ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

我が家の2階で摂氏33度

2011年06月29日 | 日記
我が家の2階で摂氏33度 

 以前にも書いたが 我が家の電波時計は優れものだ 温度と湿度を音声でしゃべってくれる。セイコーの製品だ。大手家電店では7千円台で売っているらしい。
ピラミッド型をしている。上部を1回叩くと時間を 2回叩くと温度と湿度。快適な生活の大事な役目を果たしてくれている。
 特に 現今の日本の気候状況の中では いかにして室内で発生する熱中症を防ぐかが重要。

 今日は室温が上がりに上がって 何と33度まで上昇した。しかし 家の窓ガラスは全て風邪を通すようにあけてあるので 湿度が58%が最高だったので その中でいられた。
今までなら 考えることなくエアコンのスイッチを押したところだ。

 ただし 家事をすると汗がだだらだら流れる 流れっぱなしの汗を 無効発汗というそうだ。こんな場合 汗を早くぬぐって 体温を下げる必要がある。

 水分の補給だが おかあさんはポカリスエットなどのスポーツドリンクは飲めない。そこで マスカット味だという水みたいなものを買ってみた。しかし 飲むうちに その作られた味の尖った感じが口内に残り 何とも嫌な気分だ。
  筋トレをしている時の水分補給は やはり 水がいいのだろうか。
時々 はとむぎ茶を持ってゆくが これはいい。

 さて おとうさんだが 先日から3日間 新しい痛み止めを飲み始めてから 息切れや夜中の発汗や発熱が出るとかで ちょっと塞いでいる。
 おかあさんは 「起こってしまったことだから仕方ないじゃないのよくなった時のことを考えなさい」と慰めている。

先月までは 図書館から借りた録音図書を聞いたりしていたが それをしなくなった。
本人は良くなっていると言うが どうなのだろうか。

ニッキーは今朝 おかあさんを起こして早朝の散歩に出た。もう 日中の地面の温度が高くて 靴無しでは歩行させられない。
朝寝坊のおかあさんにとっては過酷な作業だが 可愛い娘の為だ。頑張るほか無い。
早起きのごほうびに 近くでうぐいすが鳴いてくれた。

ニッキーさんは 暑さのために水を沢山の無用になった成果 一昨日は夜中におもらしをしてしまったそれを知らせるためにおかあさんを起こしてくれた。
褒めていいのやら 叱っていいのやら...。
おかあさんは ほめてあげた。

心地よい風

2011年06月25日 | 日記
風邪が心地良かった一日

今日の来るのを待っていたおとうさんとおかあさん。ニッキーのパピー ウオーカーのパパ ママとその妹産後夫婦がお見舞いに来られる。

 ニッキーは朝からシャンプーに連れて行かれてちょっとストレスを感じていたが ママが来ることを話したら 喜んで外出準備。
いつも逃げて着た区内マナーコートもすんなり着た。
駅への道も 何だか急ぎ足。急いで歩けないおとうさんと急ぐニッキーに挟まれておかあさんは困った。

皆さんとであったときは尻尾を大きく振って興奮気味。レストランまで ママが寄り添ってくれて ニッキーもニコニコ。
本当に大好きなママ達。ニッキーにとって幸せな日。

食後は自宅に戻って 音楽界。フルート奏者のTさんがおとうさんの為に吹いてくれるのだ。皆で歌いながら フルートを聴いた。
身近にフルートの演奏を聞いた経験が無かったとのことで 皆さん 感激。ニッキーもハウスでゆったり。

おかあさんはフルートに合わせて カッチーニのアヴェマリアをおとうさんのために歌った。
おとうさんは歌劇 ラ ボエームから ああ 冷たい手 を歌った。歌うことで腹筋と胸の筋肉が)が鍛えられるから いいと思うよ。

