触って分かる 絵本 点字版 グリとグラ
視覚障害者の母親が 子供と 絵本を楽しめる そんな企画で 点字版 グリとグラが出版された。
かって 目の見えない子供達の絵本の世界は 聞くだけのものであった。そこへ 点字を入れて 目の見えない親子が一緒に絵本を楽しめるようにしているグループがある。
そのグルウープの代表をしているIさんが 絵本のグリとグラの絵も触って分かるように熱望。絵本を出して50年となる出版社は点字版 フリとグラを立体的にして触っても楽しめる絵本を実現した。
実際の絵本は 見開きの2ページが 一つの場面になっているが 絵の部分を立体的にして 亀や蛇を触って分かるように工夫している。
しかし 立体的に出来ていると言っても 実態を見たことが無ければ 触っているものが どんな物なのか 想像することは難しい。
おかあさんが 盲学校で解剖学を学んだときのことだ。
人体各部の構造が膨らんだ状態で示されているが 理解に苦しむものが多く なかなかその形を 頭で理解するのに苦労した。
このあたりの理解度をどう説明するのだろうかとも思うが 絵本の世界では そんなうるさいことを言わなくても分かるのだろう。。
でも 子供が見えていれば 逆に 子供から教えて貰えるし 共感できる部分が増したことになる。5000部初刷りだとか。おかあさんもこれを買って 幼児園に送ろうかな。
世の中にはユニバーサル デザインというものがあるが それが 不自由を感じている人全ての人向けではない。
今回の 点字版 グリとグラのようの出版を願って 働きかけなければ 本当に欲しいものは手に入らない。
最近 駅の ホームにホームドアが設置されている。しかし その場所がどこにあるのかよく分からない。
同様に電車から降りる時 ドアの位置がどこにあるか分からない。特に降りる人が多いときは ど降りられるかどうか心配できどきする。
東横線とか 東京メトロの電車のドアは開く前に ここがドアですよ と音で知らせてくれるので 安心してドアの前まで進むことが出来る。
まだ 誰もJR東日本には願い出ていないのか JRには音声での誘導は無い。
それこそ ドアの開く前に2回ほど ピンポンと鳴ってくれるだけで ああ あのあたりがドアなんだわ と分かる。
駅のホームの階段の位置には 小鳥の声などの音声が聞こえる。これは 死角障碍者からの要望で付けられたものである。
不自由を感じていたら 感じている人が発信して要望を出すほか 世の中に分かって貰えない。
駅のホーム上 ニッキーは上手にドアまで誘導してくれて 電車に乗ることが出来る。
この上に 安全に音で誘導してくれるものがあると 電車の乗り降りがもっと安全になる。
見える人のためには テロップで ニュースや天気予報を提供している電鉄。不自由を感じている人のためにも 何か して欲しい。
個人的な 要望もJR 東日本は受けてくれるのだろうか。