

 さて ニッキーだが、今の家出、今まで目の見えないおかあさんが知らなかった面をどんどん出している
 例えば 散歩に出て、家人を誘うように駆け足になる。でも 決して引っ張ることなく 家人を横目で見ながら楽しそうにギャロップしたそうだ。
 ハーネスをつけている時と外したときの行動の違いなのだと思う。
又 家人の様子を見ながら おもちゃを加えて キラキラする目で誘いかけてくるなど もう見える人にはたまらない表情だろうと思う。

 ニッキーの心中はわからないけれど 無垢な心を神様が祝福してくれている、おとうさんが天国で見守っていてくれているんだ。ニッキー も努力しているのかなあ。頑張れ ニッキー


ジャネット 5日目の顔

2015年11月13日 | 日記

ジャネットの5日目の顔
好天の中の歩行訓練

 ジャネットとの歩行訓練が始まって、早、5日が経過した。。
 訓練の内容の殆どは、8年前と同じ。だが 大きく変化したことは 、おかあさんの理解力が増していることだ。。
 従って 思い出せば そうだった でも やっていなかった といったことが沢山ある。ことに気づく。


 今は 基本的な歩行訓練をしているが 、訓練士曰く 美しく歩くには 基本に忠実な歩行が必要だと言う。美しく盲導犬を管理下に置いて しかも 楽しく歩くことだ。
 確実に盲導犬としての基本を身に付けている犬との歩行で 地元を 颯爽と歩ける日が近づいている。
 明日は 一日お休み。おかあさんは午後 演劇鑑賞だ。
 今日の歩行で感じたことの一つに ジャネットはまだおかあさんを全面的には信頼していないということだ。
おかあさんは明日の午後は ャネットをセンターに残して 一人で外出する。
夕方 ジャネットが センターに戻ってきたおかあさんをどんな風に迎えるか。
 寂しかったよと擦り寄ってくるのか どうか。さて この子の性格は??

 

 


jyaジャネットの4日目の顔

2015年11月12日 | 日記

ジャネットの4日目の顔

 今日は新横浜周辺の歩行訓練。
 歩道の復員はあるので 人と交錯することは無かったけれど、看板や駐車場などがあるので、歩道だと思っている所に、突然、車が通ると、びっくりする。
 午後3時から4時に向けての時間帯は、世の中の生活もあわただしくなっているので、色々な音も聞こえてきて実に煩い。

 しかし その中をジャネットはスイスイと元気に歩く。流石に、帰りの電車ではダウンしていた。
 おかあさんは歩行の原則に加えて、身のこなしと新たに導入したハンドルの扱い方にも気を配るので 決行 疲れた
 
 ニッキーが苦手としていたことをジャネットは出来るのだが、逆に飛ばして欲しい場所にも反応するので、見えない者にとっては困る点だ。

今途惑っている点は ニッキーなら 決行 アバウトでも通過したことが今までよりも もっと 細かい
支持を出す必要があることだ。
ここで 両者の違いを知って、新しいパートナーと楽しく歩く訓練を 今 身に付けている。


 今回の訓練は、一人の訓練士が、二人のユーザーを受け持っている
 ということは 他のユーザーの半分の時間しか訓練が無いことになる。
 それで OKなのかどうか。心配な点だ。


ジャネットの3日目の顔

2015年11月11日 | 日記

ジャネットの3日目の顔

 8年前に受けた共同訓練は初体験ということで 何から何まで学び、盲導犬との歩行は人間のそれとは 全く違うので 随分と途惑ったものだ。
 殆どの時間を外で過ごし 公園や道路 で訓練をした。
 今回はまだ3日目だからこれからのことは不明だ。
 、8年間の経験は無駄に放っていない。
  2頭目は大変だと言うけれど 今の盲導犬の力量は素晴らしいものがあり、おかあさんは感服したて 素直に新しい体験を素直に聞き入れている。。
 だから 、とても 分りやすい。基本を忠実に守ったほうが良いことを理解したおかあさん。盲導犬の出来ること3つ。
段差を教える 、角を教える、障害物を避けるであるが これに付随することが沢山ある。
 例えば左側通行。ジャネットはしっかりと左側につけることが出来る。
左側をしっかりと歩行していると、左側の道路の隅切りが分るこのことは 道路の角を教えてくれるので 3つ目の角を左折するという課題でも難なくたどり着くことが
出来る。