お土産にビワの種 を1キロと見たことも無い大きい
茂木びわを頂く。夕べおかあさんの姉から 山形のサクランボが届いたので果物三昧だ
 おとうさんはびわの種をがん退治に食べているが 世の中には それを ガン対策のために販売している人も
いるのだ。

 楽しい時も過ぎてお別れをする時 ニッキーは ちょっと キューンキューンと啼いた。

 こうして 豊かな一日は笑いのうちに終わった。
 ニッキーは寝言を言いながら寝ている。

おとうさんは 皆さんから良い気を貰って 元気になった。




夏至の日の暑さにニッキーはゴロゴロ

2011年06月22日 | 日記
夏至 ニッキーもゴロゴロ

今日は横浜も気温32度を超えたのか おまあけに 蒸し暑くて辛い一日。
朝から2階は28度 湿度66%。朝のテレビで黴の話を聞いていたら 恐ろしい話が話題に。

 ダニが混入したお好み焼き粉を食べた人が ダニのアナフィラキシー ショックで死に掛けたと言う。
ダニは黴を食べて増殖するとのことで おかあさんは 自分の台所が急に気になった。

 そこで 食料保管用の箱や 鍋類を全部出して きれいにすることにした。
 すると 手抜きがばれるが 汚かった。
ついでに使わないで突っ込んでいた振るい鍋類を始末して 扉の中は美しくななった。

 しかし おかあさんは汗だく。周りをきれいにするには 今日のテレビのような怖い話が背中を押してくれる。
黴が原因で肺炎となり 入院すると 今までの環境から脱出できるので良くなり 退院すると又 悪くなる人もいる。
その方は 新しい家を建てて 引越しをして 黴から逃れたらしい。

 おかあさんも大変なアレルギーを持っているので 台所に立っただけでくしゃみが出るから 何かが悪さをしているのだと思う。
黴だったら大変。

ニッキーもおかあさんと同じ環境にいるから心配だ。
今のところは大丈夫そうだけれど。

 蒸し暑さの中で 久しぶりの晴れ間を有効に使おうと大忙し。
ニッキーは扇風機の風邪が当たるところにゴロン。

おとうさんは久しぶりに新しい患者さんを治療。
昨日は 歩行訓練として2階への会談を10往復したとのこと。筋肉を鍛えるように進言したのを頑張ったらしい。
  がんとの闘いがうまくいっても 筋力が衰えて歩けないのでは困るから もっと 歩きなさい と背中を押しているおかあさん。
動かないで寝てばかりいると方向感覚まで鈍ってきている。

 私達は 元気で 立って歩いていることで 色々な感覚を維持しているのだと気づかされる。

プラットホーム こんなに暗くて 危険じゃないの?

2011年06月19日 | 日記
暗いなあ 駅のホームまでも

 今晩 おとうさんとニッキーと食事に出た。夜の外出は久しぶりで 3月11日以来 
のこと。3ヶ月以上 夜は外出しなかったのだ。

 そこで驚いたこと。どこへ行っても 暗ああい。おかあさんのようにほんの少しの光を感じて動いている者にとっては足がすくんでしまう。
特に怖かったのは駅のプラットホームだ。勿論ニッキーもいるし 白杖も持っているが 線路に落ちないかと心配でどきどき。
次回から 夜の外出がある時は駅員さんにお願いして電車に乗せてもラオおう。
 今日もタンデム歩行なので ニッキーも慎重に行動している。

 最近のニュースで駅の照明の暗さが視覚障害者のバリアーになっているとあったが本当だ。
駅員さんに文句を言っても どうにもならないが 何とかしないと いつか 事故が置きそうな気がする。
 車内も暗くて雰囲気も暗かった。

