おかあさんのイタリア歌曲
おかあさんの歌のレッスンの駄目だしでしょっちゅう言われることがある。
それは 言葉が子音で終わるときに その後に母音をくっつけて発音してしまうことだ。
例えば amorという言葉。意味は愛とか動詞なら愛するだ。これを発音する時、アモール と最期をru と発音してしまう。
おかあさんは全く気づかずに歌っていたが、声楽の専門家にとっては、とても聞きづらい発音なのだ。
こんな例は5万と出てくる。それをずっとずっと気にしながら歌うのはなかなか大変。
何しろ 楽譜が見えないのだから。全てを 暗譜で歌うのだから、音符の長さも然り、こうした細かいところを本当に性格に歌わないと、駄目だしとなる。
別の問題は正しく音符どおりに発生できるかどうかだ。
普段、家出自習をする時は、アカペラで 歌うことが殆どだ。
だから、間違えた音で歌ってもそれを自覚できない。これが続くと その間違った音で覚えてしまい、又 駄目だしをされる。
言われて初めて気づく。絶対音感は持ち合わせていないので、思わぬ思い込みに愕然とする。
今 復習している ヘンデル作曲の オペラの中の 私を泣かせてください は2オクターブのソが何度も出てくる。ソまでしか出ないのに出すのだから大いなる努力が必要だ。
ジャネットは ファあたりから「おかあさん もうやめて。」と「ヒーという高い音を出す。
今日 絶対音感の持ち主の ピアニストに聞いてもらったら 3おくたーぶのレの音だという。
ジャネットは何とコロラツーラ並みの高温まで出せる犬なのである。
もう びっくり。今度 ジャネットにソより高い音を音楽的に出すコツを教えて貰いたいもの。
犬の音域って広いんだね。
おかあさんは 今 リハビリの為に声楽を習っているのだが、性格に学ばなければ、 下手に歌っていたら、分る人を不愉快な気分にさせてしまうことが分って、又 男性なら ふんどしを締めなおして再出発ということになるだろう。
まあ 4月だし、もっとCDを良く聞いて頑張ることにしよう。
一年後を見て下さい。先生。