 基本の3つを使って びっくりするほど多くの事が訓練されて盲導犬の身体に凍み付いている

 確かに伝聞どおり技術の力量は抜群だ。

 このジャネットが自宅に来た時、どんな歩行をするか大いに楽しみになってきた。

 さて ニッキーだが 今日は お腹を見せて大井引きをかいていたとか。
 思ったよりもずっと豪快な性格を持っているのだろうか。
 早くもペットになってきたの。


ジャネットがやって来た 新しい盲導犬

2015年11月10日 | 日記

ニッキー通信 第二部 ジャネットがやってきた

黒真珠 ジャネットがやって来た。
 二投目の盲導犬は黒ラヴのジャネット。2歳3ヶ月。両親共に黒ラブで 7頭生まれた子は全部黒ラブだったと聞く。
大きさは23.6きろ。ニッキーより 大分 小ぶりだ。 

 ジャネットも人好きな犬で始めてあった時、挨拶代わりにペロペロとなめてくれた。
 毛質は決行柔らかくて まるで 黒繻子みたいで 、一度に好きになった。まるで 黒真珠。

 おかあさんはニッキーの守護星をスピカ (真珠星と名づけたが、今度はジャネットを黒真珠)と命名した。
 訓練士さんは お出かけの多いおかあさんのために 出来るだけ可愛い子を選んでくれたそうだ。
 これも マッチングの一つだ
 
  今の盲導犬の訓練は は昔とは違うよと聞いていた。
おかあさんは大きな期待をもって訓練に望んだ。

 やはり 違う。やらなければならない仕事をきちんとこなす。

 
 まず ハーネスのハンドルが違う。今度のものはゴルフの先端がハンドル部分になっていて、肩への負担がない。
 少し筒歩いているが変えても問題はない。
 新しい酒は新しい皮袋に という諺がありますがこちらも真っ白な気持ちで向かわないと せっかくの訓練の堆積を見逃してしまう。
 だから ニッキーの時は こうだったからこうする といったような吾がままは現金。

 地元に戻って どんな歩行が出来るか おかあさんのこころ次第だね。

 
 全くタイプも経路も違うジャネットがどんな風に受け入れられるか。楽しみだ。さて 引退したニッキーだが、ボランティアさんから 情報が入ってきている。
 夕べは第興奮してブレイクしたらしい。
 そして おかあさんが迎えに来るのを待っている。
 今までの顔馴染みの父親が帰宅したら、とりわけ 興奮したとか。
これは不安の裏返し。
 さて 今宵はどんな日を送ったかな。


ありがとう  最愛の盲導犬 ニッキー

2015年11月09日 | 日記

遂にニッキーとお別れしました

 昨日の雨から 今日は天候が回復した朝。6時過ぎに目を覚ましたおかあさんは ニッキーに最後のフードをあげた。
 それから ワンをさせて 朝食会場に行く。
 昨夜 夕飯時に会場への通路が分らなくなった。降りる階段が見つからない。それもその筈、逆方向に向かっていたのだ。
 そこで 今朝は事前に単独歩行をして、正しい行き方を研究。
 すると ニッキーは 今朝は難なく誘導してくれる。
 これは おかあさんが間違った方向に支持を出していたのだと気が付いた。
 最後の最後の日に こんなことに気づかされるなんて 。

朝食会場ではニッキーの訓練を担当してくださった勇名な訓練士さんにお会いした。


 ニッキーはいつまでもかわいいなってほめてくれた。。
 この方は もう 40年以上盲導犬の訓練に携わっている方だ。
 「僕は沢山の犬を見てきたけれど ニッキーのような色気のある犬は初めてだ。」とおっしゃった事を思い出した。

 朝食後 今日の引渡しは 午前10時からだと言われ 後 ほんの2時間で 遂に ニッキーのハーネスを外すことになった。

 居室に戻り 最後のブラッシングとワンツウを済ませて 時間が来るのを待つ。

 やがて 電話の呼び出しベルが鳴った。
 可愛いドレスも脱がせて ハーネスを装着。階下には引退犬痰と追うの職員が笑顔でまっていてくれた。
引継ぎの話と ニッキーのエピソード 笑顔が大好きという話などをした。
 引退後も教会がボランティアさんを十分にサポートしてくれることを知って 安心した。
最後に ニッキーのハーネスを外してあげて 抱きしめた。
 ニッキーの新しい生活に大いなる幸あれと祈る。