高速度往路も暗いとタクシーの運転手さんが話してくれた。

 我が家は我が家なりに節電を心がけているが 社会全体の取り組みも度が過ぎているくらい頑張っているんだね。
暗いなあ 駅のホームまでも

 今晩 おとうさんとニッキーと食事に出た。夜の外出は久しぶりで 3月11日以来 
のこと。3ヶ月以上 夜は外出しなかったのだ。

 そこで驚いたこと。どこへ行っても 暗ああい。おかあさんのようにほんの少しの光を感じて動いている者にとっては足がすくんでしまう。
特に怖かったのは駅のプラットホームだ。勿論ニッキーもいるし 白杖も持っているが 線路に落ちないかと心配でどきどき。
次回から 夜の外出がある時は駅員さんにお願いして電車に乗せてもラオおう。
 今日もタンデム歩行なので ニッキーも慎重に行動している。

 最近のニュースで駅の照明の暗さが視覚障害者のバリアーになっているとあったが本当だ。
駅員さんに文句を言っても どうにもならないが 何とかしないと いつか 事故が置きそうな気がする。
 車内も暗くて雰囲気も暗かった。

高速度往路も暗いとタクシーの運転手さんが話してくれた。

 我が家は我が家なりに節電を心がけているが 社会全体の取り組みも度が過ぎているくらい頑張っているんだね。


おとうさんの昔のガールフレンド

2011年06月18日 | 日記
おとうさんの昔のガールフレンド

 おとうさんの病気のことを聞いた昔のお嬢様が3人 お見舞いに来られた。
一人は 大阪 一人は京都 もう 一人は お隣の駅 新杉田にお住まいの方だった。

 長い間ご無沙汰していたのに遠くから来られたことは何とも有難いこと。
ニッキーも早々と玄関でお出迎え。おとうさんの傍にダウンして皆様のおしゃべりを聞いていた。

 京都の方には神護寺の紅葉見物にご一緒していただいたことがある。
 素晴らしい好天に恵まれた秋の京都を懐かしく思い出した。
その後 おとうさんは 疲れたのか夕食を残してしまった。

 この頃のおとうさんの食事量は 少し筒減少しているように思われる。おかあさんも どちらかと言うと小食だが同じくらいしか食べない。 
最近は 食後のデザートも食べないこともある。
食事量は おかあさんの方が多いかも。
たんぱく質をしっかりと食べてもらいたいものだ。

 さて 東日本大震災から100日経過。地震と津波のことは研究が進んで来たらしいが 町の復興はこれからだ。地盤沈下した土地には住めないし 今後 どうするのか 本当に難しい。
メイリングリストには視覚障害者が 津波から命からがら逃げ延びた話が幾つも出てくる。
自分達が その立場にいたら....と思うと 本当に怖くなる。

 今 お母さん達が出来ることは節電は勿論のこと 積極的に経済復興に協力することかな。
でも もう 欲しいものは日ごろの食料品以外は無いのが残念だ。

気持ちのいい午後の青い鳥

2011年06月15日 | 日記
梅雨の晴れ間の五月晴れ

今日は梅雨の晴れ間。湿度が低かったのが幸いして
気持ちの良い午後となった。
午前中のおかあさんは疲れていた。
すると おとうさんが治療をしてあげると言ってくれた。
治療が終わったら おかあさんはすっかり元気。

 今日の おかあさん。元気になって 外出。
でも 声楽のレッスン日を一日間違えてニッキーとお出かけしてしまった。。
 が 先生は快くレッスンをして下さった。
帰りに駅のロータリーを歩いていたら 済みません と呼ぶ声。
立ち止まると 子供の声で 「この子の名前は何というのですか?」と聞いてきた。
「ニッキーです。」と答えると4 5人の子供達が 全員で 「やっぱり そうだったの。私達が4年のときに学校で盲導犬のお話に来てくれた...。」と口々に話した。

 おかあさんは 「そう 去年の12月だったわね。覚えていてくださってありがとう。」
皆 嬉しそうだった。だから おかあさんとニッキーもにこにこ。

ロータリーでの歩行の苦手なニッキーの変わりに 目的の交差点まで彼らに誘導してもらって帰宅した。

 家の近くでご近所に住んでいるOさんから声を掛けられた。「子供から手が離れて 
少し時間の余裕が出たので もし 童話などの読み聞かせ画出来るような機会があるでしょうか?」 と聞かれた。
おかあさんは そういう子供の存在は知らないけれど おかあさん自身が 手紙などを
代読してくれる人をさがしていると言うと お手伝いして頂けるとのこと。とても
嬉しい申し出だ。

夜  又もや 青い鳥が飛び込んできた。
フルートの演奏家のTさんから 我が家で おとうさんのために 演奏してくださるとの申し出のお電話。
丁度 その日に来客があるので 一緒に聞いて頂こう。
そして 一緒に歌なども歌って 賑やかに楽しもうということになった。

 気持ちの良い一日は 素敵な事が起こるものだとおかあさんは感動した。

 夜 ニッキーは 返信用の手紙を机の上からくわえていって 糊の付いた部分をぐちゃ
ぐちゃに切り刻んだ。美味しそうな匂いでもしたのだろうか。
これ どうやって相手先に送ればいいの?
相手はNTTだよ。まあ いいか。
封筒が破れているのは犬の仕業ですとでも断り書きをしておこうか。
やれやれ。

ニッキーも不調

2011年06月13日 | 日記
ニッキー 不調

 昨日から 何だか 普段のニッキーとは違っていた。
胃の部分が硬くなっている。
元気さが違う。しかし ご飯の食べっぷりは悪くは無かった。

 今日 午後8時ごろ 最後のワンをさせようと傍に寄ったら 熱がある。喘いでいるような気がした。そこで いつも おかあさんが治療に使っている 針(純金製の鍼で
気を補うのに使っている。)で 丹念に 気を補っていると 徐々に 楽になっていくのが分かった。

 すぐに 熱が下がり あえぎも取れて 袋一杯のワンが出た。

ああ やれやれ。
傍では おとうさんが腹部の痛みで横になっている。
これも ニッキーの後  鍼治療をした。


 今日 俳優の 小西何とかさんが 末期の腎臓がんを克服したとの話を聞いて ネットで見てみた
末期と言いながら 摘出手術をしたと書いてある。
同じ末期でも 終末期もあれば 
手術が出来る場合もあるようだ。
小西さんは 克服して元気になられた。
あやかりたいものだ。

親切な女性のお陰で

2011年06月12日 | 日記


○ 2011/06/12

親切な女性のお陰で

 このところ おかあさんは食事作りに嫌気が差している。
そんなこともあって 今日の昼食は外食と決めた。

 港南台にある 過程洋食レストラン バレーヌへ出かけた。
食後 洋光台にある スーパー アンド 酒店 やまやへ寄った。  
 この店には 外国からの輸入食品が品揃えも良く売られている。今日の目的は オートミールとピクルスを作るためのスパイスだ。

 以前 キャベツを軽くゆでて この 「ピクリング スパイス」を入れたらとても
おいしく出来上がった。
酢と塩 砂糖にらっきょう用の酢 にこのスパイスを小さじ一杯入れるとOK。大き目の冷蔵庫の野菜ケースに び んに入れたキャベツのピクルスがあると ちょっと 野菜がもう一品欲しいときや サラダの材料としても 使い道は多い。
そう言えば アスパラのピクルスも美味しかったなあ。

 スーパーからの帰り道 今まで歩いたことの無い道なので 緊張気味。ニッキーもおとうさんとおかあさんの二人との歩行で緊張している。

 すると 一人の女性から声が掛かった。
「私も 同じ方向へ行きますので よろしければご一緒に。」とおっしゃった。

 渡りに船とはこのこと。お陰さまで信号も危険な区 戻れた。

おとうさんはしっかりと食事を頂いて 10分ほどだが 歩いて帰った。
帰宅後も疲れた様子はなかった。
帰宅後は FM包装の オペラ フィガロの結婚を聞いていた。
今日は元気だ。


靴下のよじれ スカートがくるくる回るのは なぜ?