 ここまで書いたら ノ
クの音。
訓練士さんが見えて 10分後に 次のことの対面と歩行が開始されるとのこと。
 え 急がなくっちゃ。

 

 さてさて ここからは新しいパートナーの話に移るが それは 明日からの楽しみに取っておこうと思う。
 ちょっとだけ 明かすと 黒ラヴの愛くるしい女の子が貸与されたのです。 では 明日 又ね。
続きは 又。
 

 


最後の夜 意外と冷静なおかあさん

2015年11月08日 | 日記

意外と冷静なおかあさん

 今 横浜市港北区にある神奈川訓練センターで ニッキーとの最後の夜を過ごしている。
 ニッキーは 朝 出かけるとき 天国のおとうさんにお祈りを捧げてきた。それから 教会でおかあさんと一緒に礼拝に参加して、教会の皆さんと最後の時を和やかに過ごした。。 「笑顔でね」と言っていたら 誰一人 涙を見せることなく 優しい笑顔になった。
 皆さん 愛してくれてありがとう。とても 和やかな雰囲気だったよ。
 それから 雨の中を 盲導犬協会へ。遣らず野雨だね。大降りだ。

 そして 今 ニッキーは安らかな寝息を立てて寝ている。静かな夜だ。

 おかあさんは 思ったより冷静でいられる。もう じたばたしても仕方ないものね。
 ボランティア先では 精一杯のお世話はすると決意を述べた。それを信じるほかない。ただし 2週間のトライアル をクリア出来るか。
 おかあさんは 明日から 新しい盲導犬との訓練だ。
 その子も 今 このセンターのどこかで 眠っているのだ。
 明日は 別れと出会いの記念すべき日となる。

 ここで おかあさんはニッキーの代わりに一言述べます。

 ニッキーを愛してくれた全ての皆様 ニッキーはハッピーリタイアで新生活に入ります。
 おかあさんと暮し始めて 7年と11ヶ月6日間。今は 楽しいことやニッキーの大きな失敗を思い出して 微笑んでしまう。。
 美しい 素晴らしい盲導犬だったね。おかあさんは ニッキーの持っている盲導犬としての資質や技術を 満点まで引き出してあげることは出来なかった。
 だけど ニッキーは文句も言わず、たった一度だって起こることなく たんたんとおかあさんに付いて来てくれました。
 一生 忘れることはありません。ありがとうを1兆回 言わせて貰います。

 

 ニッキーと暮し始めて 1年ほどして書き始めた ニッキー通信 。単なる 日記ではなく 社会の動きや 障害に関することや旅行のこと おとうさんががんになって天国へ旅立ったときも、その全てをありのままに書いてきた。
 そして 今日を迎えた。

 昨日 ニッキーに会いに来てくれたKさんは これからも 書き続けてね と念を押して帰っていかれた。

 新しい子がきたら 又 必死で取り組むことになるだろう。
 おかあさんは 盲導犬が社会の中で どんなに愛されて仕事をしているかについても 又、障害者を受け入れない人々が世の中にはいることも 実体験として書いてゆこうと思う。

 卒業したニッキーの通信では いかがかと思うが、手直しをするのは自分では出来ないので しばらくは このまま書き続けることになる。

 次 どんな子が来るのか 興味のある方は引き続きよろしくお願いします。


ニッキーとの生活の終わり

2015年11月08日 | 日記

 遂に着たニッキーとの生活の終焉

 昨日 7日は 7組のお客様を向かえ、ニッキーもおかあさんも大忙し。
 皆様が本当にニッキーの幸せを願ってくれておかあさんは感激一入。
感謝ですね。ありがとう。

 その中で お一人 ピアノニストとしておかあさんの歌の伴奏をしてくれたことのあるNさんは おかあさんに思わぬ要求をした。
 それは ニッキーにおかあさんの歌を贈るというもの。
 そこで 遥かなるサンタルチアと勿忘草の伴奏をしてくれたので おかあさんは 勿論 イタリアゴで歌った。
 ニッキーは静かに聞いてくれた。
 思わぬ素敵なプレゼントになった。
これも 感謝です。

 そして 訓練センターに入所するための荷物を作り終わったのが 真夜中。ニッキーは我が家での最後の睡眠をむさぼっている。
 しっかり おやすみなさい。
おかあさんは まだまだ 眠りにつけそうもないわ。