2011年06月10日 | 日記
あなたのソックス 履いているうちによじれませんか?

 おかあさんは最近 大発見をした。
 筋トレのスタジオ カーブスで 指導されて分かった。
どんな発見なのかと言うと 筋肉と骨格の関係についてだ。

おかあさんの発見とは 自分がまっすぐに正しく立っていなかったこと。足の骨格と筋肉の正しい関係を無視して と言うか 気が付かずに よじれた形で歩いたり 走ったり していたのだ。具体的に言うと まっすぐに立っていると思っていたのに つま先がかなり 外を向いていた。

ストレッチをしている時 コーチが 「足部をまっすぐにしてください。」と言ったが 指導された足の位置は 自分が思っているまっすぐより かなり内向きであった。そのようにすると ものすごく違和感があってフラフラしてしまった。

 そこで 今まで いかにつま先を外に向けて歩いてきたかが分かった。

 指導されたように立つと 確かにアキレス腱がしっかりと伸びてストレッチが出来た。

 そうか。ゆがんだ形で今まで動いていたので 靴下がよじれたり スカートがくるくる回ったりして 安定しなかったのだ。

 これが嵩じてくると 加齢によって 膝の関節もゆがんできて 加齢による膝関節痛に悩まされることになるのではないか。

 膝関節痛に悩まされないためには まず まっすぐ立つことから始まる。これがおかあさんの発見だ。

 まっすぐ立てない理由として 捻挫の経験が挙げられると思う。転倒して 筋肉を傷めて収縮してしまったりもするだろう。
しかし 常にまっすぐを意識して日常生活を送れば 少なくとも 今以下にはならないことを信じて 今日から まっすぐに立つことを考えながら生きてみよう。
 こうすることで ニッキーのハーネスとおかあさんのバランスも良くなってくるだろう。


びわの葉をありがとう

2011年06月09日 | 日記
びわの葉をありがとう

おとうさんが民間療法として昔からやられている びわ葉こんにゃく療法 に使用する びわの葉が各地から送られてきた。
 中には 10センチ位の小さな葉が送られてきて あれえ と叫んでしまった。今回 おとうさんがやっている療法では患部に当てる部分が大きいほうが良いので あまり小さいものは使えない。
でも 捨てるには勿体無いので おかあさんは それを乾燥させて焼酎に漬け込んで 
やけど 用の薬を作ることにした。
3週間漬け込んだら びわの葉から アミグダリンが抽出されて 素晴らしいやけどの薬が出来る。

台所ではそそっかしいおかあさんが 毎日のようにやけどをする。その度にこのびわ葉
アルコールを振り掛けると 面白いように痛みが取れて跡形も無くなる。
 そうだわ。このびわ葉アルコールを沢山作って 送って下さった皆様にお送りしよう。

さて おとうさんの具合だが この頃 微熱が出なくなってきたように思う。

余命 3ヶ月だとこの6月が3ヶ月目にあたる。

 今も 洗濯物を片付けたりしているのを見ると まだまだ 元気があると見受けられる。

今日のニッキーは おとうさんのびわの葉を洗って乾燥させるために床の上において置いたら
くちゃくちゃにして噛み砕いて 周り中に食い散らかした。
おかあさんの仕事を またまた 増やしてくれた。
少し食べた形跡もある。しかし 消炎作用の強い葉だから問題は無いだろう。
最近はニッキーの手が届くところには 食べられそうなものは何も置いておかないことにしたので
ニッキーのいたずらは少なくなった。油断タイ的だったなあ。

緩和ケアの施設のあるホスピス病院

2011年06月05日 | 日記
ホスピスの緩和ケア

昨日 瀬谷区にある 横浜蘇生病院 (こうせいびょういん)の外来を尋ねた。ホスピスのベッド数は12床。少ないのでいつも万床だ。そこで 病院では一般病床もホスピスへの待機所として運用している。そして ここからホスピスへの移転は 病人の重症度に応じて移ってもらうそうだ。
ホスピスに早く入りたいと望んで 一般病床に入院しても その順番でホスピスに移れる訳ではないのが 工夫だ。
 医者の話では ホスピスに入りたいと希望する終末期患者の内 たったの5%しか ホスピスに入院することは出来ないそうだ。
 これって 欧米ではどうなっているのだろうか 知りたくなる。

緩和ケアについては WHOに以下の4点について理念があるそうだ。

その理念とは
1.身体的な痛みの緩和
2.精神的な痛みの緩和
3. 社会的な面の心配事の緩和
4. スピリチュアル ペイン つまり 霊的な苦痛の緩和

この4つを緩和しながら 終末期を安らかに過ごさせる という。

 全ての人間が死ぬ運命にあるにも関わらず 終末期を安らかに過ごせる病院がこんなにも少ないとは...。
何だか 日本国は貧しい国だなあと思うおかあさん。

さあ  これで いざという場合に駆け込む所が出来た。安堵感でおかあさんもぐったり。
ホスピスでは病状を改善するための治療は行わない。
苦痛を取り除くための処置以外の 延命治療もしない。
これらのことに同意する旨にサイン。これで  個人的に延命治療をしないという一筆を書かなくて済むそうだ。

しかし ここへのアクセスが早くならないようにと祈りつつ帰宅。

車の場合 door to door で35分。
帰宅したらおとうさんは疲労でダウン する間もなく 一人の患者さんを治療。
夕食は疲れすぎて少ししか食べられなかった。
今朝は 気力を取り戻して 午後は横浜まで句会に出かけたおとうさん。

やはり このところ 疲れやすくなっている。 
妻として この辺の手綱捌きが難しい所だ。

 病院でのニッキーはグッド。
盲導犬の同伴に関する医者とケースワーカーの話が違っていたので再確認の必要あり。おかあさんがおとうさんに付き添ったとしても ニッキーがいないと動けないので ここはニッキーの同伴は譲れない。



ニッキーは今日で5歳半

2011年06月03日 | 日記
ニッキーは今日で5歳半となりました。

 元気なニッキーは5歳半となりました。
人間で言うと45歳くらいでしょうか。
何にでも興味があって 今日はおかあさんが眼科クリニックで貰ってきた目薬の紙袋をぐちゃぐちゃにして どうしても 中身が1本足りません。どこに隠したのやら トホホ。
最近は 台所に入ってのいたずらや盗み食いがエスカレートして油断が出来ないので おかあさんは 何も出して置けなくなりました。

ニッキーではないけれど 10キロの白米を食べてしまった大喰らいの盲導犬もいたらしいので まだニッキーの場合は可愛いが 充分 気をつける必要があります。
病気にでもなったら可愛そうです。

 さて 今日 松山からびわの葉が届きました。
おかあさんは松山に 中学二年の3学期から高校2年の終わりまで住んでいました。
通学していた高校は松山東高等学校。夏目漱石が坊ちゃんを書いた舞台の松山中学の後身です。
卒業していないのに 共に学んだ仲間として交友関係があります。
その関係で 同期の仲間に聞いてくれました。。有難いことです。
これで 1ヶ月くらいはもつでしょう。


今回のおとうさんの病気を通して 周りのかたがたの優しさをひしひしと感じています。
皆さん 本当にありがとう御座います。

蒲田実る先生は頑張らなくてもいいよ とおっしゃいます。
しかし 頑張らないと気持ちが萎えてシマイ勝ちです。気持ちを振るい立たせていないと病気に負けてしまいます。
頑張る力は 応援してくださる皆さんから頂いています。
感謝 感謝です。
 松山なら 