寄り添う時間の作り方

2015年11月07日 | 日記

 寄り添う時間を作れるか

 おかあさんの代替犬の訓練前に、今 取り組んでいる作業を済ませたいので ずっと PCにむかっている。
 そこで ニッキーについて書こうと思うがつい 遅くなって簡単に済ませている。

 昨日は 本当にニッキーの最後のお仕事で関内に出かけた。
 おかあさんを しっかりと ダンススタジオとカーブスに連れて行ってくれ、何と 100点満点の歩行であった。
 全ての場所で 道で 電車の中で 階段で エスカレーターで もうこれが最後の歩行だと おかあさんは心に刻みながら歩いた。

 ダンススタジオでもカーブスでも 帰りに寄った病院でも ご近所でも とても立派に最後の挨拶をしてくれたニッキー。
 本当に 多くの人に愛されたね。
 又 お餞別をもらったよ。
 全ての人に感謝だね。

 そして 今日も 又 4名が駆けつけてくれることになっている。

 おかあさんは 今 辛い気持ちでいっぱいになっている。
 それは 引退犬として受け入れてくれるファミリーのことだ。
 おかあさんは 9日に協会にお返ししたら 出来るだけ早くファミリーの元に引き取られて欲しかった。
そして 11月9日には 時間の都合をつけて欲しいと頼んでいた。
それは家族として 少しでも早く受け入れて欲しかったからだ。
 
ところが 聞いてみたら 夕方でナイト引き取れないとの事。
 先方には、今までの決まった時間割があり、それを動かすことは
出来ないからなのだろうが、迎え入れる日くらいは何とかできなかったのかと思うと やりきれない。

 あのニッキーが 長時間 訓練センターのどこかで寂しく過ごすかと思うとおかあさんの心が乱れる。

 思い切って新しいパートナーと頑張らなければならないのに。困ったねえ。後ろ髪を引かれる思いだ。

 出来るだけ寄り添って欲しいが どうも 無理なのかと疑心暗鬼になっているおかあさん。

 
 
  


ニッキーの最後の公的な仕事

2015年11月05日 | 日記

ニッキーの最後の公的な仕事

 3年ぶりに話をするため出かけた小学校。女性の校長先生にお会いして 以前の訪問の中身を思い出した。
 そうそう、1年生から6年生までの全員を二つに分けてお話しましたね。
 今回は前回 1年生だった今の4年生が 又、盲導犬の話を聞きたいと校長室にやってきたそうだ。
 嬉しいじゃありませんか。
 子の学校は幾つか特徴がある。
 まず 見えないお母さんが感じる清潔感。
 それと 良く教育された子供達だ。
4年生が2くらすでたった48名しかいない。
 少ない人数でも 必ず私語があるのが当たり前だと思うが、おかあさんが話をしている間中 誰一人私語をする児童はいなかった。
 みんな 真剣にメモを取っていたそうだ。
 12月の人権習慣に 親たちを招いて発表会をするのだとか。それもあってかな。とても親権だった。 。

 おかあさんの今回の話の骨子。
障害者とは誰のことを言うの? だ。
健常者と呼ばれる  見えている人も、暗闇では見ることが出来ない。これを考えると 健常者も一種の視角障害者と言えるのではないか。
みんな視角障害者なら 他を差別したり さげすんだり いじめたりなどという つまらないことはしないことだ。
聖書には 困っている人を助けることの重要さを説いているが、障害者同士なら お互いにやさしくしあって日々をすごしたいものだ。
優しさの先にはいじめはありません。
このことをいつも頭において生きてゆけば 将来、自分がどんな人間になるか思い描くことができるであろう。

 おかあさん自身、多くの人の優しさや親切に助けられて とっても幸せに生きている。とげとげした振る舞いをする人に優しく接してくれる人は少ない。
 優しさの満ちた世界にでは 障害は もう意味を持たない。

これを4年生の子供が理解できたかどうかは 後で頂けるという 作文で知ることになる。

ニッキーの最後のお仕事 ご苦労様。
午後は句会だったが 今の頭では苦界。ああ なんという陳腐な句しか出来ないこと。
 ニッキーは句会のメンバーに思いっきりの表情と態度で皆を愛していることを表現してお別れの挨拶とした。本当に賢い犬だこと。
後4日とちょっと。