声楽のレッスンでストレス解消

2011年06月02日 | 日記
声楽のレッスン

 おかあさんは 現在 リハビリのために声楽のレッスンを受けている。
理由は 以前に桜木町駅のホームから線路に転落したときに受けた顔面の筋肉の弛緩を防ぐためだ。
何もしないでいると 顔面神経麻痺の様相を呈する。
そのことに気づいたのは食事の際 何度も何度も口の中を噛んで痛い思いをしたからだ。

 これは 筋肉を鍛える必要があると考えて 今は声楽を習って 大きく口を開けることでリハビリとなっている。
顔面神経は痛みを感じる神経が無いのでその点は助かっている。

今日は  大きな声を出して歌うことで 本当に リフレッシュ出来た。。今まで 歌うことでストレスを解消しているとは思っていなかったが
今 の環境の中で 好きなことややりたいこと 又 外出を控えていることなどが
結構 おかあさんのストレスになっていることを感じた今日のレッスン。

 でも がんと闘っているおとうさんを傍において好き勝手なことをする気にはなれない。

おかあさんの外出準備を見て ニッキーは当然お出かけと思っていたので玄関で頑張っていたが 雨なのでお留守番をさせた。
早く お天気になってねとはニッキーの弁。
明日はOKだね。

さて おとうさんの治療のビワの葉。有難いことに1週間分を届けていただいた。

びわ葉こんにゃく罨法 の目的だが

1. 患部を温める。温度が上がることで熱ショックたんぱく質を活性化させて 病の原因となっている患部の細胞を治癒させる。
2.びわの葉に含まれる消炎物質(アミグダリン)が炎症部分を治癒させる

の2点だ。

この こんにゃく罨法だが
ビワノ葉の表のほうを患部に当て 電子レンジで暖めたこんにゃくを 濡れタオルに包んで 患部の上に置いたびわの葉の上に置く。温まったこんにゃくが葉を暖め 患部を温める。
この際 火傷に注意する必要あり。
昔から伝承されてきた民間療法だ。

今 がんが発生した臓器を 暖める治療法が 西洋医学でも取り上げられている。
民間療法では 既に 昔からやられてきた治療なのである。

 科学的でないという理由を付けて 東洋医学を排斥してきた西洋医学。この辺で
目覚めて 本物とは何かを見つめなおすことが必要だと思う。


 今 おとうさんは電子レンジにこんにゃくを入れて暖めてている。全て 一人で出来るのは有難いこと。
頑張れ。 


易疲労

2011年06月01日 | 日記
易疲労

 夕べ おとうさんはこう言った。
「何だか 痛みが変わってきたような気がする。」と。
これは 良くなって来たのかなとのおとうさんの言葉だ。
しかし 現実は リビアのカダフィー大佐並みにがんは手ごわい敵。
今朝方 腹部が痛かったらしい。要するに 日々 刻々 体調の変化が出てきたのかも知れない。
疲れやすくなったように見える。

 今日は午前中 二人の患者さんを治療したら 疲れたとのこと。

でも おかあさんは一喜一憂はしない。どっしりと構えていないと
ニッキーにも影響が出るからだ。
昨日 元 患者さんが各種のパンを持ってお見舞いに来られた。
死なすには惜しい人材 と言われておとうさんも元気付いた。何と 嬉しいことをおっしゃってくださるじゃないの。

おかあさんも そう思う。夫として 男として 人間として 治療かとして 素敵な人物だ。ニッキーのおとうさんとしても優しい。

最近のニッキー。寝る前に必ずおとうさんのいる所に行って
「おやすみなさい。」をする。ニッキーとおとうさんは相思相愛だ。

ところで 今おとうさんは びわの葉を必要としている。古めの ごわごわしているような葉があれば
びわ葉こんにゃく罨法 が出来る。
今頃は 新しい葉が沢山出てきて 古めの葉が入手出来ないでいる。

 どなたかおうちの片隅や知り合いの方の庭にびわの木があったら分けていただきたい。連絡先は 045-833-8715 ニッキーちゃんのおうち までお願いします。